バッテリーに工夫が欲しい阪神は、また床田にやられました! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年5月21日の阪神タイガースは、広島はマツダスタジアムでの広島東洋カープとの試合でした。
きょうはまたまた先発投手が村上頌樹vs床田寛樹の日でして、今季4度目のマッチアップとなりました。

なかなかしんどい試合になりそうに思いましたが、どんな試合となりましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)ノイジー
6番(三)渡邉 諒
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)村上 頌樹

5番レフトがノイジー、6番サードが渡邉諒になっていますね。
キャッチャーは7番坂本です。


広島東洋カープ
1番(中)秋山 翔吾
2番(右)野間 峻祥
3番(二)菊池 涼介
4番(三)小園 海斗
5番(捕)坂倉 将吾
6番(左)末包 昇大
7番(遊)矢野 雅哉
8番(一)林 晃汰
9番(投)床田 寛樹

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は能見篤史さんでした。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の近本がストレートの四球で出ますと、中野がワンツーから外角高めカットボールを打った二遊間のショートゴロで、矢野がダイビングキャッチして2塁にグラブトスしてフォースアウト、1塁転送はセーフ。
森下がツーストライクから外角低めツーシームを打ったゆるめサードゴロで1塁送球アウトとなって、2アウト2塁。
大山の打席で初球、右足に当たったか、死球で2アウト1・2塁。
ノイジーがワンストライクから外角低めパームを打ったファーストフライ。

1回裏
秋山が初球の外角147キロ直球を打った左中間破る2塁打でピンチになります。
野間の打席でワンストライクからワンバウンドの暴投になって、ノーアウト3塁。
野間がワンツーから真ん中やや低めフォークを打った一二塁間を破るライト前タイムリーヒットで、0対1と広島が先制。
菊池が初球一塁線に送りバントで、1アウト2塁。
小園がワンワンからやや外の高い直球を打ち上げた深めのショートフライ。
坂倉がフルカウントまで粘って内角146キロ直球を打った右中間のライトフライ。

2回表
渡邉がワンボールからの外角低めツーシームを打ったバウンド高いサードゴロ。
坂本がツーツーから内角142キロ直球を打ったセカンド小フライ。
木浪がツーツーから真ん中高めカットボールを打ったショートゴロ。

2回裏
末包が初球のやや外のスローカーブを打ったレフト線の2塁打で、またピンチになります。
矢野が初球、一塁線のセフティバントで内野安打になって、ノーアウト1・3塁。
林がツーボールから外角直球を打ったバットの折れた一二塁間を破るタイムリーライト前ヒットで、0対2となってなおもノーアウト1・3塁。
床田がツーストライクから外角低いフォークを打ち上げた浅いサードへのファウルフライ。
秋山がツーワンから内角高めカットボールを打ったファーストゴロで、ホーム送球すると3塁走者が三本間に挟まれタッチアウトで、2アウト2・3塁。
野間が初球の外角直球を打った大きめ左寄りのレフトフライ。

3回表
村上頌樹がツーストライクから外角低めスライダーを打った左寄りのセンターフライ。
近本がツーツーから外角低めカットボールを打った左中間のレフト前ヒットですが、中野がワンツーから真ん中低いツーシームを空振り三振。
森下の打席でワンボールから近本が盗塁失敗。

3回裏
菊池がフルカウントまで粘って内角高いカットボールを空振り三振。
小園がツーワンからやや外の高い146キロ直球を打ったライト前ヒット。
坂倉がワンワンからやや外の高いフォークを打ったファーストの左を鋭く抜けたライト前ヒットで、1アウト1・2塁。
末包がワンワンから真ん中フォークを捉えたセンターバックスクリーンに入る3ランホームランで、0対5と大きく離されます。
矢野が初球の真ん中カットボールを打ったファーストゴロ。
林がツーツーから真ん中高め145キロ直球を打ったライン際のレフトファウルフライ。

4回表
森下が粘ったツーツーからやや外の低めツーシームを打った三遊間破るレフト前ヒットで出ると、大山がワンボールから真ん中やや高めカットボールを打った一塁ベンチ前の浅いファーストファウルフライ。
ノイジーがツーストライクから真ん中やや高めカットボールを打った二遊間のセカンドゴロでダブルプレーになりました。

4回裏
床田は初球のやや外の低め145キロ直球郎打ったを打ったバックネット前のキャッチャーファウルフライ。
秋山がワンストライクからやや外の142キロ直球を打った左寄りのライト前ヒットで出塁すると、野間がツーツーから外角のカットボールを打ったショートライナーで、木浪がジャンピングキャッチ。
菊池がワンボールから真ん中やや低めカットボールを打ったサードゴロで、2塁送球フォースアウト。

5回表
渡邉がワンストライクから外角高めパームを打った右寄りのセンター前ヒットで出ますと、坂本がワンワンから真ん中やや低めカットボールを打った大きめライトフライ。
木浪がワンボールから真ん中やや高め144キロ直球を打ったショートゴロダブルプレー。

5回裏
小園がワンワンから内角のスローカーブを打ったセカンドフライで、坂倉がツーボールから真ん中カットボールを打った強いファーストライナーでしたが、末包がフルカウントからの四球。
矢野がワンツーからやや外の低いフォークを打った浅いレフトフライ。

6回表
代打・井上広大がツーツーから外角カットボールを打った右中間の大きめライトフライ。
近本がツーワンからのやや外のツーシームを打った右寄りの大きめライトフライ。
中野がフルカウントまで粘っての四球。
森下がフルカウントになって内角147キロ直球を打った一塁側のキャッチャーファウルフライ。

6回裏
阪神のピッチャーは2番手の富田蓮に交代。
林が二遊間のショートへのゴロですが、回転して1塁に投げセーフの内野安打。
阪神側がリクエストしてビデオ検証も判定は覆らず。
床田が一塁側に送りバントを決めて、1アウト2塁。
秋山がツーツーからやや内の139キロ直球を打ったピッチャーゴロで、2塁送球すると2塁走者が挟まれ早めにタッチアウトになって、2アウト1塁。
野間がワンストライクからやや内の直球を打った右中間破るタイムリー3塁打で、0対6とされます。
菊池がツーストライクから真ん中やや高め139キロ直球を打ち上げた浅いファウーストファウルフライ。

7回表
大山がワンワンから外角ツーシームを打った浅いライトフライ。
ノイジーがワンツーから内角135キロ直球を打った詰まったセンターフライ。
渡邉諒がワンボ-ルからやや内のツーシームを打った三遊間のサードゴロですが後逸して、ショートがバックアップして1塁送球もセーフになる、記録はサードゴロエラー。
坂本はワンワンから真ん中低いツーシームを打ったサードゴロ。

7回裏
小園がワンボールから内角139キロ直球を打った少し浅めライトフライ。
坂倉がワンツーからやや外の直球を打った大きめセンターフライ。
末包がツーツーから内角139キロ直球を打った深いファーストフライ。

8回表
木浪がワンワンから外角低めツーシームを打った三遊間のゆるいサードゴロで、1塁にワンバウンド送球も捕れない、記録は内野安打。
ミエセスが初球の真ん中ツーシームを打った三塁線のサードゴロですが、一度はじいてから拾って1塁送球もセーフのエラー。
ノーアウト1・2塁で、近本がワンボールから外角カットボールを打った一二塁間を強いゴロで破るライト前ヒットで、ノーアウト満塁とした後、中野がワンツーから真ん中低めカットボールを打ったレフト前タイムリーヒットで、1対6とします。
さらに森下がフルカウントまで粘ってやや内の低めツーシームを打ったレフトへの犠牲フライで、2対6となってなおも1アウト1・2塁。
ここで広島はピッチャー交代、2番手の島内颯太郞になります。
大山がワンワンからやや内の152キロ直球を打った左中間のセンターフライ。
ノイジーが粘ったツーツーから外角低めチェンジアップを打った一二塁間のセカンドゴロで、1塁送球アウト。

8回裏
阪神の投手は3番手の岡留英貴に交代。
矢野が初球の真ん中やや高め直球を打った高く上がった三遊間のサードフライでしたが、続く林がストレートの四球。(代走は羽月。)
ただ、代打・松山がツーツーからのやや外のカットボールを打った浅めセンターフライ。
秋山がツーツーから内角の直球を打った浅いレフトフライ。

9回表
広島のピッチャーは3番手の黒原拓未に交代。
渡邉諒がツーツーから内角高め直球で空振り三振。
坂本がワンツーから真ん中チェンジアップを打ったショートゴロ。
代打・原口が粘ったツーツーから外角低めチェンジアップを空振り三振。



2対6で阪神が負けました。

勝利投手は床田寛樹で、5勝2敗0セーブ。
敗戦投手は村上頌樹で、2勝4敗0セーブ。

ホームランは末包昇大の2号3ラン(3回)のみでした。

観客数25,146人 試合時間2時間44分

=== 戦評 ===

きょうの村上頌樹はさんざんなピッチング内容でしたが、床田寛樹のほうはそんなにすごく良くはなかったですが、要所は抑えるさすがのピッチングでしたね。
エース対決は、今回は床田のほうが勝ちました。
まあ、だいたいそこがきょうのポイントと言うしかないでしょう。
打線がそんなに強くない阪神ですので、こちらの先発ピッチャーが3失点以上すると、もうしんどいですね、相手ピッチャーが良い場合。


こちら先発投手の
村上頌樹は、立ち上がりから制球が甘く行きいきなり先頭の秋山翔吾に2塁打を打たれたりで1失点していましたね。
2イニング目も制球が安定してるとは言えず、また1失点。
3回裏も末包昇大に落ちなかった甘いフォークをセンターバックスクリーンまで持って行かれ、3ランホームランとなっていました。

ときおりシュート回転しているのか抜けた直球が打たれたりしていましたね。
変化球も抜けたりで甘く行っていましたか、
とにかく、良い球と悪い球がハッキリとしていて、らしくない投球になっていたと解説されました。
 

 

 

 

 




むこう先発投手の床田寛樹も、立ち上がり制球が悪く、近本光司にストレートの四球を出していましたが、広島側の好守もあって、なんとか立て直して抑えていましたね。
結局、テンポ良く投げて、走者を出しながらも要所を抑えていましたね。
結局、阪神打線が捉えたのは投球数が100球越えた8回表からで、中野拓夢のレフト前タイムリーヒットと、森下翔太のレフトへの犠牲フライで2点だけ取って、ここでピッチャーが2番手の島内颯太郞に交代でした。
そのあとは1点も得点できない、阪神打線でしたね。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

-村上は。

「初球の入り方やな。なあ」

-初回、二回と続けて初球を。

「そうやんか。ホームラン打たれたやん。初球。(以前の秋山)おんなじことやん。なあ」

-広島はいつも早打ち。

「いや、ずっとやん。分かってるやんか」

-高さだったり本調子じゃなかった。

「そら調子悪かったんやろ。そういうことやん。これで調子良い言われたら困るよ。言うてるやん」

-今までなかったのがすごい。

「だからお前、結局攻め方よりもカウントの入り方やん初球の。二回でもそうだし、それでもう自分の組み立ても何もでけへんようになってしまうから。この間もそうやったから、お前」

-バッテリーはもちろん対策はしていると思うが。

「いや、対策してないやろ。してないからそうなるんやんか、そんなもん。対策してたら初球ボールとかでちょっと様子見たりして入るやん、勝負球でいくとか。簡単にそないしてな、カウント球で、初球ぽーんっていったのが全部やられて、でもう、自分のリズムっていうか、それで投げられへんなってしまう」

-ああいう展開になると

「そらきついよ」

-広島にやりたいことをやられた。

「いや、こっちは自滅やろ、だってなぁ。やりたいことよりもお前、こっちのミスやんか、結局は」

-初回にチャンス。

「そらお前、中軸が打たんから、そらもう、なあ。1本でも出とったらいいけどお前、点が入れへんわな、あのへんが打たんと」

=======


確かに、前回対戦(2週間前)で、初回の先頭打者・秋山翔吾にいきなり2塁打を打たれ、やられていたのに、きょうも広島打線というか秋山ををかなり舐めたような初球からの入り方をしていた印象の村上と坂本誠志郎のバッテリーでした。
こないだと似たようなやられ方をしているのは困ったものです。

初回裏だけやられるならまだわかるんですが、2回裏も先頭の末包に初球から2塁打をやられたわけですから、監督がちゃんと考えて欲しいと思うのも無理からぬ事です。
そこらへん、次までにしっかり整理してやって欲しいと思いますね。


きょうのところはこのへんで。

いつも読んでくださってありがとうございます。