千葉は昨夜雨がちょっと強く降っただけで今朝はほとんど降りませんでした。台風5号の影響はあまりありませんでした。
今は、まさに台風一過という感じの快晴です。そういえば、子供の時に台風一家だと思っていたのは私だけでしょうか?
外は湿気たっぷりの熱風とぎらつく太陽。目眩がしそうです。
思いついたワードが今日のタイトルです。
Larks Tongues In Aspic 邦題は「太陽と戦慄」。1973年リリース。キングクリムゾンのオリジナルアルバムとしては5作目。
初めて聴いたのはまだ10代だったと思います。「宮殿」みたいのなのを想像していたら全然違いました。文字通りの太陽の焼けつくような灼熱の砂漠に放り出されたような気持ちになりましたです。
全編に溢れる緊張感と邪悪さ、荒廃の臭い。ハードロックにはないものを感じてガキだった俺は戦慄を感じました。
ジェイミー・ミューアの得体の知れないパーカッションの音とセンス。まるで鋸で肉体を轢くかのようなクロスのバイオリン。ジョン・ウエットンの重低音ベースと甘い歌声。すべての音に陶酔して感動した感覚は今でも色褪せません。
長くレコードで聴いていましたが、4年前に40周年アニバーサリーバージョンで買い直しました。素直に良い音で聴けてよいのですが、音響に無頓着な私にはDVDオーディオなんていうのはいらないかな。うちの安いオーディオでは違いがわかりません。リマスターCDはあきらかに
レコードの音と違います。違う音が聴こえてきます。これって、リマスターで聴こえるようになったのか。それとも後から加えられたものなのか?謎です。
そしておまけのDVD。れいのビートクラブの演奏とドイツのTV番組の映像です。かなり前からyoutubeでも見られていたので新鮮味はないのですが、こうして手元にディスクであるのがありがたいです。
それで今日はビートクラブの「太陽と戦慄」です。
今年亡くなったジョン・ウエットンが若いです。楽曲の構成の妙と、緊張感、5人の個性のぶつかり合いによる緊迫感を味わえます。
なによりも目を引くのがパーカッションのジェイミー・ミューアのパフォーマンス。動きが変で笑えます。こんなのまで使っていたんだ、と思わせるぐらいいろんな物を叩いています。叩いているというより撒いてものもあり(笑)。
KING CRIMSON/Larks Tongues In Aspic Part.1