2024年6月11日の阪神タイガースは、京セラドーム大阪でのオリックスバファローズとの交流戦でした。
きょうから3日間は関西ダービーということになります。
オリックスも調子が出て来ていると言うことで、どういう試合になりましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。
スターティングメンバー
阪神タイガース
1番(二)中野 拓夢
2番(左)前川 右京
3番(右)森下 翔太
4番(中)近本 光司
5番(一)渡邉 諒
6番(三)佐藤 輝明
7番(指)ミエセス
8番(遊)木浪 聖也
9番(捕)梅野 隆太郎
5番ファーストが渡邉諒になっていて、佐藤輝が6番サードに下がっています。
指名打者は7番ミエセスで、キャッチャーは9番に入った梅野です。
オリックスバファローズ
1番(中)中川 圭太
2番(右)来田 涼斗
3番(二)太田 椋
4番(指)西川 龍馬
5番(遊)紅林 弘太郎
6番(三)宗 佑磨
7番(左)杉本 裕太郎
8番(一)頓宮 裕真
9番(捕)若月 健矢
18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は福本豊さん、鳥谷敬さんでした。
=== 試合経過 ===
1回表
先頭の中野が初球の真ん中やや低め直球を打ったセカンドゴロでしたが、前川がツーツーから外角スライダーを打った二遊間ゴロで破ったセンター前ヒット。
森下がツーストライクから内角スライダーを打ったハーフスイングの空振り三振。
近本がワンツーから外角高め148キロ直球を見逃し三振。
1回裏
中川圭太がワンワンから外角高めカットボールを打ったセンターフライ。
来田が初球の真ん中高めツーシームを打ったゆるめセカンドゴロ。
太田がツーツーから外角低めカットボールを打ったゆるめショートゴロで前進しながらランニングスローでアウト。
2回表
渡邉がツーボールから外角低めフォークを打ったセンター前ヒット。
佐藤輝明がツーツーから外角高め150キロ直球を見逃し三振。
ミエセスがツーボールから真ん中低めフォークを打ったセンター前ヒットで、1アウト1・3塁とします。
木浪がワンワンから真ん中低めフォークを打ったファーストゴロで、3塁走者が三本間に挟まれタッチアウト。
2アウト1・2塁となって、梅野がツーツーからやや内の低め直球を打った三塁線のサードゴロで、サードの宗が3塁を踏んでフォースアウト。
2回裏
西川龍馬が初球の外角高め直球を打った左寄りのファーストゴロ。
紅林がワンストライクから真ん中カーブを打ったライン際のライトファウルフライ。
宗が粘ったツーツーから真ん中高め直球を打ったセンターまで抜けるヒット。
杉本がツーストライクから外角低めフォークを打ったサードゴロ。
3回表
中野は初球セフティバントの構えから引いてストライク。
以降はヒッティングで、ワンツーから内角高い直球を空振り得三振。
前川が外角直球を見逃し三振。(三球三振)
森下がワンボールから真ん中低めフォークを打った三塁線の強いサードゴロで、宗がダイビングキャッチして1塁送球アウト。
3回裏
頓宮が粘ったワンツーからやや内やや低め144キロ直球を打った左中間の大きめセンターフライ。
若月がツーワンから外角カットボールを打った左寄りのセカンドゴロ。
中川がワンワンから内角フォークを打ったピッチャーマウンド付近のファーストフライ。
4回表
近本がツーツーから外角低め直球を空振り三振。
渡邉が初球のやや外の高め149キロ直球を打ったセンター前ヒット。
佐藤輝がワンツーから内角低いフォークで空振り三振。
ミエセスがワンツーから内角低めカーブで見逃し三振。
4回裏
来田がツーストライクから外角やや低めのフォークを打った左寄りのセカンドゴロ。
太田がワンストライクからやや外低めフォークを打った三遊間のサードゴロ。
西川がワンツーからやや内の高いカットボールを空振り三振。
5回表
木浪がツーツーから外角低めフォークを空振り三振。
梅野がフルカウントまで粘って内角直球を見逃し三振。
中野がツーストライクから外角カーブを空振り三振。
5回裏
紅林がツーツーから外角低め直球を打ったセンター前ヒットのあと、宗は初球の小フライになってから落ちたキャッチャーがバウンドしたのを捕ったバントで、1アウト2塁。
杉本がワンツーから内角低いフォークを打ったゆるめのファーストゴロで、ピッチャーが1塁ベースカバーしてアウト。
2アウト3塁となって、頓宮が初球の外角高めカットボールを打った右中間を破る当たりが出ます。
近本が捕球ミスをしたので、頓宮は3塁まで進み、記録はタイムリー2塁打と近本のエラー。
0対1とオリックスが先制します。
若月がワンストライクから内角高めツーシームを打った右寄りのサードライナー。
6回表
前川がツーワンからやや外の高め直球を打った左中間のレフト前ヒット。
森下が初球の真ん中やや高め147キロ直球を打った大きなフェンス前の左中間のレフトフライ。
近本がツーツーから外角やや高め148キロ直球を打ったレフト前ヒット。
渡邉諒がワンボールから真ん中やや低めフォークを打った低いサードライナー。
佐藤輝がツーツーから外角低めフォークを打ったバウンド高い一二塁間のファーストゴロで、1塁ベースカバーの曽谷にも投げられない内野安打で、2アウト満塁。
ミエセスがツーツーから内角低めスライダーで見逃し三振。
6回裏
中川がワンストライクから内角高めツーシームを打った左寄りのショートゴロ。
来田がツーストライクから外角低いフォークを打ったレフト前ヒットのあと、太田がワンボールから外角カットボールを打ったヒットエンドランが掛かって、ショートが逆を突かれた三遊間破るレフト前ヒットで、1アウト1・3塁。
西川が初球の外角直球?を打った一二塁間を強く破るライト前タイムリーヒットで、0対2にされ、なおも1アウト1・2塁になります。
紅林が外角低め直球を打ったライト前ヒットで、1アウト満塁。
宗がワンストライクから外角直球を打った左寄りの強めセカンドゴロで、4・6・3のダブルプレーになりました。
7回表
オリックスの投手は2番手の山田修義に交代。
木浪がワンツーから内角低め145キロ直球を見逃し三振。
梅野が外角高め直球を空振り三振。
中野が内角高め直球を空振り三振。
7回裏
杉本が初球の外角高めカットボールを打った右中間のライトフライ。
頓宮がツーボールから外角低め直球を打ったかなり深いセカンドフライで、センター近本と交錯しかかった。
若月がワンツーから外角低いカーブを打ったショートゴロ。
8回表
オリックスの投手は3番手の古田島成龍に交代。
レフトも小田。
前川がツーストライクからやや外の高め149キロ直球を打った大きなレフトフライ。
森下がワンツーから外角低めカットボールを打った強いサードゴロ。
近本がツーツーからの外角低めシンカーを打った一塁線のファーストライナーで、頓宮がダイビングキャッチ。
8回裏
中川がツーワンからやや外の低めフォークを打った三塁側のキャッチャーファウルフライ。
しかし、来田が初球の外角低めツーシームを打った右中間破る2塁打のあと、太田がワンワンから真ん中のフォークを打ったレフト線破るタイムリー2塁打で、0対3にされます。
さらに西川がフルカウントになって外角やや低め直球を打った左中間のセンター前タイムリーヒットで、0対4にされます。
紅林がワンストライクから内角低め145キロ直球を打った三遊間破るレフト前ヒットで、1アウト1・2塁。
宗がワンストライクから外角ツーシームを打ったゆるめのショートゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフで、2アウト1・3塁。
小田がワンボールから外角ツーシームを打った大きい左寄りレフトフライ。
9回表
オリックスのピッチャーは4番手の本田仁海に交代。
渡邉がツーワンから外角高め146キロ直球を打った強めショートゴロ。
佐藤輝がツーワンから内角高め151キロ直球を打ったバットの折れた深いサードハーフライナー。
代打・糸原がワンワンからやや外の高め直球を打ったゆるめセカンドゴロ。
0対4でオリックスの完封リレー勝ちです。
勝利投手は曽谷龍平で、4勝2敗0セーブ。
敗戦投手は村上頌樹で、2勝5敗0セーブ。
ホームランはありませんでした。
観客数36,134人 試合時間2時間33分
=== 戦評 ===
オリックスが6連勝となり、阪神の連勝が3で止まりましたね。
基本的には投手戦となったこの試合。
球審の白井さんが、低めで少し左右に広かったような気がしたんですが、それに対応できたか否かも大きかったかもしれません。
見逃し三振が多かったところを見ると、阪神打線はできてなかったのでしょう。
こちら先発投手の村上頌樹はわりと制球が良く、むこうの早打ちにも助けられ、どんどんアウトが取れていました。
ただ、5回裏になって、2アウト3塁での頓宮裕真の打席でカットボールが高く浮いて、右中間破るタイムリー2塁打を打たれ1失点していました。
6回裏はちょっと配球が読まれているのか、難しいコースや低さの球を拾われて、連打を喰らっていて、1失点。
8回裏はもう球威も少し落ちていたかもしれず、制球も悪かったのか2失点。
合計4失点して、結局、負け投手にはなりましたが、完投しました。
8イニングを104球で投げ、11被安打の無与四死球、1奪三振での4失点。
まあ、奪三振が1と少なかったのから観ると、キレとかがもうひとつやったんでしょうかね。
むこう先発投手の曽谷龍平はクセ球のある左腕みたいです。
スピードもわりとあって、変化球などにもキレがありそうで、制球も良い。
試合中盤で5者連続奪三振もあり、12個と三振もたくさん取っていて、ヒットは出るのですが、連打がなかなかできません。
左バッターは特に打ちにくいのでしょうか。
四球も無かったですね。
6回まで投げたんですが、スポニチによりますと曽谷本人がコーチに交代させてほしいと伝えて、交代することになったそうです。
投球数も100球に達したので、「もう出しきりました」と自らが言ったそうですわ。
7回からは2番手の山田修義がなげていました。
きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。
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(自ら切り出し)
「やるで、何もないけど」
-あれだけ三振が多いのは、やはり相手投手がよかったのか。
「いやあ、知らん、俺はわからん」
-ボール球を振らされているのか。
「見送りの方が多いやろ。ボールはそらおまえ、自分で振るんやから。バッターが。見送りって言うてもおまえ、ストライクらしいなあ見送ってんの。そらあかんわなあ。ボール球を振って、ストライクを見送ったら。あれだけ見逃しておまえ、ストライクなわけやからなあ」
-村上は最後まで代えなかった。
「球数も少なかったしな。2点じゃまだワンチャンスやから。そんなん。わからへんやん、DHは。そのためのDHやからのう。最後、代わるか?って聞いたけど、最後までいきますって言いよったから」
-援護点が少ない中での投球。
「援護点少ないってあれへんやん。ゼロやん」
-ブルペンを使わずに済んだ。
「そんな問題じゃないわ、おーん」
-火曜は勝てなくてしんどい。
「そら、しんどいわ。もう極端やな、打てるもんと打てんもんとな。しゃあないわな、一緒やもんな。こんだけボールをな。立ってたらみんなフォアボールやのにな、この間から」
-9日に頭部打撲を負った渡辺は大丈夫そうか。
「そら大丈夫やろ、こんだけ打って。あれいてなかったら、何もないわ」
(去り際に)
「(きょうは)何にもないわ、終わりや、終わり」
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結局、阪神はこの試合で15三振もしていますね。
もの凄い「三振の山」を作りました。
見逃し三振が7つで、1回から7回まで、毎回1つずつ見逃し三振をしています。
空振り三振は8つで、4回、5回、7回には、2つも空振り三振をしています。
これだけ三振が多いと、攻撃としては話にならんところはあるでしょう。
ちなみに、5回と7回は三者三振の三者凡退。
4回は1アウトから渡邉諒にヒットが出ていますが、アウトになったのはみんな三振。
まあ、確かに曽谷も良かったですが、球審のストライクゾーンのことがきょうはありましたんで、もうちょっと低めは広めに打って行かんとダメやったのでしょうね。
そのへんがうまく行かないから、チグハグな打ち方になったのやないかと思いました。
オリックスの三振はチームで1つだけですので、ほんまに両極端な結果になったもんです。
きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。