こんなに大量得点は何日ぶり?岡田監督の通算700勝を飾った阪神! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年6月27日の阪神タイガースは、甲子園球場での中日ドラゴンズとの試合でした。
きょうも曇り空ではありますが、試合中断するような雨はあんまり降らないような予報でした。
さっそくきょうのスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)島田 海吏
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)前川 右京
6番(三)佐藤 輝明
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(投)村上 頌樹

近本がスタメンから外れ、島田が1番センターで入っていますね。
このところの岡田監督の口ぶりからすると、僕としては想定内ではありましたが、ショックやという方も実際にけっこういらっしゃると思います。


中日ドラゴンズ
1番(中)カリステ
2番(二)田中 幹也
3番(右)板山 祐太郎
4番(左)細川 成也
5番(一)石川 昂弥
6番(三)福永 裕基
7番(捕)宇佐見 真吾
8番(遊)龍空
9番(投)梅津 晃大

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は福本豊さん、福留孝介さんです。
雨は後半あたりから降り出しまして、次第に強くなりました。
風はあまり吹いてないということでした。


=== 試合結果 ===

きょうは詳しい試合経過を書けませんでした。

8対1で阪神が大勝しました!

勝利投手が村上頌樹で、3勝5敗0セーブ。
敗戦投手が梅津晃大で、1勝5敗0セーブ。

ホームランはありませんでした。

観客数42,618人 試合時間2時間48分

=== 戦評 ===


岡田彰布監督の通算700勝目の勝利となった、この試合でしたね。

両チームとも、初回は1番と2番打者が出塁して、中日はノーアウト1・2塁、阪神はノーアウト1・3塁のチャンスを作っていたんですが、クリーンアップがチャンスを潰しての無得点。
互いにどうしようもない拙攻をやり合うなあと想ったんですが、以降はチャンスらしいチャンスがなく、中盤までアッという間に終わっていました。

ただ、終盤の7回裏になって、阪神側が4点も取れるビッグイニングを作ると、8回裏にもさらに4点も取るビッグイニングを作って、8対0と阪神が大量リードします。
9回表に中日が投球数が120球以上くらいになった村上頌樹から連打して、1点だけ取りましたが、そのあとは富田蓮が抑えまして、8対1で阪神が勝った試合となりました。


こちらの先発投手の
村上頌樹は、初回だけキレも制球も悪いように見えましたが、そのあとは良くなって、中日打線をどんどん抑えて行きました。
結局、8と1/3イニングを133球で投げ、8被安打の無与四死球、11奪三振での1失点。

1試合で11奪三振は自己最高記録ということですね。
投球数の133球も自己最多のようです。

9回表は雨が強く降っていた影響もあったのか、3連打されていましたが、基本的には素晴らしい投球で、よくやってくれたと思います。
 

 

 

 

 

 


むこう先発投手の梅津晃大は、150キロ以上の強い球を投げる、制球はあまり良いわけでは無いピッチャーでした。
適度に荒れているので、打つほうとしては非常に絞りづらい面があったようです。
7回裏に阪神打線に捕まりましたね!

先頭の中野に左中間破る2塁打を打たれたあと、森下のピッチャーゴロを1度こぼしたのを拾って3塁送球がセーフの野選でノーアウト1・3塁になったところから、大山のワンボールからやや外のスライダーを打ったレフト前タイムリーヒット、前川のライト線破るタイムリー2塁打、佐藤輝明の追い込まれてから逆方向に打ったレフト前2点タイムリーヒットと、3連続タイムリーが珍しく生まれて、4点を阪神打線が取ります。大山にタイムリーヒットを打たれた直後に、ピッチャーは2番手の左腕の齋藤綱記に交代していました。前川佐藤輝も、左ピッチャーからタイムリーを放ったんですね。)
8回裏もピッチャーは4番手の
田島慎二にこの回から交代していましたが、島田がセンター前ヒット、中野もライト前ヒットで続いた後、森下がワンボールからの真ん中のシュートを打ったレフトフェンス直撃のタイムリー2塁打で、5対0とします。
さらに大山が四球ので満塁としたあとに、前川がセンターオーバーの2点タイムリー2塁打を放ち、7対0とし、ピッチャーが交代して5番手の勝野昌慶になります。
またさらに佐藤輝がレフトへの犠牲フライを放って、実に8対0とし、またビッグイニングとなりました。


終わってみれば、サンテレビによりますと、12試合ぶりの2桁安打にして、5月16日以来の8得点以上ということで、これだけの大勝はほんまに久しぶりなわけです。
終盤はほんまに左団扇で観れるような試合にきょうはなりましたね。
これが続けば良いですが、どうなりますやらね~。
 

 

 

 

 

 



きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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(テレビインタビュー)

-終盤に一気に打線がつながった

「ほんとに久しぶりなんでね。前の中日戦くらいかな」

-先制打は4番の大山

「初回にね、久しぶりのチャンスで、1点でもとっとけば、だいぶ楽な展開になったと思うんだけど。あそこは打たないとね。4番だしね」

-前川、佐藤輝と3者連続で続いた

「いやいやだから、左変えてくると思ったんだけど。前川にバントさせてもしょうがないしね。だから、ね、左ピッチャーでもね、打てるっていうのを、そういうのをみせてくれたんじゃないですか」

-七回だけではなく、八回にも得点。森下もタイムリーが出た

「まあ。ね(笑)初回もね、ボール球ばっかり振ってね。まあ、みんなにつられてね、そういうヒットが出たような感じだけど。それでもね、やっぱり1本出るとね、やっぱだいぶ違うと思うんで」

-三~六番に打点がついた

「こんなん久しぶりでしょ。4人に(打点が)付くということは、4点以上取らなあかんからね。本当に久しぶりと思いますよ」

-近本がスタメンを外れた。島田が3度出塁した。

「いやだから、初回も追い込まれた後にフォアボールを選んだりね。だから、そういう意味では(近本は)昨日もあまり内容良くなかったからね、今日1日休ませようかなと思って。島田がいい仕事をしましたね。後の盗塁はアウトになったけど、思い切っていった結果のアウトだから、こんなのは仕方ないことであって、1、2番に走ったりというのが出てくると、つながりというのが出てくると思いますよ」

-村上は甲子園初完封を逃す形にはなった。

「ああ、ねえ、今日は球数も多かったけど、今日はもう完封と言っていたけど、1点取られたんでね、代えたんですけど、最後は雨の影響もあったかもわからないですね」

-自己最多11奪三振。

「7回くらいかな?今日はだいぶ三振取ってるなと、安藤コーチと言ってたんだけど、自己最高ですか。ああそう。いい時のボールというか、今日無四球でしょ。コントロールもだいぶ戻ってきたなあていう話をね、ずっとしてましたけどね」

-節目の通算700勝

「ああ、いや、それも全然忘れてましたけどね」

-この点は

「いやいや、これはもう積み重ねなんで。長いことやってたらね、増えていくとおもいますけどね」

-明日から神宮でヤクルト戦

「いやいや、久しぶりにいい流れだったんでね、これからね、ちょうど(シーズン)半分くらいでしょ、今日で。だから今日の形を続けていくことですね」

【ペン囲み】

-2日前に言っていた復調気配が

「ああ、まあ1日遅れたけどな」

-中野も久しぶりに

「いや、みんな久しぶりやろ、そんなん」

-これも今日だけのものにせず明日以降も

「いやいや、そら明日からよ、大事なんわな」

-きっかけになりそうな予感

「いやいや、それは明日試合ないと分からんよ。そんなん、これで絶対打てるいう保証なんかないやん。またピッチャーも代わるしな、それは」

-近本は昨日の状態を見て

「いやずっと悪かったからや。まあいい機会やったからな、うーん」

-明日はスタメンに戻す

「いやそんなん分からへんよそんなん。ええ、これで外したら島田怒りよるやろ、そんなん当たり前やろ、だってこれはお前、そんなん、みんなプロなんやからさ、試合出てなんぼなわけやで。そこをおびやかそうと思ってみんな練習してるわけやからさ。そんな簡単にな」

-前川は昨日悔いが残るところもあったかもしれないが

「どういうこと? 悔しいって?」

-監督も「罰金や」とおっしゃっていたが

「あんなんで罰金取ってたら、今年なんぼ罰金とらなあかんか分からん。なにを言うてんの、こっちが言うてないだけやないか、サインミスとか」

-打つ前に前川に何か話していた

「いやいや、バントはない言うただけ。バントしたらまた森下飛び出すやろ」

-佐藤輝は走塁ミスがあったがバットで取り返した。

「まあ、バットでって、それ普通じゃないの?そんなのは。今までが悪いからそないしてたまにヒット出てお前、それを続けていかなあかんいうことやんか、結局は、はっきり言うて、おーん。そんなん今日1日で終わったら一緒やからな、おーん。なあ、今日の感じでどういう感じで明日ゲームに挑むか、それが一番よ。もう今日勝ったことは終わってるんやから、こんなの」

-村上に久々に勝ち星がついた。気持ち的にも変わってきそう。

「いやいや、そら勝ち星つくのが言うてる通るり先発は勝ち星やからなぁ、おーん。だからなあ、防御率を見てもあの防御率で3つも負け越しいうのはおかしいことやから、やっぱり打線の援護とかの兼ね合いでいうだけやから。やっぱり勝ち星がつくいうことが一番先発は大きいことやからね」

-0-0の中でいい投球

「今日はもうだから言うやん。去年のいい時の姿に戻ってるよ、はっきり言うて、おーん。だから今日の0-0は全然心配してなかったよ、おーん」

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記者の行っていた
佐藤輝の走塁ミス言うのは、5回裏に1アウトから佐藤輝が左中間にレフト前ヒットを放ったんですが、2塁に行けそうと思ってしまったのか無理に2塁に行ってしまい、レフトの細川成也が冷静に2塁送球タッチアウトになったシーンがありまして、そのことやと思います。(サトテルが自信ありげにリクエストを要求したので、岡田監督もリクエストでビデオ検証をしてもらったんですが、判定は変わらずでした。)
ああいうのは行けそうかもと思っても、危ないと思ったら半分のところで1塁に戻っておくべきと解説されました。
まあ、6回くらいまでは、正直、かなり阪神側もジタバタしていたんですね。



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。