打たんにも程があるで!阪神打線、ノーヒットノーランを喰らう! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年5月24日の阪神タイガースは、甲子園球場での読売巨人ジャイアンツとの試合でした。
現在、巨人は貯金が1しかなく、セ・リーグの3位ですね。
首位の阪神とは、だいぶ差があるようにも見えますが、なにしろこちらは打線が点を取りませんから、毎度毎度苦戦するんやないですかね?
また、きょうは先発投手も久しぶりの先発になる及川雅貴で、巨人はエース格・戸郷翔征ですから、そこも阪神側が大変そうなポイントです。

どんな試合になりましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)糸原 健斗
6番(左)前川 右京
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)及川 雅貴

5番はサードの糸原で、6番レフトは前川になっています。
キャッチャーは7番の坂本誠志郎です。


読売巨人ジャイアンツ
1番(右)丸 佳浩
2番(三)坂本 勇人
3番(二)吉川 尚輝
4番(一)岡本 和真
5番(左)長野 久義
6番(捕)岸田 行倫
7番(中)オコエ 瑠偉
8番(遊)泉口 友汰
9番(投)戸郷 翔征

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は藤川球児さんでした。


=== 試合結果 ===

きょうは詳しい試合経過を書けませんでした。

0対1で阪神が完封負けでしたね。

勝利投手は戸郷翔征で、4勝2敗0セーブ。
敗戦投手は及川雅貴で、0勝1敗0セーブ。

ホームランはありませんでした。

観客数42,595人 試合時間2時間58分

=== 戦評 ===

打たん、打たんとは思ってましたが、きょうはまさかのノーヒットノーランを喰らいましたね、阪神打線。
むこう先発投手の戸郷翔征の調子が良かったとは言え、ファンとしてはさすがにそれは予期しませんでした。
これで、戸郷はノーヒットノーランをした投手としては史上89人目。

複数回ノーヒットノーランをやった投手もいますので、史上101度目のノーヒットノーランと言うことになるそうです。
やられたほうのファンが言うのもアレですが、一応、記録ですから、おめでとうございます。


むこう先発投手の
戸郷翔征は、制球力が良く、球に力があって、変化球がキレてもいたんでしょう。
特に序盤はどんどん力のある球などで打たせて取って行って、結局、球数も少なく投げて、結局、奪三振数は4つと少ないのですが、被安打は1本も無い無得点に終わりました。

阪神側が出塁したのは、戸郷本人の1塁への悪送球とファーストの岡本和真の強めのゴロをはじいたエラーのみです。
良い当たりはファウルになるか野手の正面を突きまして、中には巨人側がよく守ったというシーンも無いではなかったですが、まあ、やられてしまいました。


こちら先発の
及川雅貴は、5回途中まで投げたんですが、毎回走者を出してましたね。
球に勢いはあったでしょうが、あんまり制球が良いとは言えませんでした。
泉口友汰にレフト前タイムリーヒットを打たれた直後に、次打者・戸郷に1球を投じた時点で、捕手の坂本誠志郎が及川の異変に気づき、マウンドに駆け寄ります。
トレーナーを呼んだあと、治療の為、1度ベンチに下がったんですが、また出てきて投球練習をしたんですが、やはり投げられないと本人が判断。
2番手の
漆原大晟と交代でした。

そのあと、
リリーフ陣は、漆原のあと岡留英貴、富田蓮、浜地真澄と継投して無失点やったんですが、阪神打線が1点も取れずに、0対1のまま終わった試合となりました。


記録的な情報を補足しますと、日刊スポーツによりますと、阪神がノーヒットノーランを喰らったのは球団史上12度目です。
前にやられたのは5年前の2019年9月14日で、ナゴヤドームで大野雄大にやられたんですね。
巨人戦に限ると3度目で、1リーグ時代の1937年(昭和12)5月1日(洲崎)に沢村栄治から食らって以来、実に87年ぶりと、相当に昔のことになりますね、意外にも。
残りの1度は1936年(昭和11)9月25日(甲子園)に沢村栄治から食らっており、これがプロ野球史上初めてのノーヒットノーランということです。


 

 

 

 

 

 


きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

-攻略の糸口が…

「ええ?そりゃ、打てへんのやから」

-組み立ても変わってきた

「いや、そんなことないよ。そんな、変わらへんよ」

-最後まで直球も変化球もよかった

「結局、な。低めのボールな、フォーク振ってな」

-同じ投手に何度もやられている。相手は大したもの

「そらな、ええピッチングされたら、こんなもんやろうな。いまやったらな。いまのバッティングの調子やったらな」

-惜しい当たりも最後のほうに

「惜しい当たりいうても、アウトはアウトやからなあ」

-戸郷は下げるわけにいかない状況。糸口は最後まであったか。

「糸口ってだって、なあ、ヒットを各選手が打つしかないやんか。全然、攻めようがない。最後ぐらいやんなあ、ノーアウトで出たけど」

-3バントを決めた。

「うん」

-及川は手か。

「あれはファームで1回まめをつぶして、そこと同じところみたいやけどな。まめでな」

-小刻みなリレーで最後まで勝負をわからない展開に持ち込んだ。

「いやいや、それは後ろ、今日はお前、ほとんど投げてないピッチャーやったからな。1点やからな、そらお前、どういう形でな、入るか分からへんし」

-富田も四球を出したが坂本を抑えた

「まあな、左用に出したんやけどな」

-及川次の先発は

「いやいや、それはちょっと当分あかんやろ、投げられへん。ファームでも1回飛ばしてるくらいやからな」

-序盤からいいピッチングだった

「まあな、ストライク、ボールはっきりしとったけどな、まあ0点でいとったからな」

-完封負けとメンタル面の違いは。

「いやいや、それは明日野手がどんなバッティングするかよ、そんなの、そんなの、もう終わったことやしの。また初戦負けたいうことやろ」

-いつも言っている一喜一憂しない。

「しゃーないやん、打てへんねんから。明日バッターがどんだけ奮起するかやろうな、そら」

-(前回やられた)06年は奮起。

「6年やった?(山本)昌?うーん。2回目やなぁと思っとったけど。何年やったかな、5年かな、6年かなぁと思っとったけど」

=======


及川は左手中指のマメがつぶれて投げられなくなったと、スポニチに書いてありました。

ノーヒットノーランのことについては、悔しいですが、今の打線の調子なら、こういうことはいくらでも起こりうるような気もしますので、あんまり落ち込まないことですよね。
突然、沸いたどうしようない不幸というよりは、少ない確率やけどありそうなことではありました。
それくらい、今の打線が悪いと言うことでしょう。

それは
岡田監督もそう言っていると思います。
要するに、あしたどうして行くか?
僕としても冷静に受け止めたいです。



さて、きょうはこのへんにしときましょうか。

いつも読んでくださってありがとうございます。