まだマシな無得点負けと、そうでないのとがある! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年6月25日の阪神タイガースは、倉敷マスカットスタジアムでの中日ドラゴンズとの試合でした。
日本列島は梅雨入りしているんですが、実は阪神はずっと屋外球場での試合が続きまして、次にドーム球場で試合をするのは7月12日のバンテリンドームナゴヤでの中日戦ということになります。
きょうから14試合も屋外で試合するスケジュールとなっていますから、どれだけの試合が雨天中止になったりするのか、心配ですね。
できるだけ悪い影響がないように願いたいところですが。

さて、きょうのスタメンから書いていきましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)前川 右京
6番(三)佐藤 輝明
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(投)才木 浩人

前川が5番レフトで先発です。
キャッチャーは7番・梅野。


中日ドラゴンズ
1番(中)カリステ
2番(二)田中 幹也
3番(一)板山 祐太郎
4番(右)細川 成也
5番(左)ディカーソン
6番(三)福永 裕基
7番(捕)加藤 匠馬
8番(遊)龍空
9番(投)小笠原 慎之介

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は井川慶さんでした。
ここはファウルグラウンドが広いですね。
チケットは完売していて、当日券はないそうです。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭のカリステがワンワンから外角低めスライダーを打った三遊間のショートゴロで、小幡がワンバウンドのランニングスローをしてアウト。
田中幹也がワンボールから真ん中高め150キロ直球を打った浅いライトフライ。
板山祐太郎がワンツーからやや外の低めフォークを打った大きめの左寄りライトフライ。

1回裏
近本が初球のやや外の146キロ直球を打った少し右寄りのセカンドライナー。
中野がワンツーからやや外の低めナックルカーブを打ったライト前ヒットで出ますが、森下がワンツーから外角のチェンジアップを打ったバウンド高め二遊間のショートゴロで、2塁にトスしてフォースアウトのみ。
大山がワンストライクから真ん中高め145キロ直球を打ったライナー性のライトフライ。

2回表
細川がワンツーからの真ん中やや高めスライダーを打ったレフト前ヒットで出塁すると、ディカーソンがツーワンからの真ん中やや高め149キロ直球を打った右寄りの浅めレフトフライ。
福永がツーツーから外角低いフォークで空振り三振。
加藤匠馬がワンストライクから外角低いスライダーを打った三遊間のショートゴロで、1塁へワンバウンドのランニングスローをしてアウト。

2回裏
前川がワンボールから外角低め140キロ直球を打ったゆるめセカンドゴロ。
佐藤輝が初球の内角高め143キロ直球を打ち上げた三塁側のキャッチャーファウルフライで、加藤がスライディングキャッチ。
梅野がワンツーから真ん中低いフォークを打った右寄りのショートゴロ。

3回表
龍空がツーストライクから外角高め148キロ直球を打った強いワンバウンドのセカンドゴロ。
小笠原が内角高めスライダーを見逃し三振。(三球三振)
カリステが粘ったツーツーから外角高め148キロ直球を打った大きなセンターフライ。

3回裏
小幡がフルカウントまで粘って外角低め直球を打ったやや左寄りのファーストゴロ。
才木が真ん中ナックルカーブを見逃し三振。(三球三振)
近本がワンストライクから外角スライダーを打ったライト前ヒットで出ますが、中野がフルカウントになって真ん中142キロ直球を打ったライン近くのレフトフライ。

4回表
田中幹也がツーストライクから外角147キロ直球を打った左寄りのライトフライでしたが、板山がツーツーから外角高め143キロ直球を打ったバウンド高めの二遊間破るセンター前ヒット。
細川がスリーワンから外角高めに直球外れ四球で、1アウト1・2塁。
ディカーソンがフルカウントまで粘って内角高めカットボールを打った一塁側ホームベース近くのキャッチャーファウルフライ。
福永がスリーワンからスライダーが外角に外れ四球で、2アウト満塁になります。
加藤匠馬がフルカウントまで粘って真ん中やや高めに行った152キロ直球で空振り三振。

4回裏
森下がワンワンから外角低めチェンジアップを打ったセカンドがジャンピングキャッチするもはじいたセンター前ヒットで出ますと、大山がワンワンからやや内のやや低め直球を打った強いショートゴロダブルプレー。
前川がワンワンから内角139キロ直球を打った三遊間のサードははじいてショートが捕ったゴロでしたが1塁送球セーフの内野安打。
佐藤輝が初球の真ん中やや低め142キロ直球を打ったセカンドの右を破るライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
梅野が初球のやや外のやや低めチェンジアップを打ったショートゴロで、2塁にトスしてフォースアウト。

5回表
龍空がワンボールから外角高め143キロ直球を打った大きなレフトフライ。
小笠原が外角高め143キロ直球を打った空振り三振。(三球三振)
カリステがツーツーから真ん中低めフォークを打ったバウンド高いサードゴロ。

5回裏
小幡がワンツーから外角低めスライダーを打った一二塁間のセカンドゴロ。
才木が真ん中低いナックルカーブで空振り三振。(三球三振)
近本がツーストライクから真ん中148キロ直球を打った二遊間のショートライナー。

6回表
田中が外角低いフォークで空振り三振。(三球三振)
板山がスリーワンから外角低め143キロ直球を打った左中間のセンター前ヒット。
細川がツーツーから内角直球を空振り三振で、板山が盗塁成功。
ディカーソンが初球の外角低めフォークを打った浅めセンターフライ。

6回裏
中日側はセンターは岡林、レフトがカリステになりました。
先頭の中野がワンワンから真ん中低め140キロ直球を打ったレフトフライ。
森下がフルカウントからの四球で出ましたが、大山が初球の真ん中高いを打ったピッチャーゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はファーストがこぼしてセーフ。
(ファースト板山にエラーがつく。)
前川がツーツーから外角高めナックルカーブを見逃し三振。

7回表
福永がワンワンから外角低め142キロ直球を打った右中間のセンター前ヒット。
加藤匠馬の打席で初球、バントの構えから引いて盗塁をしようとするも、2塁送球タッチアウト。(中日側がリクエストしてビデオ検証するも、判定変わらず。)
加藤はワンツーからやや外の低めフォークを打った左寄りのショートゴロ。
龍空がワンツーから外角高い148キロ直球を空振り三振。

7回裏
(少し雨が降っているようです。)
佐藤輝がワンツーから外角低めスライダーを打った浅めライトフライ。
梅野がフルカウントから外角高い直球を見送って四球。
小幡が外角低め直球を空振り三振。(三球三振)
才木がワンツーから真ん中低めナックルカーブを空振り三振。

8回表
代打・大島がワンワンから内角スライダーを打ったファーストファウルフライで、大山がダイビングキャッチ。
カリステがワンツーから真ん中高いカーブを打ったサードゴロ。
田中がワンツーから外角低めフォークを打ったライト線破る3塁打。(ファウルグラウンドが広い)
板山がワンワンからやや外のスライダーを打った一二塁間破るライト前タイムリーヒットで、0対1と中日が先制します。
細川がワンツーから真ん中低いフォークでハーフスイングの空振り三振。

8回裏
中日の投手は2番手の松山晋也に交代。
近本がツーツーから外角やや低め153キロ直球を打った左中間のセンターフライ。
中野がワンボールから外角低め直球を打った右寄りのセカンドゴロ。
森下がワンツーからやや外の高めフォークを空振り三振。

9回表
阪神のピッチャーは2番手の漆原大晟に交代。
岡林がワンストライクから外角低めフォークを打った一二塁間のファーストゴロで、ピッチャーがベースカバーしてアウト。
福永がワンツーから外角低めフォークを打った三遊間のショートが捕ったゴロですが、1塁ワンバウンド送球も内野安打。
加藤匠馬がワンボールからバントを一塁線に決めて、2アウト2塁。
龍空がフルカウントになってやや内のフォークを打った右寄りの浅めレフトフライ。

9回裏
(まだ少し雨が降っています。)
中日のピッチャーは3番手のライデル・マルティネスに交代。
センターは尾田で、ライトに岡林が回ります。
先頭の大山がワンストライクからやや外の低めスライダーを打ったショートライナーで、ショートが真上にジャンピングキャッチ。
前川がツーストライクから外角やや低めチェンジアップを打ったレフトフライ。
佐藤輝がツーストライクから外角低めスプリット打った三遊間破るレフト前ヒットで出ると、代走は植田。
代打・渡邉諒の打席で2球目に植田が盗塁成功も、中日側がリクエストしてビデオ検証。
判定は覆らず。
渡邉がスリーワンから四球で歩き、1塁代走は熊谷。
代打・糸原がツーツーから真ん中高め155キロ直球で空振り三振。



0対1で阪神が完封リレー負けでした。

勝利投手が小笠原慎之介で、3勝6敗0セーブ。
敗戦投手が才木浩人で、8勝2敗0セーブ。
セーブがライデル・マルティネスについて、0勝2敗23セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数30,417人 試合時間2時間44分


=== 戦評 ===

きょうはかなり両投手がよく投げ合って、なかなかの投手戦になりまして、早い試合展開になっていました。


こちら先発投手の
才木浩人は、きょうは制球が少しバラついていましたかね。
スピード表示がそんなに出てませんでしたが、球威はあったように思いました。

球場によっては、あまり速度が出ないこともあるんでしょう。
マウンドのせいか、球速を測る機械のせいかはわかりませんが。

四球もあったりしましたが、要所は抑える感じでした。
ただ、8回表に球数も100球に行ったあたりで、田中幹也に上手く3塁打を打たれた後、元阪神の板山祐太郎にライト前タイムリーヒットを打たれまして1失点。
結局、8イニングを122球で投げ、6被安打の2与四球・無与死球、8奪三振での1失点。
まあ、
8回を1失点で投げたのに、負け投手になってしまうのは、かわいそうなんですけどね。
 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の小笠原慎之介は、キレと制球が良い左腕なのでしょう。
ヒットは打てるんですが、要所は抑えられるような感じでした。
結局、彼からはヒットは5本打てたんですが、要所で1本が出ず、1点も取れないという試合でした。

4回裏とか大山悠輔のノーアウトからの併殺ゴロが無ければ良かったんですが。
また6回裏にも
大山が併殺打になったのは痛かったですね。
まあ、仕方無いところもありますか、
うまいこと小笠原にやられていたのでしょう。

9回裏は3番手のライデル・マルティネスを2アウトから攻め立てて、2アウト1・2塁を作りましたが、糸原が空振り三振でゲームセット。
ここはもう少しやったかもしれません。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

-才木はよく投げた

「よう投げたよな」

-板山だけタイミングが合っていた

「いやいや、まっすぐいくと思ったけどな。インコース構えたからな」

-四回は四球があったが、そこをしのいで

「おお、あそこは別に、な。フォアボールが2つ絡んだけど、ちょっと警戒しすぎたみたいなな。あれやったからな」

-粘り強く

「粘り強くって、普通どおりよ」

-七回はチャンスでもそのまま?

「いやいや、一、三塁とか、二、三塁なったら、用意しとったけどな。あそこでは、一塁では代えれんよ」

-こらからも週頭を託せる。

「そら、そういうことやん」

-勝たせてあげたかった。

「そら点取らんと勝てへんからなあ」

-中盤以降捉えた打球が増えたか。

「いやいや今日はあれや、内容的には最近ではまだ良かったよ、今日は」

-試合前のフリーバッティングも。

「良かった。久しぶりになあ」

-これまでの0とは。

「そらなあ、相手のピッチャーも良かったからなあ。小笠原もなあ。チャンス作ってもそこで一本出るかどうかや、そういうことや」

-9回も。

「塁出たらチャンスあると思ってたけどなあ。一点やしなあ」

-4回も2死からチャンス作った

「うん。まあな、あんまそんなな、悪い打球じゃなかったけどな、大山のもな、うーん」

-結果論だが正面に飛んだのは痛かった

「それはしょうがない。そんなのは。まあそれは正面行くということはやっぱりな、向こうのボールが良かったんやろな」

-良かった感覚を持って明日も

「だからちょっと今までの0とはちょっと違うよな、おーん。それが野手の方がな、どう明日からな、どういう感じでできるかやろな」

-また野手ミーティングで改めて

「言ってない言ってないそんなん」

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きょうは珍しく、零封されてもそんなに機嫌が悪くなかった岡田監督でしたね。
同じ抑えられても、納得できる感じの抑えられ方とそうでないのがあるんですね。
1点差ですので、惜しい試合ということも言えましたし、最後まで緊張感はありましたし。


きょうは負けましたので、このへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。