久々に大勝した阪神!大山がベンチスタート! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年5月16日の阪神タイガースは、きのうに引き続いてのバンテリンドーム ナゴヤでの中日ドラゴンズ戦でした。
阪神側は先日、佐藤輝明が不振などから2軍に落ちましたが、中日側も自打球の影響ということで中田翔が1軍登録を抹消されましたね。
打線が不振で、期待されていた選手が2軍行きになるなど、なんとなくチーム状況が似ている両軍ですが、きょうはどんな試合をしましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(右)井上 広大
2番(二)中野 拓夢
3番(中)近本 光司
4番(一)原口 文仁
5番(三)糸原 健斗
6番(左)前川 右京
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(投)西 勇輝

驚いたことに、不振の4番・大山を外して、原口が4番ファーストです。
他もレギュラーメンバーが中野と近本くらいしか残ってませんね。
キャッチャーは7番・梅野です。
近いうちにこういうことはあるとは思っていましたが、思いきってきょうやりましたね。
中日側もビックリと違いますかね?


中日ドラゴンズ
1番(中)岡林 勇希
2番(二)田中 幹也
3番(左)大島 洋平
4番(右)細川 成也
5番(三)石川 昂弥
6番(一)ビシエド
7番(遊)村松 開人
8番(捕)木下 拓哉
9番(投)梅津 晃大

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は福本豊さん、中田良弘さんでした。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の井上広大がフルカウントからの四球で出ると、中野がワンワンからやや外のスライダーを打ったライト前ヒットで、ノーアウト1・3塁。
近本の打席の2球目に中野が盗塁して、ノーアウト2・3塁としたあと、近本がツーツーからの外角低めフォークを打った左寄りのセカンドライナーで田中がダイビングキャッチでした。
原口がフルカウントまで粘って外角スライダーを打つとサードへのゴロでしたが、サードの後逸するエラーで1点が入って、1対0と阪神が先制してなおも1アウト1・3塁。(サードのエラーが記録されましたが、原口には打点がつきます。)
糸原はワンワンからの外角フォークを打ったレフト前タイムリーヒットで、2対0としてなおも1アウト1・2塁。
しかし、前川がワンボールから真ん中149キロ直球を打った二遊間のショートゴロで、6・4・3のダブルプレーとなります。

1回裏
岡林が粘ったツーストライクから外角低めチェンジアップを打った左寄りのセカンドライナー。
田中幹也がワンツーから外角低めスライダーを打ったやや右寄りのセカンドゴロ。
大島がツーツーからの外角低めチェンジアップを打った二遊間のセカンドゴロ。

2回表
梅野がツーツーからのやや内の直球を空振り三振。
小幡がフルカウントまで粘って外角152キロ直球を空振り三振。
西勇輝がワンストライクから真ん中高め150キロ直球をピッチャーゴロ。

2回裏
細川がワンストライクから外角スライダーを打ったファーストライナーで、飛びついてグラブをはじいたシングルヒット。
石川昂弥がワンボールから外角低めスライダーを打ったゆるめサードゴロで、1塁にランニング送球アウトで、1アウト2塁。
ビシエドがワンワンから真ん中やや低めチェンジアップを打ち上げた浅いファーストファウルフライ。
村松がワンストライクから外角139キロ直球を打ったレフトフライ。

3回表
井上がワンストライクからやや外の149キロ直球を打った一二塁間を強いゴロで破るライト前ヒットで出ると、中野がツーワンから真ん中高い148キロ直球を打ったセンターフライ。
近本がワンボールから外角高め150キロ直球を打った左中間のレフトフライ。
原口の打席でワンツーから井上が盗塁成功。
原口はフルカウントまで粘ってやや外の低い直球を空振り三振。(ファウルチップを捕球。)

3回裏
木下がツーツーからの内角シュートを打ったレフト前ヒットで出塁すると、梅津の初球のバントを西勇輝が2塁送球フォースアウト、1塁転送は少しそれてセーフになります。
岡林がツーボールからやや外の低めチェンジアップを打ったファーストライナー。
田中が初球の外角高めシュートを打った一二塁間のセカンドゴロで、中野がダイビングキャッチして1塁送球アウト。

4回表
糸原がストレートの四球で出ますと、前川がツーツーからやや内の高め直球を打った一二塁間のライト前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
梅野が初球がバントから見送ってストライク、2球目はバントがファウルで追い込まれます。
結局、3球目をバスターで外角低めフォークを打った二遊間をなんとか抜けるセンター前タイムリーヒットを放ち、3対0となって、なおもノーアウト1・2塁。
小幡は初球のバントで、1塁送球もセーフの内野安打で、ノーアウト満塁。
西勇輝がワンストライクからやや外の低め直球を打った前進守備の一二塁間をゴロで抜けるライト前タイムリーヒットで、4対0としてなおもノーアウト満塁。
ここで中日はピッチャー交代、2番手の橋本侑樹になります。
井上広大がワンツーから真ん中低いスライダーで空振り三振。
中野がワンストライクから真ん中149キロ直球を打った左中間を破って行く2点タイムリー2塁打を放ち、6対0として、なおも1アウト2・3塁。
近本がツーワンから外角スライダーを打ったセカンドゴロで、3塁走者の西は3塁に戻ったので1塁にトスしてアウト。
2アウト2・3塁で、原口が初球のやや外の直球を打ったセンターフライ。

4回裏
大島がワンボールから外角チェンジアップを打った左寄りのショートゴロ。
細川がツーツーからやや内のチェンジアップを打った右中間のセンター前ポテンヒット。
石川昂弥がツーストライクから外角低めチェンジアップを打った右中間のライトフライ。
ビシエドがワンワンから内角高めシュートを打ったセンター前ヒット。
村松がワンボールから外角シュートを打ったセカンドゴロで、中野が2塁へロングトスしてアウト。

5回表
糸原がフルカウントまで粘って四球で出ますと、前川がツーツーから外角低めスライダーを打ったバウンド高めのファーストゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフ。
1アウト1塁となって、梅野がツーツーから内角スライダーを打った左寄りのセンター前ヒットで、1アウト1・2塁。
小幡がフルカウントまで粘って真ん中低めスライダーを空振り三振。
西勇輝がワンツーからの内角低め145キロ直球を見逃し三振。

5回裏
木下がワンツーから内角チェンジアップを打ったレフトフェンス直撃の2塁打。
代打・板山祐太郎が初球の真ん中スライダーを打ったセンター前ヒットで、ノーアウト1・3塁。
岡林がツーストライクから外角低めシュートを打ったやや前進守備の浅いレフトライナーで、1アウト1・3塁。
田中がツーツーから内角チェンジアップを打った三遊間破るレフト前タイムリーヒットで、6対1にされます。
大島が初球の内角シュートを打った右中間のライト前タイムリーヒットで、6対2になります。
細川がワンストライクから真ん中やや高めシュートを打った大きなフェンス際の右寄りのレフトフライ。
石川昂弥の打席で初球のダブルスチールで、2アウト2・3塁。
石川がツーツーから内角高い141キロ直球で空振り三振。

6回表
中日のピッチャーは3番手の根尾昂になります。
サードは板山が入ります。
井上がツーツーから外角低めカットボールを空振り三振でしたが、中野がワンワンからやや内のカーブを打ったセンター前ヒット。
近本がスリーワンからの四球で、1アウト1・2塁にすると、原口がツーボールからの外角直球を捉えたレフトスタンドにギリギリ入る3ランホームランで、9対2とします。
さらに糸原がツーツーから真ん中高めカットボールを打ったショートゴロでしたが、前川がフルカウントまで粘って四球を選びます。
ただ、梅野がフルカウントまで粘って高め直球を打ったレフトフライでした。

6回裏
ファーストに大山、サードに熊谷が入ります。
ビシエドがワンストライクからやや外の低めスライダーを打った二遊間をゴロで破るセンター前ヒット。
村松がワンボールから外角シュートを打った三遊間のショートゴロで、小幡がダイビングキャッチすると2塁送球フォースアウトのみ。
木下がワンツーからやや内のスライダーを打ったサード熊谷がジャンピングキャッチしようとしてはじいたレフト前ヒット。
板山がワンワンから外角シュートを打ったセカンドゴロで、4・6・3の併殺打になります。

7回表
小幡がワンストライクから真ん中直球を打った左中間のセンターフライ。
代打・木浪がツーツーから内角低い144キロ直球を打った一塁線のピッチャーゴロ。
井上が初球のやや外高め144キロ直球を打ったショートゴロ。

7回裏
阪神のピッチャーは2番手の富田蓮に交代。
岡林が初球の真ん中直球を打った大きな右中間のライトフライ。
田中がツーツーからやや内の低めスライダーを打った右中間のセンターフライ。
大島がワンツーからやや内の低いフォークを打った右中間のライトフライ。

8回表
セカンドに板山、サードは板山、レフトに三好が入ります。
中野がワンワンから真ん中高い140キロ直球を打ったレフトフライでしたが、近本がストレートの四球。
大山が外角ボール球のカットボールを空振り三振。(三球三振)
熊谷がワンツーから外角低いカットボールで空振り三振。

8回裏
阪神のピッチャーは3番手の岡留英貴に交代。
細川がワンボールから内角スライダーを打ち上げた一塁ベンチ前くらいの浅いファーストファウルフライ。
根尾がツーツーからやや外の低い直球を空振り三振。
ビシエドがツーワンから真ん中144キロ直球を打った左中間の大きなフェンス際のセンターフライで、近本がスライディングキャッチ。

9回表
ファーストにカリステが入ります。
前川がストレートの四球。
梅野が外角145キロ直球を見逃し三振。(三球三振)
小幡がツーワンから真ん中直球を打ったピッチャーゴロダブルプレー。

9回裏
阪神のピッチャーは4番手の桐敷拓馬に交代しました。
村松がスリーワンからの四球でしたが、木下がワンワンから真ん中やや高めフォークを打ったセンターフライ。
板山がツーストライクから外角やや高め144キロ直球を打った三遊間を破るレフト前ヒットで、1アウト1・2塁。
岡林がツーツーからの三遊間のショートゴロで、3塁送球フォースアウトのみ。
2アウト1・2塁で、福永がワンワンから真ん中スライダーを打ったレフトオーバーの2点タイムリー2塁打を放って、9対4にされます。
三好がワンツーから外角スライダーを打ったセカンドゴロで、1塁送球アウト。



9対4で阪神が大勝しました。

勝利投手は西勇輝で、1勝1敗0セーブ。
敗戦投手は梅津晃大で、1勝4敗0セーブ。

ホームランは原口文仁の1号3ラン(6回)のみでした。

観客数28,814人 試合時間3時間13分


=== 戦評 ===

打順の組み替えがうまく行って、4回までに大量得点した阪神でした。
きょうは久しぶりに打線のほうがチームを牽引したと言える試合でしたでしょう。

これくらいワンサイドのゲームで勝てる試合があると、投手陣も楽になると思います。


こちら先発投手の
西勇輝は、テンポ良く左右にしっかり投げ分けてましたね。
4回に6点差が開いて、余裕を持って投げられるかと思いましたが、
ちょっと油断したのか5回裏に2失点。
結局、6回まで投げたんですが、失点したのはそれだけでした。
6イニングを85球で投げ、10被安打の無与四死球、1奪三振での無失点。
これまで、わりとずっと好投はしてたんですが、きょうやっと今季の1勝目を挙げた
西勇輝でした。

 

 

 

 

 

 


むこう先発投手の梅津晃大は、立ち上がりから荒れ気味でした。
初回表、先頭打者の井上広大に四球を与えるなどから始まって、糸原健斗のレフト前タイムリーなどで2点取れます。
2回表などのように良いときは直球が冴え渡るんですが、変化球もあまり決まらずで、4回表にまたピンチを招き、梅野隆太郎のバスターでのセンター前タイムリーヒットや西勇輝のライト前タイムリーヒットで、4対0にされたところでノックアウトでした。
このあと交代した中日の2番手の橋本侑樹がさらに中野拓夢に2点タイムリー2塁打を打たれ、4回表までで6対0として、大量リードとなります。

中日は6回表から3番手に根尾昂をマウンドに上げるんですが、根尾はその6回表に原口文仁に効果的なスリーランホームランを打たれまして、9対2として7点差までリードを広げます。
もうこれで試合はほぼ決まりました。
きょうは好守も阪神側にはけっこう出て、
9対4と勝つことのできた阪神でしたね。

きょうは最もよくやってくれたのは4番を任された原口やったでしょう。
なんと言っても6回表に打ったスリーランホームランが、試合をほぼ決めましたよね。
しっかり仕事をしてくれました。
1回表のサードゴロエラーのときも打点がつきましたので、
4打席1安打ですが4打点となりました。
しっかりと岡田彰布監督の期待に応えたと言えましょう。

 

 

 

 

 


きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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-思い切ってスタメンを組み替えた

「思い切ってって普通やろ。そんなん、組み替えもクソも」

-打線として繋がった

「繋がってってお前、久しぶりやろ。横浜でちょっとつながったけど」

-原口の一発は大山にも刺激

「刺激というか、次の打席見たら分かるやんか。うん。何にもなってないやん。当たれへんもんな」

-ゲーム前も裏で

「ずっとや、豊橋から。そんなん。当たれへんもんなあ」

-タイミングか。

「なんか分からん。それは本人に聞かんと分からんわ」

-出番もらった選手が仕事をした。

「出番もらったって、チームの1軍におるんやから。今日は勝つためにそないしてメンバー変えてるんやから。出番はもうたやない。1軍いてる限りは試合の戦力なわけやから。今調子ええもんをそら、使てるいうかな。大山もいつまでも調子悪いのにそんなん使てられへん。もし大事なとこで打たんかって負けたら何もならんから」

-原口は前から調子いいと。

「調子いいやんか」

-それが4番の理由

「まあそういうことやろなあ」

-大山の今日の三振を見ていると明日以降もベンチスタートの可能性は

「そんなんわからへん、うーん」

-西勇はようやく白星

「最初に点取ったからなあ。ずっとええピッチングしてるけど、なかなか援護なかったから」

-動いた2試合でちゃんと勝てて

「ちゃんと勝てるっていうか普通にやったらそらなあ、みんなが力出せばええけど、なかなかヒットが出んわけやからさあ、そら。まあ今日はお前、最後桐敷投げさせてよかったわ。あんだけ、いきなりなあ、大事なとこでいっても、こんな展開で逆に桐敷なあ、投げられてよかったわ」

-ちゃんと打たれた

「打たれるなあ。いきなりあんなフォアボール出すからなあ、出すんやろなあ。ちょっと感覚が違うと。まあよかったわ」

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発熱による体調不良から回復した桐敷拓馬も9回裏に投げさせられて良かったという岡田監督でした。
桐敷はきょうは2失点しましたが、まあ、少しずつ慣れさせるというところなんでしょう。

しかし、
大山悠輔はなんで突然、こんなにも打てなくなったんですかね。
6回裏から守備で出て、8回表に1打席をもらいましたが、空振りの三振。
相手投手は根尾でしたからね。
そんなに速いわけでもきょうはなかったですから。



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。