2023年のエンタメ総括 | つれづれレミゼ

つれづれレミゼ

2007年レミゼデビューを果たした初心者が、レミゼや舞台に対して思うところをつれづれなるまま書き記す場所です

急に2023年のエンタメのまとめですが、昨年は自分のエンタメ鑑賞に大きな変化があり、何を感じていたのかを残しておきたいので、久しぶりに記録をまとめました。(大きな変化があったので「観劇総括」ではなく「エンタメ総括」となっております!)

2023年のトピックとしては、やはり、夏以降、観劇よりもコンサートへの参加が主軸になっているというところでしょうか。2023年はJの事務所が揺れに揺れた一年で、自分としてもよりによってこのタイミングで好きになる?!とは思ったのですが、それもめぐり合わせとご縁だったんだなと思います。KinKiのおふたりだけでなくNEWSの3人へも目を向けることで、視野が広がり所属タレントたちに広く好意を持つようになり、ある意味で当事者として問題を見ることになったために、こんなにも様々な思いがあるということに気付くことができました。多分タレントたちを好きになっていなかったら、他人事として特に踏み込むこともなく問題をやり過ごしていたと思うので、自分としてはよかったなと思います。

性加害問題については、被害者の救済をまず一番にお願いしたいです。そして所属タレントたちもある意味では被害者だと思うので彼らの思いも守られてケアされてほしいと思っています。自分もまだ苦しいけれど、断罪のためではなく、よりよい社会に生まれ変わっていくための苦しさであってほしい。自分にできることはあまりなくて、でもせめて、好きな人たちの思いに寄り添えればと思っています。年末年始、KinKiもNEWSもドーム公演があって、その中で言葉にできない思いもお互い伝えあえたと思えたので、そこはよかった……。

沢山通ったコンサートのなかで特に印象深かったものについていくつか。

NEWSでは、EXPOツアーの広島公演10/14,15が忘れがたいです。このときは、旧事務所が翌日には廃業になるというタイミングでのコンサートで、「さくらガール」のあとの増田さんの掌の落書きが、初回は「ジャニーズ生まれ」だったんです。それを見た瞬間、この人は生まれ育った国を亡くすに等しい体験をしなければならないんだ、と胸が苦しくなってしまいました……(これは私にとっては身が引き裂かれそうになるくらいの苦しさで、しばらく思い出すたびに泣いていました)。それでも、そんな痛みを抱えていても、いや、もしかするとそんな痛みを抱えていたからこそ、増田さんの歌のエネルギーはますます増していって、歌いながら全身からエネルギーを噴出しているように見え、とても美しくてゾクゾクするほどでした。ラス前の「U R not alone」で、センターステージの増田さんが、目を閉じ天を仰ぎながら両手を大きく広げて歌を口ずさんでいた光景が忘れられないです。会場の全ての熱量と思いを受け止めて自分の中に抱えて、その思いを今度は歌の中に全部込めて返してくれているように思えたから。ステージのうえの増田さんと、会場のファンとの間で、そこに確かに感情の交歓が生まれているように思いました。このときはファンも事務所問題でかなりセンシティブになっていたと思うのですが、その不安も動揺も全部NEWSの三人が請け負って救い上げてくれたような気がしたんです。最後の曲「劇伴」の「悲しみ不安激動も愛も全て」「包み込めるように今日も歌うから」という歌詞のままに、ほんとにそういう風にすべての思いを包みこんだうえで全身全霊で歌っているんだなと、心から思いました。全身全霊をかけて歌う増田さんは熱い炎で鍛え上げられた美しい鋼のようで恐ろしいほど美しいな、と、そんな風に思ったことを覚えています。こんなコンサート体験ってあるんだなと思いました。忘れがたいです。

もう一つ同じように忘れがたいのが、10/16のENDRECHERI(堂本剛くんのソロ名義)のバラードコンサートです。この日を最後に事務所の名前が変わるという日だったんですが、ラストの「街」で、それまでもずっと天を仰いで涙をこぼさないようにっていた剛くんが、最後の「痛みだけは」で涙につまって「忘れたくないんだ」なかなかでてこなくて……。剛くん、辛かったときに自分には音楽があったから、という話をいつもするけど、昔は音楽をやりなさいとすすめてくれた人のことを必ず話していたのに、この事件があってからはその名前を決して出さなくなったんです。その痛みも全部忘れないように抱えるんだなと思い、私のほうが抱えきれなくなってボロボロに泣いてしまいました(激しく泣いてしまって多分お隣の席の方にひかれていたと思う……)。最後にスクリーンに、「いつも寄り添ってくれてありがとう、愛してる」のメッセージが出て、それしかできないですけどそれはできるんだと思ったので、KinKiのおふたりにも、NEWSの3人にも、好きだという気持ちで寄り添おうと、そう思いました。ピアノ演奏だけの静謐な祈りのようなコンサートで、戦うことなく全ての思いをただ受け止めて抱きしめようとしているように感じるコンサートでした。

この二つの印象的なコンサートが連続での開催で、増田さんと剛くんというシンガーとしての力量が抜きんでている人たちの歌に続けて触れたことで、私もしばらくヨロヨロになるほど引きずってしまったのですが、こういう体験に出会えたことは、私にとってはとても幸せなことです。舞台でもコンサートでも自分にとっては本質は変わらなくて、役者やアーティストたちの思いに連れられて、まだ自分が体験したことのない喜びや痛みや愛や苦しみを一緒に体験できることは、自分にとって大きな喜びなので。

他にも印象深かった現場の記憶を下記に。

NEWSのコンサートは、大変ありがたいことに名古屋公演11/30のオーラスにも参加できました!(粘りに粘ってチケットさがしました(笑))。3人の熱量と客席の熱量とバンドの熱量と、相互に思いと熱量を交換しあいながらどんどんどんどん全体の熱量が大きくなっていくことが身体全体でビリビリ感じられる素晴らしいオーラスでした。私的に印象深かったのが、ご挨拶で加藤さんが「皆で幸せになろうね」と言ってくれたこと。なぜならば9月にあった加藤さんのインスタライブをきいたときに、私は同じことを思っていたので。同じことを言ってくれたことがとても嬉しかった。「Different Lives」の曲のタイトルに対して、加藤さんは「"違った選択をしたIFの人生"という意味もあるけれど、"それぞれの人生を生きる一人ひとり"という意味もあると思っている。そういうDifferent Livesが集まる場所がこのコンサートだったらいいなと思っている」というようなことを言っていてそれもよかったな。それぞれ皆自分の人生を請け負って生きて、そうして個々としてDifferent Livesが集まったときに、幸せを皆で共有しあえる一時があるならなんて嬉しいことだろうと思います。そういう約束の場所としてまたコンサートで出会えたらいいな。加藤さんでもう一つ、「フルスイング」を歌う加藤さんが、とても印象的でした。NEWSの歌は、私にはちょっと真っ直ぐすぎて受け入れ難い部分も結構あり「フルスイング」もそういった曲の一つなのですが、加藤さんが歌に全力で思いをのせて血を通わせ熱量を与えて歌ってくれたことで、今そこに生きているものの脈動として歌の言葉が伝わってきて、嘘偽りないものして感じられて深く胸打たれました。EXPOツアーの初日と比べると、オーラスでは歌に込められた熱量もどんどん大きくなっていて、そういう歌が育っていく過程も一緒に体験できて、これもとても貴重な思い出です。

なお、ここでも言っておきますが、増田さんの歌の熱量にノックアウトされているので増田さんのことを熱く語りがちですが、担当は加藤さんになります!初期の著作から見えてくるナイーブな部分と、一歩ずつ誠実に日々を積み重ねている生命力の強さに起因するワイルドな部分と、両方があるところがとても魅力的な人だなと。最新作「なれのはて」の発売前会見のあとで講談社からインスタライブをしてくれたときに「(まるでニューヨークみたいな窓の外の景色だけど)全然護国寺!あはははは……!!」という元気な笑顔が忘れられないです。好き(笑)

観劇のほうでは、芳雄くんは「ジェーン・エア」と「ラグタイム」が好きでした。「ジェーン・エア」は萌音ちゃんの求道者のような眼差しがとても印象深いなあ。「怖いけれど恐れないで 抱こう勇気を 愛するために」と歌う声が強く美しい。ただ強いだけではなく、悩みも恐れもあるのが分かるから、この歌声の力強さに勇気をもらいました。たとえ過ちを犯したとしても、あきらめずに罪をあらためて進んでいかないといけなのだなと、そんなことを思いました。「ラグタイム」は子どもたちによき未来と国を手渡したいという願いを込めた作品だと思え、父親役を演じる芳雄くんに胸が熱くなりました。ちょうど「ラグタイム」の上演時期はJの事務所問題で一番世の中が揺れていた時期と重なっていて、「ラグタイム」を見ながら「正義」とか「世の中」について考えたりしました。この時期に「ラグタイム」が上演されていてよかった。

倫也さんは今年は「ケンジトシ」と「OUT OF ORDER」でした。1年に2本も舞台を見られるなんて嬉しかったな!「ケンジトシ」は北村想さんらしい観念的な作品で、シアタートラムでの初観劇時はうまく受け取れなかったのですが、劇場サイズの大きいサンケイホールブリーゼで見たときは、天から注がれる菩薩のまなざしと、そのまなざしに見守られながら生きて遊んで死んでゆく生き物たちの物語だと感じられたのが印象深いです。倫也さんと黒木華ちゃんが、実存と観念を自由自在に切り替えながら舞台の上に存在しており、彼らに引っ張られてこちらもあちこち小宇宙を旅したような気持ちになり、あまり体験したことのない観劇経験だったなあ。「OUT OF ORDER」はお芝居が上手い人たちの技巧に気持ちよく転がされて、お芝居の中でどんどんグルーヴが生まれていくのが感じられる楽しい観劇でした!倫也さんほんと上手い!

珠城さんの出演作は「マヌエラ」と「天翔ける風に」を見ましたが、上手く自分にはマッチせずでちょっと残念。「マヌエラ」は作品テーマが好きだし共演者たちも千葉哲也さんや宮崎秋人くんなどよいメンバーだったのですが、ウクライナへの侵攻が始まった時期だったのでエンタメとして自分が受け取ることができなくなってしまったんですよね……。"今"を重ねて作品を見るには作品の強度が甘かったかもなと思います(もともとそんな想定はしていないのだからやむをえない。私が求めすぎなだけ)。「天翔ける風に」は、珠城さんの英はとても清らかで誠実な人でよかったのですが、NODAMAPのほうの「贋作・罪と罰」と比較すると作品の軸がずれているように思えてしまい、いまいちハマり切れなかったのでした。これは演出の匙加減の問題なんだと思うんですけど……。志士たちのダンスがとてもカッコいいし、原くんの志士ヤマガタもとても凛々しくて今にも革命成功しそうだったのですが、作品の全体のバランスとしてはそれではダメでは!?と思ってしまったので。志士たちは先鋭化した正義の暴走を担っているはずだと思うんですよね……

そのほか、EndlessSHOCKも熱をもって観劇しました。今回はライバル役がダブルキャストだったのですが、5月の北山くんが素晴らしくて。昨年博多座でのSHOCKでも見ているのですが、そのときにこんなにライバル役の心情を複雑に構築してしかも説得力をもって伝えてくれるのすごいな!と思って、目が離せなくなったんですよね。なので、本当頑張ってチケットとって見ました。今回、本編とEternalの交互上演だったので、より深く心情が見えるようになり深くヒロミツの思いを感じることができて、とてもよかったです。北山くんがSHOCKに出てライバル役を演じてくれて、本当にうれしかった。ありがとうございます。

宝塚では月組さんの公演を中心に楽しみました。「応天の門」は風間くんの基経さまがよかったなー。「フリューゲル」もムラで一度見たときは大分内容ががちゃがちゃしているなという印象だったのに、その後東京でみたらすっきり見やすくなっていて(脚本が変わったわけではなくて作品全体を俯瞰して芝居の強弱をつけることで、メインの部分がすごく伝わりやすくなっていた)、月組さん素晴らしいな!と思いました。それとバウの「月の燈影」がとてもよかった!裏社会を仕切るドンの役の夏美ようさんがヤバイカッコよさだったし、若者たちの群像劇として丁寧な心情描写があり切なさに涙しました。

そのほかよい観劇だったなとしみじみ思えたのは橋本あっちゃんの出た「いつぞやは」、宮崎秋人くん目当てでいった「ビロクシー・ブルース」ですね。「いつぞやは」は加藤拓也さんの作品ですが、語ること語らないこと(語らないけれど内面に思いはある)の線引きが見事だし、それをちゃんと芝居として立ち上げている役者たちもみんな上手くて素晴らしかった。「ビロクシー・ブルース」はニール・サイモンの自伝的青春グラフィティなんですが、主演の濱田さんの温かく包み込むような演技のなかに、青春期の思い出に対してのノスタルジーと、作家的な俯瞰を感じられるのがとても好きだったし、小山ゆうなさんの演出が丁寧で個性的な訓練所のメンバーの一人一人のひととなりが見えてくるのがとてもよかったです。お目当ての宮崎秋人くんも癖のある人物を明確に立ち上げていて、ほんとにお芝居上手いな!とうならされました。

そんな2023年でした。世の中が不穏で私はいつまでのんきにエンタメを見続けられるのだろうという不安があるのですが……。それでも生きていくしかないからな。エンタメに力をもらいながら地に足をつけて、誠実に生活をしていけたらと思います。

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[凡例]
◇芳雄くん関連
◆銀ちゃん関連
○倫也さん関連
●珠城さん関連
☆フィギュアスケート関連
★宝塚関連
△コンサート
◎映画


1月
△KinKi Kidsコンサート×2(京セラドーム)
★花組「うたかたの恋」「ENCHANTEMENT」(宝塚大劇場)
◎NTL「レオポルトシュタット」(TOHOシネマズ日本橋)
◎THE FIRST SLAM DUNK(TOHOシネマズ日比谷)
●マヌエラ×2(東京建物 Brillia HALL)
◇エリザベート(博多座)
◎NTL「ブックオブダスト」(TOHOシネマズ日本橋)
 
 2月
★月組「応天の門」「Deep Sea」×3(宝塚大劇場)
★星組「ディミトリ」「JAGUAR BEAT」(東京宝塚劇場)
○ケンジトシ(シアタートラム)
・バンズ・ヴィジット×2(日生劇場)
・舞台刀剣乱舞 禺伝配信
★星組「海辺のストルーエンセ」

3月
★月組「応天の門」「Deep Sea」(宝塚大劇場)
・ドリームガールズ(梅田芸術劇場)
○ケンジトシ×2(サンケイホールブリーゼ)
◇ジェーンエア(東京芸術劇場プレイハウス)
◎エゴイスト(イオンシネマ川崎)
☆フィギュアスケート世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)
★赤と黒LV(TOHOシネマズ川崎)
◎●私の幸せな結婚(TOHOシネマズ川崎)

4月
◇ジェーン・エア(東京芸術劇場プレイハウス)
★月組「応天の門」「Deep Sea」×4(東京宝塚劇場)
・ブレイキング・ザ・コード(シアタートラム)
・unrato#9「Our Bad Magnet」(東京芸術劇場シアターウエスト)
◎NTL「るつぼ」(TOHOシネマズ日本橋)
・Endless SHOCK×3(帝国劇場)

5月
☆Prince Ice World(新横浜スケートセンター)
・エンジェルスインアメリカ(新国立劇場小劇場)
★花組「二人だけの戦場」(梅田芸術劇場)
・Endless SHOCK×5(帝国劇場)
・市川猿之助奮闘歌舞伎『不死鳥よ 波濤を越えて―平家物語異聞―』(明治座)
☆浅田真央アイスショー「BEYOND」(新潟公演)

6月
◎岸部露伴ルーブルへ行く(TOHOシネマズ日比谷)
★ちなつさんディナーショーLV
◎怪物(TOHOシネマズ川崎)
★宙組「カジノロワイヤル」(東京宝塚劇場)
★月組「月の燈影」(バウホール)
◎NTL「ライフ・オブ・パイ」(シネリーブル池袋)
・新国バレエ「バレエ白鳥の湖」(新国立劇場オペラパレス)
★月組「Death takes a holiday」×2(シアターオーブ)

7月
・NODAMAP「兎、波を走る」(東京芸術劇場プレイハウス)
★雪組「Lilacの夢路」「ジュエル・ド・パリ!!」(東京宝塚劇場)
・EndrecheriFUNKLOVE ファンミ(東京国際フォーラムホールA)
◇ムーランルージュ×2(帝国劇場)
・スローターハウス×2(東京劇術劇場シアターイースト)
◎トラさん(TOHOシネマズ日本橋)
☆浅田真央アイスショー「BEYOND」(立川公演)
◎君たちはどう生きるか(TOHOシネマズ川崎)
・嵐になるまで待って(サンシャイン劇場)

8月
・闇に咲く花(サザンシアター)
・テンダーシング(あうるすぽっと)
★星組「1789」(東京宝塚劇場)
△NEWSコンサート×3(セキスイハイムスーパーアリーナ)

9月
△Endrecheri平安神宮奉納演奏
★月組「フリューゲル」「万華鏡百景色」(宝塚大劇場)
◇ラグタイム×3(日生劇場)
・いつぞやは(シアタートラム)
★花組「鴛鴦歌合戦」「GRAND MIRAGE!」(東京宝塚劇場)
△NEWSコンサート×2(大阪城ホール)
・アナトミー・オブ・ア・スーサイド(文学座アトリエ)
●天翔ける風に(東京劇術劇場プレイハウス)

10月
●天翔ける風に×3(東京劇術劇場プレイハウス)
△Kis-My-Ft2コンサート(横浜アリーナ)
△NEWSコンサート×1(横浜アリーナ)
△NEWSコンサート×3(広島グリーンアリーナ)
△ENDRECHERIバラードライブ(TOKYO DOME CITY HALL)
チャーリーとチョコレート工場(帝国劇場)
◎NTL「善き人」(TOHOシネマズ川崎)

11月
△NEWSコンサート×3(マリンメッセ)
△テレビ朝日ドリームフェスティバル2023(幕張メッセ)
●珠城さんファンミ
・ビロクシー・ブルース(シアタークリエ)
・連鎖街のひとびと(サザンシアター)
★月組「フリューゲル」「万華鏡百景色」(東京宝塚劇場)
△NEWSコンサート×2(ガイシホール)

12月
★柚香さんコンサート配信
○OUT OF ORDER×2(世田谷パブリックシアター)
◇ベートーヴェン(日生劇場)
△KinKiコンサート×2(東京ドーム)
△NEWSドームコンサート×2(東京ドーム)

・海をゆく者(PARCO劇場)
◎窓際のトットちゃん(TOHOシネマズ日比谷)海をゆくもの