折口佳代…髙野菜々
三浦悠介…安中淳也
ピア…浜崎真美
テムキ…新木啓介
ミラ…藤田将範
ゼス/早瀬…広田勇二
オリー…野口綾乃
マスター…佐藤伸行
春江…秋本みな子
和子…野田久美子
お静…新木りえ
清水…井田安寿
寺尾…安彦佳津美
里美…宮崎祥子
久保…五十嵐進
赤坂ACTシアター
http://www.ongakuza-musical.com/about/stage/shabon/shabon.php
ACTシアターでの上演は今週末14日(日)まで。
※配役は音楽座のサイトからコピペしたものです。ゲネプロ観劇につきパンフレットがなかったため、違っていたらごめんなさい。
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◆◆ストーリー◆◆
三浦悠介は純朴でシャイな青年。アルバイト先の喫茶店「ケンタウルス」の気のいいマスター夫妻をいつもやきもきさせている。そんな悠介の夢は、作曲家になること。ある日、マスター夫妻の仲立ちでデートに出かけた悠介は、遊園地の「迷路」でスリを生業とする折口佳代と出会う。
身寄りもなく、スリの親分に育てられた彼女だったが、本当は素直な心の持ち主だった。二人の出会いに幸福の女神が微笑んだかのように、悠介にチャンスが訪れる。恩師の推薦で作曲家としてデビューが決まり、書きためていた交響曲はニューヨークで行われる国際コンクールに出品されることが決定。「いつの日か夢はかなう」-悠介の言葉は、佳代にも忘れかけていた夢を思い出させる。
しかし、彼女には、彼女自身も知らない重大な秘密があった。十四歳のときに養父の折檻で死亡していたのだ。彼女をよみがえらせたのは、地球から遠く離れたラス星の宇宙調査隊員。ラス星人は、事故で死亡した仲間オリーの生命素を保存しておくために、佳代の身体を使っていたのである。
(公式サイトから転載)
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☆ご縁があって、音楽座のゲネプロを観てきました。ゲネプロ見学なんて初めて。普段見ることのできない裏方さんたちの様子もうかがえて、なんだかやたらワクワクしちゃいました。でも、舞台そのものは、ゲネプロだなんてことは全く感じさせず、素晴らしい熱演でした!
☆普段東宝系のミュージカル中心に見ているので、初めて見る音楽座はいろいろ面白かったです。ダンスがこんなに沢山あるんですねぇ!おもちゃ箱ひっくり返して、色とりどりのショーを見ているみたいで楽しかったです。
☆佳代役の髙野菜々さん。調べたらまだ20歳! ああ、でもなんだか納得しました。佳代はスリとして育てられたという事情のために、最初でてきたときはちょっと世間に対して斜に構えている。でも可愛いお嫁さんになることを夢見ていて、悠兄ちゃんが大好きで、最初はなかなか素直に好きといえなかったりして、すったもんだで両思いになって、悠兄ちゃんの事故を聞いたときはめちゃめちゃに悲しんで。そういうひとつひとつの感情のエネルギーがすごくって、圧倒されちゃいました。なるほどなぁ、若さなんだなぁ。計算とかじゃなく、20歳ゆえ体当たりの演技だから、あのエネルギーなんだろうなぁ。(そしてブログを検索したところ、トップの写真がかわいいぞ!!)
☆悠介の安中淳也さん(そういえば名前は聞いたことあるなぁ。どこで聞いたんだろう…)。すごく優しい誠実な青年にぴったり。佳代がこういう人に惹かれるのって、すごくよく分かります。まっすぐで優しくて、夢に対して懸命で。そうそう、安中さん、ダンスでの体のキレがなみじゃなかった。思わず目が吸い寄せられる…。
☆佳代と悠介を取り囲む人々とラス星人もコミカルで、そして皆素朴で優しい人たちばかりでいいなぁ。私のお気に入りは喫茶店店主の奥さんです。善良で世話焼きでパワフル。こういう奥さんっているいる、という感じ。あと、理髪店の店主&和子ちゃんコンビも好き。喫茶店のお客も、毎回いろんな人が来ていて(女子高生だったり、バンドメンバー?だったり、近場で働いているナース?だったり)、それぞれディテール細かくいろんな演技をしていたのが楽しかったです。
☆SF部分は、すごくライトなのりでちょっと新井素子とか思い出しました。SFとしてみちゃうと弱いんだと思うけど、お話のエッセンスとしてみれば、すごく優しい目線のファンタジーになっていていいなぁと思いました。一方、佳代の過去などはかなりシビア(その場面は私はどうしても耐えられず目を閉じてしまいました…)。人と人の気持ちのつながりの優しさと、シビアさの両面が同じ舞台で描かれるバランスはちょっと面白い。
☆ゲネプロの始まる前に、主宰の方から挨拶があったのですが、この舞台、14年ぶりの念願かなっての再演なんだそうです。そのことを語る時の主宰の方のまなざしから、どれだけこの作品を大切にしているかが伝わってきました。でね、実際見て、なるほどなぁ、と。佳代の懸命さ、悠介の優しさ誠実さって、この団体の根本のところを体現しているのではないのかなぁ。音楽座のことをよく知っているわけではないのだけど、サイトなどから伝わるイメージと、この物語の主人公二人のイメージが重なって見えた。だからこそ、特別にこの作品を大事に、大切に思っているのかもなぁ、と思ったのです。見終わって、しみじみと優しい気持ちになれる作品でした。