2022年の観劇総括 | つれづれレミゼ

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2007年レミゼデビューを果たした初心者が、レミゼや舞台に対して思うところをつれづれなるまま書き記す場所です

本日は2026/1/4なのですが、途中まで書いてそのままだった2022年の観劇記録を今更ながらアップしておきます。ほぼほぼ、後々自分が読み返すときのためです。

2022年は、元旦の東京ドームのKinKi Kidsコンサートの記憶が鮮烈です。コロナ禍以降、当時のジャニーズ事務所で単独グループとして最初に東京ドームコンサートを再開したのがKinKiのコンサートだったのですが、オープニング一曲目の「新しい時代」を聞いた瞬間に、心が緩んでいきなり涙が出たことを覚えています。このタイミングでは、コロナの流行はある程度落ち着いていたのですが、久しぶりの東京ドームに知らず知らず緊張していたところに、2019年末以来2年ぶりにKinKiのおふたりにコンサートで会えたことがすごく嬉しくて、思わず涙が出たのだと思います。コンサートの開催そのものも急遽決まったそうで、大がかりな演出はなく、ピアノ一本の伴奏とおふたりの歌というシンプルなコンサートで、だからこそおふたりの歌声を200%味わえて心に直接語りかけられているように感じられ、2時間のコンサートの間、歌を楽しみ、おふたりのやりとりに沢山笑い、東京ドーム全部を包み込む愛を感じられる、贅沢で深く心をつかまれるコンサートでした。

このコンサートが明確に自分の中のスイッチをいれて、このあとしばらく熱に浮かされたように夜な夜なKinKiのコンサートや映像を見返していました。で、それでもうはっきり2022年はKinKiのおふたりを中心にした一年になるのだろうなと確信し、その通りになった一年でした。

KinKi Kidsは25周年の年だったので夏にも冬にも東京ドームと京セラドームでコンサートがあり、4day×2、全部参加できて幸せでした。夏のコンサートのときは、コロナ第七波の流行まっただ中でピリピリしており、着席&声出しも禁止という状況でした。遠征の前後では空港での無料PCRを利用して検査していました。トロッコの演出があったのですが、「このまま手をつないで」のバラードアレンジの曲で会場を回っていて、歓声を上げられないからしんと静まりかったドームのなかで、剛くんと光一さんが振る手にあわせて、さざ波のようにペンライトが揺れている様子に、言葉がなくてもこうして思いを交わせるんだなと思い、本当に印象深く、今も思い出しては涙がでそうです。

(ここまでが2年くらい前にかいていた文章です。以下は2026年になってから追記)

KinKiのおふたりに心つかまれたので、それぞれのソロ活動もどんなものかと確認してみようと、この年は初めて春のENDRECHERIのコンサートツアーと平安神宮奉納演奏に参加しました。コンサートの時はちょっと上手く受け止められなったんですが、平安神宮奉納演奏がすごくよかった!剛くんの音楽は思いが強い分、その思いがこちらに向かってくるのは少し重いのですが、それが神様に向けて捧げられている場所だと私にはちょうどよいんだなと思いました。一緒に神様に向かって祈るという同じ思いをシェアできる感覚もとても嬉しい、大切な時間でした。

EndlessSHOCKは、なんとこの年は帝劇初日が当選したのです!勝利くんのライバル役は、光一さんと年齢差があるので、親獅子が子獅子に試練を与える千尋の谷のように見えました。初日に見て、その後帝劇公演の終り頃にももう一度見たのですが、勝利くんの舞台の上での存在感が増していて、若い人の成長ってすごいな!とありありと思ったことを覚えています。あとはこの年は原くんがSHOCKに加入したのも嬉しかった!

この年のEndlessSHOCKは9月の博多座公演にも通いました。自分的博多座初日の9/9の公演が、飛行機を降りたら中止案内が出ていたこと、忘れられないです……(フライング機器を扱うスタッフがコロナになり代替要員で場当たりが必要とのことで、この一日だけピンポイントで中止になったのです)。そんなこともあったねと供養のために記録。幸い翌日滋賀に移動してBEYONDを見る予定だったので、そこまで落ち込まずに、大好きな博多の街を思う存分散歩したのでした。そして、最終的に大楽を譲ってもらえて遠征を増やし、なんだかんだ4回見ました。EndlessSHOCKはこの博多座から本編復活だったんですよね。私は2019年以来の本編だったんですが、2019年のときは初観劇だったので、ただただ圧倒されていて細かい部分を深堀してみることができていなかったので、この博多座の公演で、初めて気づくコウイチの思いや芝居の構造なども多く、自分のEndlessSHOCKのベースがこの博多座公演で固まったと言っても過言でないかもしれません。何より博多座公演のライバル役だった北山宏光くんのヒロミツの芝居がすごく好みでよかったんですよね。クールでものすごく計算してコウイチを出し抜こうとしているように思えるライバル役で、合間合間の表情から細かく今考えていることが伝わってきて、目を奪われたのです。私にとってのマイベストライバル役は一生北山くんであることはこの先も変わらないでしょう。

芳雄くん関連では「リトルプリンス」と「ダディロングレッグズ」がよかったな~。「リトルプリンス」は、音楽座の名作を東宝制作で上演したものです。レジェンドの土居裕子さんの王子が素晴らしくて!土井王子が「♪シャイニング・スター」と歌い上げた瞬間、私も一緒に宇宙空間に投げ出されたような浮遊感を味わいました。リトルプリンスは、きっと色々な解釈があると思いますが、土居さんの王子は、既に星に旅立った人たちへの思いも胸の中に抱えられていたように思い、それで余計に胸がいっぱいになったのだと思います。芳雄くんの作品を見るといつも、死ぬことが少し怖くなくなる、という感覚があるのですが、「リトルプリンス」もまさしくその効果のある作品でした。

この年の「ダディロングレッグズ」は、坂本真綾さんの代わりに萌音ちゃんがジルーシャを演じました。ナイツテイルで一目見た時から、萌音ちゃんにジルーシャをやってほしいと思ったので(多分萌音ちゃんに関してXでつぶやいたときの一言目からそう言及している)、願いがかなって嬉しかった~。そして予想通り萌音ちゃんはジルーシャにぴったりなのでした。真綾さんのジルーシャに比べると、なんにでも全身でぶつかっていくガッツのあるジルーシャで愛おしかったです。

この年の倫也さんは韓国ミュージカルの「ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~」でした。ただこれは、脚本としてはかなりざっくりしていて、どちらかというと圧倒的な歌のインパクトで成立させる作品だったので、倫也さんの良さが十分でていたとは言い難い感じでした。それでも大千秋楽の仙台公演は遠征して、幸せそうに劇場を見渡している倫也さんをみて、私も幸せな気分になったので、行ってよかったです。(体調絶不調で、息も絶え絶え仙台までいった……)

その他印象深い観劇は「hana -1970、コザが燃えた日-」「ライカムで待っとく」「レオポルド・シュタット」Serial number「Secret war ひみつせん」「ヒストリーボーイズ」。

「hana -1970、コザが燃えた日-」「ライカムで待っとく」は、この年は沖縄返還50周年で沖縄に関する演目もたくさんあった中で、これはぜひ見ようとアンテナにひっかかった2作。2作とも死者の思いが描きだされる点が共通点かもしれません。特に「ライカムで待っとく」は沖縄在住の若い書き手だからだと思うのですが、自分たちだけではもうにも動かせない宙に浮いたまま必死でもがいているような切実な苦しさとともに、私たちは傍観者ではなく当事者であると突きつけてくるところに、深くえぐられました。沖縄の話は見るといつも泣いてしまうのだけど、泣くだけなら簡単だ、何ができるんだ、とそれを自分に問うています。

「レオポルト・シュタット」は翌年に見たNTL上演版も含めて、とても好きな作品です。きっとオールウェイズベストを選出してもこの作品は入ると思う。トム・ストッパード自身の出自も投影されている、20世紀末からおよそ50年のウィーンユダヤ人一族の4世代を描く物語でした。沖縄の物語もそうですが、私はいつも演劇を通して、自分の知らない時代のこと、知らない土地のこと、そこに生きた人たちの思いをありありと感じるのだと思います。

Serial number「Secret war ひみつせん」は、日本の戦時中、陸軍中野学校と731部隊を題材にした作品でした。これもまた自分の知らない時代のこと、知らない土地のこと、そこに生きた人たちの思いをありありと感じる作品でした。詩森さんの作品なので、人の思いの描き方は、生々しさよりも、リリカルさや繊細さのほうを強めに感じました。この作品での宮崎秋人くんがとても繊細で美しく、かすかににじみ出る色気も目が離せなくて、これ以降必ず見る役者になりました。

2014年に倫也さんにとあっちゃんに出会った「ヒストリーボーイズ」。その後もことあるごとに再演希望と言い続けていましたが、ようやく願いが叶い、上演をみることができました!東宝でジョン・ケアード作品の演出助手などをしていた永井誠さんによる演出で、椅子や箱を出演者が自分で動かして空間を作っていくところが好きでした。ポズナーがとてもナイーブな子になっていたところもとてもよかったです。

2026年に書いた思い出し記事なのに、こんなにたくさん書いてしまった!よい観劇は年月がたってもずっと自分の中に残っているということですね。

 

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[凡例]
◇芳雄くん関連
◆銀ちゃん関連
○倫也さん関連
●珠城さん関連
☆フィギュアスケート関連
△コンサート

1月
△KinKi Kids Concert 2022 at TOKYO DOME
・月組『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』×3(宝塚大劇場)
・hana -1970、コザが燃えた日-(東京芸術劇場プレイハウス)
◇リトルプリンス×2(シアタークリエ)
・INTO THE WOODS(日生劇場)
・だからビリーは劇場で(シアターイースト)
・義経千本桜川連法眼館の場(歌舞伎座)
・彼女を笑う人がいても(配信)
・ヴェラキッカ(配信)
・マーキュリーファー(世田谷パブリックシアター)

2月
・花組『元禄バロックロック』『The Fascination』配信
・義経千本桜渡海屋・大物浦(歌舞伎座)
・渋谷・コクーン歌舞伎「天日坊」(シアターコクーン)
・ブッシュマン接触時代(あうるすぽっと)
・星組「ジェントルライアー」(配信)

3月
・月組『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』×2(東京宝塚劇場)
・千と千尋の神隠し(帝国劇場)
・月組『今夜ロマンス劇場で』新人公演(東京宝塚劇場)
・プルーフ(王子小劇場)
◇奇蹟(世田谷パブリックシアター)
・花組「冬霞の巴里」(シアタードラマシティ)
・劇団新感線「神州無頼街」(オリックス劇場)
・雪組『夢介千両みやげ』『Sensational!』(宝塚大劇場)

4月
・ブラッドブラザーズ(国際フォーラムホールC)
・もはやしずか(シアタートラム)
・Next to Normal(シアタークリエ)
・EndlessSHOCK(配信)
・EndlessSHOCK eternal×3(帝国劇場)
・じいさんばあさん(歌舞伎座)
・磯崎くんダンス公演
・ヨセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコート(日生劇場)
・サラリーマンの死(PARCO劇場)

5月
・EndlessSHOCK eternal×2(帝国劇場)
●珠城りょうコンサートCUORE×2(シアタードラマシティ)
●珠城さんファンミーティング
・月組『ブエノスアイレスの風』(日本青年館ホール)
・磯崎くんダンス
△ENDRECHERI コンサート
●珠城りょうコンサートCUORE×3(国際フォーラムホールC)
・磯崎くんダンス公演
・月組『Rain on Neptune』
・(映画)ハケンアニメ!(シネチッタ)
・(映画)シン・ウルトラマン(TOHOシネマズ川崎)

6月
・新国バレエ「不思議の国のアリス」(新国立劇場オペラパレス)
◇ガイズ&ドールズ(帝国劇場)
・バイオーム(東京建物 Brillia HALL)
・リーマン・トリロジー(シネリーブル池袋)
・Serial number「Secret war ひみつせん」(シアターウエスト)
◆氷川きよし公演(明治座)
●珠城りょうトークライブ
・パンドラの鐘(シアターコクーン)

7月
・星組「めぐり合いは再び」『Gran Cantante』(東京宝塚劇場)
☆Dreams on Ice(新横浜スケートセンター)
・紙屋町さくらホテル(サザンシアター)
・ふぉ~ゆ~ meets 梅棒『Only1, NOT No.1』(シアタークリエ )
△KinKi Kids Concert 2022-2023 24451~君と僕の声~×2(京セラドーム)
・The Pride×3(赤坂レッドシアター)
・ミス・サイゴン(帝国劇場)

8月
△KinKi Kids Concert 2022-2023 24451~君と僕の声~×2(東京ドーム)
◇ダディロングレッグズ(シアター110)
・(映画)NTL「プライマフェイシイ」(TOHOシネマズ日本橋)
・NODAMAP「Q」(東京芸術劇場プレイハウス)
●8人の女たち(サンシャイン劇場)
☆フレンズオンアイス(新横浜スケートセンター)

9月
△ENDRECHERI平安神宮奉納演奏
・ヒストリーボーイズ(フリースペースTACCS1179)
☆浅田真央アイスショー「BEYOND」(滋賀公演)
●8人の女たち(シアタードラマシティ)
・月組 『グレート・ギャツビー』×2
・トーマの心臓×3(シアターサンモール)
●姿月あさとコンサート(東京国際フォーラムホールC)
☆ディズニーオンアイス(幕張イベントホール)
・EndlessSHOCK×2(博多座)

10月
・EndlessSHOCK×2(博多座)
・アルキメデスの大戦(シアタークリエ)
・月組 『グレート・ギャツビー』LV
●「Unrequited Love」〜マクベスを殺した男〜(ところざわサクラタウン ジャパンパビリオン ホールA)
・凍える(PARCO劇場)
・新国バレエ「ジゼル」(新国立劇場オペラパレス)
・レオポルド・シュタット(新国立劇場中劇場)
・宙組『HiGH&LOW -THE PREQUEL-』『Capricciosa!!』(東京宝塚劇場)
○『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』(東京芸術劇場プレイハウス)
・文学座「欲望と言う名の電車」(サザンシアター)

11月
○『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』(東京芸術劇場プレイハウス)
・雪組『蒼穹の昴』(宝塚大劇場)
・(映画)すずめの戸締まり
●珠城さんコンサート(江戸川区民ホール)
・月組『ELPIDIO』(KAAT大ホール)
☆浅田真央アイスショー「BEYOND」(江戸川公演)
・月組『ブラック・ジャック 危険な賭け』『FULL SWING!』(市川市民会館)
○『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』(電力ホール)

12月
・ライカムで待っとく(KAAT大スタジオ)
◇しびれ雲(本多劇場)
・雪組『蒼穹の昴』(宝塚大劇場)
・closer(シアター風姿花伝)
△KinKi Kids Concert 2022-2023 24451~The Story of Us~(東京ドーム)
☆全日本フィギュア(ラクタブドーム)
・(映画)ドクターコトー診療所(TOHOシネマズ日比谷)