交流戦後の初戦を、かろうじてサヨナラ勝ちした阪神! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年6月21日の阪神タイガースは、甲子園球場での横浜DeNAベイスターズとの試合でした。
さて、気象庁の発表によりますと、近畿地方もきょう梅雨入りしたんやそうですが、野球をやるにはその影響が心配な時期が来ましたね。

こんなときに限って、阪神は甲子園などの屋外球場で17も続けて試合する予定になっています。
どうなるんでしょうね?

また、
阪神の選手では大山悠輔とハビー・ゲラが、1軍に上がって来たようで、彼らがどんな起用のされ方をするかも、見どころというところになってきたようです。
交流戦が終わっての最初の試合になりますが、きょうはどんな試合になったのか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)前川 右京
6番(三)佐藤 輝明
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(投)西 勇輝

大山が4番にさっそく戻っています。
5番レフトが前川で、6番サードが佐藤輝。
キャッチャーは7番の梅野となってます。


横浜DeNAベイスターズ
1番(中)桑原 将志
2番(右)度会 隆輝
3番(一)オースティン
4番(二)牧 秀悟
5番(三)宮﨑 敏郎
6番(左)筒香 嘉智
7番(捕)山本 祐大
8番(遊)森 敬斗
9番(投)ジャクソン

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は掛布雅之さん、清原和博さん、岩田稔さんでした。
強い浜風が最初は吹いていました。
午前中とかは雨が降っていましたので、内野を覆う全面シートが掛けられていた関係で、土の部分が硬くなり、イレギュラーしやすいグラウンド状態でした。


=== 試合結果 ===

きょうは詳しい試合経過を書けませんでした。

1対0で阪神がサヨナラ勝ちでした。

勝利投手は石井大智で、1勝0敗0セーブ。
敗戦投手はウィックで、1勝1敗1セーブ。

ホームランはありませんでした。

観客数42,620人 試合時間3時間4分

=== 戦評 ===

交流戦が終わってからの初戦を、なんとかしぶとくサヨナラ勝ちした阪神でした。
西勇輝を始めとする、阪神投手陣の奮闘ぶりには感謝の一戦にきょうもなりましたでしょう。


こちら先発の
西勇輝は、制球良く左右に投げ分けていました。
ストライク・ボールの出し入れを左右でやっていて、多彩な変化球のキレも良かったようです。


1回表と2回表は、
ヒットを打たれながらも、内野ゴロ併殺で事無きを得ていました。
3回表は、1アウトから森敬斗がショートゴロエラーで1塁に出るんですが、ジャクソンに打順が巡ってきてバントができず、バントの空振り三振などあって失点せずここまでのDeNA側はちょっと拙攻気味な攻撃が続きましたね。
4回表も2アウト2・3塁になったんですが、筒香をツーツーからの外角低めチェンジアップを打ったショートゴロに抑え失点せず。
6回表は、度会とオースティンのヒットで1アウト1・2塁になったあと、牧がセンターフライ、宮﨑が浅いセンターフライでまた失点なし。

結局、西勇輝は7イニングを114球で投げ、6被安打の無与四死球、5奪三振での無失点でした。
球数は多くなりましたが、ゲッツーもたくさん取れて、かなり上手く投げられていて、調子はかなり良かったでしょう。
通算2000投球回も達成しましたね。


8回表を投げた2番手投手の桐敷拓馬は、1アウトにしてから桑原にライト前ヒットを打たれたあと、度会を歩かせてしまい、1アウト1・2塁のピンチになります。
ここで阪神はピッチャーを交代、3番手の漆原大晟になったんですが、オースティンがワンワンからの外角低めカットボールを打った三遊間の強めサードゴロで、ダブルプレー(5・4・3の併殺)にして、難から逃れます。

9回表は4番手の石井大智が投げていましたが、先頭の牧がセンター前ヒットで出したにも関わらず、宮﨑はワンツーからの真ん中高め152キロ直球を空振り三振。
筒香がワンツーから外角低めシンカーをファウルチップを捕球した空振り三振。
山本がワンツーから真ん中ワンバウンドのフォークで空振り三振。

魂の3者連続三振で、しっかり怖い打線を抑えました。
 

 

 

 

 

 

 



むこう先発のジャクソンは、150キロ以上の強い球を投げていましたね。
少し制球がばらけていたようにも見えたんですが、四球をたくさん出すような感じでもなかったですね。
意外とまとまっていました。


2回裏は、先頭の
大山がワンツーと追い込まれてから一二塁間を破るライト前ヒットで出ますが、後が続かず得点できません。
4回裏は、森下が四球を選んだあと、大山がワンツーから内角153キロ直球を打った二遊間破るセンター前ヒットで、1アウト1・2塁のチャンスでしたが、前川がショートゴロダブルプレーで点が取れません。
5回裏は、先頭の佐藤輝明がセカンドの左を破るセンター前ヒットで出たんですが、梅野がレフトフライの後、小幡がピッチャーを強襲したショートゴロで、1塁送球アウトの判定。(阪神側がリクエストするも、判定は覆らず。)
続く西勇輝がゆるめのショートゴロやったんですが、ショートの森敬斗がまたこぼしたエラーをして、2アウト1・3塁になったんですが、近本がショートゴロで、今度は森がしっかりさばいて1塁送球アウト。
7回裏は、2アウトから梅野がツーワンからやや外の154キロ直球を打った右中間破る2塁打でチャンスになるんですが、続く小幡が四球をの後、代打・糸原が出て来たところで、DeNAもピッチャーが交代、2番手の坂本裕哉になりました。
ここで代打の代打ノイジーが深いファーストファウルフライ。
また得点できません。


9回裏は、DeNAのピッチャーは4番手の
ウィックになっていました。
先頭の
前川のバウンド高いサードへの内野安打(代走・植田)と、佐藤輝の死球で、1アウト1・2塁のチャンスになるんですが、梅野がワンツーからの外角低めカットボールを空振り三振。
しかし、
小幡がワンツーから真ん中低め150キロカットボールを打ったライト前ヒットを放ち、ライトがホームに返球もバウンドした送球が捕れず、2塁走者の植田がヘッドスライディングで帰ってきたので、サヨナラタイムリーヒットとなりました。
小幡竜平も植田海もよく頑張りました!
ここまで、かなり岡田彰布監督にかなり消極的と批判もされた3塁コーチャーの藤本敦士コーチもご苦労様です。



きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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(テレビインタビュー)

-最後は小幡が決めた。

「その前の打席も、フォアボールとか選んで感じはよかったですけどね。よく打ったですね」

-西勇はベンチからどう見ていた?

「いやいやまだね、本人も行くつもりだったと。まあ、チャンスが来たら、代打行くというのは言ってあったんですけど。勝ち投手つけてあげたかったですけどね」

-走者を背負いながら粘った。

「ゲッツーね、ホントうまく、ゴロ打たせて。やっぱコントロールがいいから、ね。長打も浴びないというかね。その辺でしょうね」

-3つのダブルプレー。守り勝った。

「いやいや、守り勝った、しのいだほうでしょ。しのいだという感じですね」

-八回1死一、二塁から登板して併殺で切り抜けた漆原は。

「バントしてくるか、ね。度会ですか。(桐敷の)あの四球はちょっとイカンですね。やっぱりね。2死二塁だったら、代えてなかったですけどね」

-九回は石井が流れを作った。

「まあそうですね、ずっと調子がいいですし、何とか0点で抑えておけば、負けはないかなとそういう感じですね」

-大山がストレートを打っての2安打。

「いやいや、復帰戦ですから、最初に2本出たから気分的にもだいぶ楽になったと思うんだけど、まだまだこれからですよ」

-大山が帰ってきてくれたのは大きなこと。

「帰って来てくれたというか、本当はずっといないといけないところなんだけどね、それは」

-3連勝、2試合連続サヨナラ勝ち。

「いやあ、まだまだそんなの。点を取れないのが続いているので、点を取ってからですね」

-カード頭を取った。

「今日の勝ちもね、勝ち負けというのは非常に大きいと思うし。今日も野手もミーティングでもっと点を取ろうと言っていたですけどね、今まで通り同じような展開になったけど、やっぱり野手がもうちょと頑張らなアカンですね」

(記者囲みに移り)

-打てなかったところは反省だが、守備や走塁は。

「守備ってそら、当たり前のことやからそんな、守備を褒めるなんかシーズンないぞ、そんなんお前。普通にやる、ゲッツー取れるボールはゲッツー取って、ええとか悪いとか、そら当たり前のことやろ。守備が良かったんじゃないよ」

-植田はよくかえってきた。

「いやそら、かえるやろ、あの場面で。何を言うてんの。あんなん止めたら、もう辞めるよ、俺はもう。何を言うてんのそんなん、当たり前やんか」

-石井より先に漆原。

「いや、石井はもう、今日は九回やったから」

-漆原の存在感はどんどん大きくなっている。

「いやいやいや、まあねえ、ランナー背負っても結構落ち着いて投げてるし、コントロールもいいからね。ほんと貴重よ、今はそれは」

-昨年の島本のような存在に。

「いやいや、だから、普通は1イニングに2人ピッチャー使わんと、1人でぽっと決めに行ければいいんだけど。まあ終盤でこんな展開になったらもうしょうがないわなでもな。やっぱりフォアボールが絡むとこうなるということよ」

-石井も最初走者出したが。

「あれフォークが抜けたんね、まあ、普通にそないして、低め投げてればなあ」

-小幡は自信になる。

「まぁ自信にってか、だからそら木浪がアカンなったら小幡しかいないわけやから、そんな。まぁ、そら打てんでもずっと使うのはしょうがないわ、それは、そんなんわ」

-七回も欲張らずに四球。評価できる?

「まぁ評価て、どういう評価か分からんけどな、そら。いや、だからそれはストライク、ボールの見極めやろ。ボールを振らんかったらフォアボールになるいうことやんか」

-ノイジーも打っておけば。

「…」

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きょうは9回は
石井大智と決めてたんですね。
それくらい石井の信頼も厚くなっていると言うことなんでしょう。
きょうも3者連続三振と、すごい直球とキレの良い変化球を投げてますもんね。


あと、大山悠輔はきょうは4打席で2安打と、得点には絡みませんでしたが、マルチヒットを打ちました。
2本とも速いゴロのヒットでしたから、そんなにすごい当たりではなかったですが、ヒットはヒットなので気分は悪くないかもしれません。

きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。