2024年6月6日の阪神タイガースは、甲子園球場での東北楽天ゴールデンイーグルスとの交流戦でした。
打線の不振が続いて、あまり点が取れずに負けるパターンが目立ってきた阪神でしたが、きょうはどんな試合をしましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。
スターティングメンバー
阪神タイガース
1番(二)中野 拓夢
2番(左)前川 右京
3番(右)森下 翔太
4番(中)近本 光司
5番(一)原口 文仁
6番(三)渡邉 諒
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)西 勇輝
4番まではきのうと同じ並びですが、5番ファーストが原口になっていますね。
あと、7番キャッチャーが梅野となっていて、木浪は8番ですね。
東北楽天ゴールデンイーグルス
1番(右)小郷 裕哉
2番(遊)村林 一輝
3番(中)辰己 涼介
4番(三)鈴木 大地
5番(一)フランコ
6番(左)阿部 寿樹
7番(二)小深田 大翔
8番(捕)太田 光
9番(投)藤井 聖
18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は広澤克実さん、下柳剛さんでした。
きょうは強い浜風やったようです。
=== 試合経過 ===
1回表
先頭の小郷がスリーワンからの四球を選ぶと、続く村林がワンツーから内角シュートをファウルチップを捕球した空振り三振。
辰己がツーワンから内角低めスライダーを打った左中間の守備がもたついたせいもあったのか2塁打で1アウト2・3塁。
鈴木大地がワンツーから真ん中142キロ直球をライト前2点タイムリーヒットで、0対2と先制されなおも1アウト1塁。
フランコはツーツーから真ん中スライダーを打った大きめのレフトフライ。
阿部が初球の外角やや低め直球を打ったセンターフライ。
1回裏
中野がワンワンから外角低め140キロ直球を打ったピッチャーゴロ。
前川がワンツーから外角低めカーブを打った右中間のライトフライ。
森下がツーツーからやや内の低いチェンジアップを空振り三振。
2回表
小深田がワンツーから外角低め直球を見逃し三振。
太田光がワンツーから外角低いチェンジアップを空振り三振。
藤井はツーストライクからの外角スライダーを打った右寄りのショートゴロ。
2回裏
近本がワンツーから真ん中142キロ直球を打ったセンターフライ。
原口がワンワンから真ん中141キロ直球を打ったセカンドへのハーフライナー。
渡邉諒がワンワンから内角低めスライダーを打った三塁線のサードゴロ。
3回表
小郷がワンツーから内角高めスライダーを空振り三振。
村林がツーワンからの外角スライダーを打ったショートゴロ。
辰己がツーワンから外角低めチェンジアップを打ったバウンド高いファーストゴロで、西勇輝がベースカバーしてアウト。
3回裏
梅野がワンボールからやや内の136キロ直球を打ったレフト線破る2塁打でチャンスにすると、木浪がワンボールから内角140キロ直球を打った左寄りのセカンドゴロで、1アウト3塁。
西勇輝がツーツーから外角高め141キロ直球を打った前進守備の二遊間を破るセンター前タイムリーヒットで、1対2とします。
中野がワンボールから外角142キロ直球を打った高く上がり、風に流されたライン際のショートのファウルフライ。
前川がツーツーから内角低めシュートを空振り三振。
4回表
鈴木大地がワンストライクから真ん中低めシュートを打ったライト前ヒットで出塁すると、フランコがツーストライクから外角スライダーを打った二遊間のバウンド高めショートゴロで1塁送球アウトで、1アウト2塁。
阿部がツーワンから内角低め直球を打った三塁線のサードライナーで、飛びついたような感じ。
小深田が一塁側のピッチャーゴロですが、こぼして、1塁へのそれてバウンドもした悪送球にもなったエラーが2つついたプレーで、1対3となってなおも2アウト2塁。
太田が申告敬遠で、2アウト1・2塁。
藤井がスリーボールからフルカウントになって真ん中低め直球を打った一二塁間破るライト前タイムリーヒットで、1対4となってなおも2アウト1・3塁。
小郷がフルカウントからの真ん中低め141キロ直球を打った高く上がったセカンドフライ。
4回裏
森下がツーツーから内角直球を打った浅いセンターフライ。
近本がワンワンから外角スライダーを打ち上げたショートフライ。
原口がワンツーから外角低め143キロ直球を打ったセカンドゴロ。
5回表
村林がワンツーから内角低めシュートを打ったバットの折れたピッチャーゴロ。
辰己がワンツーから外角のスライダーを見逃し三振。
鈴木がワンストライクからやや外低いチェンジアップを打ったファーストゴロで、こぼしたが拾ってベースカバーの西に送球アウト。
5回裏
渡邉諒が初球の内角のスライダーを打ったレフト前ヒットで出ると、梅野がワンツーから外角低めチェンジアップを打った左寄りのライトフライ。
木浪がワンツーから外角低め142キロ直球打ったを空振り三振。
西勇輝がワンストライクから外角低めチェンジアップを打った左寄りのセカンドゴロで、2塁にロングトスしてフォースアウト。
6回表
フランコがスリーワンからの四球で出ましたが、阿部がツーストライクから外角スライダーを打った浅いライトフライ。
小深田がツーツーから外角低いチェンジアップを打ったバウンド高いピッチャーゴロで、2塁送球フォーストのみ。
太田の打席で初球、小深田が盗塁死。
6回裏
中野がワンツーから外角低いスライダーで空振り三振。
前川がワンツーから外角低いスライダーで空振り三振。
森下が初球の真ん中低め141キロ直球を打った左寄りのレフトフライ。
7回表
阪神のピッチャーは2番手の富田蓮に交代。
太田がツーストライクから外角低め143キロ直球を打った強めファーストゴロ。
藤井がツーツーから真ん中高め直球で見逃し三振。
小郷がワンストライクから真ん中のナックルカーブを打ったライトへのライナー性フライ。
7回裏
近本がワンストライクからやや外のスライダーを打った大きなライトフライで、強い浜風に戻された。
原口がワンツーから真ん中ワンバウンドのスライダーで空振り三振。
渡邉諒もワンツーから真ん中高め直球を打ったライトフライ。
8回表
村林がワンツーから内角低めスライダーを打ち上げたセカンドフライ。
辰己がワンボールから真ん中のナックルカーブを打った左寄りのレフトフライ。
鈴木大地がツーワンから真ん中低め141キロ直球を打ったライトフライ。
8回裏
梅野がフルカウントからの四球で出塁すると、代打・小野寺がフルカウントになって真ん中低め直球で見逃し三振。
代打ミエセスが告げられたところで、楽天はピッチャーを交代、2番手の宋家豪になりました。
代打の代打・糸原がワンワンから外角低めチェンジアップを打った右中間の浅いセンターフライで、辰己がスライディングキャッチ。
中野がワンワンから外角低めチェンジアップを打ったショートゴロで、1塁送球アウト。
9回表
阪神のピッチャーは3番手の浜地真澄になりました。
フランコがツーストライクから外角高め151キロ直球を打った大きな右中間のセンターフライ。
代打・浅村がツーツーから外角高め150キロ直球を打った三塁側の高いバウンドのピッチャーゴロ。
小深田がワンワンからやや内の148キロ直球を打った左寄りのセカンドフライ。
9回裏
楽天のピッチャーは3番手の鈴木翔天に交代。
レフトに田中和基が入ります。
前川がツーワンから内角152キロ直球を打ったバットの折れたファーストゴロ。
森下がワンストライクから真ん中やや低め152キロ直球を打ったレフト前ヒット。
近本がフルカウントまで粘って真ん中高い直球を打ち上げたショートフライ。
原口がワンストライクから内角直球を打った高く上がった浅いサードフライ。
1対4で阪神が負けました。
勝利投手は藤井聖で、4勝1敗0セーブ。
敗戦投手は西勇輝で、2勝3敗0セーブ。
セーブは鈴木翔天について、2勝0敗1セーブ。
ホームランはありませんでした。
観客数42,625人 試合時間2時間33分
=== 戦評 ===
きょうも打線がほぼ沈黙して、勝てませんでしたからね。
こうなると、ほんまに弱いときの阪神ですね。
これで同一カード3連敗です、しかも甲子園において。
さらに、貯金も無くなって勝率は5割ちょうどになりました。
こちら先発投手の西勇輝は、立ち上がり制球の良くないところを捉えられ、初回表から2失点しました。
警戒した先頭打者への四球や追い込んでから甘いところに行ったのが悔やまれると解説されました。
2~3回は制球良く投げて無失点でいたんですが、4回表は自らのエラーが絡んだり、ピッチャーに打たれたりで失点して行きまた2失点。
結局、6イニングを100球ちょうどで投げ、4被安打の3与四球・無与死球、5奪三振での4失点。
ちょっと警戒して慎重になり過ぎての四球とか、自身のエラーとかが痛かったですか。
むこう先発投手の藤井聖は、制球良くゾーンに変化球などを投げるピッチャーのようでした。
3回裏は西勇輝のタイムリーヒットがあって1点取れましたが、それ以外はわりと好投でした。
8回裏は100球が近づいたあたりで、制球が悪くなり、交代となりますが、彼から得点したのは3回裏だけでしたね。
しかもまた1得点だけでした。
さて、きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
スポニチからの引用です。
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――(選手が)自分から苦しんでいる
「もうええやん。(貯金)ゼロになったから。明日(7日)から開幕するんやから」
――2軍からの昇格選手は
「終わったばかりなんやから、そんなん分からんやん」
――切り替えて
「明日から開幕や言うてるやん。みんな毎日切り替えてやろうとしてるんやから」
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きょうは応答があまり無く、言葉少ない岡田監督でした。
そう言えば、きのうはノイジーが上がってくると言う情報があったんですが、きょうまでに1軍昇格は誰もいなかったようです。
今後どうして行くのかは、首脳陣の間で話し合われるでしょうが、なかなか良い案も無いかもしれせんね。
きょうサンテレビを観ていて、解説者の広澤克実さんが話していたことなんですが、今は2軍にいる大山悠輔は、トレーニングや練習のしすぎで体にキレが無くなっているんではないかという見立てをしてましたね。
練習もずっとやり続けすぎると、疲労してしまって、そういうことがあるそうです。
彼がとにかく真面目に毎日、練習するのは、ファンの僕らもよく知っているくらいのことなんですが、確かにそういう可能性もあるのでしょう。
そう言えば、開幕あたりで足の張りがあって、出られないとか確かありましたよね。
普通ではあり得ないことが、彼には起こっていますもんね。
それは、彼の生来の真面目さから来ている可能性が高いのかもしれません。
(断定はしませんが。)
そうやとすれば、周りの人間が、そのことを言ってあげるべきですよね。
しっかり休むことも大事ですよ、人間は。
なかなか言うことを聞いてくれない可能性もありますが。
いずれにせよ、打線に関しましては、大山と佐藤輝明の極度の不調によって、みんなの役割がすっかり変わってしまわざるをえませんからね。
去年は自分の打線における自分の役割がハッキリしていて、それをやっていれば良かったわけですが、今季は主軸がいなくなったので、他の人(近本光司)が主軸をしなきゃいけなくなって、その「他の人」に近い役割をまた別の人がやらなきゃいけなくなりましたから、それがなかなか上手くできてないんです。
一挙にチームというか打線が崩壊したわけですね。
大山と佐藤輝を元に戻せば良いと言う人もいますが、あんまり調子の良くない2人を戻しても、役割を十分に果たせるとは思えませんからね。
そこも、役割が担えるようになったという見極めが必要でしょう。
闇雲に戻してみても、主軸の責任という重圧に押しつぶされる可能性も高いでしょうから。
とにかく、今季の打線が難問なのは間違い無いでしょう。
きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。