6-7月にかけて千葉県のI市で仕事をしていました。そこで今になって医療や福祉関係で就労していた人に給付金が支給されるということになったそうです。それで僕も対象者になって支給されるということなのです。現場のドライバーで急に辞めやがったのがいて穴埋めに行っていたのですが、クソな所だったので早く抜けたかったのでした。まあ、我慢してやっていてよかったです。
今日聴いていたのはこれ。ローリングストーンズの山羊の頭のスープ、2020年バージョンです。
スーパーデラックスボックスにしようと思ったんですけど、高いしブルーレイオーディオとか興味ないし、1973年ブラッセルのライブは持っているので2CHM-CDの通常版にしました。
1枚目はGoats Head Soupアルバム本編です。1973年リリースのミック・テイラー加入後3作目になります。歴史的名盤2作の後で目立つ曲がないので地味な印象のアルバム。それでも自分は「悲しみのアンジー」が入ってるし「ハートブレーカー」、「スターファッカー」とお気に入りがあるので好きなアルバムであります。ダークながらも浮遊感が漂い呪術的な雰囲気もどこかしらどろっとした感触が気に入っています。
リマスターされた音ですが、昔購入した国内発でストーンズがCD化された当時のCBSのものと比べると格段に良くなっています。ミックのボーカルが前面に出ているし、ボトムの音が太くなって聴きやすいです。
今回の目玉のディスク2です。レアリティーズ&オルタネーツですね。1曲目のScarletはマニアの間で古くから囁かれていたスカーレット伝説のです。今作のレコーディングの後にジミー・ペイジがスタジオに参加していたというもの。僕はどれがペイジのギターの音だかわかんないです。それにベースはビル・ワイマンじゃないし、ドラムもチャーリーじゃないみたいです。ちょっとストーンズじゃないかなという感じ。いまいちでまあボツテイクなんだろうけどかっこいいです。
「オール・ザ・レイジ」は何かのブートで聴いたことがあるのか初登場なのか不明だけどストーンズらしい曲。「クリス・クロス」はブートではかなり昔から"SAVE ME"というタイトルでマニアでは有名だった曲。跳ねるリズムが良いしボーカルが若々しく勢いがある。これぞストーンズという感じ。
既出曲のバージョン違いのもに関しては、Dancing With Mr.Dのイントロのギターの拍の入り方が違っていたりで細かい箇所を聴き比べると面白い。他のグループだとボーナストラックに「ボツバージョンなんかいれるんじゃねえよ!」と腹が立つところだけどストーンズだと許されてしまうんですよ。
レコード会社はお宝を掘り起こして儲けたいのか、グループはコロナ禍でツアーもままならないのでこういうやり方もあるのでしょう。それでも、ストーンズのこれまで聴けなかった音が聴けるというのは嬉しいことであります。
The Rolling Stones/Scarlet (Official Video)