岩崎が打たれ追いつかれながらも、最後はサヨナラ勝ちの阪神! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年7月28日の阪神タイガースは、甲子園球場での中日ドラゴンズとの試合でした。
後半戦は打てていますので良いスタートを切ったと言える阪神ですが、どこまで、これが続くんでしょう?

きょうもしっかりとむこうの先発投手を打って、勝って行きたいところです。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(三)佐藤 輝明
5番(一)大山 悠輔
6番(左)野口 恭佑
7番(遊)木浪 聖也
8番(捕)梅野 隆太郎
9番(投)西 勇輝

6番に野口が入っていますね。
キャッチャーは8番の梅野でした。


中日ドラゴンズ
1番(左)大島 洋平
2番(中)後藤 駿太
3番(一)カリステ
4番(右)細川 成也
5番(三)高橋 周平
6番(二)板山 祐太郎
7番(捕)木下 拓哉
8番(遊)龍空
9番(投)松葉 貴大

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中堅番組の解説は中田良弘さん、糸井嘉男さんです。
やはり蒸し暑そうで、汗のしたたり落ちるのが見えました。


=== 試合の流れ ===

1回裏
1アウト1・2塁のチャンスがあったんですが、佐藤輝のセカンドゴロダブルプレーで、チェンジになりました。

2回表
苦手にしている細川成也にスリーワンから高めに失投してしまい、レフトスタンドに運ばれるソロホームランを打たれていました。

2回裏
これも失投なんでしょう、大山にツーツーから真ん中のやや高めカットボールを捉えたレフトスタンドにギリギリ入るソロホームランを打たれていました。

3回表
1アウト2塁で龍空に三盗を決められてしまいますが、大島が左中間の浅いレフトフライのときに龍空がホーム突入、ショートが中継した本塁送球でタッチアウトと、ここは失点無し。

3回裏
2アウトから森下と佐藤輝の連打で、1・3塁のチャンスを作るんですが、大山が一二塁間のセカンドゴロで、得点できません。

5回裏
先頭の西勇輝のレフト前ヒットから始まって、近本が一二塁間破るライト前ヒットで繋いだんですが、中野が強めのセカンドゴロダブルプレーで、2アウト3塁。
森下がフルカウントまで粘って真ん中ワンバウンドのツーシームを空振り三振。

6回表
1アウトから、代打・岡林がレフト前ヒットで出ますと、続く大島がサードゴロなんですが2塁送球がワンバウンドの悪送球になって、1アウト1・2塁。
ただ、後藤が空振り三振し、カリステが高く上がったサードフライで失点ありませんでした。

6回裏
中日のピッチャーは2番手の岩嵜翔に交代でした。
先頭の佐藤輝が左中間オーバーの2塁打のあと、大山が初球を打ったセンター前ヒットで、ノーアウト1・3塁。
ここで代打・前川がスリーボールからフルカウントになって真ん中低いフォーク打ったセンター前に落としたタイムリーヒットで、2対1と阪神が勝ち越し。
このあと木浪がバントを決めて、1アウト2・3塁にしたんですが、梅野がサードゴロでホーム送球タッチアウト。
2アウト1・3塁で、代打・渡邉諒がフルカウントになって二遊間のセカンドフライ。

7回表
阪神のピッチャーは2番手の桐敷拓馬でした。
先頭の細川にスリーワンからの四球を与えると、高橋周平もお腹辺りにかすったか死球。
代打・田中が三塁側にバントも、ピッチャーがゴロを拾っての3塁送球フォースアウトのみで、1アウト1・2塁。
代打・中田がワンストライクから三遊間の外角低め150キロ直球を打ったバットの折れたショートゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送もアウトのダブルプレーとしました。

7回裏
中日のピッチャーは3番手の清水達也に代わりました。
1アウトから中野が粘った四球で出たあと、森下がセカンドの向こうに落ちたヒットで、中野の好走塁もあって1アウト1・3塁。
ここで佐藤輝が強めのセカンドゴロですが、田中が後逸するエラーで、3対1とし、リードを2点とします。
なおも1アウト1・2塁やったんですが、大山の打席のときに森下がワンバウンドの投球時に捕手がはじいたので3塁を狙ったのですが、3塁送球タッチアウト。
大山もピッチャーのグラブをはじいたセカンドゴロ。

8回表
阪神のピッチャーは3番手のハビー・ゲラになりました。
1アウトから岡林が右中間のライト前ヒットでしたが、代打・福永がツーツーから外角ボール気味直球で空振り三振。
後藤の打席で盗塁されて、2アウト2塁になりますが、後藤は左中間の浅いセンターフライで失点ありません。

9回表
阪神のピッチャーは4番手の岩崎優に交代でした。
レフトも島田に代わります。
代打・山本がライト前ヒットで出ますと、細川が三遊間破るレフト前ヒットで粘ってノーアウト1・2塁。
高橋周平が内角高い直球見送っての四球で、ノーアウト満塁。
田中幹也が二遊間のセカンドゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフで、3対2となってなおも1アウト1・3塁。
中田がワンボールからやや外のチェンジアップを打ったレフト前タイムリーヒットで、3対3の同点になります。
龍空が一二塁間破るライト前ヒットで、1アウト満塁になったあと、岡林がフルカウントからの外角高めスライダーを見逃し三振。
代打・中島が内角高い直球を空振り三振。(三球三振)

9回裏
中日のピッチャーは5番手の松山晋也に交代。
2アウトから、中野がセンター前ヒットを放つと、森下の打席で中野が盗塁。
森下はスリーボールから勝負されずに四球。
2アウト1・2塁で、佐藤輝が一二塁間破るライト前ヒットで、2アウト満塁でしたが、大山がワンツーからの外角低めフォークを打ったショートゴロ。

10回裏
中日のピッチャーは6番手の藤嶋健人に交代。
先頭の島田がストレートの四球で出塁すると、木浪が一塁線にバントを決めて1アウト2塁。
梅野が見逃し三振で、代打・原口が二遊間のセカンドへのハーフライナーで得点できません。

11回表
阪神のピッチャーは6番手の岡留英貴になっていました。
先頭の高橋周平がレフトフライ、田中幹也が岡留のクイックでタイミングをずらしたファーストゴロ、中田がサードゴロでした。

11回裏
中日のピッチャーは7番手のライデル・マルティネスに交代。
先頭の近本がライン寄りのレフト前ヒットのあと、中野が初球のバントで近本を送って、1アウト2塁。
ここで森下が初球の内角153キロ直球を打ったレフト線のサヨナラタイムリーヒットで、4対3と阪神がサヨナラ勝ちです!



4対3で阪神がサヨナラ勝ちです!

勝利投手は岡留英貴で、1勝0敗0セーブ。
敗戦投手はライデル・マルティネスで、1勝3敗29セーブ。

ホームランは細川成也の13号ソロ(2回)、大山悠輔の8号ソロ(2回)でした。

観客数42,607人 試合時間4時間11分


=== 戦評 ===

最後はまさか、中日の守護神ライデル・マルティネスからあんなにあっさりサヨナラタイムリーヒットが生まれると思いませんでした、正直に言いまして。
打ったのは森下翔太で、内角の153キロ直球のようです。
勝負強いですね、きょうもほんまにやってくれました!(3日連続で森下はヒーローインタビューを受けました。)
これで4試合連続で打点を挙げているということです。


この劇的勝利で4連勝の阪神は同一カード3連勝でもあります!
オールスター後はまだ負け無しですね。

岡留英貴に今季初の勝利もついた試合となりました。


こちら先発投手の
西勇輝は、制球やキレはまあまあでしたのでしょうが、ときおりの失投は仕方が無いのでしょう。
2回表に細川成也にレフトスタンドに入るソロホームランを打たれましたが、失点はそれだけでした。
6イニングを88球で投げ、4被安打の無与四死球、7奪三振での1失点。
ナイスピッチングでした。

2番手投手は桐敷拓馬でしたが、きょうは力んでいたのか制球が悪く四死球でノーアウト1・2塁のピンチを招きます。
ただ、田中幹也の三塁側のバントが、桐敷がゴロを捕って3塁送球フォースアウトになると、続く中田翔もショートゴロゲッツーに抑え、無失点。

見事に切り抜けていましたね。

4番手投手の岩崎優は、きょうは制球が悪かったですね。
抜けるのか高い球が多く、力んでいると解説されました。
中田翔にタイムリーを打たれるなど、2失点してしまって、3対3の同点にされてしまうんですが、さらに1アウト満塁のピンチになっていましたが、そこは抑えていました。
 

 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の松葉貴大は、多彩に変化球を投げる技巧派ですが、テンポ良く、のらりくらり投げていたような印象が僕はしました。
阪神打線はチャンスを沢山作りながら、なかなか得点できません。
結局、得点できたのは、2回裏の大山のソロホームランによるもののみでした。
ですが、6回表には松葉の打順で代打が送られ、交代でした。
6回以降は監督に信用されていないピッチャーのようです。

6回裏に中日のピッチャーは岩嵜翔になっていましたが、佐藤輝明が左中間破る2塁打、大山がセンター前ヒットと連打でノーアウト1・3塁のチャンスにすると、代打・前川が低いフォークを上手く拾ってセンター前に落としたタイムリーヒットで、2対1と1点勝ち越し。
7回裏は中日のピッチャーは清水達也になっていたんですが、森下のライト前ヒットのときの中野の好走塁もあって、1アウト1・3塁のチャンスにしたあと、佐藤輝がセカンドゴロやったんですが、代わったばかりの田中幹也が後逸するエラーでもう1点取れて、3対1。

で、次に点が入ったのは11回裏でした。
岩崎が9回表に打たれたので、3対3になっていましたが、先頭の近本がレフト前ヒットを放ってから、中野がバントで送り、森下があっけなく初球の内角直球をレフト前タイムリーヒットにしていましたね。
驚きましたが、凄いですこの勝負強さ。
これで僕もだいぶ森下翔太の打撃を信用する勇気が出て来ました!



きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
スポーツ報知からの引用です。

=======

(テレビ中継のインタビューで)

―森下が決めた

「いいとこで回ってくるんでね。きょうは何回もチャンス潰してたので、もうそろそろピッチャーがいなくなるところだった。本当ね、ちょうどよかったですね」

―森下の調子は

「調子というか、ヒットが出てるからよくなってることは確かでしょうね」

―9回で勝ちきりたかった

「それは理想ですけどね。まあ、きょうはチャンスを潰しすぎたので。3点で終わってるから、ああいう展開になったかもわからないですね」

―同一カード3連勝。試合の内容は

「バントとかね、(5回無死一、二塁の中野の併殺打は)ちょうどピッチャーがセカンドランナーだったのでね、あそこ難しかったですけど。ランナーがヒットというか、塁をにぎわすようにはなってきたので、徐々に形ができてきたので。今日はあと1本が出なかったけど、その辺はこれからね。修正していくようにしないといけない」

―1、2番が出て中軸がかえす形ができている

「いやいや、まあそれは打順なんでね。そういう打順になってると思いますからね。みんなの役割、塁に出るという役割、返す役割。それができてるんじゃないんですかね」

―勢いが出てきた

「まあ、勢いというかね。みんなそら、後半が勝負というのは分かってるから。でも前半の最終戦で、いい形で点を取ったので。それは継続してね、この3連戦はできてるんじゃないかなと思いますね」

―30日から巨人戦。甲子園100周年の記念試合で迎え撃つ

「まあ、ちょうどいいんじゃないですか。これで甲子園もちょっと離れますからね。最後継続していいゲームすればね、お客さんにも喜んでもらえると思います」

(囲み取材で時計を見て)

「10時半や、9時前に終わる予定やったのに」

―岩崎は同点で止めた

「いやいや、もう球数が40超えたけど、明日ちょうど試合ないからな。もう追い越されたら代えてたけどな。追い越されるまでは、もう岩崎に任すしかないから」

―明日試合がないという巡りもよくなった

「そうやなあ。きょうはなあ、石井1枚休めたと思ったけどな」

―岩崎は今年一番悪かった

「まあなあ、どやろなあ。最初にポンポンとヒットヒットなったからなあ。まあ、1年間通じたら何回かそういうのあるけどな、うん。でもあっこまで、同点まででしのいだのがな。それが大きいよ」

―延長戦で登板した石井、岡留もいい働き

「本当なあ、石井もう、当然計算に入ってたけど。岡留がな、あそこでちょうど3者凡退でな、ほんときっちり抑えてくれたから。次は1番からやったからな、11回は。向こうも、この打順はマルティネスくるよな、いつもやったら12回しかけえへんけどね」

―マルティネスに今季初めて土つけた

「いやいや、まあ、『同点だから』と言うとったんよ。同点やったらモチベーション上がれへんねん、あれな。去年もそうやったやんか。だいたいそうやんか、2回も負けてるんやから、今年も他のチームに2回負けてるんやで」

―あの回にも勝機があると思ったか

「そら、あるある。中日が追い越してたら全然違うよ、同点で投げてくるのとは全然違うけどな。そんなん分かってたから。同点で、こっちのええ打順で来てくれたから。向こうもええ打順やからマルティネスいったわけやんか。こっちも、ここで点取れんと(中日に)12回チャンスあるということやから」

―森下はああいうところで打てるのが魅力

「いや、いいとこって、ちゃんと打てるようになってるから打てるんやんか。それだけのことやんか。で、打てるようになったらちゃんといいところで回ってくるようになるよ」

―森下に怖さが戻れば、四球で繋がるケースも生まれる

「うん。流れ的にはものすごいいいよな、今は」

―今度こそ歯車がかみあってきたか

「知らん。それはまだまだ、やっと8月に向かうところやのに。そんな歯車かみ合うのは長く続けへんからな、はっきり言って。あんま早よ合うてしまってもアカンで、まだ7月やから」

=======


たしかにきょうは9時くらいに試合終わるなあと思っていたんですが、まさかの岩崎優の乱調が原因で、10時をだいぶ過ぎてから終わるゲームになりました。
まあ、こういうこともありますわね。
同点にされてからも、球場内の阪神ファンの応援は岩崎には暖かかったです。
がんばれという拍手も巻き起こってましたよ。
あの力で岩崎も逆転はされなかったのかもしれませんわ。

 

 

 

 




時間も来ましたので、きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。