無敵の盾 Judas Priest/Invincible Shield | カルロスのブログ

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オリジナルのヘヴィメタルバンド、Hollywood Lippsでドラムを叩いています。KISSのカバーバンドKISS HORNET、Raise The DEVILでも活動しています。
バンドのこと、好きなロックについて語ります。

ジューダス・プリーストのFirepower以来6年ぶり通算19枚目のスタジオアルバムです。今さら私なんぞが講釈ぶったれるのも何ですけど、ヘヴィメタルのコンセプト、アティトゥードの象徴みたいなバンド。2024年の今このバンドの新作を聴けるとは有り難きしあわせ。
タワレコ仕様のレッドヴァイナル赤で購入しました。帯は日本語だけどこれ輸入盤です。


前の拙ブログで前作Firepowerがロブ・ハルフォード復帰後の最高傑作と書きましたけど、これのほうがよいです。6年ぶりに新作が聴けて最初は舞い上がって"凄くいい!Firepowerよりいい!"なんて思ったのかなと何回か聴きましたけと、これがゴッド復帰後の最高作です!

一聴してモダンなヘヴィメタル。これは若いリッチー・フォークナー、プロデューサーのアンディ・スニープのセンスに因るのでしょう。過去の代表作、Defenders of the Fath、Turbo、Painkillerのいいところが散りばめられています。
流石に往年の代表曲のようなのがあるかというとそうでもないのですが、駄曲なし一気に聴けてしまいます。

先行公開されたPani AttacK、2曲目と聴いて、いいねいいね!となって疾走チューンのタイトル曲ときて、おおーっ!となります!
2016年の来日公演では衰えを感じたロブ御大ですがFirepowerのツアーに伴う来日では完全復活。今回も仙人のようなビジュアルには考えられないシャウトを聴かせてくれています。
それと、ドラマー的にはスコット・トラビスのドラム。あからさまな手数の多さではないですけど、推進力の高いツーバスでバンドを引っ張ってます。聴いてるとテンション上がります。ハルフォードの時のジョーイ・ジャーソンベクみたい。

理屈云々より大ベテランがこれだけのテンションが高い作品を出してくれたことに素直に喜びたいです。スコットがリズムを下支えして上物の音はリッチーが固めれば、ロブ、グレン、イアンが出来る間はまだまだこのバンドは大丈夫と思いたい。