近本・大山で2点取ったものの、9回裏にシビれた展開に! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年5月22日の阪神タイガースは、広島のマツダスタジアムでの広島東洋カープとの試合でした。
きょうは先発投手が大竹耕太郎vs森下暢仁というマッチアップです。
どちらもこのところ、そこそこの好投はしているよう
なので、投手戦になるのかなという感じがしたんですが、実際にはどうなったか?
スタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)糸原 健斗
6番(左)前川 右京
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)大竹 耕太郎

むこう先発投手が右の森下暢仁と言うことで、5・6番には糸原、前川と左バッターを並べてますね。
キャッチャーは7番の坂本です。


広島東洋カープ
1番(中)秋山 翔吾
2番(右)野間 峻祥
3番(二)菊池 涼介
4番(三)小園 海斗
5番(左)末包 昇大
6番(一)坂倉 将吾
7番(遊)矢野 雅哉
8番(捕)會澤 翼
9番(投)森下 暢仁

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は鳥谷敬さん、能見篤史さんです。


=== 試合結果 ===

きょうは詳しい試合経過を書けませんでした。

2対1で阪神が僅差の逃げ切り勝ちでした!

勝利投手が大竹耕太郎で、4勝2敗0セーブ。
敗戦投手が森下暢仁で、3勝2敗0セーブ。
セーブが岩崎優について、2勝1敗8セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数25,271人 試合時間2時間59分


=== 戦評 ===

先発の大竹耕太郎が好投し、近本光司が出塁してから大山悠輔が返すパターンで2度も得点して、2点リードのまま最終回まで行く展開やったんですが、9回裏に3番手投手となった岩崎優が1失点してなおもピンチでしたので非常にシビれたゲームとなりました。
まあ、よく踏ん張れましたね。


こちら先発投手の
大竹耕太郎キレが良くて、要所で良い制球でした。
投球フォームの変化というかタイミングの変化で相手を崩します。

あとは球種やコースなどによる緩急で頭脳的なピッチングでした。
4回までパーフェクトで来た後、5回裏と7回裏にいずれも連打されてのノーアウト1・2塁のピンチがあったんですが、後続を主にフライアウトで打ち取って、あまりそう者を進めず、結局は失点せずでしたね。
7イニングを94球で投げ、4被安打の無与四死球、4奪三振での無失点。
きょうもよくやってくれました。
きょう勝ち投手になりまして、これで広島戦では通算9試合投げて、7勝0敗。
防御率も0.60ですので、まさに「鯉キラー」という称号が相応しいでしょう。

(この数字は東スポより。)

で、8回裏は桐敷拓馬が三者凡退に抑えたあと、9回裏は岩崎優が登板するんですが、1アウト取ってから菊池涼介にショートへの内野安打を打たれ、続く小園海斗を四球で出して、1アウト1・2塁のピンチになります
一発が出れば逆転の場面になって、末包昇大は空振り三振でしたが、坂倉将吾がセンター前タイムリーヒットを放って、2対1まで迫られ、なおもピンチにでした。
結局、続く二俣翔一には粘られて四球を与えることになって、2アウト満塁まで行ったんですが、次の代打・松山竜平が一二塁間のセカンドゴロで、ゲームセット!
ほんまに最後までヒヤヒヤさせてくれました。
スポニチによりますと、岩崎「勝てたのは良かったですけど、今のピッチングじゃだめなのでもうちょっと頑張ります」と話しバスへ乗り込んだそうです。

 

 

 

 

 

打つほうは、初回表にいきなり近本光司が粘ったワンツーから内角低めカーブを打ったライト線破る2塁打を放ってチャンスを作ると、中野拓夢森下翔太がフライアウトで進められなかったんですが、続く大山悠輔が内角のカットボールを打ったレフト前タイムリーヒットで1点を先取して、少し大竹の気持ちも楽になったかもしれません

3回表も先頭の近本が今度は四球で出塁すると、続く中野拓夢が初球のセフティバントをするといったんはアウトになったんですが、リクエストしてリプレー検証すると内野安打となって、ノーアウト1・2塁とします。
この後は森下翔太が大きめのセンターフライで、近本中野もタッチアップして、1アウト2・3塁にした後、大山の外角高め148キロ直球を打った右中間のライトへの犠牲フライで、2点目を取っていました。

ただ、ここからは阪神は1点も取れなくなります。
5回表にも1アウト満塁できょう5番に入っている糸原健斗に打席が巡ってきたんですが、ファーストゴロで、ホーム送球が少しそれて3塁走者がタッチアウトのみ。
続く前川右京もファーストゴロで、無得点。
結局、森下暢仁は7回まで投げて、広島側も継投に入るわけですが、6回から9回までいずれも三者凡退で抑えられていました。
ここら辺は悔しいですし、9回裏のヒヤヒヤのシーンを招いてしまったと言うわけでした。



きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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-岩崎はよく抑えた

「ほんまにもう…。2点なあ、ここの球場はな、わからんもんな。やっぱりな」

-あそこでゆるい球を投げられるのは余裕が

「いや(笑)わからん。それは」

-大竹は変わらず

「いやいや、今日良かったよ。コントロールも良かったし。ピンチあったけど、あそこまではな。あの回な、まあ、そやなあ、点取られてたら桐敷いってたかもわからんけど。よう踏ん張ったよな7回な」

-一、二塁になったところでもまだいけると

「あそこではかえれんよ、そんなもん」

-8回は桐敷

「いやいや、向こう残ってるの左ばっかりやから。左な、出さす必要ないやん」

-石井、桐敷がいる

「ゲラがちょっとな、広島この間もやられたからな、今日はもうあと2回やから左、左でな、ちょうど代打の出る打順やったからな」

-大山

「うん、まあなあ。もう1個大きいチャンスあったけど、あそこでな1本出よったからな、もうちょっと楽になってたけどなあ」

-近本は1番で打つと流れが良くなる

「おーん、やっぱり1番のほうがええかんじやなあ」

-近本、大山が点に絡み、先発がゲームメーク。いい試合だったのでは

「まあそうやなあ。4番が打点挙げてリードオフマンが出て、展開的にはな。打順の巡りも良かったしな。うまいこと1番からばっかりになったしな。あの辺は9番まで回したりは大きいわな」

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9回裏は監督も肝を冷やしたところでしたでしょう。
ほんまにあそこは、どうなっていてもおかしくなかったですからね。
良いゲームと言うよりは、ギリギリ勝てた印象が強いので、辛勝なんでしょう。


きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。