打ち合った甲子園100周年記念カードの2日目! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年7月31日の阪神タイガースは、甲子園球場での読売巨人ジャイアンツとの試合でした。
甲子園開場100周年記念のカードの2日目になります。
暑いですが、選手たちには頑張ってもらいましょう。

さっそくスタメンから書いて行きます。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(三)佐藤 輝明
5番(一)大山 悠輔
6番(左)野口 恭佑
7番(遊)木浪 聖也
8番(捕)坂本 誠志郎
9番(投)及川 雅貴

きょうの6番レフトは野口ですね。
キャッチャーは8番・坂本誠志郎です。


読売巨人ジャイアンツ
1番(右)丸 佳浩
2番(二)吉川 尚輝
3番(中)ヘルナンデス
4番(一)岡本 和真
5番(三)モンテス
6番(遊)泉口 友汰
7番(捕)岸田 行倫
8番(左)オコエ 瑠偉
9番(投)グリフィン

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は矢野燿大さんです。
きょうは浜風ではなく、センターへのフォローの風が主です。


=== 試合の流れ ===

1回表
1アウトから吉川尚輝がレフト前ヒットを放つんですが、ヘルナンデスがショートゴロで、2塁送球フォースアウト。
岡本和真が見逃し三振。

1回裏
近本がレフト前ヒットで出た後、中野がバントを決めて1アウト2塁。
森下がレフト前ヒットを放って、1アウト1・3塁にするんですが、佐藤輝が外角スライダーに空振り三振、大山がストレートの四球で2アウト満塁のチャンス。
野口はフルカウントからの四球で、押し出しとなって1対0と阪神が先制。
続く木浪はワンワンからのやや外の直球を打った左中間のセンター前2点タイムリーヒットで、3対0となってなおも2アウト1・2塁。
さらに坂本誠志郎が四球を選んだ後、及川がレフト線のタイムリーヒットで、2塁走者も本塁に突入するんですがタッチアウト。(及川が初ヒット、初打点と言っていました。)
4対0となりましたが、チェンジでした。

2回表
1アウトから泉口が三塁線破るヒットを放つんですが、2塁に進もうとして野口が2塁に好送球してタッチアウトになるプレーがありました。

2回裏
2アウトから、森下が四球で出ますが、佐藤輝が一二塁間を破るライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
ただ、大山はファーストファウルフライ。

3回表
2アウトから、丸が四球で出ますと、続く吉川が強めのショートゴロで、2塁送球フォースアウト。

3回裏
2アウトから、坂本誠志郎が四球で出ましたが、及川がバウンド高いセカンドゴロでしたが、1塁ランニングスローが悪送球で、2アウト1・3塁。
記録は内野安打と悪送球。
しかし、近本がサードライナーで、この回は得点できません。

5回表
1アウトから、岸田がセンター前ヒットで出ますと、オコエが詰まりながらもセンター前ヒットを放って、1アウト1・2塁。
代打・大城がフルカウントまで粘ってワンバウンド投球で四球で1アウト満塁。
丸の打席でワンバウンドの暴投で、4対1となってなおも1アウト2・3塁。
丸がツーツーから外角低めスライダーを打ったセカンドゴロで、4対2となってなおも2アウト3塁。
吉川はレフトフライ。

5回裏
巨人のピッチャーは2番手の泉圭輔に交代。
三者凡退に終わります。


(ベリーグッドマンのライブが6回が始まる前にありました。グラウンドに降りて歌ってました。)

6回表
阪神のピッチャーは2番手の岡留英貴に交代。
ヘルナンデスがワンツーから外角直球を打ったセンターオーバーのフェンス直撃の2塁打を放ってピンチになります。
岡本和真がライト前ヒットで、ノーアウト1・3塁。
モンテスが一二塁間のファーストゴロで、岡留が1塁ベースカバーに入ってのアウトで、4対3となってなおも1アウト2塁。
泉口がバットの折れたファーストゴロで2アウト3塁になったあと、岸田がショートゴロ。

6回裏
先頭の坂本誠志郎がセンター前ヒットで出ますと、代打・糸原がツーワンから真ん中やや低めツーシームを打った一二塁間を破るライト前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
近本がワンツーからやや内の低め直球に見逃し三振でしたが、中野がワンボールから真ん中ツーシームを打った一塁線を破るタイムリー2塁打で、5対3としてなおも1アウト2・3塁。
森下が空振り三振でしたが、佐藤輝がセカンドの頭上を越えた2点タイムリーヒットで、7対3としてなおも2アウト1塁。
大山は変化球が肩くらいに当たった死球で、野口がフルカウントからのランエンドヒットの掛かった二遊間をゴロで抜けるセンター前タイムリーヒットで、3対8となってなおも2アウト1・3塁。
木浪が空振り三振。

7回表
阪神のピッチャーは3番手の漆原大晟に交代。
1アウトから、代打・門脇がフルカウントまで粘ってジャンピングキャッチしようとした木浪のグラブをライナーではじいたショートへの内野安打。
丸が一二塁間のファーストゴロで、大山がダイビングキャッチして1塁を踏みアウト。
2アウト2塁で、吉川尚輝がセンター前タイムリーヒットで、8対4にされます。
ヘルナンデスが四球でしたので、ここで阪神はピッチャーが交代して、4番手の石井大智になりました。
岡本が初球の右中間の大きなライトフライ。

7回裏
巨人のピッチャーは3番手の平内龍太に交代。
門脇がセカンドに入ります。
1アウトから島田がセンター前ヒットで出ると、近本が二遊間を抜けるセンター前ヒットで、1アウト1・2塁。
中野がバウンド高めの一塁線のファーストゴロで、1アウト2・3塁。
森下の打席で初球から2球連続頭部付近に直球が行って、観客がエキサイト。
森下がツーワンから外角低めスプリットを打った三遊間のバウンド高いショートゴロで、1塁送球もタイムリー内野安打になって、9対4としてなおも2アウト1・3塁。
佐藤輝の打席で森下が盗塁死。

8回表
阪神のピッチャーは5番手の富田蓮に交代。
モンテスが四球で出ますと、泉口が高く上がったセカンドフライ。
岸田が左ももに当たった死球で、1アウト1・2塁になりますが、オコエがセンター前ヒットで近本が後逸するエラーで、9対5となってなおも1アウト2・3塁。
ここでピッチャーは6番手の桐敷拓馬に交代しました。
門脇が一二塁間のファーストゴロで、桐敷が1塁ベースカバーでアウト、9対6となって2アウト3塁。
丸がセンターフライ。

9回表
阪神のピッチャーは7番手のハビー・ゲラになりました。
坂本勇人が外角159キロ直球で空振り三振。
ヘルナンデスが一塁線のキャッチャーゴロ。
岡本和真が外角低めスライダーで空振り三振。



9対6で阪神が打ち勝ちました!

勝利投手は及川雅貴で、1勝1敗0セーブ。
敗戦投手はグリフィンで、5勝3敗0セーブ。
セーブはハビー・ゲラについて、0勝3敗11セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数47,011人 試合時間3時間39分


=== 戦評 ===

けっこうな打ち合いになってしまいましたが、制したのは阪神でしたね、これで6連勝となります。
及川雅貴に先発投手として勝ちがついたのは、これがプロ初ということになるそうです。

4試合連続で2桁安打というのもすごいですが、きょうは9得点中8得点がツーアウトからの得点でした。
粘って点が取れたのは良かったですが、互いにいっぱい点を取られる長い試合になりましたね。


特に5~8回の打ち合いというか、かなりの点の取り合いは、互いにピッチャーが疲弊していて、信用できるピッチャーが少なくなってる事とも関係があるんでしょう。
できれば、良いピッチャーは温存したいのもありますが、いろんなピッチャーにチャンスを与えてどこまで投げられるのか、試さないといけないのもありますし。
終盤に僅差でリードしている状況ならば、イニングの最初からもっと良い投手を出すんでしょうけど。


こちら先発投手の
及川雅貴は、しっかりと球威のある球を投げていました。
制球もまあまあで、だいたいは安定していました。

ただ、5回表になって勝ちを意識したのか乱れ出しました。
連打されたあとに四球も与えて1アウト満塁のピンチを招き、ワンバウンドの暴投のときの1失点と、丸のセカンドゴロの間の1失点で、計2失点しました。
結局、投げたのはこの回までで、5イニングを78球で投げ、4被安打の2与四球・無与死球、4奪三振での2失点。
本人もヒーローインタビューで言ったていたように、もっと長いイニングを投げて欲しかったですが、まあ、先発投手としての初勝利については、おめでとうございます。

2番手として6回表を投げた岡留英貴球の勢いなどはそんなに悪くないのでしょうが、変化球の制球が悪かったのかなと思います。
1イニングを投げて、2失点。

7回表の先頭打者から投げた3番手の
漆原大晟球の勢いはあったように思いましたが制球が良くなかったように思いました。
2アウトまで取れましたが、1失点した後、さらにヘルナンデスに四球を与えたところで4番手の石井大智に交代でした。
石井はたった1球で岡本和真をライトフライに打ち取って、7回表を終えました。

8回表の先頭から投げた5番手の
富田蓮制球が良くなかったですね。
キレはあるんやという解説でしたが。

四球、死球と続けて走者を出したあと、オコエのセンター前ヒットのときの近本の後逸するエラーで失点していました。
このあと6番手の桐敷拓馬に交代となりましたが、桐敷が門脇をファーストゴロに打ち取ったときに1点取られ、記録としてはもう1失点が富田につきまして、計2失点したことになりました。

まあ、岡留、漆原、富田についてはいずれも制球が悪くて、不甲斐ない感じがしました。
 

 

 

 

 

 

 



むこう先発投手のグリフィン立ち上がりで特に制球が悪く、思ったところには投げられてなかったようです。
初回だけで四球を2つも出しましたし、そのなかの1つは野口の押し出しの四球で、先取点を挙げました。
その後、木浪のセンター前2点タイムリーヒットと及川のレフト線のタイムリーヒットで、初回から4点も取っていました。

結局、グリフィンは4回まで投げて、それ以降には失点はしませんでした。

そのあと阪神は6回裏になって、巨人の2番手投手の
泉圭輔を捉えて4得点します。
中野のタイムリー2塁打、佐藤輝明のライト前2点タイムリーヒット、野口のセンターまで抜けるタイムリーヒットが出ていましたね。

7回裏は1アウト2・3塁の状況で森下の三遊間のバウンドが高いショートへのタイムリー内野安打が出て、もう1得点でした。
このときスコアは9対4になっていました

まあ、
きょうは打つほうはよくやっていると思いましたね。
最終的には、4試合連続の2桁安打ということもありますし。

ほんまに「急にどうしたんでしょう?」と言う感じで凄いです。喜んでます。


さて、きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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 (テレビインタビュー)

-打線の奮起。

「いやいや、まあ初回大きかったですね」

-集中打が出始めている。

「いやいや、それはこんだけヒット出るんだから悪くはないと思いますよ」

-前半戦は投手が引っ張って、後半戦は打者が引っ張るのはチームとしてもいい流れ。

「まあね、まあ前半戦がね、あまりにも点が取れなかった分ね、それは野手の方は分かっていると思うので後半、その分取り返してくれたらいいと思いますけどね」

-先発の及川は。

「いやいや、もう少しいってほしかったですけどね。あそこで精一杯ですかね。五回ね。先発やったら勝ち星付いてないから意識をしたのか、フォアボールが絡むのでね、その辺が課題でしょうね」

-1つ白星が付いて次以降の変化は期待できるか。

「それは先発初勝利ということで、自信にはなると思いますけどね」

-4試合連続2桁安打。どの選手に状態の良さを感じるか。

「いやいや、どの選手というか、全体にね、みんなに満遍なくヒットが出ているので、凡退しても後ろのバッターがカバーするっていうか、とにかくいい流れにはなっていると思いますね」

-6連勝の持つ意味は。

「いやいや、もうね、勝ち負けの勝負になってくるんでね、後半は。連勝とかじゃなしに、1試合1試合ね、それの積み重ねと思いますよ」

-明日の節目へ。

「いやいや、まあね、最後ロードにも出ますしね、甲子園最後なんで、最後というか、このカードの最終戦で、2つ勝ったんで、いい形でね、明日ね、記念日ですからね、いい形で勝利したいと思いますね」

(記者囲み取材)

-2アウトから得点が。

「なあ。いや、見ての通りやん」

-中継ぎは。

「今日なんか使う気なかったけどな。情けないな。ホンマ情けない。1イニング投げきれんもんな」

-あの辺は誤算か。

「フォアボールが絡むからさ。逃げてるように見えるからな結局はな。勝ってる時、僅差とかはなかなか投げる機会なかったからな。こうやって投げさせてみたら、そういうことや」

-夏場なってあの辺が頑張らないと。

「いや、他のピッチャーおるよ、そんなの。それだけのことやんか」

-桐敷らは明日使いにくいか。

「いや、そら、どういうゲーム展開になるか分からへんからさ」

-今日は使ってはいけない試合。

「まあ、そういうことやん。石井にしてもそうやん。1球で球数は投げてないけどな。マウンドに上がる場面も、その分違うからな」

-森下は顔面付近への球が危なかった。

「え?情けないのう、巨人もな。情けないと思ったわ、俺は。あの2ー0からスライダーでストライク取って、なんか笑うてる姿見たら。情けないねえ。伝統の一戦にならんよ、はっきり言うて。ホンマ」

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なんか、きょうはいつもとは逆に、投手陣に対して苦言せざるを得ませんでしたね。
リリーフ投手も勝ちパターン以外は、もうちょっとしっかりやってくれないと。


森下の顔面付近の2連続の投球は、あれだけ危ない球が行ってるのに、投手・平内龍太に悪かったというそぶりがどういうわけか全く無かったので妙でした。
ちょっと首をかしげるシーンではありました。

 

 

 

 




きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。