打線好調な阪神は巨人にもこのカードでまずは1勝! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年7月30日の阪神タイガースは、甲子園球場での読売巨人ジャイアンツとの試合でした。
きょうから甲子園球場の100周年記念のカードが始まりますね。
この3日間は、いつもより5000席をアルプス席のところで増設して、収容人数を増やして臨むのやそうです。(どうやって増設しているのかは、そんなによく説明されていませんけど。)

あと、
加治屋蓮石黒佑弥の2人が1軍登録を抹消された代わりに、岩貞祐太漆原大晟が1軍登録されました。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(三)佐藤 輝明
5番(一)大山 悠輔
6番(左)前川 右京
7番(遊)木浪 聖也
8番(捕)梅野 隆太郎
9番(投)才木 浩人

6番はレフトの前川になっていますね。
キャッチャーは8番の梅野です。


読売巨人ジャイアンツ
1番(右)丸 佳浩
2番(二)吉川 尚輝
3番(中)ヘルナンデス
4番(左)岡本 和真
5番(一)大城 卓三
6番(三)モンテス
7番(捕)岸田 行倫
8番(遊)泉口 友汰
9番(投)山﨑 伊織

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は広澤克実さん、矢野燿大さんです。


=== 試合ハイライト ===

1回表
先頭の丸がツーツーから外角153キロ直球を打った二遊間のセカンドがダイビングキャッチゴロでしたが、1塁送球もセーフの内野安打で出塁でしたが、吉川尚輝が粘ったツーツーから11球目のやや外の低めフォークを打った左中間のレフトフライ。
ヘルナンデスがツーストライクから外角スライダーを打ったショートへのハーフライナー。
岡本和真がワンストライクからやや外の高い150キロ直球を打ったセンター前ヒットで、2アウト1・2塁。
大城がツーツーから内角高い吊り球の150キロ直球を空振り三振。

1回裏
1アウトから、中野がツーストライクから外角低めフォークを打ったレフト前ヒットを放つと、森下がツーストライクから外角直球を打ったバウンド高いショートゴロで、ダブルプレーになりました。

2回裏
先頭の佐藤輝がワンワンから真ん中高め直球を打ったセンターまでゴロで抜けたヒットで出ると、大山がツーボールから真ん中のカットボールを打ったショートゴロで、またダブルプレーになります。
前川がフルカウントまで粘って外角スライダーを打ったセンターまでゴロで抜けるヒットでしたが、木浪がフルカウントまで粘って外角シュートで空振り三振。(ファウルチップを捕球。)

3回表
1アウトから、丸がツーツーから内角高め直球を打った一二塁間を強烈に破るライト前ヒットで出塁すると、吉川尚輝がワンワンからやや外の低めスライダーを打ったレフトフライ。
ヘルナンデスの打席で丸が盗塁成功。
ヘルナンデスはフルカウントまで粘って高い直球を見送られ四球で、2アウト1・2塁。
岡本和真がワンストライクから外角高め149キロ直球を打ったショートゴロで、2塁にトスしてフォースアウト。

3回裏
1アウトから、才木がワンツーから外角147キロ直球を打った二遊間のセカンドへの内野安打で出ましたが、続く近本が初球の外角シュートを打ったショートライナーを打ったときに、1塁走者の才木が戻れず、ダブルプレーになりました。

4回表
2アウトから、岸田がワンストライクから内角低めスライダーを打った強いサードゴロでしたが佐藤輝が後逸したエラーで出塁。
泉口がワンツーから内角高め150キロ直球を打ったライン際のレフトファウルフライでした。

4回裏
先頭の中野がワンワンから真ん中シュートを打ったショートのグラブをはじいたレフト前ヒットで出ますと、森下の打席でヒットエンドランらしいのですが、空振りして中野が2塁でタッチアウト。
森下はワンワンから外角低めシュートを打ったショートゴロ。
佐藤輝がツーツーから内角ワンバウンドのフォークを空振り三振。

5回裏
先頭の大山がスリーボールからフルカウントになって内角低めシュートを打ったセンター前ヒットで出塁しますが、前川がワンワンから外角高め147キロ直球を打った左中間を破る当たりで、1塁走者の大山が帰ってきてタイムリーヒットになって、本人は3塁まで行こうとするも3塁送球はタッチアウト。
記録はタイムリー2塁打で、1対0と阪神が先制!
木浪がツーストライクから外角低め149キロ直球を打った二遊間をゴロで破るセンター前ヒット。
梅野がワンツーから外角高めカットボールを打った左寄りの大きいセンターフライでしたが、才木はワンストライクから外角高めスライダーを打ったレフト前ヒットで、2アウト1・2塁。
さらに近本がスリーワンから四球で、2アウト満塁。
中野がフルカウントからのやや内の低め直球を見逃し三振。


(5回裏が終わってから6回表までの間に)TUBEがバックスクリーンの上で替え歌や「夏休み」の歌を歌うなど、ライブをしていました。

6回裏
巨人のピッチャーは2番手の中川皓太に交代。
先頭の森下がスリーボールからフルカウントになって外角高め147キロ直球を打ったセンター前ヒットで出ますと、佐藤輝が初球の内角低めシュートを打った左寄りのライト前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
大山が初球の内角低めスライダーを捉えたレフトポールに近い辺りのスタンドに入る3ランホームランで、4対0とします。
前川がワンストライクから外角低めスライダーを打ち上げた浅いファーストファウルフライ。
木浪が外角直球を空振り三振。(三球三振)
梅野がワンワンからやや外の低い直球を打った三遊間のサードゴロ。

7回表
先頭のモンテスがフルカウントまで粘られた四球で出ますと、岸田がツーストライクから内角低いフォークを打ったサードゴロなんですが、佐藤輝がはじいたエラーで、ノーアウト1・2塁。
泉口がストレートの四球で、ノーアウト満塁。
若林がツーツーから外角低めフォークを見逃し三振。
ここで阪神はピッチャー交代、2番手の桐敷拓馬に交代。
レフトも島田に代わりました。
丸がワンツーから内角ツーシームを打った一塁線のファーストゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフ。
この間に1失点して、4対1となってなおも2アウト1・3塁。
代打・坂本勇人が外角低め151キロ直球で見逃し三振。(三球三振)

7回裏
巨人のピッチャーは3番手の伊藤優輔になりました。
1アウトから、近本が粘った四球を選んで出ますと、中野がスリーボールからフルカウントになって内角のフォークで空振り三振と同時に近本が盗塁死。

8回表
阪神のピッチャーは3番手の石井大智に交代となりました。
ヘルナンデスが空振り三振、岡本和真も空振り三振、代打オコエも空振り三振ですがワンバウンドの暴投があって振り逃げ。
モンテスがワンボールから内角低め152キロ直球を打った大きめのレフトフライ。

8回裏
巨人のピッチャーは4番手の平内龍太に交代。
先頭の森下が初球の真ん中154キロ直球を打った左中間スタンドに入るソロホームランで、5対1とします。
佐藤輝は深めのサードフライ、大山がピッチャーゴロ、代打・野口が空振り三振。

9回表
阪神のピッチャーは4番手のハビー・ゲラになりました。
先頭の岸田が初球の内角低め直球を打った右寄りのセンター前ヒットで出塁しますと、泉口がワンストライクから外角158キロ直球を打ったピッチャーの顔のとこに来たゴロで、ゲラが捕ってダブルプレーにしていました。
若林がワンツーから外角ワンバウンドのスライダーを空振り三振で、梅野が後逸してボールはバックネット前まで行きましたが、梅野が拾って1塁送球アウトでした。



5対1で阪神が巨人に圧勝しました!

勝利投手は才木浩人で、9勝3敗0セーブ。
敗戦投手は山﨑伊織で、7勝3敗0セーブ。

ホームランは大山悠輔の9号3ラン(6回)、森下翔太の8号ソロ(8回)でした。

観客数46,831人 試合時間は3時間5分


=== 戦評 ===

才木浩人vs山﨑伊織の投げ合いは、才木のほうに軍配が上がりました。
2人とも兵庫県出身ですので、意識するところもあるんでしょう。
終わってみれば、きょうも2桁安打の阪神タイガース。
オールスター前の勝ちを含めますと、5連勝ということです。

ここへ来て、打線がすごく頼りになってきたかもしれません。


こちら先発投手の
才木浩人は、相変わらず強い球を投げていましたね。
ただ、粘られるシーンがよくあって、球数は多かったです。
もうひとつ球が行ってないので空振りが取れてない可能性もあると、解説されました。

7回表は100球も越えていましたので疲れも出て来たのか、佐藤輝のエラーと四球がらみでノーアウト満塁のピンチを迎えます。
若林を見逃し三振に取ってから、ピッチャーは桐敷拓馬に交代しました。

6と1・3イニングを115球で投げ、3被安打の3与四球・無与死球、6奪三振での1失点。
自己最多のシーズン9勝目を得ました。

7回途中から継投に入った阪神は、
桐敷→石井大智→ハビー・ゲラと繋いでいきました。
1アウト満塁の状況で、桐敷がファーストゴロを打たれたときに1失点がありましたが(この失点は記録としては才木のほうにつきます。ただ、佐藤輝のエラーが失点前にあった関係で、自責点はつきませんでした。)、それ以外は失点が無いですね。
ほんまにスゴいです、頭が下がります。

 

 

 

 

 

 

 


むこう先発投手の山﨑伊織は、キレがあってわりと制球が良かったようですね。
走者を出しても慌てず投げていたんでしょう。

1~3回は阪神側が走者を出すのですが、いずれもダブルプレーになってチャンスが作れません。
4回は1塁に中野を置いて、森下の打席でヒットエンドランを掛けたらしいのですが空振りして中野はタッチアウト。

ただ、徐々に制球は甘くなったり四球を出したり、悪くなりまして、5回裏には前川右京のタイムリー2塁打で1点取るなどしていました。
阪神打線は彼からは結局、9本もヒットを打っていました。
6回裏からは巨人は継投に入っていました。

6回裏は2番手の
中川皓太が投げたんですが、森下と佐藤輝に連打されたあと、大山にレフトポールに近いスタンドに入る3ランホームランが出まして、4対0と一気に点差を広げました。
さらに8回裏には森下が平内龍太から左中間スタンドまで運ぶソロホームランを放ちまして、5対1としていました。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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【テレビインタビュー】

-今日の勝利のポイントは。

「やっぱり才木がね、あの初回。前回もそうだったんですけど、(初回を)切り抜けてからは、安心して見れたので。まあ、ヒットは出てたんだけど、なかなかつながりが悪くて、でも、なんというか、才木も我慢してずっとゼロだったので、そういう意味では3ランは大きかったですね」

-才木は久々の勝利でキャリアハイの9勝目。

「一回、雨で流れてね、火曜日になったんですけど。これからいいピッチャーに当たるんですけどね、どんどんまた勝ち星増えると思いますけどね」

-大山のホームランは見事。

「いやいや、もうね、なかなかつながりも悪いし、だからそういう意味ではあのホームランは大きかったですね」

-2試合連続のホームラン。状態は上向き?

「いやいや、練習のときからね、ほんといい感じで打ってたので。だから、そうですね。普通に調子は上がっているので、そんなに力まずに自分のスイングができるようになれば、おのずとね、いい結果が出ると思いますけどね」

-先制打の前川も見事。

「あー、セカンドで止まっとけばいいのにね(笑)無理していく必要なかったんだけどね。まあ、あのバッティングはよかったですけどね」

-森下もダメ押しのホームラン。止まらない。

「うん。今日はちょっとね。最初の1打席、2打席ですか。あんまりよくなかったんですけど、でもね、いい感じを維持しているんじゃないですか」

-リリーフ陣も安定感を見せた。

「(才木は)7回を投げきったら打順が回ってくるので、あそこまでと思ったんですけどね、ちょっと(佐藤輝の)エラーからピンチになったけど、まああそこは左だったので、そこから桐敷を用意していたので、桐敷が最低限の仕事をしてくれましたね」

-これで5連勝。5試合中4試合が2桁安打。

「ああ、だからヒットが出るようになってるんでね、個人個人の調子も上がっていると思うし、もうちょっとつながってほしいですね(笑)」

-いつもと違う甲子園の雰囲気をどう感じたか。

「いやいや、あんまりですねえ…。まあちょっと5回のイニング(間)が長いくらいやったですね(笑)。あまりそういうことを意識せずにね、これでロードに出るので、甲子園最後なんでね、この3試合はいい試合をしたいと思ったので、そういう意味では今日の初戦をいい勝ち方をしたのでね、良かったと思いますね」

-首位巨人とのゲーム差も縮まった。2度目の5連勝。明日に向けてどんな気持ちで戦うか。

「いやいや、また明日は及川がね、投げますけど、前回もいいピッチングしてたんでね、ゼロに抑えるとかそういうんじゃなしに、自分のいいボールを投げて、自分のピッチングができるようにね、やればいいと思います」

【ペン囲み】

-TUBEのライブは長かったですか?

「いやいや、結構タバコ吸えたわ、ゆっくり」

-見てはない?

「見てない。ゆっくりしたい方や」

-大山の一発は大きかった。

「そうやな、やっぱりなあ、クリーンアップにな、細かいことでけへんからな。今調子ええから余計にね、変に動いてもあれだから、最初ね、あっこでゲッツー、ゲッツーなったけど、そういうのも全然気にしてなかったし、そんないつもいつも(打線が)つながってたら試合終わらへんやんか(笑)」

-後半は勝ち負けだと言った。選手もその気に。

「いやいや、後半勝負やそれはね、キャンプの時からね、今年は去年みたいにそんなうまくいかないからね、混戦なるっていうのはみんなに前も言ったし、勝負は8月、9月になるよいうのはね、もう2月からのそういうあれだから、そういう意味では前半の悪い分な、それをね後半取り返してるね、そういう感じはするよね、今ね」

-取り返しているという意味では、ゲッツーの後にしっかり点を取れたというのも。

「そうそう。そんなん、クリーンアップにバントなんかさせへんし、そんなのしょうがないよ、そらゲッツーというのは」

-お客さんもいつもより多かった。

「そら分からん、そんなん分からへんよ、数えてないよ、そんなの見て」

-大山、森下がこういう時期に調子上げてきたのは予想していたか。

「やっぱりあれよ、夏に調子が上がってくるというバッターはいいバッターやと思うよ、俺は。ピッチャーもやっぱりな、ちょっと疲れるというかね、ピッチャーはちょっときついね、この暑さだしな、おーん。そこで打つっていうか、そういう意味では、夏に強い選手いうのは、やっぱりね、いい選手と思うよ。自分でバテてしまうんじゃなしにな、そこで上げてくるというのはな」

-才木も久しぶりに勝ちが。

「おお。自責は0やったんやろ?アイツ防御率も気にしてるから、0で良かったし」

-火曜日に回ってから初勝利。

「そらあ向こうもエース級くるから、6連戦の頭やからな。そらあ、しょうがない。そんなのいいピッチャーの宿命や、エースとの投げ合いは」

-仮に3点差でも9回はゲラだった?

「うん、ゲラ。今日は岩崎は投げさせんつもりやったから。まだ疲れてるみたいやな」

-4枚をうまく回せるのは大きい。

「もう1人は休ませられるしな」

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試合中の岡田監督たちにはTUBEのライブをゆっくりと聞いている余裕は無さそうですね。
試合中はずっと緊張してるでしょうし、実際には現場は大変なのやと思います。

信頼できる勝ちパターンのピッチャーが4人いるのは確かに大きいでしょうね。
6回まで先発ピッチャーが投げてくれたら、1人を休ませながら3人で1イニングずつ投げてもらうことができますので。

あと、
打線の調子が上がってきたことに関しては、岡田監督もそろそろ手応えも感じ始めていることでしょう。
もちろん、打線は水物ですので、あしたどうなるともわからない面は常にあるとは言え。

 

 

 

 




気分良く勝てましたし、きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。