西勇もニッコリの完封勝ちで、きょうはやり返した阪神 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年6月13日の阪神タイガースは、京セラドーム大阪でのオリックスバファローズとの交流戦でした。
西武に3連勝したあと、また打撃不振でパッとせず、オリックスに2連敗した阪神。
きょうはどんな試合をしましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(右)森下 翔太
2番(二)中野 拓夢
3番(三)渡邉 諒
4番(中)近本 光司
5番(一)原口 文仁
6番(指)ミエセス
7番(左)豊田 寛
8番(捕)梅野 隆太郎
9番(遊)木浪 聖也
先発投手 西 勇輝

大きく変えて来ましたね。
佐藤輝が先発メンバーから外れ、森下が1番に入って、中野が2番ですね。
渡邉が3番サードになってます。
むこう先発投手の田嶋が左投手だからか、5番ファースト原口、6番指名打者ミエセス、7番レフト豊田と、8番キャッチャー梅野隆太郎と右打者を5~8番は並べてますね。


オリックスバファローズ
1番(右)来田 涼斗
2番(二)西野 真弘
3番(中)廣岡 大志
4番(左)西川 龍馬
5番(遊)紅林 弘太郎
6番(三)宗 佑磨
7番(一)頓宮 裕真
8番(指)セデーニョ
9番(捕)若月 健矢
先発投手 田嶋 大樹

なお、きょうから森友哉もベンチ入りしています。

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は鳥谷敬さん、糸井嘉男さんでした。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の森下が初球の初球の外角高めチェンジアップを打ったライン寄りのレフトフライ。
中野がワンツーから真ん中低め直球で空振り三振。
渡邉諒がツーツーから内角高め直球を打ち上げた深いライン寄りのセカンドフェアフライ。

1回裏
来田がワンボールから内角高めスライダーを打った浅いレフトフライですが、豊田が捕球ミスしたエラーで出塁されると、西野がツーボールから真ん中低めチェンジアップを打った一二塁間破るライト前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
廣岡が2球、バントから引いてストライク。
以降はヒッティングになって、ワンツーから真ん中チェンジアップを打った大きなセンターフライで、なぜか来田がタッチアップせず、1アウト1・2塁。
西川がワンツーからやや外の低めチェンジアップを打った右寄りのショートライナーで、来田が2塁に戻れずダブルプレー。

2回表
近本がツーツーから内角高めフォークを打ったゆるめピッチャーゴロ。
原口がレフトポール際の大ファウル直後のフルカウントになって内角低く外れた球を選んで四球。
ミエセスが初球の内角140キロ直球を打った二遊間のショートゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフ。
豊田がツーツーからやや外の低めフォークを打った一二塁間破るライト前ヒットで、2アウト1・2塁にします。(これが豊田寛のプロ初ヒット。)
梅野がツーボールから真ん中低め直球を打った一二塁間を破るレフト前ヒットで、2アウト満塁としましたが、続く木浪がツーストライクから外角低めスライダーを打った左寄りのセンターフライ。

2回裏
紅林がツーワンから内角シュートを打った左寄りのレフト前ヒット。
宗が初球の真ん中低めシュートを打った右寄りのライトフライ。
頓宮がワンツーから内角シュートを打ったピッチャーマウンド付近のファーストフライ。
セデーニョが初球の内角シュートを打ったファーストゴロ。

3回表
森下がワンワンから真ん中低めカットボールを打った深い右寄りのショートフライでしたが、中野が一二塁間を速いゴロで破るライト前ヒット。
渡邉諒がフルカウントまで粘って内角ワンバウンドの球を見送って四球で、1アウト1・2塁。
近本がツーツーから外角直球を打った二遊間のセカンドゴロで、4・6・3のダブルプレーになります。(西野が2塁にグラブトスしました。)

3回裏
若月がワンツーから内角シュートを打った二遊間のショートゴロ。
来田がフルカウントまで粘って真ん中低いチェンジアップを空振り三振。
西野がツーワンからやや内のやや低め144キロ直球を打った大きい右中間のライトフライ。

4回表
原口がフルカウントになって内角低いツーシームを見送って四球。
ミエセスがツーツーからやや外の高め直球を打った深いショートフライでしたが、豊田がワンボールから真ん中の直球を打った左中間フェンス直撃の2塁打で、1アウト2・3塁。
梅野がツーツーから真ん中低めチェンジアップを打った前進守備のショートゴロですが、ホーム送球もセーフの判定の野選。
原口がタッチを上手くかいくぐったヘッドスライディングをしました。
オリックスがリクエストしてビデオ検証しても、判定は覆らず。
1対0と阪神が先制。
木浪が初球、セフティスクイズするも空振り。
2球目の内角高めカットボールを打ったライトの右寄りを破ったタイムリー2塁打で、2対0となってなおも1アウト2・3塁。
森下がワンストライクからの真ん中低め直球を打ったレフトオーバーの2点タイムリー2塁打で、4対0とします。
中野がワンストライクからやや内の低めカーブを打ったセカンドゴロで、2アウト3塁。
渡邉がワンボールからやや外の144キロ直球を打った高く上がった浅いレフトフライ。

4回裏
廣岡がワンボールから外角スライダーを打ったサードゴロ。
西川龍馬がツーツーからの真ん中低いチェンジアップを打ったファーストゴロ。
紅林がツーストライクからやや外の低いカーブを打った左寄りのライトフライ。

5回表
近本がワンツーから外角低め144キロ直球を空振り三振。
原口がフルカウントまで粘って10球目の外角高め144キロ直球を空振り三振。
ミエセスがやや外のワンバウンドのチェンジアップを空振り三振。

5回裏
宗がワンワンからやや内の低めスライダーを打った二遊間のセカンドゴロで、中野がダイビングキャッチして1塁送球アウト。
頓宮がワンツーから外角低めスライダーを空振り三振。
セデーニョがワンツーから内角低めチェンジアップを空振り三振。

6回表
オリックスのピッチャーは2番手の吉田輝星に交代。
豊田がワンワンから外角スライダーを打ったセカンドゴロ。
梅野がフルカウントになって外角146キロ直球を打ったセンターオーバーの2塁打。
木浪がツーワンから真ん中高め直球を打ったセンターフライ。
森下が初球、左手の甲に当たったか死球で、2アウト1・2塁。
中野がツーワンから内角高め143キロ直球を打った右寄りの浅めレフトフライ。

6回裏
レフトは島田に交代。
若月がツーワンから外角スライダーを打った左中間破る2塁打。(近本がダイビングするも捕れない。)
来田はワンワンから外角チェンジアップを打ったファーストゴロで、1アウト3塁。
西野がワンワンから外角チェンジアップを打った左寄りの浅めレフトフライで、タッチアップしようとしたが送球が良くて、戻る。
廣岡がワンワンから内角シュートを打ち上げたセカンドフライで、この回は失点ありません。

7回表
オリックスのピッチャーは3番手の才木海翔となります。
渡邉はワンボールから真ん中低め152キロ直球を打ち上げた深いファーストファウルフライ。
近本がワンツーから真ん中高めフォークを打った一塁線のファーストゴロで、ピッチャーが1塁ベースカバーしてアウト。
原口が初球の内角高め直球を打ったレフトスタンドにギリギリ運ぶソロホームランで、5対0とします。
代打・前川がワンワンから外角高め154キロ直球を打ったライン際の浅めレフトフライ。

7回裏
西川がワンストライクから外角低めシュートを打ったピッチャーゴロ。
紅林がワンワンから内角高めシュートを打った右寄りのライトフライ。
宗がスリーワンから真ん中高めシュートを打った浅いセンターフライで、近本がスライディングキャッチ。

8回表
島田がツーツーから外角のフォークを見逃し三振しましたが、梅野がストレートの四球。
木浪がツーストライクからやや外の低めフォークを打ったセカンドゴロで、1塁走者にタッチしてから1塁送球のダブルプレーでチェンジ。

8回裏
頓宮がツーツーから外角低めフォークを打ったショートゴロ。
セデーニョがワンツーから外角低めチェンジアップを空振り三振。
代打・杉本がワンストライクから内角シュートを打ったレフト前ヒットを放ちますが、来田も一二塁間のライト前ヒットで、2アウト1・2塁になります。
代打・森友哉がワンボールからやや内のスライダーを打った三遊間に高く上がった深めショートゴロ。

9回表
オリックスのピッチャーは4番手の鈴木博志に交代。
キャッチャーなど守備もだいぶ代わります。
森下がワンストライクから真ん中ツーシームを打った三遊間のショートゴロ。
中野がワンツーから内角ワンバウンドのカットボールを空振り三振。
渡邉諒ツーツーから外角低めカットボールを空振り三振。

9回裏
廣岡がフルカウントまで粘って外角のスライダーを打った三遊間破るレフト前ヒットで出ますと、西川がスリーボールから外角高め直球を打った大きいフェンス際のライトフライ。
紅林が初球の真ん中高めシュートを打った右中間の大きいライトフライ。
宗がワンボールから真ん中低めチェンジアップを打った浅い右中間のライトフライ。



5対0で阪神が完封勝利しましたね!

勝利投手は西勇輝で、3勝3敗0セーブ。
敗戦投手は田嶋大樹で、3勝3敗0セーブ。

ホームランは原口文仁の2号ソロ(7回)のみでした。

観客数36,135人 試合時間2時間47分


=== 戦評 ===

オリックスの連勝を7で止め、自らの連敗を2で止めた阪神でした。
きのうおとといと、あれだけ投手が打たれていたのがウソみたいに、きょうは西勇輝が抑えてくれて、西勇輝の心からの笑顔もヒーローインタビューで見られた試合になりました。
阪神は広島とともに、セ・リーグでは30勝に一番乗りしましたね。


こちら先発投手の
西勇輝は、序盤は豊田寛のエラーがあったり、打たれたりして走者を背負いますが、初回表はやや運良く来田涼斗の走塁ミスが2つあって無失点で抑えられたこともあって、落ち着いていたように見えましたね。
チェンジアップやシュートなどが良く、キレていたようで、どんどん抑えて行きました。
中盤以降には6回裏と8回裏にピンチがありましたが、ここも慌てることなく抑えて、無失点。
9回も先頭打者にヒットを打たれましたが、あとは3人をライトフライに打ち取って、無失点で試合終了!

9イニングを114球で投げ、6被安打の無与四死球、4奪三振での無失点。
きょうは自分のことをよく知っている古巣相手に、知られているからこその裏をかいた投球がうまく行って、素晴らしい結果を生んだのでしょうね。

 

 

 

 

 

 


むこう先発投手の田嶋大樹は、四球を出しますので、制球は良くなかったようですが、直球にはキレはあるようでした。
ただ、
4回表に先頭打者に四球を出したり、豊田や木浪、森下と3人に長打が出て、阪神打線が久しぶりに4点も取って、ビッグイニングになります!
先取点は梅野のショートへのゴロがホーム送球もセーフの野選となったときやったんですが、このときの3塁走者の原口文仁のタッチをかいくぐったヘッドスライディングも光ってましたか。

6回からはオリックスは継投策に入っていましたが、
原口は7回表にも3番手投手の才木海翔からレフトスタンドまで運ぶソロホームランを放つ活躍を見せまして、5対0とダメ押し。
さすがの打撃でしたね。


さて、きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

 (自ら語りだし)

 「もう何もないで。ええ方(の意味)で(笑)。ええ方で何もない」

 -西勇が最後まで。

 「球数もちょうどよかったし。テンポもいいし。なあ」

 -一回のゲッツーが大きかった。

 「ああ、大きかったなあ。まあ、のお。初めてのスタメンでちょっと緊張したんやろう。あれなあ。必死で捕りにいっとったけどしゃーない。まあ、でもうまいことな。ゲッツーで乗り切ったから。あとでカバーしよったから。豊田も」

 -十分?

 「うん」

 -打撃でも2安打。

 「おお、そらあな、守備は最初から、もうな、リードしたら守備固めいくつもりやから。打つ方で、そないして使てるんやからな。大きかったよ、あの二塁打もな」

 -ファーストストライクを積極的に打っていた。

 「まあでも、一昨日か、昨日、ファームの試合にも行って、ええ感じで打ってたしな。ヒットも打って」

 -打線全体でファーストストライクを積極的に打てていたか。

 「いやあ、それはピッチャー次第やで。相手の。それはお前、打とうと思っても打てん、バットが出ないボールを投げるピッチャーもおるし、相手のピッチャー次第やで」

 -原口の本塁突入も良かった。

 「おお。なあ。(紅林が)ノーバンで放っていたらアウトやろなあ。ワンバウンドやから。こっちから見ても失速してるもんな。タイミングは完璧にアウトやと思ったけどなあ。あれ、ワンバンはだいぶ失速するよな。バウンドするから」

 -他の選手も刺激。

 「え?だれ、他の選手って。ふっ」

 -原口はスタメンで起用すると仕事をしてくれる。

 「おーん」

 -速いボールを前のポイントで。

 「おーん、まあ、4点で本当にダメ押しのホームランやけどな。ええ仕事したよ原口、久しぶりやけどな、名古屋以来か、なあ」

 -1本目(二回)もファウルかスタンドインか分からなかった。

 「いや、俺らもこっちからは分からんわ。藤本もなんも言わんかったからな、リクエストとかな」

 -豊田の使いどころは。

 「今日左ピッチャーやしな、今日は。おーん、だから。その、なんて言うの、推薦というかファームでも調子良かって、そういうやっぱりなるべくいい時にな、使わんと。まあ、今日はな、最初のあれはあったけど、ヒットが出て、本人が一番ホッとしてるんちゃう。初ヒットやからな、ほんまに。良かったよ」

 -初回の守備を見て監督もウワァっと思う?

 「そら、思うよ。初めてやもんそら、(今季)初先発やから。取り返したから十分やん」

=======

「きょうは何も無いで。」みたいなセリフが、最初の口癖のようになっている一問一答ですね。
まあでも、
初回に球が飛んできてエラーしてしまった豊田については、たまたま失点には繋がらなかったですし、あとで長打を打ってやり返したから良かったみたいなことも言ってまして、まあまあ上機嫌やった岡田監督でした。
打線に関しての評価はぼちぼちやったようですが、きょうはむこうの先発投手・田嶋も制球面で良くなかったので、あれで勝てなければいよいよ深刻に心配となったところでしたでしょう。
そんなニュアンスの岡田監督やったと思います。


きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。