きょうも逆転負けした阪神は、岩崎が打たれました | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年6月5日の阪神タイガースは、甲子園球場での東北楽天ゴールデンイーグルスとの交流戦でした。

大山悠輔、ハビー・ゲラ、佐藤輝明と当初の構想では主力であった3人が、2軍に落ちている現状の阪神。
当初の構想からすれば、「飛車・角・金落ち」みたいなもんですね、将棋で言えば。
なかなか大変なんですが、ここからどんな選手がこの穴の空いた部分をカバーしていくのが。
そこがまず大きなポイントになるのでしょう。


さて、きょうのスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(二)中野 拓夢
2番(左)前川 右京
3番(右)森下 翔太
4番(中)近本 光司
5番(三)糸原 健斗
6番(一)渡邉 諒
7番(遊)木浪 聖也
8番(捕)坂本 誠志郎
9番(投)大竹 耕太郎

現状、誰が何番が良いかは、模索段階なところも多いんやと思いますが、2番に前川を入れたりしています。
こうなったら、僕としてはまずは、若手に活躍して欲しいですが。


東北楽天ゴールデンイーグルス
1番(右)小郷 裕哉
2番(遊)村林 一輝
3番(中)辰己 涼介
4番(三)鈴木 大地
5番(左)渡邊 佳明
6番(一)フランコ
7番(二)小深田 大翔
8番(捕)太田 光
9番(投)内 星龍

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は下柳剛さんでした。


=== 試合結果 ===

きょうは詳しい試合経過を書けませんでした。

2対3で阪神が逆転負けでしたね。

勝利投手は渡辺翔太で、3勝0敗0セーブ。
敗戦投手は岩崎優で、2勝3敗8セーブ。
セーブは則本昂大について、1勝0敗13セーブになりました。

ホームランは小郷裕哉の3号2ラン(9回)のみでした。

観客数42,615人 試合時間3時間13分


=== 戦評 ===

きょう、岩崎優が打たれたことによって、岡田彰布監督の構想ではW守護神としていた2人がいずれも耐えきれず、打たれ出している構図までできてしまいました。
すでに、ハビー・ゲラは打たれて2軍落ちしてますからね。
阪神としては、なんとも言えないくらい厳しい試練の交流戦となってます。
ファンとしても悔しいですね。



こちらの先発投手は
大竹耕太郎でしたが、相手のタイミングを微妙にずらす、頭脳的な投球でした。
制球がわりと良く、走者は出しますが、要所をなんとか抑えていましたね。
ライナーやフライ捕球での走者が飛び出したゲッツーが多く、そこは運も良かったんでしょう。
直球系がいつもより少し走っているという解説もされました。

7回表2アウトまで行って、1塁に走者を置いて代打・浅村栄斗が出て来た場面で2番手の石井大智に交代。
ですから、大竹は6と2/3イニングを85球で投げ、8被安打の無与四死球、5奪三振での無失点です。

この7回表はここからが大変でした。

石井は浅村に左中間のセンター前ヒットを打たれ、2アウト1・3塁にしたところで、また3番手投手の島本浩也に交代。
島本は小郷裕哉にストレートの四球を与えてしまい、2アウト満塁にしたので、また4番手の漆原大晟に交代。
漆原は村林一輝を大きな右寄りのセンターフライに打ち取って、無失点で難を逃れていました。


8回表は、5番手の桐敷拓馬が投げますが、先頭の辰己涼介がツーツーからやや内の低いツーシームを打ったセンターオーバーの2塁打を放ってピンチになります。
鈴木大地にセカンドゴロを打たれて、1アウト3塁にされたあと、続く代打・阿部寿樹のショートゴロの間に1失点して、2対1にされます。

9回表は、阪神のピッチャーは6番手の岩崎優になりましたが、小深田大翔がレフト前ヒットで出ますと、太田光がバントを決めて、1アウト2塁。
このあと、代打・石原彪がフルカウントまで粘って真ん中低いチェンジアップを空振り三振でしたが、小郷がスリーワンから内角直球を打ったライトスタンドに入る2ランホームランで、2対3と逆転されました。(バッティング・カウントでのやってはいけない完全な逆球でした。)
 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の内星龍は、キレの良い150キロ以上の球を投げていましたが、スプリットも有効なようで、空振りをよく取られていました。

3回裏は、2アウトから中野拓夢が一二塁間破るライト前ヒットで出たんですが、続く前川右京がフルカウントになって真ん中高め151キロ直球を打ったランエンドヒットの掛かった右中間破るタイムリー2塁打で1対0と阪神が先制します。

5回裏は、先頭の坂本誠志郎がサードゴロエラーで出塁しますが、続く大竹がピッチャー前のバントをするんですが、サードの鈴木大地がバントシフトの為にダッシュしてきていて、2塁送球フォースアウト。
ただ、中野が一二塁間を破るライト前ヒットで、1アウト1・2塁にすると、前川が四球を選んで1アウト満塁までチャンスを広げます。
ここで森下翔太がワンストライクからやや内のスプリットを打った詰まったセンター前タイムリーヒットで、2対0としてなおも1アウト満塁。


結局、は6回まで投げ、阪神打線は2回以外は毎回、走者を出すんですが、点を取ったのは3回と5回のみでしかも1点ずつでしたので2失点でした。
7回裏からは楽天も継投策に入ります。


9回表に逆転されたあとの9回裏は、楽天のピッチャーは則本昂大になっていましたが、原口が腰あたりに当たった死球で出塁すると(代走は植田海)、梅野が初球でバントを決めて、1アウト2塁。
中野がスリーワンからの四球で、1アウト1・2塁にした後、代打・島田海吏がセカンドゴロダブルプレーで試合終了の判定。
阪神側がリクエストしてビデオ検証しても判定は覆らず、試合終了でした。

楽天のリリーフ投手からは1点も取れない、阪神打線でしたね。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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 -岩崎はまさか。

 「ふっふっふっ。それは結果やろ。それまで2点じゃあかんていうね」

 -1点取った後、なかなか。

 「いや、それはなかなかて、ずーっとやんか」

 -甲子園でも勝てない。打線か。

 「そうそう、そういうことやろ」

 -中継ぎにも負担が。

 「いや、2点やからやんか」

 -前川の2番は。

 「点取るためやろ。いやいや、それは見たら分かるやんか。だからバッターが、どういう気持ちでね。俺5回から言うてた、2点じゃ絶対にやられるでって言うてるんよ」

 -その中で前川が1本。

 「うーん、そんなんよりも、2点で終わる打線があかんって言うてるやん。打順何番に入れるとかそんなん、メンバー今おれへんねんから、なんとか点とるためにこっちは、やってるだけであってお前」

 -なかなか複数得点ところにつながらない。

 「いやいや、それは見たら分かるやんか。だからバッターが、どういう気持ちでね。俺5回から言うてた、2点じゃ絶対にやられるでって言うてるんよ」

 -円陣は監督の指示か。

 「知らん知らん、俺は知らん」

 -本当に打者は奮起しないと。

 「いや、そらもうずうっとやんか。バッターが奮起って、そんなのもっと早い時期に書かんとあかんわ。今ごろ言ってもしゃあない。そんなもん、1点2点ばかりでのう。今さら言うても」

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僕らもすでに何度も言っていますが、ずっと2点しか取れん打線がダメなのは、誰が観てもそうでしょうね。
長いシーズンですから、そろそろリリーフ投手陣が、毎日のように僅差のゲームを勝ちきらないといけないプレッシャーに耐えられなくなって、やられ出しています。
これでは安定して勝つのは難しいですね。


きょうも相手投手がほんまにスゴくて打てないとか言うのやったら別ですが、そういうふうには見えませんから。
ほんま打線に決定力が無さ過ぎて、勝ちきれないゲームばかりになって来ています。
こうなると、どうしようもないですが、あしたからも打線の奮起を願うしか無いですね。


きょう試合中継の中で下柳剛さんが言っていたんですが、あしたにもシェルドン・ノイジーが上がってくるんやないかという情報があるらしいです。
これが良い情報なのかは、今のところはよくわかりませんけども、とりあえず書いておきました。


きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。