知り合いのライブハウスのオーナーさんが、コロナ禍のために経営が大変になってしまって救済のクラウドファンディングを立ち上げていまいた。ああ、拙ブログで度々登場する都内西部のあの箱じゃなりませんよ。本当にお気の毒だとは思うけど、厳しいことを言わせてもらうと、ちゃんと経営努力をしていたのかと言いたいのです。何か企画するでもない、プッシュするバンドがあるわけでなし、ノルマ払えば集客はバンドに丸投げでは何時かはジリ貧になっていたと思う。
大体が、ちゃんとライブ出来る活動してるバンドの数に対してライブハウスが増えすぎたということもあるんじゃないですか。昔はライブハウス出るにしてもオーディション受けたり、デモテープを送ってよければ出らるものでした。ライブの後に店長から演奏にダメ出し食らったり、客呼べないと「ふざけてんの?!」とか怒られたりして、そうして成長できたものだった。今はノルマ払えばバンド始めたばかりの素人みたいなのでもどうぞどうぞと出られる。これではシーンも振るわないでしょうよ。いや、本当にライブハウスには頑張ってほしいです。
まあ、前述の箱は音響良いし雰囲気の好きなので何とか生き残ってほしいものです。
それで今聴いているのはこれです。
スウェーデンのメロディックデスメタルバンド、Darkaneの2008年リリースの5作目です。
言わずもがな、あのピーター・ウィルドアー率いるバンドです。一応説明しときますと、マイク・ポートノイ脱退後にドリームシアターが行ったドラマーオーディションに2次選考まで残ったドラマーです。個人的にはきっちりしたビートのマイク・マンジーニやどこどこと派手なマルコ・ミネマンより跳ねるビートのウィルドアーのほうがよいと思っていました。
それで本作でもズタズタと跳ねて疾走するドラムは迫力満点!やっぱり腕利きドラマーですね。
音楽性はプログレッシブで近未来的なデスラッシュ/メロディックデスという感じ。ジャケットアートから伺えるようにプログレっぽいテクニカルなリフやリズムを取り入れていますが、上手い具合に消化されていてあまり小難しさは感じません。
ボーカルは吐き捨て型シャウトがメインですが、メロディアスに歌い上げるところもあります。
全体的にスピードとアグレッションに溢れる爆走している作風ですが、やはりウィルドアーのドラムの存在感が抜群!こんなドラマーはそうはいないです。
Darkane/The Killing of I