2024年5月15日の阪神タイガースは、バンテリンドーム ナゴヤでの中日ドラゴンズ戦でした。
ついに佐藤輝明が2軍落ちしましたね。
もっと早くても良かったような気もしないではなかったですが、岡田彰布監督も我慢はしていたことでしょう。
きのうのような何か決定的なエラーをするとかきっかけがないと、なかなか決断はできなかったのかもしれません。
正直、佐藤輝についてはもう一度、自分を見つめ直して欲しいです。
彼の言動を見ていると、どこかスゴく楽天家で、道に厳しいという感じがしないんですよね。
頑張ってはいるんでしょうが、果たして極めて行こうとしていると言えるのかどうか?
もっとも、ほんまに彼についてずっと私生活までもを見ているわけでもないので、もちろん、ほんまのところはどうかわかりませんが、どうもそういうイメージなんですよね。
もうちょっと自分に厳しくしないと彼はダメなんやないかな?
そういうふうに思われやすい感じがしますわ。
さて、きょうの試合のスタメンから書いて行きましょう。
スターティングメンバー
阪神タイガース
1番(右)森下 翔太
2番(二)中野 拓夢
3番(中)近本 光司
4番(一)大山 悠輔
5番(左)ノイジー
6番(三)渡邉 諒
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)大竹 耕太郎
1番に森下が入って、3番はきょうも近本になりましたね。
6番は1軍に上がって来た渡邉諒で、キャッチャーは7番・坂本になりました。
中日ドラゴンズ
1番(中)岡林 勇希
2番(二)田中 幹也
3番(左)カリステ
4番(右)細川 成也
5番(一)中田 翔
6番(三)石川 昂弥
7番(遊)山本 泰寛
8番(捕)加藤 匠馬
9番(投)小笠原 慎之介
18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は山﨑武司さんでした。
=== 試合結果 ===
きょうは詳しい試合経過を書けませんでした。
1対0で阪神が延長11回の末、僅差で勝ちました!
勝利投手は島本浩也で、1勝0敗0セーブ。
敗戦投手は齋藤綱記で、2勝1敗0セーブ。
セーブは岩崎優について、2勝1敗6セーブになりました。
ホームランはありませんでした。
観客数32,398人 試合時間3時間14分
=== 戦評 ===
延長11回まで行ったわりには、3時間14分で済んだゲームでしたね。
途中まで大竹耕太郎と中日の小笠原慎之介の投げ合いで進んだこの試合。
大竹が7回まで、小笠原が8と0/3回まで投げたんですが、互いに得点できません。
投手戦なのか、貧打戦なのか?
結局、11回表になって阪神が森下翔太の2塁打で、ノーアウトからチャンスを作ると、中野拓夢がバントは2回ファウルにした後、進塁打になるセカンドゴロを打って、その後に近本光司がライト前タイムリーヒットで1点をもぎ取りましたね。
岩崎優が1つ四球を出しながらも、その後を締めて試合終了!
1対0の僅差で阪神が勝つことができました。
これを、しぶとく勝ったと言うのか、そこまで両チームが打てないというのか?
判断がつきかねます。(苦笑)
こちら先発投手の大竹耕太郎は緩急をつけた頭脳的な投球術で、7回まで失点しませんでしたね。
7イニングを96球で投げ、4被安打の3与四球・無与死球、4奪三振での無失点。
当然、制球も良く、キレもあって、100キロ以下のチェンジアップまで投げる緩急ぶりで、中日打線を翻弄しましたね。
7回裏の終わりで100球が近づいたせいもあるのか、8回裏からは2番手のハビー・ゲラが投げていました。
むこう先発投手の小笠原慎之介も今はあまり直球で押して、球威で抑えていくような感じはなく、変化球も多い、やはり緩急のピッチングでしたね。
彼も110キロくらいのカーブなど投げましたか。
要するに、きょうは遅い球対決という感じで、互いに抑えていくわけですから、それはそれで見どころはありました。
9回表になって、先頭の中野にライト線破る2塁打を打たれたところで、阪神側としては大チャンスになるんですが、中日側は2番手のライデル・マルティネスにいきなり交代します。
このマルティネスを阪神打線は全く打てませんでした。
近本が申告敬遠でノーアウト1・2塁になったんですが、大山悠輔が空振り三振、ノイジーが大きめのセンターフライ、渡邉諒が見逃し三振。
(ただ、9回裏もむこうに流れが行きそうになったところを、石井大智がピシャリと3者三振に抑えたので、延長戦へと突入しましたね。)
結局、阪神は11回表になって、中日のピッチャーは4番手の齋藤綱記になっていましたが、先頭の森下の左中間破る2塁打でチャンスを作った後、中野の進塁打、近本のライト前タイムリーで先制点である1点をやっと取ります。
近本はツーツーからの外角低いシュートを打ちましたか。
低い球をよく打っていました。
ヒーローインタビューで、近本は「追い込まれてからの方がチャンスがある」とむしろ思っていたと言っていました。
追い込まれてからは、ああいう辺りに変化球が来ると言う読みが見事に当たってのタイムリーヒットなんでしょうね。
さすがのクレバーさやと思いました。
さて、きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。
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-投手陣が踏ん張った
「うん。大竹もよかったけどな」
-昨年のいい時のような状態に
「そうやなあ。やっぱり慣れもあるからな、向こうのバッターもな」
-中継ぎも
「けっこう投げてなかったからな」
-石井もいい
「ファームで投げて、だいぶようなっとったからな。今はけっこう10人もおるから」
-体調不良から練習に復帰した桐敷は
「明日は入れる、ベンチに。そんな慌ててなあ。いきなり厳しいところはやっぱりしんどいと思ったから、今日1回ブルペンで投げさして。他のピッチャーもおるから、全然大丈夫や」
-近本は追い込まれたが、さすが
「まあ、それはなあ、おーん。後ろが打たんからのう」
-中野はバントは失敗したが、走者を進めた
「あれもなあ。だからこういうゲーム展開はもうやることきっちりやった方が。向こうもノーアウト二塁あったけどなあ。やっぱりあれ、ランナー送れんかったからのう。結局はそこやろなあ。展開的にな、こういうゲーム展開はちゃんとした方が点入るよ」
-現時点では森下、中野、近本という並びがよさそう
「うーん、なあ。(森下は)昨日はよかったけど、今日も最初のはよかったけど。最後に1本出たからなあ、もうええわ、森下はそれで(笑い)」
-ノイジーが三塁の練習を
「ノイジーはアメリカでは三塁手やんか。三塁手やったからなあ」
-佐藤輝は出直し
「うん、うん。ファームの選手や」
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そうですね、中日側も6回裏にノーアウト2塁の場面とかあったんですが、ショートゴロが2つ続いて、走者が進められずに点が入らずという感じでしたもんね。
そこらへんはちゃんと進めた方が勝つという、当たり前の事ですね。
阪神は11回になってやっとできたことですけどね。(9回にはできなかった。マルティネスが凄すぎるとは言え。)
苦渋の打順も仕方が無いというか、こういう感じにするより、もう無いのでしょうね。
当面は近本3番が続くかもしれませんが、どうなるのか?
あと、ノイジーがサードの練習をしてたんですね。
佐藤輝の穴埋めをどうするか、そこはかなり悩んでいるのでしょう。
ノイジーがサードをできれば、レフトに前川右京や井上広大、2軍から上げればヨハン・ミエセスまで起用可能ですからね。
良いアイディアかもしれません。
きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。