つれづれレミゼ -23ページ目

つれづれレミゼ

2007年レミゼデビューを果たした初心者が、レミゼや舞台に対して思うところをつれづれなるまま書き記す場所です

大学時代の後輩と飲んでいて、「金八先生って見てた?遠藤先生って分かる?」と無理やり銀さま話に持っていく私。「観てましたよ。遠藤先生素敵でしたよ」という返答を貰って嬉しい私。そろそろ銀さまカテゴリを作ったほうがよいだろうか…。


まあそれはともかく、再放送されていた「おばさんデカ桜乙女の事件帖(14)」を観ました。銀さま、最初っから怪しさたっぷりで、案の定犯人役。私の好きな、悲しいような切なそうな表情がいっぱい見られて、それだけで喜んでいる私です。銀さまの眉間のしわが好きなんだよねー。なにかを背負っている風な役が似合うなー、と。あと、やっぱり声がとても好き。声だけ聴くと、すごく若い人のように感じるよ。


髪は、あれは、天パなのかしら?くるっと綺麗にカールした前髪が不思議な感じ。犯行動機の告白シーン(本当に海辺沿いでやるんだね)は、前髪が風にあおられて、ほとんど後ろに流れていたんだけど、おでこだした髪型のほうが若く見えて好きかもー(才谷はおでこだしてたもんね)。

またやっちまいました。考えすぎると煮詰まってぷち欝に陥ったりするんだけど、銀さまつながりであれこれ考えすぎて、ただいまぷち欝です。いや、べつに銀さまがどうってわけじゃないんですよ。銀さまつながりで、つかこうへいのことをいろいろ調べたり考えたりしていたら、なんとなく欝が入ってきちゃったという。あほだなー、私。


つかこうへいって、実は私、全然通ってきていないんです。第三舞台、キャラメルボックス、野田、蜷川あたりはちょっとずつでも触ってきているのに。で、銀さまを好きになったし、最近日本の演劇シーンに興味があるから、ちゃんとつか芝居を観てみたいなあと思うようになって。


そんなわけで、あれこれつかこうへいの芝居のこと調べていたんだけど、つか芝居のイメージって、ハイテンション、暴力的、支離滅裂、エロチック、マゾヒスティック、とか、そんな言葉たち。人が人を完膚なきまでに打ちのめし傷つけることで、ぎりぎりまで追い詰め、心の底の底の見せたくない汚いものまでさらけださせる。と同時に、荒削りで原始的な人間の強さを見せる芝居って印象。


いや、うん…。私が苦手な範疇です。それなりに芝居好きだったわりに、つかを見ていないのは、意識的にか無意識的に、これまで避けてきてたってことなんだろうな。ちゃんとつか芝居を観てみたいのだけど、この世界に足を踏み入れることが、すごく怖いなぁと思ってしまうのですよ…。だって、自分の中がぐちゃぐちゃにかき乱されそうなんだもん。自分はもともと「知性」にアイデンティティーをおきたいと思っている人間で、でも「知性」は「本能」には負けるなぁとも思っているのです。亜弓さんはどうしたって北島マヤには勝てない。だからさ、本能的で野性的なエネルギーのつか芝居を観たら、自分のよってたつ知性なんて、あっという間に粉砕されそうで恐いんだよね…。そういう感覚は大分昔から意識はしていて、もう克服したつもりだったのにまだまだ自分はこんなに弱っちかったか、とか改めて気づいちゃって、ぷち欝になったという……。あほですね…。


(余談だけど、高橋大輔選手より織田信成選手、中川くんより芳雄くん、ソニンちゃんより知念ちゃんを贔屓していますが、これってある意味判官贔屓なんです。本能的で熱い演技をする人たちよりも、それに届かない分を努力で補おうとする人たちを思わず応援しちゃうのよね…)




でもまあ素敵な銀さま写真を見つけたので、そんな欝気分からも浮上してきましたが!観てくださいよ、素敵だからさ!


http://blog.livedoor.jp/enbublog-journal/archives/1182744.html
(クリックすると写真が大きくなるよー)


「天翔ける風に」の舞台写真です。3枚目の写真の銀さま!この切ない表情!!これに落ちたんです。この切ないような、痛みのあるようなまなざしで、幕末を生きる人々を見つめているのがとても好きだった。ついでに、カーテンコールでも一人だけこんな表情でした。ほんのときおり、はにかむような微笑を見せるところにときめいた(笑)。ああ、ここのサイトの写真、ほんとに素敵だなーーー。5枚目の写真、これは志士たちのダンスシーンなんだけど、やっぱり平澤さんのヤンキーポーズはほかの誰より決まっていて素敵だー。腰がしっかり落ちているのに、上半身は真っ直ぐなところがいいんだなー。


大竹しのぶ
渡辺いっけい
北村有起哉
野田秀樹


東京芸術劇場小ホール サイドシート


--------------------------

☆こ、こ、恐かった………。役者たちのあまりの気迫に気圧されて、思わず涙が出てしまうほど。あの涙、感動したとか、悲しかったとかじゃない。特に葵がユミを追い詰めるシーン。息が詰まるような圧迫感に、立ち上がってその場から逃げ出したいと思った。終演後、明るい日の光に出て、何度か深呼吸して、でも、ぐったりしてしばらくベンチから立ち上がれなかったです……。


☆野田の芝居は今回含めてたった2度しか見てないんです。前回は新国立劇場でやった「透明人間の蒸気」。あのとき、まだ芝居をあまり見慣れていなくて、暗喩の多い野田の作品のテーマがほとんど理解できていなかった。で、今回。前回と比べて、格段に分かりやすくて、野田初心者の私にはちょうどよかったです。でも、分かりやすかった分役者たちのエネルギーを真正面から受けてしまった気がする。とにかく、泣きたいくらい恐かった…。


☆でも、この感じた「恐い」って感情がやっぱり生ならではだなーと思う。今回はキャパは300人くらいの小さなホールでの上演。この小さな密閉された空間で、狂気のような感情のやりとりを、まるで自分の身の上に起きたかのように感じることができるのは、演劇というものの力だな。恐かったよ……(今日はそればっかり…)


☆ラスト、海に潜って宝物を探すユミと精神科医。海は羊水のイメージ? たぐりよせる宝の珠は、臍の緒とそれに繋がる胎児のイメージ?と思いながら観ていました。でも、この辺、全部パンフに答えが書いてあるのよね。野田さん、ちょっと種明かしししすぎのような。


--------------------------


☆ちなみに今日は当日券に並びました。当日券売り出しの2時間15分前くらいに並んで30番くらい。事前にブログ検索したときには、当日券が10数枚しかでなかった日もあったみたいだったので、駄目かなー、と思ったのですが、結局今日は50枚近く当日券がでたみたい。サイドシートで見たけど、前過ぎなければ通常座席と比べ見え方は全く遜色なくて、これで3000円はかなりお得です!(25歳以下は1000円ってのがうらやましい)


☆役者はもう皆さんいわずもがなでお上手な人たちばかり。北村有起哉さんが薄くて長くて、見た目が大変好みです!(長い人が好きな私(笑))