実に3年ぶりの勝利という感動!髙橋遥人、5回無失点! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年8月11日の阪神タイガースは、京セラドーム大阪での広島東洋カープとの試合でした。
坂本誠志郎が2軍に落とされましたね。

長いこと観ているとわかるのですが、最近の坂本の顔つきというか様子が、何かちょっといつもとは違っていたように僕には見えていたんですね。
リードにも少しスランプとかいうものがあるのかもしれません。

さて、
阪神ファンが待ちに待っていた高橋遥人がきょう先発登板ですね。
ケガが原因で複数の手術をしていた彼が復帰して、どんなピッチングをしてくれるか?
堂々と腕を振ってくれたら、きょうは良いと思います。

きょうのスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(三)佐藤 輝明
5番(一)大山 悠輔
6番(左)前川 右京
7番(遊)木浪 聖也
8番(捕)梅野 隆太郎
9番(投)髙橋 遥人

6番レフトは前川になっていますね。
7番はショート木浪で、8番キャッチャーは梅野です。


広島東洋カープ
1番(左)中村 奨成
2番(中)野間 峻祥
3番(三)小園 海斗
4番(右)末包 昇大
5番(捕)坂倉 将吾
6番(一)堂林 翔太
7番(二)菊池 涼介
8番(遊)矢野 雅哉
9番(投)九里 亜蓮

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は下柳剛さんと狩野恵輔さんです。


=== 試合の流れ ===

1回表
2アウトから、小園が初球の外角145キロ直球を打ったライト前ヒットで出塁しますが、末包がフルカウントまで粘って内角143キロ直球を空振り三振。

1回裏
先頭の近本がツーワンからの外角シュートを打ったレフト線破る2塁打でいきなりチャンスを作ると、中野がワンワンからセカンドゴロで進塁打になって、1アウト3塁。
森下がツーワンから外角146キロ直球を打ったセンター前タイムリーヒットを放ち、1対0と阪神が先制してなおも1アウト1塁。
佐藤輝はワンワンから内角高めカットボールを打ったセカンドゴロで、2塁送球フォースアウトのみでしたが、大山が初球のやや内のやや高め直球を打ったレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打で、2対0となってなおも2アウト2塁。
前川が浅いサードファウルフライ。

2回表
1アウトから、堂林が初球の外角高め146キロ直球を打ったレフト前ヒットで出ますが、続く菊池涼介はワンワンから真ん中低めスライダーを打ったピッチャーゴロで、ダブルプレーにしました。

2回裏
先頭の木浪がワンストライクから真ん中低めチェンジアップを打ったセンター前ヒットで出ますと、梅野は初球の外角低めカットボールを打ったヒットエンドランの掛かったショートゴロで、1塁送球アウトとなって、1アウト2塁。
髙橋遥人は空振り三振でしたが、近本はスリーワンからの四球で、2アウト1・2塁。
中野は内角低めを見逃し三振。

3回表
矢野がワンツーからやや外のやや低め直球を打ったレフト前ヒットで出ますと、九里がスリーバントがファウルになって失敗のアウト。
中村奨成がツーストライクからランエンドヒットの掛かった浅い右寄りのセンターフライ。
野間がフルカウントになって外角高く直球が外れ四球で、2アウト1・2塁。
小園がワンツーから外角低めスライダーを打ったショート小フライ。

4回表
2アウトから、堂林がゆるめサードゴロですが、佐藤輝の1塁悪送球で2アウト1塁。
菊池が三遊間破るレフト前ヒットで、2アウト1・2塁。
矢野がスリーワンからの四球で2アウト満塁となったあと、代打・石原がワンツーから内角低いスライダーで空振り三振。

4回裏
広島のピッチャーは2番手の黒原拓未に交代。
先頭の前川がワンボールからやや外のやや低め直球を打ったライトスタンドに入る大きいソロホームラン!
3対0とします。
2アウトになってから、髙橋遥人がスリーワンからの四球で出塁するんですが、近本が一二塁間のセカンドゴロで、1塁送球アウト。

6回表
阪神のピッチャーは2番手の石井大智に交代でした。
先頭の末包がフルカウントまで粘って四球を与えると、坂倉が初球の外角高め153キロ直球を打った右中間のセンターフライで、1アウト1塁。
堂林は外角低いフォークで空振り三振。(三球三振)
菊池がワンツーから内角スライダーを打ったショートへの小フライ。

7回表
阪神のピッチャーは3番手の桐敷拓馬に交代。
先頭の矢野がツーワンから外角高め直球を打ったライト前ポテンヒットで出塁しますと、代打・二俣がワンツーからやや内の低いフォークを打ったゆるめセカンドゴロで、矢野にタッチしてアウト、1塁送球はセーフ。
1アウト1塁で、中村奨成がバウンドゆるいサードゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフ。
野間がフルカウントまで粘って11球目の外角低めスライダーを打ったファーストゴロで、桐敷が1塁ベースカバーしてアウト。

7回裏
広島のピッチャーは4番手の塹江敦哉に交代。
1アウトから、渡邉諒がフルカウントまで粘ってやや内の直球を打ったレフト前ヒットで、代走は植田。
近本がサードゴロで、2塁送球フォースアウトのみ。
中野もサードゴロで、1塁送球アウト。

8回表
阪神のピッチャーは4番手のハビー・ゲラに交代。
小園、末包、坂倉と三者凡退に抑えます。

8回裏
広島のピッチャーはこの回から5番手の河野佳に交代。
2アウトから、大山がフルカウントまで粘って内角高め143キロ直球を打ったレフトポール近くのスタンドに入るソロホームランを放ち、4対0とします。
さらに前川が左中間を破る2塁打を放ってチャンスになりますが、木浪が空振り三振でした。

9回表
阪神のピッチャーは5番手の岩崎優に交代。
堂林が右寄りの浅いセンターフライで、菊池がワンツーから内角高い直球で空振り三振。
矢野がライト前ヒットでしたが、上本が高く上がったセカンドフライ。



4対0で阪神が完封リレー勝ちでした!

勝利投手は髙橋遥人で、1勝0敗0セーブ。
敗戦投手は九里亜蓮で、5勝7敗0セーブ。

ホームランは前川右京の3号ソロ(4回)、大山悠輔の10号ソロ(8回)でした。

観客数36,087人 試合時間2時間53分

=== 戦評 ===


髙橋遥人は3年ぶりの勝利となりました!
彼のおかげもあって、チームもきょうは広島を逆にゼロで抑えて、投手陣で牛耳って勝ちました!


こちら先発投手の
髙橋遥人は、直球がまずまず良くて、変化球のキレや制球が良かったですね。
直球だけでは、やはり打たれたり、粘られたりというのがあるでしょうから。

4回表に2アウト満塁のピンチがありましたが、落ち着いて代打・石原貴規をスライダーで空振り三振に取っていました。
結局、5イニングを89球で投げ、4被安打の2与四球・無与死球、7奪三振での無失点。
つらいリハビリを我慢した甲斐があったでしょうね。
なかなかのマウンドさばきでしたし、良いピッチングでした!
無失点で抑えたのはとても良かったですね。


 

 

 

 

 

 

 


むこう先発投手の九里亜蓮は、ここまでの阪神との対戦成績がかなり悪いので、投げにくかったことでしょうね。
初回から阪神打線に捕まってました。
森下のセンター前タイムリーヒットと、大山のレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打で、2点が取れまして、いきなりこちらのペースになりました。
そのあと
九里はだいぶ頑張って、失点しなかったんですが、4回表に新井貴浩監督が思いきって九里の打順に代打を出しまして、このときの代打・石原は空振り三振でしたが、4回裏からは2番手投手の黒原拓未に代わっていました。

そのあとは、その4回裏の先頭打者・前川右京の大きいソロホームランが出たのと、8回裏の大山悠輔のレフトポール際のソロホームランが出たのとがあって、一応、先制・中押し・ダメ押しと得点することができたことになります。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
スポニチからの引用です。

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【テレビインタビュー】

 ――久しぶりの高橋の投球は。

 「ほんと初めてでね。まあ、ね。100までっていうかね。球数も制限あったし。5回までね、いってくれればと思ってたんだけどね。ほんとまあ、ゼロで5回までいってくれて、ほんとナイスピッチングだったですね」

 ――5回4安打7奪三振無失点。内容の評価は。

 「ちょっと初回ね、心配してたんですけどね。何とかすっといけたんで。後は、相当緊張してたみたいなんでね。ブルペンからね。まあ、ね。いま持っているね、そんなリハビリ明けだし、そういう意味で、初めてのね、だから、とにかく勝ち負けとか関係なしで、自分のいま持っているボールを投げろってね、そういってたんですけどね。その通りで、ゼロっていうのは素晴らしいと思いますけどね」

 ――5回で89球。

 「明日抹消しますけどね。そんな無理する必要もないし。まだ投げる機会もあるんで。回復具合も見ないといけないと思うんで。ファームでも投げてますけど、やっぱり1軍の緊張感違うと思うんで肩の張りとかも。ちょっと1回見てみます」

 ――打線が援護した。

 「やっぱり先制というのは大きかったと思うし。初回近本が出れば何とかね、先制点取れるような形になってるので後半はね。2点の援護も高橋にも大きかったと思うし、ずっと後手後手踏んでたんでそういう意味で先制は大きかったですね」

 ――前川、大山の一発が出た。

 「なかなかそれからヒット出なかったですけど、今日はどんな形であろうと今日は勝たないといけないゲームだったんでね。それは内容関係なしに良い追加点だったと思いますけど」

 ――明日から巨人戦。どんな3連戦にしたいか。

 「まあ、どんなっていうか、前回のピッチャーが中5(日)でくるみたいだけど、巨人の方は。こっちは普通にまだ中6(日)を守っていきますよ」

【記者囲み】

 ――初めて高橋の投球を見たと思うが。

 「おーん。ブルペンでな、見とったんや、隠れて(笑い)。俺が行ったら余計緊張したらあかんから。分からんように見とったんやけど、まあ、だいたいね、梅野が構えてとこにいっとったし、ブルペンから。何とか投げてくれるんちゃうかなと思ってたけどね、おーん」

 ――今までブルペンで試合前に直接見たことは。

 「いや、あるよ。そら何回もあるよ。(ブルペンが)近いとこはね。甲子園は遠いから。ブルペンが近いとこはけっこう、東京ドームとかは近いからそら、見ることはあるよ」

 ――持っているものを出してくれという言葉は試合前に。

 「おーん、そうそうそう。そんなの勝ち負けなんか関係ないから言うて、そら負けてるから今日は絶対勝たなあかんとか、そんなん全然関係ないから。それを言うた、呼んで、梅野と」

 ――4回も味方の失策から満塁のピンチも三振で切り抜けた。

 「まあ、そうやなあ、おーん、代打来ると思わんかったけどな、別に誰が来ても、あの回でちょっと球数も増えたから、これは5回までやなと思ってたからな。まあなんとかね、やっぱり三振とれるからね、ああいう場面でもね、そこが大きいよな、やっぱり」

 ――一度抹消すると言っていたが、今後に向けて大きな存在に。

 「まあねえ、ちょっと回復どれぐらいか、ファームでは中8でやってたみたいやけどな、ファームで投げるのと1軍のこのお客さんの中で投げるのとそら緊張感というかな、張りとかも多分全然違うと思うから。まあ、1回もう10日抹消するよ。なあ、10日抹消したら、ちょうどええカードあるやんか」

 ――左の先発が出てきたことは大きい。

 「そら大きい、大きい、おーん。ちょっとね偏りすぎになってるから、今年はな、そのカードによってな、良し悪しがちょっと偏るから、そういう意味でも大きいわな、でもな」

 ――7奪三振。結果通りのボール?

 「いや~ボールの力はそんな…まああるんやろうなあ。そんな力は俺わかれへんよ、バッターボックス立たんとな。でも、あれだけ振ってる、振るっていうのはやっぱり力があるいうことやろうね、おーん。本当に久しぶりのあれやからなあ、それであれだけ投げれたらなと思うけどね」

 ――無失点はイメージ以上?

 「いやいや、それは思ってたよ、おーん。でも、とくかく今日初めてでなあ、久しぶりや、ほんと初めてと言ってもええぐらいよ。そら3年いうたらすごいからなあ。なあ」

 ――大竹がベンチ入りしたが。

 「誰?なんで?知らんよ、そんなの。マネジャーが間違えたんやろ。マネジャーが間違ごうてんちゃう。マルつけたら人数増えるやんか。そんなんないやろ。もう帰っとるよ。焼肉屋行っとるやろ」

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自分が普通にブルペンに行ったら選手が緊張するやろから、隠れて観てたんや、みたいなこと言う監督は、なかなかおもろいけど、いないかもしれませんね。
髙橋遥人の場合は、制球がそんなに荒れなかったら、だいたいは抑えられるような球なんでしょうね。
そういう打ちにくい球を投げるのやと思いますわ。

ですから、ほんまにこの選手が3年ぶりにケガ明けの勝利をしたのかと疑ってしまうくらい、堂々と普通に投げていたように思えた、きょうは不思議な体験をしました。

ほんまは髙橋遥人のインタビューの方も引用したいところなんですが、それをやると字数オーバーになって、投稿できなさそうなのでやめときましょう。

 

 

 

 



きょうはこのへんにしときます。

いつも読んでくださってありがとうございます。