大竹しのぶ
渡辺いっけい
北村有起哉
野田秀樹
東京芸術劇場小ホール サイドシート
--------------------------
☆こ、こ、恐かった………。役者たちのあまりの気迫に気圧されて、思わず涙が出てしまうほど。あの涙、感動したとか、悲しかったとかじゃない。特に葵がユミを追い詰めるシーン。息が詰まるような圧迫感に、立ち上がってその場から逃げ出したいと思った。終演後、明るい日の光に出て、何度か深呼吸して、でも、ぐったりしてしばらくベンチから立ち上がれなかったです……。
☆野田の芝居は今回含めてたった2度しか見てないんです。前回は新国立劇場でやった「透明人間の蒸気」。あのとき、まだ芝居をあまり見慣れていなくて、暗喩の多い野田の作品のテーマがほとんど理解できていなかった。で、今回。前回と比べて、格段に分かりやすくて、野田初心者の私にはちょうどよかったです。でも、分かりやすかった分役者たちのエネルギーを真正面から受けてしまった気がする。とにかく、泣きたいくらい恐かった…。
☆でも、この感じた「恐い」って感情がやっぱり生ならではだなーと思う。今回はキャパは300人くらいの小さなホールでの上演。この小さな密閉された空間で、狂気のような感情のやりとりを、まるで自分の身の上に起きたかのように感じることができるのは、演劇というものの力だな。恐かったよ……(今日はそればっかり…)
☆ラスト、海に潜って宝物を探すユミと精神科医。海は羊水のイメージ? たぐりよせる宝の珠は、臍の緒とそれに繋がる胎児のイメージ?と思いながら観ていました。でも、この辺、全部パンフに答えが書いてあるのよね。野田さん、ちょっと種明かしししすぎのような。
--------------------------
☆ちなみに今日は当日券に並びました。当日券売り出しの2時間15分前くらいに並んで30番くらい。事前にブログ検索したときには、当日券が10数枚しかでなかった日もあったみたいだったので、駄目かなー、と思ったのですが、結局今日は50枚近く当日券がでたみたい。サイドシートで見たけど、前過ぎなければ通常座席と比べ見え方は全く遜色なくて、これで3000円はかなりお得です!(25歳以下は1000円ってのがうらやましい)
☆役者はもう皆さんいわずもがなでお上手な人たちばかり。北村有起哉さんが薄くて長くて、見た目が大変好みです!(長い人が好きな私(笑))