打線も打てませんし、伊藤将司の4失点はつらいな~ | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年6月22日の阪神タイガースは、甲子園球場での横浜DeNAベイスターズとの試合でした。
きょうは夕方あたりからなかなか強めの雨が降ると予報されてましたので、ちょっとそのへん影響もあるかもしれない試合でした。
さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(左)ノイジー
4番(一)大山 悠輔
5番(三)渡邉 諒
6番(右)豊田 寛
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(投)伊藤 将司

佐藤輝と森下、前川がスタメン落ちしています。
岩崎はベンチ外ですね。
キャッチャーは7番・坂本誠志郎です。


横浜DeNAベイスターズ
1番(中)関根 大気
2番(右)度会 隆輝
3番(一)オースティン
4番(二)牧 秀悟
5番(三)宮﨑 敏郎
6番(左)佐野 恵太
7番(捕)山本 祐大
8番(遊)森 敬斗
9番(投)東 克樹

14時頃からプレイボールのデーゲームです。
中継番組の解説は矢野燿大さん、谷繁元信さんでした。
風は強い浜風が吹いていました。
チケットはきょうも完売していて、当日券も無いとのことでしたね。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の関根が粘ったワンツーから外角カットボールを打ったバウンド高め二遊間のセカンドゴロで、中野がジャンピングスローのアウト。
度会がワンボールから内角高めツーシームを打ったサードが後逸したエラーで出塁しますが、オースティンがツーツーから外角低めチェンジアップを空振り三振で、牧がワンストライクから真ん中低めチェンジアップを打った大きなフェンス近くのレフトフライ。

1回裏
近本が外角スライダーを空振り三振。(三球三振)
中野がツーストライクから内角低めチェンジアップを打った三遊間のショートゴロ。
ノイジーがツーツーから内角直球を見逃し写真。

2回表
宮﨑がワンボールから外角高め直球を打った大きなライトフライでしたが、佐野がツーワンから真ん中高めツーシームを打ったセンター前ヒット。
ただ、続く山本が粘ったツーストライクから外角低いチェンジアップを打ったショートゴロダブルプレー。

2回裏
大山がワンツーからやや外のチェンジアップを捉えたレフトスタンドに入るソロホームランで、1対0と阪神が先制!
渡邉諒がツーストライクからやや外の低いチェンジアップを打った浅めレフトフライ。
豊田がワンツーから外角低めチェンジアップを打ったバウンド高めショートゴロ。
坂本誠志郎がワンボールから外角の142キロ直球を打った浅いライトフライ。

3回表
(この回の途中から雨が降り出しました。)
森敬斗がワンボールから真ん中カットボールを打ったバウンド高いファーストゴロで、森にタッチしてアウト。
東がワンツーから真ん中高め139キロ直球を打ったサードがまた後逸したエラーで出塁。
関根がツーワンからやや内のカットボールを打ったライト前ヒットで、1アウト1・2塁のピンチになります。
度会はワンボールからやや内のツーシームを打った浅いレフトフライ。
オースティンが初球の真ん中カットボールを捉えたレフトスタンドにギリギリ入る逆転3ランホームランで、1対3になります。
牧がフルカウントになってやや外のツーシームを打った二遊間を強いゴロで破るセンター前ヒット。
宮﨑の打席で牧が盗塁成功。
宮﨑は最後は勝負しないようなストレートの四球。
佐野が初球の外角139キロ直球を打ったサードゴロで、2塁送球フォースアウト。

3回裏
小幡がワンワンから内角直球を打った強めファーストゴロ。
伊藤将司がワンツーから外角低め直球を見逃し三振。
近本がワンツーから外角ボール球低いスライダーを空振り三振。

4回表
山本が初球の外角高め直球を打った右寄りのレフトフライ。
森敬斗がワンツーから外角低め直球で見逃し三振。
東がワンツーから外角高め直球で見逃し三振。

4回裏
中野がワンツーから外角やや低め直球を打った三遊間破るレフト前ヒット。
ノイジーが初球の外角ツーシームを打った一二塁間のファーストゴロで、オースティンがはじいたエラーとなり、ライトまで抜けて、ノーアウト1・3塁。
大山がフルカウントになってやや外のチェンジアップを打ったレフト前タイムリーヒットで、2対3としてなおもノーアウト1・2塁。
渡邉諒がフルカウントになって真ん中145キロ直球を打ったサードゴロですが、宮﨑の2塁送球が高くなってセカンドがジャピングキャッチしてフォースアウトのみ。
豊田がツーストライクからやや外のやや高めスライダーを打ったセカンドゴロで、4・6・3のダブルプレー。

5回表
関根が初球の真ん中カットボールを打った右寄りのセカンドゴロ。
度会がワンワンから内角低め直球を打った一二塁間のセカンドゴロで、捕ってすぐに送球した好プレー。
オースティンがワンツーから外角ワンバウンドのチェンジアップで空振り三振。

5回裏
(今は雨は落ちてないそうです。)
坂本が初球の外角142キロ直球を打った浅いライトライナーで、度会がスライディングキャッチ。
小幡がワンワンから外角スライダーを打った右寄りのセンター前ヒット。
伊藤将司が初球から三塁側にバントで、2アウト2塁。
近本がツーツーからやや内のワンバウンドのチェンジアップを空振り三振。

6回表
牧がツーストライクから真ん中高い直球を打ったレフト線を破る2塁打で、ピンチになります。
宮﨑がスリーワンからの真ん中やや高めカットボールを打ったファーストゴロで、1アウト3塁。
佐野がフルカウントになってやや内の低め直球を打った一二塁間強く破るライト前タイムリーヒットで、2対4とリードを大きくされてしまいます。
山本がフルカウントになって内角低め138キロ直球を打った三遊間破るレフト前ヒットで、1アウト1・2塁。
森敬斗はワンボールからの内角カットボールを打った三遊間の深めショートフライ。
東がワンボールからの真ん中カットボールを打ったショートゴロで、2塁送球フォースアウト。

6回裏
中野がツーツーから外角スライダーを空振り三振。
ノイジーがツーツーからやや外の低めチェンジアップを打ったセンターフライ。
大山が初球の外角144キロ直球を打ったピッチャーゴロで、東がよく反応して捕って1塁送球アウト。

7回表
阪神のピッチャーは2番手の島本浩也になりました。
関根がワンワンからやや外の141キロ直球を打った右寄りのセカンドゴロでしたが、度会がフルカウントまで粘って真ん中142キロ直球を打った左中間破る2塁打。
ここで阪神はピッチャーを3番手の浜地真澄に交代。
オースティンが初球のやや外の低め148キロ直球を打ったセンター前タイムリーヒットで、2対5にされます。
牧がワンツーから外角の147キロ直球を打った三塁線を強烈に破る2塁打で、1アウト2・3塁。
宮﨑は初球のやや外のやや低めカーブを打ったバウンド高めサードゴロで、2アウト2・3塁。
佐野が初球の内角カーブを打った右寄りのショートハーフライナー。

7回裏
(雨はすっかり止んでいます。)
センター桑原、サードは柴田、関根がレフトと守備が代わっています。
先頭の渡邉諒がワンストライクから外角チェンジアップを打った左中間のセンター前ポテンヒット。
豊田が初球の外角チェンジアップを打った右寄りのセンターフライ。
坂本がツーツーから真ん中低めチェンジアップを打ったサードゴロダブルプレー。

8回表
山本がツーツーから内角カーブを空振り三振。
森敬斗がツーツーから内角低めカットボールを打った一塁線のファーストゴロでしたが、ややイレギュラーしたかこぼしたエラーとなって、出塁。
東がワンツーから一塁側にバントを決めて、2アウト2塁。
関根はツーストライクからやや外の高め148キロ直球を打ったレフトフライ。

8回裏
小幡が初球の真ん中137キロ直球を打った大きなライトフライで、風に戻されましたか。
代打・原口がスリーワンからやや外の141キロ直球を打った左中間の浅いセンターフライ。
近本が粘ったワンツーから内角140キロ直球を打った一塁線のボテボテのピッチャーゴロ。

9回表
阪神のピッチャーは4番手の西純矢に交代。
度会がスリーワンから真ん中高い直球を打った大きめのレフトフライ。
オースティンがワンストライクからやや外のやや高めスライダーを打ったサードライナー。
牧がツーワンから外角低めフォークを打ったゆるめファーストゴロで、西がベースカバーしてアウト。

9回裏
DeNAのピッチャーは2番手の森原康平に交代。
中野がツーストライクからのやや内の低め149キロ直球を打ったピッチャーゴロ。
ノイジーがツーワンからやや内の高め148キロ直球を打った左寄りのライトフライ。
大山が初球の真ん中149キロ直球を打った高く上がった深いショートフライ。



2対5で阪神が逆転負けでした。

勝利投手は東克樹で、6勝0敗0セーブ。
敗戦投手は伊藤将司で、3勝3敗0セーブ。
セーブは森原康平について、1勝2敗16セーブになりました。

ホームランは大山悠輔の4号ソロ(2回)とオースティンの8号3ラン(3回)でした。

観客数42,608人 試合時間2時間47分

=== 戦評 ===

きょうはDeNA打線が爆発したというか、阪神投手陣が打ち込まれまして、先制点を取ったあとは、逆転されての劣勢となった展開でした。
今の調子の悪い阪神打線では5失点もすると、なかなか勝てないのが現状ですよね。


こちら先発投手の
伊藤将司は、彼にしては制球が良くないようでしたし、直球などもキレてなかったし、走ってもいなかったんでしょう。
すごく悪いわけでも無かったですが、抑えて行くには足りないものがあったと思います。

先取点をもらった直後の3回表に、渡邉諒のエラーがあったあと、オースティンに甘いところに失投し、逆転の3ランホームランを打たれてしまっていました。
また、6回表にも先頭の牧に対して甘いところに投げて2塁打を喰らい、伊藤の苦手な佐野にタイムリーを打たれてさらに1失点。
結局、伊藤将司は6回までで、6イニングを97球で投げ、7被安打の1与四球・無与死球、4奪三振での4失点。
ちょっと3巡目以降も投げて行くには、球のキレや走りなどが足りないと解説されていました。

苦手バッターの克服など、もうちょっと研究も必要かなと思わせるピッチングでしたでしょう。

 

 

 

 

 

 



むこう先発投手のDeNAのエース・東克樹は、キレ良く制球良く投げて行くタイプで、伊藤将よりは球が走っていたようですが、似たような左腕のタイプという気がしました。

2回裏に大山に対して失投して、ソロホームランを打たれたりしていましたか。
4回裏も大山がレフト前タイムリーヒットを放って、きょうの2点目を取っていましたね。

きょうはこの2点しか取れなかったという阪神打線でした。


ここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

 -エラーからだったが、一発は厳しい。

 「なあ、3ランは大きいなあ」

 -インコースに投げ切れなかった。

 「だから、全部初球やんか。点入ってんの。この間の桐敷から。なんで注意せえへんのやろな。毎回や。なんぼいうても一緒や。浜地、なあ」

 -早打ちなど、相手が仕掛けを変えてきているわけでもない。

 「別に相手は変えてないやろ」

 -結果的に伊藤将は先週に続いて一発に沈んだ。

 「おお、まあな。3ランはちょっとのお。久しぶりに先に点をとった後やったしのお」

 -エラーは語るまでもないか。

 「ゴロ飛んだら、全部エラーやな。ええ?記録員も」

 -大山はかわいそうだったが、打撃は結果の通り良くなっているか。

 「なあ。最初の打席な。だいぶ前でさばいてな。あんだけ前で打ってるの他の選手見たら分かると思うけどな。打ってるやつと打ってないやつの違いがな」

 -昨日も差し込まれてもヒットゾーンにいっている。

 「ヒットゾーンいうか、ちゃんとスイングできるかどうかやろ。結局は。なあ。今日でもそうやんか。引っ張ってまともなファウルしてんの大山と渡辺2人だけやんか。右バッター三塁線、左バッター一塁線。ボテボテやないで。ボテボテはあかんけどな。そういうことやん。今は打った結果の映像が出るからな。他の選手の見たらええねん。ずっと選手見てても誰も見てないな。人の打席をな。そらベンチにおっても一緒や。打つか打たんだけや。どないして打ってるとかな、ずっと1年間勉強したらええねん。積み重ねなわけやから。そんなん簡単なことと思うよ。プロ野球選手やからな、プロやからな。なんか人のを見て、自分と違うとかな。打ってる人はやっぱええポイントで打ってるなとか」

 -岩崎がベンチを外れた。コンディションか

 「そういうことやろ」

 -2軍に落とすほどではない。

 「いや、違う違う。昨日も投げへんかったやん。昨日も投げられへんかったやん」

 -森下の状態は良くない。

 「ようないんちゃう。今日のフリーバッティング見たら分かるやんか。ひどいなあ。(報道陣も練習中に)ベンチまで来たら、そういうとこ見とったらええんやで。そんなん、俺に聞くくらいなら。自分らも、ベンチまで入れるようになったんやから、バッティングケージ見とったらええやん。みんなどんなことやってるかとか。ほな勉強できるやん」

 -貯金もあるし3連勝の後の1敗だが、負けがこんでいるような重い雰囲気が。

 「内容が悪いからやろ、やっぱり。内容がの、おーん。今日でも1点とかな、俺もお前、伊藤には『ここで踏ん張っとけよ』て六回な、言うたけど、あそこの1点が痛いよな。1点差とかお前、絶対分からへんやん」

 -四回も1点取った後もう1点くらいは欲しかった。

 「まあなあ、そのために出してるやつやからのう、左用にな。先に1本でも出てたらな、渡辺でも」

 -序盤は打ち合いも想像したが。

 「ならんよ。毎試合、5本とか6本やのに、それは打ち合い言えへんやん」

 -会見の場所を普段と変えた。

 「向こう暑いからや、あんな狭いとこでおまえ、こっちの方が涼しいてええやんか。ゆっくりできるしの、座ったら。大丈夫やで、時間早いから1時間くらい」

 -初球を打たれることはミーティングでも言っている。

 「そんなんずっと言うてる、いまさらの話ちゃうやんか。前の試合でも桐敷が清宮に、前の前かなんか、そんなん見とったらわかるやんか、びっくりしたわ、2ストライクからな、打たれるし。何回バットの届かんところいけって、そんなん去年からの話や。もうそんなん忘れてもうてるんやろな、あないして高めに外すっていうのはな。去年も何回かあったやん。バットの届かんところに投げたらええ話やん。リードに酔うてしまうんやろな。あわよくば、高めで空振りとかな。で、一番あかんリードになってしまうんやろな」

(自ら)

 「もうええの? 近本のこととか聞けへんの?」

=======


打線には、かなりの嘆き節やった岡田監督でした。
打たれた投手にも苦言を呈していましたね。

まあ、佐藤輝明や森下翔太が調子悪かったり、打てないことが根本的にあって、チームの雰囲気も良くないんでしょうが、きょうは投手のほうも、初球の入り方が安易やったことも否めない感じで打たれましたので、負けるべくして負けた感じになりました。


きょうはこのへんにさせてください。

いつも読んでくださってありがとうございます。