きょうも1点差で劇的な勝利の阪神!ハラハラさせすぎです! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年5月23日の阪神タイガースは、広島のマツダスタジアムでの広島東洋カープとの試合でした。
きょうはむこう先発投手が、ハッチと言うことなんですが、昔のアメリカの刑事物好きな時期のあった僕としては、「スタスキー&ハッチ」を思いだしてしまい、どうしようもないのですが。

(ちなみに、ハッチを演じていた俳優のデヴィッド・ソウルさんは、今年の1月に亡くなったそうです。ご冥福をお祈りいたします。)
どんなピッチャーで、どういう試合となりましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)ノイジー
6番(三)渡邉 諒
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)西 勇輝

5番レフトがノイジー、6番サードが渡邉諒ですね。
キャッチャーは7番・梅野になっています。


広島東洋カープ
1番(中)秋山 翔吾
2番(右)野間 峻祥
3番(二)菊池 涼介
4番(三)小園 海斗
5番(一)坂倉 将吾
6番(左)末包 昇大
7番(遊)矢野 雅哉
8番(捕)石原 貴規
9番(投)ハッチ

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は野村謙二郎さんです。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の近本がツーストライクから内角高め150キロ直球を打ったファーストゴロでしたが、中野がツーワンからの真ん中高めカットボールを打ったライト前ヒットで出ます。
森下の打席のワンワンから中野が盗塁成功。
森下はツーツーから外角のカットボールで空振り三振でした、大山がワンツーから内角高めツーシームを打ったライト前タイムリーヒットで、1対0と阪神が先制。
なおも2アウト1塁で、ノイジーがスリーワンから四球を選んで、2アウト1・2塁としますが、渡邉が外角高い直球を空振り三振。(三球三振)

1回裏
秋山がワンツーから内角高め直球を打った一塁線のゆるめファーストゴロで、秋山にタッチしてアウト。
野間はワンワンからやや内高めスライダーを打ったサードライナー。
菊池がやや外の低いチェンジアップを空振り三振。(三球三振)

2回表
梅野内角ワンツーからやや高めチェンジアップを見逃し三振。
木浪が初球の外角低めツーシームを打った大きなセンターフライ。
西勇輝がツーツーから内角高め直球を見逃し三振。

2回裏
小園がツーワンから外角シュートを打った大きなセンターフライ。
坂倉がツーツーから外角のシュートで空振り三振。
末包がツーツーから外角低めスライダーを打った弱めサードゴロ。

3回表
近本がツーツーから外角のチェンジアップを打った左中間の2塁打で出ると、中野がワンストライクから右手近辺に当たった死球で、ノーアウト1・2塁。
森下もスリーワンからの四球で、ノーアウト満塁。
(コーチがマウンドへ。)
大山がツーワンから真ん中高めスライダーを打ち上げた浅いマウンド近くのファーストフライ。
ノイジーがワンツーから内角のチェンジアップを打ったサードゴロダブルプレー(6・4・3の併殺ゴロ)。

3回裏
矢野が粘ったツーツーから外角シュートで空振り三振。
石原がツーワンから真ん中低いチェンジアップを打った浅いセンターフライで、近本がスライディングキャッチ。
ハッチはワンワンから真ん中高い139キロ直球を打ち上げた浅いファーストファウルフライ。

4回表
渡邉諒が初球のやや外のカットボールを打った強いショートゴロ。
梅野がフルカウントまで粘って内角151キロ直球を空振り三振。
木浪がワンツーから真ん中高めチェンジアップを打った強めのセカンドゴロ。

4回裏
秋山がワンストライクから内角高めシュートを打った深いファーストファウルフライ。
野間がワンワンから内角低め直球を打った右中間のセンター前ヒットで出塁すると、菊池が初球、ヒットエンドランも三塁側のファウル。
結局、ツーストライクから外角ボール球スライダーを打った一二塁間破るライト前ヒットで、1アウト1・2塁。
小園がワンツーからやや外の140キロ直球を打った左中間のセンターフライのあと、坂倉がワンボールから内角やや低めスライダーを打った大きなライトフライで、フェンス近くで森下翔太がジャンピングキャッチしました。

5回表
先頭の西勇輝がツーワンからやや内の149キロ直球を打ったセンター前ヒットを放つと、近本もワンボールから外角やや高めカットボールを打ったレフト前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
中野がワンツーから外角やや高め直球を空振り三振。
森下が外角低いスライダーで空振り三振。
大山がツーボールから真ん中のスライダーを打った浅いレフトフライ。

5回裏
末包がワンツーから外角高め142キロ直球を打ったライトフライ。
矢野がフルカウントまで粘って外角低めチェンジアップを打った三遊間を強いゴロで破るレフト前ヒットでしたが、石原がワンツーから外角スライダーを打ったライトフライ。
続く代打・宇草の打席で、矢野が盗塁成功。
阪神側がリクエストしてビデオ検証するも、判定は覆らず。
宇草はフルカウントになりましたが四球を選び、2アウト1・2塁となります。
秋山がツーボールから外角低めスライダーを打った一二塁間のセカンドゴロで、1塁送球アウト。

6回表
広島のピッチャーは2番手の中﨑翔太に交代。
ノイジーがワンツーから真ん中やや低めフォークを打った浅いレフトフライで末包がダイビングキャッチでしたが、渡邉がワンストライクから真ん中やや低めスライダーを打った三遊間をライナーで破るレフト前ヒット。
梅野の打席で渡邉が盗塁も失敗。
梅野はフルカウントまで粘って外角低めスライダーを打った左寄りのセンター前ヒット。
木浪が外角低めフォークを打った高いサードライナーで、小園がジャンピングキャッチ。

6回裏
野間がワンツーからやや外の高めスライダーを打った浅めレフトフライのあと、菊池がツーワンから真ん中低めスライダーを打ち上げた三塁側ベンチ前のサードファウルフライ。
小園がスリーワンからの四球で、2アウト1塁。
坂倉がワンワンから外角低めカーブを打ったライン近くの大きめレフトフライ。

7回表
代打・前川が告げられると、広島もピッチャー交代、3番手の塹江敦哉になりました。
代打の代打ミエセスがフルカウントまで粘っての四球で出塁しますと、代走は植田。
近本がツーストライクから真ん中高め151キロ直球を打ったサードゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフ。
中野は初球のみバントも見送ってボール。
結局、ヒッティングでツーワンからの外角高め145キロ直球を打ったヒットエンドランの掛かったゆるいファーストゴロでしたが、1塁に誰も入らないのにファーストの坂倉が1塁にトスする悪送球で、1アウト2・3塁になります。
ここで広島のピッチャーは4番手の矢崎拓也に交代。
森下がワンワンから外角低めフォークを打った大きなセンターへの犠牲フライを放ち、2対0とします。
なおも2アウト2塁で、大山がスリーワンから真ん中高めフォークを打った右中間のライトフライでした。

7回裏
阪神のピッチャーは2番手の石井大智となりました。
末包が初球の外角直球を打った大きなライトフライでしたが、矢野が粘ったワンツーから真ん中やや高めカーブを打ったレフト前ヒット。
石原が粘ったワンツーから外角低めスライダーを打った左中間のレフトフライ。
代打・林の打席で初球、ワンバウンド投球したんですが、梅野が捕っていたが矢野が飛び出していて、梅野から1塁送球すると矢野は挟まれる。
タッチアウトでチェンジ。(記録は盗塁死のよう。)

8回表
広島のピッチャーは5番手の黒原拓未に交代。
ノイジーがツーストライクからやや外低いスプリットを打ったショートゴロ。
渡邉諒がワンツーから外角低いチェンジアップを空振り三振。
梅野がツーツーから真ん中高い直球を空振り三振。

8回裏
サードに熊谷が入ります。
二俣がツーストライクから外角低め153キロ直球を見逃し三振。
ここで阪神はピッチャー交代、3番手の桐敷拓馬になりました。
秋山翔吾が外角低め直球を見逃し三振。(三球三振)
野間がワンツーから内角やや低めスライダーを打ったレフト前ヒット。
菊池がツーワンから真ん中高め直球を打ったレフト前ヒットですが、ノイジーが後逸するエラーで、2対1となってなおも2アウト2塁。
小園はスリーボールから申告敬遠で、2アウト1・2塁となりますが、坂倉がワンワンから内角直球を打った深いセカンドへのハーフライナーで中野が背走しながらジャンピングキャッチ。

9回表
広島のピッチャーは6番手のケムナ誠に交代。
木浪がフルカウントまで粘って四球を選ぶと、代打・小幡がワンボールからの一塁線の送りバントが成功して、1アウト2塁。
近本がツーツーから外角高めカーブを打った一二塁間破るライト前ヒットで、1アウト1・3塁のあと、中野がストレートの四球で、1アウト満塁。
森下がワンツーから外角高い直球を空振り三振。
大山がフルカウントまで粘って真ん中高め直球を打ったバウンド高い二遊間のショートゴロで、1塁送球アウト。

9回裏
阪神のピッチャーは4番手のハビー・ゲラに交代。
末包がツーツーからのやや内の高い155キロ直球で空振り三振。
矢野がワンツーから真ん中低めスライダーを打った三塁線破ったが、三塁側のフェンスに当たって強く跳ね返ってきて2塁に進めなかったレフト前ヒットで、1塁走者の代走は羽月。
石原がワンツーから外角低いスライダーを打った左中間のレフト前ヒットで、羽月が好走塁で3塁へ行って、ノイジーが3塁送球もセーフで、1アウト1・3塁。(1塁走者は代走・田中。)
代打・松山がワンボールから内角高め156キロ直球を打った一二塁間のセカンドゴロで、4・6・3のダブルプレー完成で試合終了でした!



2対1で、阪神がまた僅差での逃げ切り勝ちでしたね!

勝利投手は西勇輝で、2勝1敗0セーブ。
敗戦投手はハッチで、0勝3敗0セーブ。
セーブはハビー・ゲラについて、0勝2敗7セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数27,655人 試合時間3時間39分


=== 戦評 ===

最終回の最後は、負けも覚悟して腹くくるしか無かった、恐ろしい試合になりましたが、なんとか1アウト1・3塁のピンチでゲッツーを完成!
1点差をどうにか守り切った阪神でした!

肝試しは真夏だけで良いのにと、いつも言っているんですが。(苦笑)
「勝ったから良い」とは単純には言えない、大変な展開でした。


こちら先発投手の
西勇輝は、テンポ良く左右に投げ分ける制球の良い投球で、抑えていきます。
4回裏と5回裏はピンチにもなりましたが、カープ側もあと1本がなかなか出ませんね。
6回裏も2アウトから四球がありましたが、そのあとは抑えました。
結局、6イニングを96球で投げ、3被安打の2与四球・無与死球、3奪三振での無失点。

しっかり試合は作りましたか。

7回裏からは継投策に入った阪神でしたが、8回裏にやや大変なことが起こります。
3番手の桐敷拓馬が投げていたんですが、2アウト1塁の状況で、菊池涼介がレフト前ヒットを放ったんですが、レフトのノイジーがそれを後逸するエラーをやってしまって、1塁走者やった野間峻祥が生還してしまっての1失点となってしまいました。
2対1となったあとも、小園海斗をスリーボールからの申告敬遠で歩かして、2アウト1・2塁になってしまうんですが、ここで坂倉将吾が内角直球を打つと、セカンドの頭を越そうかというハーフライナーに!
これを中野拓夢が背走しながらジャンピングキャッチして、それ以上の失点はありませんでした。


9回裏もまた大変でした。
ピッチャーは4番手のハビー・ゲラでしたが、先頭の末包昇大を三振に取ったのは良かったんですが、矢野雅哉には三塁線を破り、幸運にもフェンスに当たって早く跳ね返ってきて2塁打にならなかったシングルヒットで、走者を出てしまいます。(代走は羽月隆太郎。)
続く
石原貴規も左中間のレフト前ヒットで、羽月が好走塁を見せて、3塁まで進み1アウト1・3塁の大ピンチとなります。
これは追いつかれるどころか、ひっくり返されるかもと思ったんですが、次の代打・松山竜平がワンボールからの内角高め156キロ直球を打った、なんと強めの右寄りのセカンドゴロで、4・6・3の併殺ができてしまいます!
試合終了で阪神が勝ったという、しんどい試合でした。

 

 

 

 

 

 


むこう先発投手のハッチは、あまり制球が良いとは思えなかったんですが、要所で良いところに行ったり、阪神打線のほうが打ち損じたりしていました。
チャンスは1回表、3回表、5回表と複数あったんですが、微妙ですが、どちらかというと阪神打線が打ち損じている場合が多かったように見えたでしょうか。
結局、彼からは1回表に取った1点しか取れませんでした。

もう1点を取ったのは7回表でしたね。
1アウト1塁の状況で、中野がヒットエンドランの掛かったゆるいファーストゴロを打つんですが、1塁には誰も入れずにいるのに、ファーストの坂倉が1塁ベースのほうにトスしてしまい悪送球!
1アウト2・3塁になります。

ここで森下翔太がワンワンから外角低めフォークを打った大きなセンターへの犠牲フライを放ち、1得点。
むこうのエラー絡みでやっと1点を取ったと言うことですね。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

-最後もよく守った

「まあ、やられるパターンやけどな。普通やったらな。あんだけチャンスつぶしたからの」

-中野は大きなプレーが

「うーん。まあ、松山やったからな。ゲッツー態勢、あれや。外野フライで同点はしゃあない。こんなの。同点まではオッケーと思ってたからな」

-ノイジーはエラーもあったが、他もよく守った

「おう、守ったけどな。まあ、あんなん、追加点取れとったら、もっと楽な展開になっとるんやけど。チャンスなったら、ほんっとアカンよな」

-7回は失策と内野安打で1点とれたのが大きい

「いやいやいや、先頭な、ミエセスがフォアボール選んだからな。あれはやっぱり大きかったよ。1-0やったら全然分からん。この展開的にな。チャンスをつぶしてるわけやから」

-代打の代打入れてそこに代走を差し込んで

「1点でも取りにいかんと。そんな1-0で逃げ切るなんか無理よ」

-追加点取るなら7回だと

「そらな、打順が上位にくるからな」

-動いたイニングで

「まあな、エンドランでもかまさんとなかなかな。左ええからな、あの2人。左バッターはしんどいよな。なんとかバット当ててくれと思ったけど、それでうまいことな、二塁進めとったらピッチャー代わると思っとったからな」

-石井がイニングをまたいだり

「いやだから、あそこで普通は左くるけどな、おーん。自分らがやったから嫌やったんやろな。あれはやっぱり俺は良かったと思うよ」

-右打者の二俣だった

「いやいや、それは読み過ぎやろ。それは俺も分かっとったけどな、左な。だから糸原残しとくんで前川やったから、おーん。あれはもう、左代打こられて、桐敷代えとった方が嫌やった。桐敷と二俣の方が嫌やった。昨日の岩崎の件があるからな。でもそれを読んで先に二俣きたから良かった。もう石井には、右やったら1人いくって言うてあったからな。こっちのもうなあ、予定通りやったよ」

-4カード連続勝ち越し。

「あー、でも4カード連続初戦負けやん。そやろ。そのへんちょっとお前、もうちょっと楽になあ、やっぱりのう。ゲームせんと、1点差ばっかりやんか」

-セ・リーグ通算1万試合。

「あーそう、そんなん知らんわ。いつも後から聞くだけやで」

=======


今季の阪神は、ほんまに3点取られたらもう終わりの打線のショボい野球をマジでやっていますからね。
どういうわけか、4カード連続で初戦は負けるようですし、それなのに4カード連続で勝ち越して、首位を入っています。
貯金も今季最多の7になっていまして、ほんまに信じ難いですね。

こんなに投手陣がしっかりしていて、守備もある程度は守り勝てるシーズンもあんまり無いのでしょう。

ファンもとにかくヒヤヒヤし通しですからね。
もう、どういう境地なのでしょう?
こういうのにもだいぶ慣れたような…。(苦笑)



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。