2024年5月18日の阪神タイガースは、甲子園球場での東京ヤクルトスワローズとの試合でした。
きょうは2軍ではかなり良い結果を出して1軍に上がって来たジェレミー・ビーズリーが今季初登板します。
どんな試合となりましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。
スターティングメンバー
阪神タイガース
1番(右)井上 広大
2番(二)中野 拓夢
3番(中)近本 光司
4番(一)大山 悠輔
5番(三)渡邉 諒
6番(左)前川 右京
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)ビーズリー
1番ライトに井上が入り、5番サードが渡邉諒、6番レフトが前川ですね。
キャッチャーは7番・梅野で、ショートは8番の木浪です。
東京ヤクルトスワローズ
1番(中)丸山 和郁
2番(捕)中村 悠平
3番(遊)長岡 秀樹
4番(三)村上 宗隆
5番(左)サンタナ
6番(一)オスナ
7番(右)濱田 太貴
8番(二)武岡 龍世
9番(投)ヤフーレ
14時頃からプレイボールのデーゲームでした。
中継番組の解説は矢野燿大さん、俊介さんでした。
土曜日の甲子園はきょうも満員です。
=== 試合結果 ===
きょうは詳しい試合経過を書けませんでした。
1対0で阪神が僅差の完封リレー勝ちです!
勝利投手はジェレミー・ビーズリーで、1勝0敗0セーブ。
敗戦投手はヤフーレで、4勝3敗0セーブ。
セーブは岩崎優について、2勝1敗7セーブになりました。
ホームランはありませんでした。
観客数42,600人 試合時間2時間39分
=== 戦評 ===
両外国人投手の好投によって、速いテンポでゲームが進み、たった1点のリードで阪神が勝った、ヒヤヒヤもさせるゲームでした。
ジェレミー・ビーズリーは今季初登板での初勝利ですが、伊藤将司と青柳晃洋が不調で2軍落ちする中、ほんまにチームを救う活躍ですね。
なお、1対0での阪神の勝利は、サンスポによりますとすでに4度目とのこと。
日刊スポーツによりますと、この1週間だけで3度もその1対0の勝ち方をしていると言うことです。
こちら先発投手のジェレミー・ビーズリーは、立ち上がりで村上宗隆のところを少し力んだというか制球が乱れていました。
ワンバウンドの暴投など記録していましたからね。
ただ、直球が150キロ以上出るのと、やはりカット系のボールがかなり得意で有効でした。
右打者にはなかなか打たれない感じがあります。
フォークが決まり出せば、左打者もそんなに怖くないのかもしれません。
ピンチは2度ほどあったんですが、結局、5イニングを72球で投げ、2被安打の2与四球・無与死球、7奪三振での無失点と、今季初登板にしては上々の結果でしたね。
6回以降は、桐敷拓馬→石井大智→ハビー・ゲラ→岩崎優と1イニングずつをリリーフ投手たちが無失点で抑えて行きまして、勝利を拾った阪神でした。
鉄壁の阪神のリリーフ投手陣には頭が下がりますね。
8回表のゲラのところだけは、1アウトから代打・川端慎吾の内野安打が出てしまったので、少し緊迫しましたが、続く代打・青木宣親がフルカウントまで行ってエンドランの掛かったセカンドハーフライナーで、1塁走者が戻れずダブルプレーになるラッキーで、事無きを得ています。
むこう先発投手のヤフーレは、わりと制球良く動く球を投げる感じですね。
そんなに甘いところにもなかなか来ないので、手強い感じがしましたが、4回裏になって連続四球をくれるなどチャンスになり、そこから大山悠輔の三遊間破るレフト前タイムリーヒットで先取点を取ります。
そのあと6回まで阪神打線は得点できませんが、7回裏になって渡邉諒のセンター前ヒットの後、前川右京にストレートの四球をもらえましたので、1アウト1・2塁の状況で2番手の星知弥に交代。
星知弥になってからは、梅野隆太郎が四球で満塁になった後、木浪聖也がピッチャーゴロホームゲッツーで得点できませんでした。
さて、きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。
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-接戦の勝利。きょうの試合は。
「ビーズリーがね、まず初回から飛ばしててね。2軍で7回投げる分ね、1軍じゃあ5回かなあというね。ま、でも5回のピンチも切り抜けて。でも、4回、1点とったんだけど、これで終わりかなあという感じだったね。だからもう、守り切るしかなかったですね。きょうは」
-最後は木浪の好プレーも出て、リリーフ陣も抑えた。
「何ていうか、1点でもね、後ろ2人はだいぶ、ちょっと間隔あいてたしね。今は、石井がすごく調子戻ってきたんで。桐敷はちょっとね、きつかったですけど。だから、ビーズリーも、きょう土曜日の登板だったんでね。ある程度、後ろいけたんで。そのへんは、ちょうどね、6連戦でもよかったですね」
-ビーズリーの良かった点は?
「ピッチングコーチに聞かせたら、最後はちょっとバテてたみたいですけどね。コントロールを乱したけど、それまではね、本当に、ファームでもずっと登板のときはコントロールもいいし、ストレートもだいぶまた速くなっているので、変化球もいいので、5回くらいまではいってくれるかなという感じでしたけど、十分ですね」
-7、8回は選手を代えながら、バントもしながら仕掛けていった。
「追加点のチャンスはそんなにないと思っていたけど、あのフォアボールからチャンスをもらったけど、ねえ、あそこで1本打っていたらもっと楽な展開だったけど、それもしょうがないですね」
-大山は先発に戻ってから2試合連続のタイムリー。
「まあそんなに納得いく当たりじゃないと思うけど、打点も付いてね、そういう意味では徐々に打席の中で余裕が出てきたというか、これからもうちょっときれいなヒットでタイムリーを打ってくれると思いますよ」
-明日は前回完封した才木。
「最初から飛ばして、6連戦の最後なんで、後ろのピッチャーも結構まだ投げられるピッチャーいてるんで。とにかく初回から全力でいってほしいですね」
(囲み取材へ移り)
-ビーズリーはバテたのを見てかえた。
「おう、もう球数じゃなかった。初回から飛ばしとったからな。えらい飛ばしてるなあ思たけど、これも今年初めての先発やし、それはしょうがないし、そらもう気合も入っとったし。もうとにかくいける、バテるまで、バテるというか、最低5回というのがあったよ」
-石井が復調したことでかえやすかった。
「いやいや、うん。結局5人いるからな、五回やったら。ひとつイニングを2人ぐらいでまかなうというかな、そういう感じはあったけど、石井が本当いい形で戻ってきてくれたんで、もう十分ねイニング任せられるというね、そういう状況やろね、いまは」
-桐敷は3連投。
「うん、3連投はあれや、名古屋はあれはブルペンや(笑)。名古屋はブルペンと思っといてええ。明日は休ますけど。名古屋はブルペン、復帰明けのブルペンと思っといて」
-1点差に強い。
「いやいや、もう、4回1点取った時に、今日は1-0で勝つしかないでってベンチでも話してた。そんなチャンスはないってな、打ちづらそうにしてたからな、みんな」
-シャットアウト大きい。
「いやいや、もうシャットアウトするしか勝つのないやん、それしかない。それだけブルペンに任せられるからな、それは強みやわな」
-ヤフーレは変化球がタイミング合わない。
「なんかな、あれ、タイミング合わんみたいやな、なんかな、見逃してるのはな。なんかこう、曲がる時と曲がらん時というか、なんかけっこう変化するみたいやで」
-大山は四球と後の初球を。
「昨日も今日も飛んでるコースがええだけでな、本人は納得いってないと思うけど。あの1点が結局決勝点になったわけやからな。だからバントとかしても今日はつながらんと思ったよ。ヒットが出んもん。おーん。だからなんかラッキーパンチないかなぁとそんなことばっか考えてた。きっちりしてもな、スコアリングポジションにいってもタイムリー出んよ、今日は。おーん」
-大山はこういうヒットから徐々に上がってくる。
「そうなってくるやろうな。そら、バッターはやっぱりゲームでヒット1本、打点がついてくる。それが一番大きな。練習でなんぼいい当たりしてな、感じようなってきたなと思ってもゲームで結局結果が出んかったらな、ずっとその流れでいってしまうから。Hのランプがついて、打点もついてという、それが一番のバッターに対しての復調の薬やで、それが」
-青柳の2軍登板は。
「いや、ないやろ、それは。おーん。もう今度はあれや、もう交流戦や。次あたるの巨人やん。左ばっかりやろ」
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ほんまに1点しか取れず、苦しい中をよく勝ってくれましたよ。
打線にもっと力があれば良いのですが、そうではない中、ディフェンスでなんとか勝つというこの苦しさ。
阪神の場合、それが勝ちパターンになってしまっているのも危うい気はしますが、打線もいつまでもこんな感じではないと信じて、今はこうやって凌いでいくしかないかもしれませんね。
さて、きょうのところはこのへんにさせてください。
いつも読んでくださってありがとうございます。