2024年6月12日の阪神タイガースは、京セラドーム大阪でのオリックスバファローズとの交流戦でした。
関西ダービーの2日目となるきょうの試合でしたが、どんな試合となりましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。
スターティングメンバー
阪神タイガース
1番(二)中野 拓夢
2番(左)前川 右京
3番(右)森下 翔太
4番(中)近本 光司
5番(指)糸原 健斗
6番(一)渡邉 諒
7番(三)佐藤 輝明
8番(遊)木浪 聖也
9番(捕)坂本 誠志郎
5番が指名打者の糸原で6番がファーストの渡邉諒、佐藤輝は7番サードまで下がっています。
キャッチャーは9番の坂本です。
オリックスバファローズ
1番(中)中川 圭太
2番(右)来田 涼斗
3番(二)太田 椋
4番(左)西川 龍馬
5番(遊)紅林 弘太郎
6番(指)セデーニョ
7番(三)宗 佑磨
8番(一)頓宮 裕真
9番(捕)若月 健矢
18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は古田敦也さん、野茂英雄さんでした。
=== 試合結果 ===
きょうは詳しい試合経過を書けませんでした。
0対4で阪神がまた完封リレー負けでした。
勝利投手はエスピノーザで、5勝3敗0セーブ。
敗戦投手は大竹耕太郎で、4勝4敗0セーブ。
ホームランはありませんでした。
観客数36,171人 試合時間2時間54分
=== 戦評 ===
きょうも阪神打線は1点も取れず、大竹耕太郎が4失点もしての負けでした。
得点できないのは、オリックスが阪神を研究しているせいなのは、もちろんあるでしょうが、それ以上に阪神打線の調子が悪いんでしょう。
こちら先発投手の大竹耕太郎は、それまではキレも制球もそこそこ良かったんですが、4回裏になって、急に制球を乱し、ストライクとボールがハッキリし出して、2アウトになってからの3失点をしていましたね。
6回裏も1アウトから西川に器用な打ち方でセンター前ヒットを打たれたあと、紅林に甘く行った直球を右中間のタイムリー2塁打にされて、0対4までリードされます。
結局、6イニングを98球で投げ、7被安打の3与四球・無与死球、4奪三振での4失点。
7回からは西純矢が投げていました。
西純は7回裏は三者凡退に抑えていましたが、2イニング目の8回裏は先頭打者のピッチャーゴロに慌てたプレーをして、1塁悪送球になってしまい、走者を出します。
外野フライ2つで2アウトまで行きますが、そこからまた四球を与えて、2アウト1・2塁のピンチになってました。
そのあとの宗はセカンドゴロに抑えていましたが、もうちょっと落ち着いた投げっぷりを観たかったですかね。
むこう先発投手のエスピノーザは、球が細かく動くタイプで、相手打者が打とうとしても、芯からは外れてしまいます。
ツーシームが得意なだけでなく、直球も少しまっスラになる(少しスライダーのように曲がる)と言うことのようで、なかなか良い当たりが打てない。
ゆえに、どんどんストライクゾーンに投げて行く感じです。
今の阪神打線にとっては一番苦手なタイプかもしれませんね。
5回まではパーフェクトに抑えられてしまい、6回表の1アウトから木浪がやっとセンター前にヒットを打ちました。
7回表に100球越えた当たりから、制球が悪くなったせいもあって、2アウト満塁のチャンスを作り、ここで佐藤輝が打順になって、2番手投手の富山凌雅に交代。
佐藤はキャッチャーが捕球した天井に当たるファウルフライ(京セラドームではこれはファウルになります)を打ったあと、外角ワンバウンドのスライダーで空振り三振でした。
9回表にも、2アウトからオリックスの抑えのマチャドの制球が乱れ、2者連続の四球のせいで、2アウト1・2塁のチャンスが一応あったんですが、佐藤輝がファーストゴロを打って試合終了していました。
さて、きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
日刊スポーツからの引用です。
=======
(自ら)なんもないで。昨日よりないわ。
-バッターの対応が
ずーっとやん。そんなんきょうの試合だけちゃうやんか。それだけのことやん。ないない。何も言うことないわ。もう、見ての通りよ。
-大竹も3回までは
もうなあ。狙い打ちされてるなあ。なあ。もう読まれとるよな。
-同じバッターにやられることが多い
やられるやろ。だから昨日のミーティング、試合前に言うてんのにな。それやらへんから、そら同じバッターばっかりに打たれるよ。
-なかなか言っても難しい
やれへんからしゃあないやん。そんなんお前。昨日のミーティングの時に言うてる話や。
=======
大竹の4失点については、岡田監督はバッテリーの責任であると明言した形になっていますね。
試合前に首脳陣は対策を示しているのに、それをしないからやと。
大竹については、もうだいぶ研究されていて、いろんな事が読まれているので、ちょっとでも甘く行くとやられるんでしょうね。
きのうの村上頌樹も同じような球をよく打たれている感じがあって、難しい球ではあるけども、ワンパターンやから読まれて打たれるんやろうなとは思っていましたが。
日本のプロ野球の場合、難しいのはこう言うことがよくありますからね。
去年、すごく活躍しても、すごく研究されるだけに今年はもうひとつ活躍できないみたいなことが。
仕方が無いと言うよりは、そういうことを予想して対策をするのがほんまの一流なんでしょう。
だから毎年活躍できるという、理由があるもんなんでしょう。
きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。