ヤクルトに大差で負けた阪神 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年6月29日の阪神タイガースは、神宮球場での東京ヤクルトスワローズとの試合でした。
きのうは雨天中止で、若干、水を差されたのか感じがあるのか?
まあ、梅雨の期間ですので、どのみち多少の試合中止はあるでしょうから、そうやとしても仕方が無いですね。

では、さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)島田 海吏
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)前川 右京
6番(三)佐藤 輝明
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(投)伊藤 将司

1番センターはきょうも島田で、近本はベンチスタートのようです。
キャッチャーは7番の坂本です。


東京ヤクルトスワローズ
1番(中)丸山 和郁
2番(右)宮本 丈
3番(一)オスナ
4番(三)村上 宗隆
5番(左)サンタナ
6番(遊)長岡 秀樹
7番(二)山田 哲人
8番(捕)中村 悠平
9番(投)奥川 恭伸

14時頃からプレイボールのデーゲームでした。
中継番組の解説は矢野燿大さん、岩田稔さんでした。
チケットは完売したそうです。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の島田がワンストライクからやや外のやや高め直球を打った三遊間のショートゴロ。
中野がワンストライクからやや外の高めフォークを打った浅いレフトフライ。
森下がフルカウントまで粘ってバウンド高め外角ボール気味直球を打ったショートゴロ。

1回裏
丸山和郁がフルカウントになって外角低くツーシーム外れ、四球。
宮本がワンボールから真ん中高めカットボール打ったライトの右を破ったシングルヒットで、ノーアウト1・3塁。
オスナがワンボールからやや内の低めカットボールを打ったレフト線破るタイムリー2塁打で、0対1とヤクルトが先制しなおもノーアウト2・3塁。
村上宗隆がツーツーからやや外の低めカットボールを打った右寄りのセカンドゴロで、1塁送球の間に失点して、0対2となって1アウト3塁。
サンタナがフルカウントまで粘ってやや外のチェンジアップを打った大きなライトへのフライで犠牲フライとなって、0対3となりました。
長岡がワンワンから外角低めカーブを打った右寄りのショートライナー。

2回表
大山がフルカウントまで粘って外角のスライダー見送って四球。
前川がフルカウントまで粘ってやや内の高め直球を打った強いファーストゴロで、ランエンドヒットが掛かっていたので、1塁を踏んだのみの1アウト2塁。
佐藤輝がフルカウントまで粘って内角低いスライダー見送っての四球で、1アウト1・2塁。
坂本がフルカウントになって外角直球を打った浅めセンターフライ。
小幡がワンストライクからやや外のフォークを打った大きめのライトフライ。

2回裏
山田がツーツーから内角高め直球を打った高く上がった浅いセカンドフライ。
中村がフルカウントまで粘って内角直球を空振り三振。
奥川がワンストライクから真ん中低めチェンジアップを打った三遊間のショートゴロ。

3回表
先頭の伊藤将司がワンワンから外角やや高め直球を打った強いセカンドゴロでしたが、島田がワンツーから真ん中やや高め直球を打ったライト前ヒット。
中野の打席で、セフティバントの構えを走者が走りましたが、暴投になって、1アウト2塁。
中野はツーワンから外角高め直球を打った右寄りのセンターフライ。
森下がツーツーから外角低いカーブで空振り三振。

3回裏
丸山和郁がワンワンからやや内の高め直球を打った正面のショートゴロ。
宮本がワンストライクから右脇腹付近にツーシームが抜けて当たった死球。
オスナがワンツーからやや外の高い直球を打ったセカンドゴロでしたが、2塁送球も小幡が落球のエラーで、1アウト1・2塁。
村上宗隆がフルカウントまで粘って真ん中低めの落ちきらなかったフォークを打った一二塁間強く破るライト前ヒットで、1アウト満塁。
サンタナがツーツーから内角高めカットボールを打ったライト前ポテンタイムリーヒットで、0対4とされ、なおも1アウト満塁。
長岡がワンツーから真ん中低いチェンジアップを上手く打たれてライト前タイムリーヒットで、0対5とされ、なおも1アウト満塁。
ここで阪神のピッチャーは2番手の浜地真澄に交代。
山田がワンボールから外角直球を打ったバットの折れたショートゴロで、6・4・3のダブルプレーにしました。

4回表
大山がワンストライクから真ん中高めフォークを打ち上げたセカンドフライ。
前川がワンツーから外角高めスライダーを打ったライトフライ。
佐藤輝がツーボールから真ん中スライダーを打ち上げた三塁側寄りのキャッチャーファウルフライ。

4回裏
中村がワンワンから外角低めカットボールを打った右寄りのセカンドゴロ。
奥川がやや内低め直球を見逃し三振。(三球三振)
丸山和郁がツーツーから真ん中直球を打ったバウンド高いセカンドゴロ。

5回表
坂本がツーワンからやや内の高い直球を打ち上げた二遊間の深めショートフライ。
小幡がワンストライクから外角フォークを打った一二塁間のファーストゴロで、奥川がベースカバーのアウト。
代打・野口はワンワンから左手首に当たった死球。
島田がフルカウントから大きく直球が外角に抜けて四球。
中野がワンストライクから外角高めに抜けたフォークを打った左中間のセンター前ヒットで、1対5としてなおも2アウト1・3塁。
森下がツーツーから内角スライダーを詰まって打ったセカンドゴロで、1塁送球アウト。

5回裏
阪神のピッチャーは3番手の富田蓮に交代。
野口もライトに入ります。
宮本がワンツーからやや内の低めスライダーを打った左寄りのセカンドゴロ。
オスナがフルカウントになって内角やや高めカットボールを打った高く上がった深いショートフライ。
村上宗隆がワンワンから外角高め直球を捉えた左中間スタンドにギリギリくらいで入るソロホームラン。
1対6となりました。
サンタナがワンツーから外角低め直球を打ったライトライン際でフェンスにワンバウンドで当たるシングルヒット。
長岡がツーボールから真ん中高め直球を打った二遊間のショートゴロで、2塁トスしてフォースアウト。

6回表
ヤクルトのピッチャーは2番手の星知弥に交代。
大山がワンボールから真ん中高い直球を打った高く上がったセカンドフライで、前川がスリーワンから外角直球を打った高く上がったサードファウルフライ。
佐藤輝がフルカウントまで粘ってやや外のフォークを打った右中間のライト前ヒットで出ますが、坂本がツーツーからやや内の低いフォークで空振り三振。

6回裏
山田がワンストライクからやや外の直球を打ったレフト前ヒットで出塁しますと、中村が一塁線のバントで送って、1アウト2塁とされますが、代打・北村拓己がワンストライクからやや内高め直球を打ったファーストファウルフライ。
丸山和郁がワンツーから真ん中のカットボールを打った右寄りのセカンドゴロで、1塁送球アウト。

7回表
ヤクルトのピッチャーは3番手の石山泰稚になりました。
セカンドには北村拓己が入ります。
小幡がツーツーからやや内の直球を打った一二塁間のファーストゴロで、石山がベースカバーでアウト。
続く野口が初球の外角やや低めカーブを打った三遊間のサードゴロでしたが、島田がワンボールから真ん中高め直球を打ったセンター前ヒット。
中野がスリーワンから外角高く直球が抜けて四球で、1アウト1・2塁。
代打・糸原がフルカウントまで粘って外角スライダーを打った正面のショートゴロで、1塁送球アウトでした。

7回裏
阪神のピッチャーは4番手の島本浩也に交代。
宮本がツーワンから内角高めに行った直球をセンター前ヒットを放つと、代走は並木。
オスナがツーボールからやや外やや低めシュートを打った右中間の浅めライトフライ。
村上宗隆がツーワンから内角やや高め直球を打ったやや右寄りのレフトフライ。
サンタナの打席で盗塁されて、2アウト2塁。
サンタナとはあんまり勝負しない感じで、ストレートの四球で、2アウト1・2塁。(サンタナに代走は山崎。)
結局、長岡がワンストライクから外角低めフォークを打ったセカンドゴロで、1塁送球アウト。

8回表
ヤクルトのピッチャーは4番手の小澤玲史に交代しました。
ライトに丸山和郁が行って、センターに並木が入り、山崎がレフトとなりました。
大山がツーワンから真ん中直球を打ったライト前ヒットでしたが、続く前川が粘ったツーツーから真ん中高い直球を打った高く上がったショートフライ。
佐藤輝がワンボールから外角フォークを打った高く上がったサードファウルフライ。
坂本がワンツーから真ん中直球を打った右寄りのライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
小幡がフルカウントまで粘ってやや外の高い直球で空振り三振。

8回裏
代打・西田がワンワンから真ん中高め直球を打ったレフト前ヒットで出塁すると、中村がバントを決めて、1アウト2塁。
北村拓己がフルカウントになって内角直球を見送って四球。
しかし、丸山和郁がワンツーからやや内の低め直球を打った二遊間のセカンドゴロで、4・6・3のダブルプレーになりました。

9回表
ヤクルトのピッチャーは5番手の清水昇に交代。
先頭の野口が初球のやや外の直球を打ったサードライナー。
島田がツーワンからやや内の高いカットボールを打った深いセカンドフライ。
中野がワンストライクから内角カットボールを打った詰まったセカンドゴロ。



1対6と阪神が大差で負けました。

勝利投手は奥川恭伸で、2勝0敗0セーブ。
敗戦投手は伊藤将司で、3勝4敗0セーブ。

ホームランは村上宗隆の15号ソロ(5回)のみでした。

観客数29,491人 試合時間3時間11分

=== 戦評 ===

阪神打線の状態は、やはり一進一退なんですかね。
きょうくらいのヤクルトの投手陣の具合で、ヒットはチームで6本出て、四死球を5つももらっても、打線に繋がりが無く、1点くらいしか取れないのは、かなり苦しいし、ダメなのでしょう。


こちら先発投手の
伊藤将司は、立ち上がりから球が高かったですね。
直球の強さも今季はあまり無いので、
初回裏に連打されたりで、いきなり3失点しました。
3回裏もセカンドゴロゲッツーのときの小幡の落球のエラーがありもしましたが、その後、打ち込まれ2失点して、0対5となります。

そこで交代となりました。
結局、2と1/3イニングを68球で投げ、5被安打の1与四球・1与死球、1奪三振での5失点。

来週に彼の先発登板があるとは思えんようなくらいの投球でした。
キレなども無く、制球が甘いですね。


3番手投手は富田蓮でしたが、5回裏に村上宗隆にソロホームランを左中間に上手く打たれまして、1対6にされました。
 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の奥川恭伸は、立ち上がりはまあまあでしたが、2回表からは制球の不安が出てきました。
それでも、要所は上手く投げきる感じで序盤は切り抜けてました。
ストライクゾーンにフォークを投げられているのが大きいと解説されました。

5回表になって、2アウトから四死球で阪神側のチャンスになりまして、中野拓夢のセンター前タイムリーが出て、1点だけ取ります。
きょうのところは、この辺が限界やと高津臣吾監督が感じたのか、6回からは別のピッチャーが投げていました。
日刊スポーツによりますと、きょう唯一のタイムリーを打った
中野は、奥川について、「いい感じに荒れていた。変化球の曲がりもあまり一定ではなく、ちょっと絞りにくかった」と離していたそうです。

結局きょうは、チャンスは4度ほどあったと思いますが、点を取ったのは5回表の1点のみでしたね。
出塁はけっこうしていて、残塁は10を数えたそうで、ほんまに繋がりを欠いた打線でした。

特に目立って打ったのは、1番に入っている島田海吏でしょう。
きょうは2安打と1四球と言う活躍ぶりでしたから。

日刊スポーツによりますと、島田はこれについて、「いい状態をキープできている感覚はある。根性論みたいになっちゃうけど、強い気持ちで打席に入れている」とコメントしているようです。

あとは中野、大山悠輔、佐藤輝明、坂本誠志郎に1本ずつヒットが出ていますが、いかにも調子良くなさそうやったのが3番ライトに入った森下翔太で、大した当たりでは無い内野ゴロ2つと三振が1つと、三打席無安打でした。
5回裏の守備から3番のところにはピッチャーが入り、途中から代打で出てきた9番の野口恭佑がライトになっていました。

2軍から1軍に上がって来てすぐに使ってもらえている野口はきょうは3打席で1死球の無安打でしたが、9回表の第3打席は良い当たりのサードライナーで、今後、打ちそうな感じはありましたね。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

 -伊藤はボール高い

 「高いよもう、なあ。初回もおまえ、全部高かったなあ」

 -修正しきれず

 「えっ?いや、2回から低めにいきだしたやんか。あれゲッツーとってたら別にどうってことなかったんや、あのままいっとると思うけどな」

 -守備のミス出たからこそ踏ん張って欲しい。

 「打順的に一番ミスが出たらアカン打順やんか。なあ。バッターの足と打球の速さ考えたらおまえ、流れでゲッツーをとるケースじゃないやんか。1個ずつぽんぽんとやってもゲッツーとれる打球やろ?バッターの足と考えたら」

 -3点ならこの球場なら。

 「いや全然、そんなもんおまえ」

 -奥川も状態はそれほど良くなさそうだった、付け入る隙も。

 「あったよ、それは。2点とってからな。うん、完全に流れがこんわな」

 -野口の内容は

 「ええんちゃうの?そら誰が見てもええやろ。悪ないやんか、なんで?聞く質問ちゃうよ、誰が見てもええやんか。打球を見ても」

 -初出場だが、積極的にバットも出ていた。

 「だから、ちゃんと打ってるから。ストライクをあないして打てばええだけの話やから。点入れへん時は、みんなボール球やろ、打ってるの。そういうことやろ」

 -逆に森下は悪かった。

 「そんなん悪いどころちゃうよ。一緒や、ナンボ言うてもあかんわ。きのうのミーティングを聞かせてやりたいわ。ナンボ言うても一緒や」

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あしたからライトが野口に代わってそうですね。
打順はどうするんでしょう?

あと、島田がきょうも頑張ってますが、近本光司はあしたはどうするのか?
記者も聞いていませんね。


負けましたし、きょうはこのへんにしときましょう。
あとは、阪神が現在、3位に転落したことだけ書いときます。
(首位・広島までは4ゲーム差あります。)

いつも読んでくださってありがとうございます。