ROLLING STONES/HACKNEY DIAMONDS | カルロスのブログ

カルロスのブログ

オリジナルのヘヴィメタルバンド、Hollywood Lippsでドラムを叩いています。KISSのカバーバンドKISS HORNET、Raise The DEVILでも活動しています。
バンドのこと、好きなロックについて語ります。

今頃なんなんですけどヘビロテしてます。

去年の10月リリースですからかなり経ってますけど、だって暮れにライブエディションってやつが出ましてちょっと残念な商売の手法ですけど、性懲りもなく買ってしまいました。ファンの性です。

初めに購入したのはアナログでした。日本語の帯が付いてますけど輸入盤です。そんなわけでレビュー書きます。

 

 

リリース当時はリード曲のAngryが弁護士がなんちゃらっていうドラマの主題歌になっていてそれを妹が教えてくれた。ミック・ジャガーは歌謡曲・演歌大好きのお袋でも知ってるし。

そんなロック好きでもない人でも知っているストーンズの新作はカバーアルバムのブルー&ロンサムを除くスタジオアルバムの新譜だと18年ぶり。今までのアルバムで誰が聴いても一番聴きやすくまとまりの良いアルバムじゃないですかね。Angryなんて刺青の男の頃の軽快なロックンロールだし、キースが歌うコクのあるバラードもあり、レディガガがゲストのSweet sounds of heavenなんてメインストリートのならず者の頃のようなアーシーなゴスペルもある。最後はこれぞストーンズみたいな埃臭くてワイルドなブルースもあって、もうファンが求めていてストーンズがあるみたいなアルバム。

 

チャーリーが亡くなられてドラムはどうなのかな?と思っていましたが、スティーブ・ジョーダンははまってますね。違和感ないです。エクスペンシブワイノーズの時とグルーブが変わっているような。

ベースは何曲かでキースが弾いてます。ベースも上手いですね。リズム感いいし。当たり前ですね。あと、ピアノでマット・クリフォードが参加してます。懐かしい。初来日の時のツアーで鍵盤弾いてた人ですね。無常の世界ではホルン吹いてた。ストーンズは結構古い付き合いを大事にするとか。

7,8でチャーリー・ワッツのドラムでスネアやチャイナシンバルの音が聴いてすぐチャーリーのだとわかって泣きそうになります。タイム感もここだけ昔のストーンズに聴き戻されます。

 

まあ理屈云々じゃなく2020年代にストーンズの新作が聴けた。思っていたよりもよかった。素直に喜びたいです。

 

さて後発のライブエディション。商品説明に、”リリース前夜となる2023年10月19日に、アメリカ・ニューヨークにある少人数のクラブ「Racket NYC」にてサプライズ・ライヴを約500人の観客の前で行ったライブ”
とあるので、このライブはアルバムの発売前だったんですね。

 

そんな音源があるならこんなやり方しないで別に発売してよと文句も言いたくないますが、よいです。シークレットギグの雰囲気が出てます。

それでミック・ジャガーの歌いっぷり!80歳になるとは思えない。ライブでこれですからね。化け物か。

ギターを聴いていると多分ロニー?がキレてます。キースも80になる少し前ですが元気で気合入ってます。

良いライブなので別物で出してほしかったですが、こういう手法は増えていくんでしょう。嫌なら買わなきゃいい話だし。