2024年6月7日の阪神タイガースは、甲子園球場での埼玉西武ライオンズとの交流戦でした。
打撃不振で連敗の多い阪神ですが、小野寺を2軍に下げ、佐藤輝明と最近は2軍で好成績を残している豊田寛の2人が1軍に上がって来たようですね。
監督には、豊田と2人で起爆剤になってくれと言われたという佐藤輝です。
この監督の一手がうまく行くことを願って止まないです。
きょうの試合はどうなったか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。
スターティングメンバー
阪神タイガース
1番(二)中野 拓夢
2番(左)前川 右京
3番(右)森下 翔太
4番(中)近本 光司
5番(三)佐藤 輝明
6番(一)渡邉 諒
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)伊藤 将司
4番までの打順は継続していますね。
5番にサード佐藤輝が帰ってきました。
6番ファーストは渡邉諒で、7番キャッチャーが坂本です。
埼玉西武ライオンズ
1番(遊)源田 壮亮
2番(三)滝澤 夏央
3番(左)栗山 巧
4番(一)中村 剛也
5番(右)蛭間 拓哉
6番(二)山野辺 翔
7番(中)西川 愛也
8番(捕)古賀 悠斗
9番(投)與座 海人
18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は田尾安志さん、中田良弘さんでした。
風は強い浜風のようです。
=== 試合結果 ===
詳しい試合経過は書けませんでした。
5対1で阪神が久しぶりに5点取っての勝利でした!
勝利投手は伊藤将司で、3勝1敗0セーブ。
敗戦投手は與座海人で、1勝1敗0セーブ。
ホームランはありませんでした。
観客数42,616人 試合時間3時間11分
=== 戦評 ===
きょうからは貯金もゼロになって「仕切り直し」と言っていた岡田彰布監督でしたが、上手く気持ちがリセットできたのか、阪神としましてはかなり久しぶりの15試合ぶりに5点取ることができまして、勝ちましたね。
交流戦では、甲子園での今季初勝利のようです。
まあ、阪神は3連敗中でしたが、西武のほうも4連敗中と、連敗中のチーム同士の対戦でしたんですがね。
阪神は連敗を3で止め、西武は5連敗となってしまった結果でした。
こちら先発の伊藤将司は、少し慎重に投げているせいなのか、特に立ち上がりに制球が良くなかったです。
四球をたくさん出すほどではなかったですが、思い通りにはなかなか投げられていませんでした。
5回表に2アウトからの四球とライト前ポテンヒットで、2アウト1・3塁のピンチになります。
代打・長谷川信哉がレフト前タイムリーヒットで、1失点。(2対1になりました。)
さらに源田が三遊間のショートがゴロを捕っただけの内野安打で、2アウト満塁。
ですが、滝澤がセカンドゴロで、さらなる失点はありません。
7回表は、先頭の山野辺が伊藤将司の左膝にライナーが当たった強襲ヒットが出て、伊藤将司は一度、ベンチに引っ込みましたが、続投。
1アウトから、盗塁されましたが、古賀が大きめのセンターフライでタッチアップされて、2アウト3塁。
代打・炭谷銀仁朗が深いセカンドフライで失点しませんでした。
結局、伊藤将司が失点したのは5回の1失点だけでしたね。
序盤はそんなに制球が良くないように見えたんですが、むこうのそんなに当たっていない打撃にやや助けられたのかもしれません。
7イニングを100球ちょうどで投げ、5被安打の1与四球・無与死球、5奪三振での1失点。
まあ、上がって来たばかりですし、7回表は足に打球も受けたので痛かったでしょう。
きょうのところはご苦労様と言ってあげたいですね。
8回表からは、継投策に入った阪神でしたが、ここからはかなりヒヤヒヤの連続でした。
阪神のピッチャーはこの回から2番手の桐敷拓馬になっていましたが、先頭の源田がレフト前ヒットで出たあと、続く児玉が浅めファーストフライ。
栗山には粘られた四球で出られて、1アウト1・2塁のピンチになってしまいます。
ただ、中村剛也がワンツーから真ん中ワンバウンドのフォークを空振り三振。
蛭間がワンワンから外角低めスライダーを打った一塁側のピッチャーゴロで、失点しません。
9回表は、阪神のピッチャーは3番手の漆原大晟がマウンドに上がっていましたが、山野辺と西川に連打が出て、ノーアウト1・2塁のピンチになります。
代打・鈴木将平がツーツーからやや外の低め直球を見逃し三振でしたが、炭谷が初球のやや内のやや低めフォークを打った大きな左寄りのフェンス際レフトフライとなかなかのヒヤヒヤでして、最後は源田がショートゴロで、2塁送球フォースアウトとなって試合終了でした。
むこう先発投手の與座海人は、右投げのアンダースローです。
初回の先頭打者・中野拓夢に四球を与えるなど、結局、4四球も記録し、制球がそんなによくなかったでしょう。
2回裏は、先頭の佐藤輝と渡邉諒の連打でチャンスを作ると、坂本が初球の一塁線の送りバントで、1アウト2・3塁。
続く木浪が強めのファーストゴロですが、ファーストの中村がいったんこぼして、打者走者にタッチする間に1点を取り、阪神が先制しました。
3回裏は、四球、ライト前ポテンヒット、四球で、1アウト満塁のチャンスになって、打者は佐藤輝明。
ショートフライに終わり、続く渡邉諒が左中間のセンターフライでこの回は点が取れません。
4回裏は、坂本がレフト前ヒットで出たんですが、木浪が3球で見逃し三振。
伊藤将司が送りバントを決めて、中野は四球で、2アウト1・2塁。
前川がワンツーからの外角高め直球を打ったレフト前タイムリーヒットで、2対0と追加点を得ました。
(與座は5回表に代打・長谷川を送られまして、この回までの投球でした。)
6回裏は、西武のピッチャーはこの回から3番手の田村伊知郎に代わってました。
先頭の木浪がレフト前ヒットを放つと、続く伊藤将司がワンツーからバントを決めて、1アウト2塁。
中野がセカンドゴロでしたが、こぼしたエラーで、1アウト1・2塁とすると、前川がフルカウントからの四球で、1アウト満塁。
森下が強い一塁線のファーストゴロで、ファースト中村が飛びついたあと1塁をタッチしただけで、その間に1点入って、3対1とします。
なおも2アウト2・3塁で、近本がワンストライクから内角高め147キロ直球を打った一塁線を強いライナーで破る2点タイムリー3塁打で、5対1にしました。(近本は4番になってから初めて打点を稼ぎました。)
きょう1軍に上がって来た佐藤輝明の打席について書いていきましょうか。
1打席目がワンツーから外角高め直球を打ったゴロで二遊間を抜けたセンター前ヒット。
その後、木浪のファーストゴロのときに3塁からホームにヘッドスライディングして、1得点しました。(2回裏)
2打席目は、1アウト満塁のチャンスやったんですが、初球の真ん中高いカーブを打ち上げたインフィールドフライとなったショートフライ。(3回裏)
3打席目は、ワンワンからやや外のカーブを打った右中間のライト前ヒットで、1アウトから出塁していましたね。(5回裏)
4打席目は、直前に近本の2点タイムリー3塁打が出て、2アウト3塁の場面で、強めのセカンドゴロ。(6回裏)
結局、4打席あって2安打ということで、打点こそ無かったですが、1打席目はノーアウトから攻撃の起点となって、ホームも踏んでいます。
まずまずの再出発と言うことにはなりそうです。
ただ、ビックリしたのは、サトテルの守備のほうが、かなり動きが良くなっていたことですわ。
凄くノックは受けたんでしょうか。
4回表の先頭打者・滝澤夏央の三塁線のサードゴロを軽快にランニングスローで処理していました。
滝沢の足の速さも頭に入った良いプレーでした。
捕ってから投げるのが早くなってましたね。
その後も素早くランニングスローをするシーンが何度かあって、エラーも無く、その変貌ぶりがファンを驚かせていました。
ちょっと球場の雰囲気もきょうからは変わっていたかもしれませんね。
あと、豊田寛のほうも8回裏に代打で出てきて、初球のやや外の高め直球を打った大きいセンターフライでした。
非常に積極的な打撃で、観客も大きく拍手していましたね。
きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。
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(注:テレビインタビュー)
-仕切り直しの一戦をとった
「うんまあ、ゼロになったんで、みんなね、きょうから再出発というか、再スタートというか、そういう気持ちでね、やってたと思うんですけど。久しぶりにね、いい勝ち方ができたかなと思いますけど」
-伊藤将は久しぶりの1軍登板
「ファームでもね、前回もいいピッチングしたんですけど、ちょうどね、間隔もね、ちょうどいい間隔で。ちょっと序盤ね、ちょっと助けられた部分ね、あんまりちょっとコントロールもよくないし、あんまりね、ブルペンもよくなかったみたいだけど。三回くらいまでスッといけたんでね、それからはね、徐々に、五回以外はね、本来のピッチングになったんじゃないですかね」
-打球が体に当たったが
「ああ、ちょっともうすぐ石井用意したんだけどね。ちょっとね、無理かなと思ったんですけどね。一番大事なとこ、骨ね、ちょっと外れてて、ほんと紙一重で良かったですよ」
-打線は久しぶりに5得点取った
「序盤もね、ちょっとチャンスがあったけど、久しぶりに2点のあと3点ね、近本のダメ押しみたいなタイムリーが久しぶりに出たので、こういうのを続けていければと思いますけどね」
-前川は追い込まれてからタイムリーを打った
「しぶとく、本当にね。昨日も、左(投手)でも初めて(先発で)使ったんだけど、明日も明後日も右みたいですけど、本当にいい仕事をしていると思いますね」
-佐藤輝はゴロをさばいて2安打
「ええ、良かったと思いますよ」
-あすはビーズリー
「まあ一つ負けが止まったので、みんな気分的にも楽になると思うし、ビーズリーはずっといいピッチングをしているのでね、早く打線が援護をしてやる気持ちでいってほしいですね」
(注:ここから囲み取材)
-明日から開幕と
「ちょうどゼロなったんやから、そんなん再出発いう意味では一番区切り的にもいい日やったんちゃう」
-選手には何か声をかけた
「いやいや、そんなことない。そら、みんなもう分かってるよ。今までもなあ、負けてる時でも何とかそら点取ろうと思ってみんなやってんねんから。みんなそないしてやってんねんけど、なかなか結果が出ない時もあるんよ、1年間長いシーズン、そういうことやん、はっきり言うて。別に何か変わったいうことはないよ別に。おんなじメンバーでやってるんやから」
-近本もタイムリー出てよかった
「その前にな、4,5出とったらもっと楽な展開になっとったかも分からんけど、それはまだチームがそこまで、まだ勢いというかな、普段の姿にまだなってないということや、そらまだまだや、そんなん積み重ねがな、徐々にな、いいときの流れになるわけやからさ。でもこういうのを繰り返しとけば、流れ的にはやっぱりこっちに来るんじゃないか、うーん」
-前川の2番はうまくつながりを生んでいる
「2番打たすのおれへん。本当に。でもまあ、昨日さっきも言ったけど、左でも使こうたけど、なんとかするいう姿がな、やっぱりな、追い込まれても、おーん。そらくさいボールでも、バット折りながらでもファウルにするとかな、そういうのが必要やんかやっぱり、おーん。そらみんながそういうのを見てるわけやからさ、そういうのがやっぱりいい結果につながる」
-佐藤選手は第1打席から安打。本人も乗っていける
「まあ、おーん。ずーっとお前、もうこれで5試合連続くらいちゃうか、1打席目ヒット、ファームから。だからそれだけ集中してるということやろ、1打席目からヒット出るいうことは」
-良かったと言ったのは、そういう意味か
「そうそうそう、うん」
-守備も足が動いていた
「おお。足動かさなあかん打球ばっか飛んでたからやろ。だからちょうど良かったよ、躍動感に見えて、それは」
-初戦勝利も明るい材料
「明るい材料って、久しぶりやろ。何カードぶりや」
-8カードぶり
「おお、ええやんか」
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初戦取ったのは、8カードぶりということで、ここまで、いかに苦しい戦い方をしてきたかと言うことでしょう。
サトテルらの加入で、チームの雰囲気ももっと変わって行き、少しでも勝てるようになれば良いですが。
きょうはこのへんにさせてください。
いつも読んでくださってありがとうございます。