きょうのヒーローは先発外れたノイジー!粘り勝った阪神! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年5月10日の阪神タイガースは、横浜スタジアムでの横浜DeNAベイスターズとの試合でした。
新聞などによりますと、打線が不調な為にテコ入れをすべく、井上広大を2軍から呼んできたりしたようですが、きょうの試合はどうなったか?

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)井上 広大
6番(三)佐藤 輝明
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)青柳 晃洋

2軍から上がって来た井上が5番レフトに入っていますね。
3番が森下で、6番が佐藤輝。
7番キャッチャーは坂本です。


横浜DeNAベイスターズ
1番(右)神里 和毅
2番(中)関根 大気
3番(一)佐野 恵太
4番(二)牧 秀悟
5番(三)宮﨑 敏郎
6番(左)筒香 嘉智
7番(捕)山本 祐大
8番(遊)京田 陽太
9番(投)東 克樹

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は岩田稔さんでした。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の近本がワンツーから内角高めツーシームを打ったライトのポール付近にギリギリ入ったソロホームランを放ち、1対0と阪神が先制。
中野がワンストライクから内角高め142キロ直球を打ったファーストゴロ。
森下がワンストライクから真ん中の142キロ直球を打った左中間の大きいレフトフライ。
大山が初球の外角143キロ直球を打った右寄りのライトフライ。

1回裏
神里がツーツーから真ん中142キロ直球を空振り三振でしたが、関根がフルカウントまで粘って四球を選びます。
佐野は初球のスライダーが右膝に当たった死球となり、1アウト1・2塁になったあと牧も外角にツーシーム外れて四球で、1アウト満塁。
宮﨑がフルカウントから外角に外れて押し出しの四球で、1対1の同点になります。
筒香がツーツーから内角直球を打った二遊間のショートフライで、インフィールドフライが宣告されました。
山本祐大が粘ったツーツーから外角やや低め直球を見逃し三振。

2回表
井上広大がツーストライクからやや内のスライダーを打った大きめのセンターフライ。
佐藤輝明がフルカウントからの四球で出塁すると、坂本の打席で佐藤輝が牽制死。
坂本はツーツーから外角低めチェンジアップを打った引っ掛けたショートゴロ。

2回裏
京田がスリーボールからフルカウントになって内角低い直球を空振り三振でしたが、東克樹がツーツーからやや内の直球を打ったセンター前ヒット。
神里がツーツーから外角高め直球を打った二遊間をゴロで破るセンター前ヒットで、1アウト1・2塁。
関根がツーツーからやや内の低めスライダーを打ったファーストゴロで、青柳が1塁ベースカバー。
2アウト2・3塁となって、佐野がワンストライクから外角高めシンカーを打った大きめ左寄りのレフトフライ。

3回表
木浪がワンストライクから外角低めカーブを打ったピッチャーライナーでしたが、青柳がフルカウントまで粘った四球で出塁します。
近本がツーツーからの外角スライダーを打ったライトフライ。
中野がツーツーから真ん中スライダーを打ったレフトフライ。

3回裏
牧がフルカウントになって内角低め直球を見逃し三振。
宮﨑がワンストライクから真ん中低めスライダーを打ったライトフライ。
筒香がスリーワンから内角140キロ直球を打った高く上がった右中間の浅いセンターフライ。

4回表
森下がワンツーから内角高めスライダーを見逃し三振。
大山が初球の真ん中142キロ直球を打った大きいレフトフライ。
井上がワンツーから内角高めスライダーを見逃し三振。

4回裏
山本がワンワンから内角138キロ直球を打ったゆるいセカンドゴロ。
京田がワンツーから真ん中のシンカーを打ったファーストゴロで、青柳が1塁ベースカバーでアウト。
東がスリーワンからの四球で出塁しましたが、神里がワンワンから真ん中高めスライダーを打った浅い左中間のレフトフライ。

ディアーナvsファンクラブのリレー走対決で、珍しくファンクラブチームが勝つ。

5回表
佐藤輝が外角ボール球低めスライダーを空振り三振。
坂本がツーツーから内角やや低めスライダーを空振り三振。
木浪が初球の外角低めカットボールを打った右中間のライト前ヒット。
青柳がワンボールから外角高め140キロ直球を打った二遊間のセカンドゴロで、1塁送球アウト。

5回裏
関根がワンツーから外角ボール気味シンカーを空振り三振。
佐野がワンストライクから外角低めシンカーを引っ掛けたファーストゴロ。
牧が粘ったツーツーから9球目の外角低め140キロ著球を打った右寄りの大きめライトフライ。

6回表
近本がワンストライクから外角高めスライダーを打ったライト線破る2塁打でチャンスとします。
中野がツーワンからのやや外のスライダーを打った右寄りの大きめライトフライで、近本がタッチアップして、1アウト3塁。
森下がスリーワンからの四球で、1アウト1・3塁となった後、大山が初球の真ん中の直球を三遊間破るレフト前タイムリーヒットで、2対1と阪神が勝ち越します。
さらに井上がワンボールから真ん中高めカットボールを打つと、強烈なサードへのゴロのになり、イレギュラーしたかサード宮﨑の顔か側頭部に当たって大きくはじかれた強襲タイムリーヒットで、3対1としてなおも1アウト1・2塁。
(宮﨑敏郎は大きなケガになったようで、ブルーのシートで囲まれながら担架で運ばれて行きました。ショートが森敬斗で、サードに京田が入ります。)
佐藤輝がワンストライクからやや外のスライダーを打ったサードファウルフライ。
坂本がツーツーから真ん中ワンバウンドのチェンジアップを空振り三振。

6回裏
森敬斗がツーツーからやや内低め直球を打った右中間破る3塁打。
筒香がフルカウントまで粘って9球目の真ん中高め直球を打った右中間オーバーのタイムリー3塁打で、3対2とされます。
ここで阪神はピッチャー交代、2番手の石井大智に交代。
山本がフルカウントになって内角に直球外れ四球。
ノーアウト1・3塁で、京田がワンツーから真ん中150キロ直球を打ったピッチャー返しの二遊間破るセンター前タイムリーヒットで、3対3の同点となります。
なおもノーアウト1・2塁で、東がスリーバントがファウルになって失敗。
(このとき何かの伝達違いで、井上がベンチに戻ろうとするが、またポジションに戻る。リリーフカーも島本を乗せて出て来るが戻る。)
代打・蝦名がワンツーから真ん中直球で空振り三振。
今度こそ井上がベンチに戻り、ピッチャーは3番手の島本浩也に交代し、レフトにノイジーが入ります。
続く関根がワンストライクから真ん中高めスライダーを打ったショートライナー。

7回表
木浪がワンストライクから真ん中高めチェンジアップを打ったファーストゴロで、東がベースカバーしてアウト。
ノイジーがワンツーからやや外の低いチェンジアップを打った右中間の浅いところに落ちて、ライトが捕れなかった2塁打。
近本がワンワンからやや内の高め直球を打ったやや左寄りのセカンドゴロで、2アウト3塁。
中野はワンワンから外角低めスライダーを打った一二塁間のセカンドゴロ。

7回裏
佐野がワンワンからやや外低めフォークを打った左寄りのショートゴロ。
牧がツーストライクから内角143キロ直球を打った大きなレフトフライ。
森敬斗がツーツーから内角低めフォークを打ったファーストゴロ。

8回表
森下がワンボールからのやや内のカットボールを打ったレフトフライ。
大山がフルカウントになって外角高めチェンジアップを打った浅めレフトフライ。
代打・原口がツーストライクから真ん中低めスライダーを打った一二塁間のセカンドゴロ。

8回裏
阪神のピッチャーは4番手の岩崎優に交代。
筒香がツーツーからやや外の低め直球を打ったセカンドの左を強いゴロで抜けたライト前ヒット。
山本はツーツーから内角高いスライダーで空振り得三振。
京田はワンツーから外角低いスライダーを打ったゆるめの二遊間のショートゴロで、併殺崩れとなって2アウト1塁。
代打・楠本がワンボールから外角のスライダーを打った左寄りのライトフライ。

9回表
DeNAのピッチャーは2番手の森原康平に交代。
佐藤輝が粘ったワンツーから真ん中低いフォークを打ったライト線破る2塁打。
坂本がワンボールから三塁側に送りバントを決めて、1アウト3塁。
代打・糸原がスリーワンからの四球で、1アウト1・3塁。(糸原には代走・小幡。)
ノイジーがツーワンから内角直球を打ったレフト前タイムリーヒットで、4対3と阪神が勝ち越します。
近本がワンツーから外角直球を打った大きな左中間のレフトフライで、タッチアップして、2アウト2・3塁。
中野がワンストライクから内角直球を打った左中間の浅いレフトフライ。

9回裏
阪神のピッチャーは5番手のハビー・ゲラになりました。
ショートはそのまま小幡が入りました。
蝦名がワンツーから外角高め直球を空振り三振。
関根がツーツーから真ん中高め158キロ直球を打ったショートへの小フライ。
佐野がワンストライクから外角高め159キロツーシームを打ったレフトフライ。



4対3で阪神が競り勝ちました!

勝利投手は岩崎優で、2勝0敗5セーブ。
敗戦投手は森原康平で、0勝1敗7セーブ。
セーブがハビー・ゲラについて、0勝2敗6セーブになりました。

ホームランは近本光司の5号ソロ(1回)のみでした。

観客数33,323人 試合時間3時間47分

=== 戦評 ===

きょうは球審のストライク・ボールの判定が、特に序盤は左右にやや狭いことが多く、ピッチャーがやや苦労していたように見えました。
結局、3対3の同点で迎えた9回になって、このところヘマばかりしていた思わぬ2人が大活躍し、1点勝ち越した阪神がそのままクローザーのハビー・ゲラで逃げ切ったと言う試合になりました。

きょうの阪神の先発投手・
青柳晃洋荒れ気味の制球でした。
審判が序盤に辛めでしたので、余計に四球がありましたね。

中盤あたりからは、それもだいぶ立ち直った印象でしたが、序盤に球数をかなり投げすぎていたので、どうなるかと心配しました。
それでも、1回裏に1失点した後は、6回裏に2失点しただけで、計3失点。
5と0/3イニングで125球も投げ、4被安打の4与四球・1与死球、5奪三振での3失点。

ギリギリ試合は作れたかなという感じで、同点でマウンドを降りたので、青柳にしてはイマイチと言わざるを得なかったかもしれません。

この後、阪神は継投策に入るわけですが、きょうはいつも頑張っているリリーフ左腕の桐敷拓馬が熱が出ての体調不良とかで、ベンチ入りしておらず、石井大智や島本浩也たちが頑張りました。
特に島本はよく頑張りまして、6回裏2アウトから7回裏の終わりまでを無失点で投げてましたね。
 

 

 

 

 

 



むこう先発投手の東克樹球種が多いのですが、いつもならチェンジアップを多く投げ気味なんですが、きょうはスライダーを多投していたようでした。
彼もよく頑張って、8回までなんとか投げまして、阪神打線は3点しか取れず。
それでも、1回表には近本光司の先頭打者ホームランが出て、6回表には大山悠輔のレフト前タイムリーヒットと、きょう1軍に上がって来た井上広大のサード強襲のタイムリーヒットが出たわけで、このところの阪神打線にしては点が取れている方かもしれませんね。

9回表は、まずノーアウトから佐藤輝明のライト線破る2塁打が出て、チャンスにします。
難しい低いフォークを打ってましたけどね、このところ全然打ててなかっただけに、少しは良い兆しがあるのでしょうか?
そのあと
坂本誠志郎がバントを決めて、1アウト3塁。
代打・糸原健斗が四球の後、打順が巡ってきたのは途中から9番レフトに入っていたシェルドン・ノイジーやったんですが、ここでノイジーがまた難しい森原康平の内角直球を見事に捉えてのレフト前タイムリーヒットが出まして、決勝点としました。
まあ、佐藤輝とノイジーの最近あまり打ってない2人が活躍して、1点取ったというシーンでしたからね。
ファンも嬉しいでしょう!

さて、きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

-ダブルスイッチしたところがハマった

「まあ、そやけどなあ。向こうが、勝手に先に右の代打だすから、こっちがびっくりするわ。あんなの、向こうが待っといたらええのにな。向こう。こっちが、左3人でなあ、左いくの。わかってなかったんかなあ」

-(六回1死一、二塁で島本が乗ったリリーフカーがフライングで登場する珍事。ただ、先にDeNAが右の代打・蝦名を起用したことで交代を見送り、石井が続投)出方を待っていた

「そんなもん、ピッチャーを代えるのは、ピッチャーが先やないか。あんな、バッターを先に代えられたから、石井も投げささな、しゃあない。ええ?びっくりしたわ。俺が間違えたかなと思って。ほんま」

-島本もしっかり投げた

「そうや。ちょっと甘かったけどな。最初のバッターはな。でもまあ、きょうは桐敷が熱が出て、いなかったからなあ。普通やったら(継投は)6回でも良かったんやけど、青柳もあんなピッチングで、5回で勝ち投手はやれんよ。せめて、球数やなしに6回までと思ってあと1回と言うたけどおまえ、あそこで打たれるもんなあ」

-あそこは投げきってほしい。

「そら6回は投げきってほしいよな。球数の問題やない。自分で1イニングに40球も投げるんやから。そんなもんおまえ、そんなんは球数とか関係ないわ」

-リリーフに負担がかかる。

「そらそうや、やっぱりなあ、今日は桐敷がいてないのはわかっているし、おまえ、久しぶりの登板やったけど、それはもうちょっとすっと入っていかなな」

-(打球が頭部に直撃した)宮崎の状態は心配だが、言い結果が出ればと言っていた井上が三塁強襲の適時打。

「(宮崎は)なあ、どんなんなったの?」

-頭に当たったのは見えたが

「なあ、アンツーカーはイレギュラー、はねるからなあ。昔より硬しとるやろ、アンツーカー。だから余計はねるんや。昔もっと柔らかかったよ、土入れるところは。今もう、俺今日バットでコンコンやったやん、カチカチやもん。なんであんな硬するんか分からんけどな。危ないといういうかな、はねるもんな、アンツーカー」

-井上にとっては結果が出た

「おーん。いい感じで打ってたからな」

-1打席目からだいぶ積極的に振っていた

「いやいやいや、あのノーステップ打法がだいぶ自分の感覚ではタイミングとか取れるようになってきたんちゃうか」

-気が早いがノイジーも大山も真っ直ぐをしっかり引っ張って打った

「そんな1日ぐらいじゃ信用せえへん。まだまだそらお前、まだまだ先が長いからそんなんお前なあ、そんな一喜一憂してたら。それがちょっとなあ、明日続けばなあ、やっぱり自分的にもだいぶ違うと思うけどなあ。まあそのへんやろなあ」

-ノイジーも9回みたいな打席が続けば

「まあ、あれはたまたまやけどなあ、まあなあ、それはもう巡り合わせだからそらしゃあないもん。そこで打ったいうことはやっぱりなあ、まあ今日はあれや、1回井上を試したかったのがあるけどな、おーん。明日もう1日休んでもらうで、変なピッチャーやから(笑い)」

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井上広大の強いゴロを顔面あたりに受けた
宮﨑敏郎については、岡田監督も心配していたようでした。
僕らも心配ですよね。
あんまり大変な事になってなければ良いですが。


井上広大はきょうは3打席で1安打。
ヒットは6回のサード強襲タイムリーヒットだけでしたね。

宮﨑には気の毒でしたが、かなり強い打球が打ててましたし、1打席目のセンターフライなんかも悪い打球ではなかったように思ったので、また使ってもらえるんでしょうかね。
あしたは予告先発が中川颯というアンダースロー右腕ですので、ノイジーはもう1度休みという話のようでしたね。
代わりにまた
井上が出られるんでしょうか。


きょうはこのへんにさせてください。

いつも読んでくださってありがとうございます。