雨の中で四苦八苦しながらも阪神投手陣、踏ん張る!打線も点を取る! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年5月19日の阪神タイガースは、甲子園球場での東京ヤクルトスワローズとの試合でした。
関西地方中部の多くでは、予報よりも早めにそれなりの量の雨が降り出しましたので、試合への影響が心配されました。
さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)渡邉 諒
6番(左)ノイジー
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)才木 浩人

近本が1番に戻っていて、3番は森下です。
5番がサード渡邉諒で、6番はレフトのノイジー。
キャッチャーが7番・梅野で、ショートは8番・木浪ですね。


東京ヤクルトスワローズ
1番(右)丸山 和郁
2番(中)西川 遥輝
3番(遊)長岡 秀樹
4番(三)村上 宗隆
5番(左)サンタナ
6番(一)オスナ
7番(二)山田 哲人
8番(捕)中村 悠平
9番(投)石川 雅規

14時頃からプレイボールのデーゲームでした。
中継番組の解説は濱中治さん、上田二朗さんでした。
少量の雨が、強くなったり弱くなったり、降り続けたようです。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の丸山和郁がフルカウントまで粘ってやや内の直球を打ったセンター前ヒットで出塁すると、西川遥輝がワンツーから外角低めカーブを空振り三振。
長岡がワンストライクからゆるい三塁側のピッチャーの捕ったゴロで、1塁送球もセーフの内野安打。
村上宗隆がフルカウントになって四球で、1アウト満塁になります。
サンタナがワンストライクからやや内のやや高めを打ったレフトへの犠牲フライで、0対1とヤクルトが先制しました。
2アウト1・2塁で、オスナがワンツーから外角低いフォークを打った右中間のセンター前タイムリーヒットで、0対2となってなおも2アウト1・3塁。
山田哲人がツーツーから真ん中低いフォークで空振り三振。

1回裏
近本がツーツーから外角高めシンカーを打ったライン際のレフトファウルフライ。
中野もワンツーから外角低めチェンジアップを打ったレフトフライ。
森下がワンツーから外角低めシンカーを打った右中間のセンター前ヒット。
大山が初球の外角シュートを打った高く上がった深めのライン際のファーストフライ。

2回表
中村がツーツーから真ん中高め直球を打った大きなセンターフライ。
石川がワンツーから真ん中高め直球を空振り三振。
丸山和郁がツーワンから真ん中高め直球を打った一二塁間を鋭く破るライト前ヒット。
西川が初球の真ん中高めスライダーを打ち上げたショートフライ。

2回裏
渡邉諒が初球の内角スライダーを打った三遊間のショートへのゴロですが、ホーム方向に送球がそれてタッチが空振りしてセーフの悪送球。
ノイジーがワンワンから内角カットボールを打ったレフト線破る2塁打で、ノーアウト2・3塁。
梅野がワンストライクから外角131キロ直球を打った大きなライトへの犠牲フライで、1対2としてなおも1アウト3塁。
木浪がツーツーからの大きなフェンス際のライトへの犠牲フライで、ライトの丸山が捕ってからフェンスにぶつかって転倒します。
丸山は大丈夫なよう。
才木がワンツーから外角シンカーを見逃し三振。

グラウンド整備が行われる。

3回表
長岡がワンストライクから外角やや高め直球を打ったゆるめショートゴロ。
村上宗隆がツーツーから真ん中低いフォークで空振り三振。
サンタナがフルカウントになって外角スライダーを打った左寄りライトフライ。

3回裏
ライトに濱田が入ります。
近本がツーワンから真ん中シンカーを打った高く上がった浅いライトフライ。
中野がワンワンから内角シュートを打った一二塁間を破るライト前ヒット。
森下がスリーワンからの四球で、1アウト1・2塁。
大山が初球のやや内の高めスライダーを打った右中間のセンターフライ。
渡邉諒がツーワンから外角シンカーを打った大きめライトフライ。

4回表
オスナがワンボールから真ん中高め直球を打ったファーストファウルフライ。
山田がワンワンから真ん中146キロ直球を打った三塁線の強めサードゴロで、逆シングルで捕って1塁送球アウト。
中村がスリーワンから外角高め146キロ直球を打った右中間のセンター前ヒット。
石川が初球の真ん中高め145キロ直球を打った左中間の浅いセンターフライ。

4回裏
ノイジーがワンワンから外角シンカーを打った二遊間を強いゴロで抜けるセンター前ヒットで出ると、梅野がツーワンからの外角シンカーを打ったセンター前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
さらに木浪がワンストライクからやや外のスライダーを打った一二塁間破るライト前ヒットで、ノーアウト満塁。
才木が4球目バントから引いてボール。
フルカウントになって内角低くシュートが外れて四球で、押し出しとなって3対2と勝ち越し。
近本が初球の真ん中高め129キロ直球を打った一二塁間を強烈に破るライト前タイムリーヒットで、4対2とリードを広げます。
ここでヤクルトは投手交代、2番手の大西広樹になりました。
中野が初球の真ん中シュートを打ったバットの折れたピッチャーゴロホームゲッツーで、2アウト2・3塁。
森下がワンワンから外角低めカットボールを打ったセカンドゴロ。

5回表
濱田がワンツーからやや外の高め150キロ直球を打ったセカンドライナー。
西川がフルカウントになって真ん中やや高め151キロ直球を打ったセンターフライ。
長岡がフルカウントまで粘って四球。
村上宗隆がフルカウントまで粘って真ん中高く直球が外れ四球。
サンタナがフルカウントまで粘って外角低めスライダーを見逃し三振。

5回裏
大山がワンツーから内角低いフォークで空振り三振でしたが、渡邉がフルカウントまで粘って四球で出ますと、ノイジーがワンツーから内角シュートを打ったサードゴロダブルプレー。

6回表
オスナが粘ったワンツーから真ん中高めフォークを打った左中間の浅めレフトフライ。
山田がワンツーから内角低めフォークで空振り三振。
中村悠平がフルカウントまで粘って外角148キロ直球を打ったショートゴロ。

6回裏
梅野がワンツーから真ん中低いフォークを三塁線のサードゴロで、1塁送球が高いがファーストがジャンプしてうまく捕ってアウト。
木浪がワンワンから真ん中低めチェンジアップを打ったバウンド高めの二遊間のショートゴロ。
代打ミエセスがワンストライクから内角ボール球高めシュートを打った三遊間の深めのショート小フライ。

7回表
阪神のピッチャーは2番手の石井大智に交代。
代打・川端がフルカウントになってやや外高め直球を打った三遊間をライナーで破るレフト前ヒットで出塁すると、濱田がツーワンからやや内の151キロ直球を打った高く上がったショートフライ。
西川が粘ったツーツーから内角高め直球を打ち上げた一二塁間のかなり深いセカンドフライ。
長岡がツーワンからやや内の低い152キロ直球を打った左寄りの浅いレフトフライ。
ノイジーがスライディングキャッチしたが、左手のグラブからボールが一度、飛び出たが右手でキャッチできた。

7回裏
ヤクルトのピッチャーは3番手の長谷川宙輝に交代。
近本がワンツーから外角高めのカーブを見逃し三振。
中野がスリーワンからの四球で1塁に出ると、森下の打席で中野が盗塁。
森下がワンワンからの真ん中やや低め146キロ直球を打った速いショートゴロ。
大山がツーツーから真ん中149キロ直球を打ったセカンドライナー。

8回表
阪神のピッチャーは3番手のハビー・ゲラとなりました。
村上宗隆がストレートの四球。(ゲラが足もとを気にしていました。)
サンタナがツーストライクから内角154キロ直球を打った右寄りのライトフライ。
オスナの打席でオスナが滑って途中で投球動作をやめるボークで、1アウト2塁。
オスナがスリーワンから内角155キロ直球でバットの折れたショートゴロ。
山田がツーツーからやや外のスライダーを打った左中間のセンターフライで、近本がスライディングキャッチ。

8回裏
ヤクルトのピッチャーは4番手のエスパーダになりました。
セカンドには武岡が入ります。
渡邉諒がツーツーから外角高め直球を打った三遊間破るレフト前ヒットで出ると代走は熊谷。
ノイジーがフルカウントまで粘って内角直球を打った右中間の浅いところに落ちるセカンドがゴロを捕ったポテンヒットで、ノーアウト1・2塁。(ノイジーに代走は植田。)
梅野が初球バントすると、一塁側に行ってファーストが3塁に投げるがセーフの犠打野選。
木浪が初球の真ん中やや高め141キロ直球を打つと右寄りでセンターオーバーの2点タイムリー2塁打となって、6対2とし、なおもノーアウト2・3塁。
代打・糸原が告げられると、ヤクルト側もピッチャーを交代して、5番手の山本大貴となりました。
代打の代打・原口がワンツーから真ん中やや高め143キロ直球を打った右中間のセンター前タイムリーヒットを放ち、7対2とまた離します。
なおもノーアウト1・3塁で、
近本がツーボールから真ん中144キロ直球を打ったファーストゴロでしたが、木浪が三本間に挟まれタッチアウトでしたが、アウトになるまでに時間が掛かったので1アウト2・3塁になりました。
中野がフルカウントになって真ん中スライダーを打った右寄りのライトフライで、濱田がスライディングキャッチ。
森下がツーツーから8球目の内角ボール球低めフォークを空振り三振。

9回表
阪神のピッチャーは4番手の浜地真澄になりました。
サードに熊谷、レフトは植田。
代打・青木がフルカウントから外角高い直球を打ったライン寄りのレフト前ヒット。
代打・西田がツーストライクから外角低いカットボールを打った一二塁間のセカンドフライ。
濱田がワンワンから外角144キロ直球を打ったセカンドゴロダブルプレーで試合終了。



7対2で阪神が逆転勝利でした!

勝利投手は才木浩人で、5勝1敗0セーブ。
敗戦投手は石川雅規で、0勝1敗0セーブ。

ホームランはありませんでした。

観客数42,577人 試合時間3時間28分

=== 戦評 ===

岡田監督は阪神監督としての500勝目を記録したゲームとなりました。

きょうは雨の為、両軍の投手が足もとを気にして投げる感じでした。
こういう日は走塁もしにくいかもしれませんね。



こちら先発投手の
才木浩人は、球速などを見ても、きょうは少し球威が落ちていたかもしれません。
特に立ち上がりは
村上宗隆に四球を与えるなど、制球もそんなには良くなかったようですし、前回登板ほど良いようには見えませんでした。
長岡秀樹の弱い当たりの内野安打とかの不運もあり、結局、初回は2失点していましたね。
ただ、2回以降は立ち直って変化球も交えた良いピッチングをしていました。
結局、失点は初回以外には無く、6イニングを122球で投げ、5被安打の3与四球・無与死球、6奪三振での2失点。
どちらかというとイニングが進むにつれだんだん良くなるような感じでしたか。

とにかく少量でも雨の中でしたので、ほんまにご苦労さんと言いたいです。

で、その後に7回表は2番手の石井大智が1イニングを投げて無失点やったあと、4対2のままで迎えた8回表ですが、3番手のハビー・ゲラがかなり足もとを気にしまして、先頭打者の村上宗隆にストレートの四球を与えるし、その後、サンタナの打席で投球動作を途中でやめるボークなどあるくらいでしたので、かなり心配しました。
しかし、その後はゲラも立ち直りまして、シェルドン・ノイジーのスライディングキャッチなど味方の好守備もあって、無失点でした。
 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の石川雅規は、多彩な変化球をゾーンに投げるような投球でしたでしょう。
最近の阪神は「多彩な変化球をゾーンに投げてくる」ピッチャーに弱いところがあると思うんですが、石川の場合は速い球が無いぶん、まだ打てたんでしょう。
2回裏に犠牲フライ2つで2点を取った後、4回裏にも才木浩人の押し出し四球と、近本光司のライト前タイムリーヒットで2点取って、4対2と逆転していました。

8回裏にもピッチャーは4番手のエスパーダに代わっていましたが、ノーアウト満塁の状況での木浪聖也の2点タイムリー2塁打などあって、3点も取った阪神。
7対2と大量リードしての勝ちときょうはなりました。


きょうは珍しくチームで11安打と2桁安打しましたので、久しぶりに目立って活躍した選手を挙げていきましょう。
まずは、きょう3打点を挙げた
木浪聖也
8回裏は満塁で打順が回ってきて、2点タイムリー2塁打を放ちましたね。
次にきょう4打席で3安打したシェルドン・ノイジーでした。
打つときは固め打ちするようなところがあるかもしれません。


さて、きょうはこのあたりで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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(テレビインタビュー)

-難しいコンディションでのゲーム。振り返って

「いやまあ、あのね、効率よく点取れたというのもあって、まあ才木もね、ちょっと下が悪かったのでコントロール悪かったというのもあって、六回あそこまで投げてくれたんでね、まあナイスピッチングやったと思いますけどね、はい」

-才木は両リーグトップの5勝目。

「いや、雨が多いなと思っとったんですけどね。まあ、前回も完封だし、ほんと一番ね、安定して六回、七回はね、最低いってくれるような、そういう内容ですね」

-打線は下位打線がつながった

「きょうはもうね、5番以降が結構機能したんで、ピッチャーきょうは左だったので、右のあの辺の右はね、ちょっとね、いきそうな感じはしてたんですけど、ノイジーにしてもうまく繋いだりね、後ろがああいう形で下位がつないでくれるとね、やっぱり大量点というのをとってくれると思いますね」

-八回は満塁で木浪、原口にもタイムリーが出た

「いやいや、もうね、2点でも岩崎行くつもりやったんですけど、まあああいう形でチャンス広がったので、木浪もね、ここだけでも、ヤクルト戦だけでもいい当たりを取られているから。昨日もそうだけど、満塁でゲッツーを食らうピッチャーゴロが多かったので、まあ、そういう意味でも木浪も吹っ切れたんじゃないですかね」

-ノイジーは7回にファインプレー。

「ああ、大きかったですね。2点差でね、ランナーが1人出て、一発があるバッターが多いので、あそこも打順的にはランナーをためたくなかったので、本当に大きかったですね」

-岡田監督は阪神通算500勝。

「いやいや、初めて聞きました。全然知らなかったですね。それは積み重ねだったのでね。本当に全然知らなかったですね」

-来週に向けて

「交流戦まで6試合なんでね、まあ、前半じゃないんだけど、3分の1ぐらいがこれですぎるんだけど、交流戦に入るとDHとか形が違ってくるので、最後、上位のチームだしね、広島、巨人と6試合あるので、いい形で交流戦に入れるように頑張りたいですね」

(ペン取材)

(自ら)

「営業の人間が降りるときに“おめでとうございます”って言うから、何を言うとんのかわからんかった、意味が分からへんかった、おめでとうの」

-才木は孝行息子

「初回なあ、雨とかでな、ちょっとコントロール悪かったしな、村上のフォアボールでもな。内野安打もそうやけど、あんなんしゃあないけど。その後はね、同点に追い付いた後は、うまくカウントも追い込みできるようになったし」

-満塁の打席でベンチから指示は

「ええ、いや三振せえ言うたんや」

-才木はバントの構えやいろいろやっていた

「ボール球まで振るんですか言うから、ボール球振ったらあかんやろ(笑)何を言いよん、お前、立ってろ言うことやからな、三振せえ言うことは振るな言うことやから、ボール球もどないしますかって、おまえ、そんなんいらんって」

-才木は連敗を止めたり

「これはやっぱり流れやろな、ゲームの流れが、読めるんじゃないけどな、失投が少ないと言うかな。この点数くらいで抑えとったら後半何とかなるとか、そういう流れがいいよな」

-五回で100球超えていたが六回も

「いやいや、打順回ってきて代打で交代とか、それも流れやんか。いらんとこで代える必要ないやん。自分に回ってきて、ここでお役御免な、才木も次打席回ってくるから、この回までかなあ、とか流れが分かったら最後のイニングも頑張れる。いらんことせんでええよ。球数が多いって言うてな、あいつらは球数じゃないやろ、イニングやろ結局は、クオリティスタートとか言うのも、球数じゃないやんか、メジャーみたいな中4で投げてるなら球数とか言うけど、そういうわけじゃないもんなあ」

-木浪は

「まあなあ、2つもいいの捕られたり、そういうのはバッターとしては嫌な感じやけど、最後やっと出たしな。だいぶ変わってくると思うよ」

-打順は戻した

「ちょっと近本と話したんや。だからあんまり近本一人に。3番に入れたら率も悪いから、そこに打ってるバッター入れて打てんようになるのもあれやったからな。それは近本と話したわ。で、1番でいこう、戻そうかって」

-本人は

「1番の方が楽に打てますとは言うてたけどな。でもいずれは3番打ちたいですって。いずれがいつかは知らんけど。でもまだカチッと決まらんけど、何番になっても機能はしてると思うよ。見えない機能というか、うしろ繋いだり、いろんな意味で」

-今日話したのか

「うん、今日。今日のメンバー決める前、練習前」

-細かいところまで

「当たり前やんけ。誰も知らんやろうけど」

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才木がきょうはいろいろともうひとつやったのも、雨でグラウンド状態が悪かったので仕方が無いと言っていた岡田監督でした。
久しぶりにたくさん点も取れましたから、きょうはそこは良かったでしょうが、雨のせいでヒヤヒヤすることも実際には多かったでしょう。
まあ、ほんまに選手も含めて、きょうはご苦労さんでした!
ヤクルトの方も、フェンスにぶつかった丸山和郁が大きなケガになってないことをお祈りします。


きょうのところはこのへんで。

いつも読んでくださってありがとうございます。