先月半ばからどうも顔と手の甲が痒かったのでした。あっという間に赤い蕁麻疹になってしまい皮膚科で診てもらいました。小うるさいですがよく診てくれたおばちゃんの女医さんの見立てでは日光蕁という症状なのだそうです。日に当たったせいで出る蕁麻疹。学生の時からスポーツをやっていて、社会人になってからも草野球・サッカーやっていたのにまさかこんな皮膚疾患になるなんて。
歳取ると思わぬ体の変調が出るものですね。いやだいやだ。
そんなわけで、今日は頑張っている自分らより少しシニアのミュージシャンのです。
米国産ハードロックバンドBlack Swanのデビューアルバムです。
DokkenのErase The Slateでコラボしたジェフ・ピルソンとレブ・ビーチ、20年経って奇跡の再集結です。Erase The Slateでこの2人とドン・ドッケンが作り上げた音は評判はぱっとしませんでしたが、このアルバムを聴けば悪くなかったとわかるのではないでしょうか。そこへMSGのロビン・マッコーリーが加わり、取っ付きやすくも凝ったハードロックが聴けます。それで、ドラムスはヨーロッパ他のマット・スター。80年代メタルシーンを代表するミュージシャンが集結したある意味スーパーバンドですからこのてのが好きな人は喜ぶでしょうね。
僕はメンツの豪華さとかではなくて単純にアルバムが聴いていて楽しいか、興奮するかで評価しています。そういう意味で言うとなかなかの力作です。経験と才能による、メンバーそれぞれの古巣バンドにも見劣りしない聴き応えある正統派ハードロックに仕上がっています。
アルバム前半はキャッチーな歌メロとギターフレーズによるシンプルな楽曲が並び、後半で凝った構成の曲で雰囲気が変わるといった印象です。
とくにロビン・マッコーリーですね。MSGが好きな僕でもロビンが在籍していたアルバムは持っていても全然印象に残っていたなかったのですが、ここでは今が絶頂期といった力強い歌唱が聴けます。MSFでは、出演していた歴代シンガーの中では一番現役感があった人なので頷けるかも。
ミュージックビデオで見られるタイトルチューンテンションはテンション高くテクニックも味わえるストレートなハードロックンロールです。
Black Swan/Shake The World (Official Music Video)