広島に粘り負けた阪神は、クリーンアップが打ちません | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2024年5月8日の阪神タイガースは、甲子園球場での広島東洋カープとの試合でした。
きょうの試合開始前において、たった3.5ゲーム差の間に6球団の全部がひしめいている現在のセ・リーグの状況を観ますと、どこもまだ優勝に向けての決め手は無いのやなあと感じます。
まあ、まだ開幕から1ヵ月と少しと、始まったばかりですので、すでにどこが優勝しそうやとかわかることは少ないのかもしれませんけどね。
今季はどの球団も優勝のチャンスはまだありそうです。
どんなシーズンになるのでしょうね?

さて、さっそくきょうの試合のスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(左)ノイジー
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(右)森下 翔太
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)大竹 耕太郎

3番がノイジー、5番が佐藤輝、6番が森下の打順です。
キャッチャーは7番の坂本になっています。


広島東洋カープ
1番(中)秋山 翔吾
2番(左)二俣 翔一
3番(二)菊池 涼介
4番(三)小園 海斗
5番(右)末包 昇大
6番(捕)會澤 翼
7番(遊)矢野 雅哉
8番(一)中村 健人
9番(投)大瀬良 大地

18時頃からプレイボールのナイトゲームでした。
中継番組の解説は真弓明信さん、宮本慎也さんでした。


=== 試合結果 ===

ゴールデンウィーク明けが予想以上に忙しくて、きょうも詳しい試合経過を書けませんでした。

1対3で阪神が負けました。

勝利投手は大瀬良大地で1勝0敗0セーブ。
反戦投手はハビー・ゲラで、0勝2敗5セーブ。
セーブは栗林良吏について、0勝1敗9セーブになりました。

ホームランは中村健人の1号ソロ(3回)のみでした。

観客数42,588人 試合時間2時間52分

=== 戦評 ===

8回に同点の状況で、ハビー・ゲラが打たれ、珍しく2失点して結局、今季の2敗目となったのですが、それよりも組み替えられている打順があまり機能せず、クリーンアップがほぼ機能していないのが悪く目立った印象の試合となりました。
逆に広島側はきょう投入された若手3人がいずれも活躍して、3点取って勝ちましたね。

こちら先発投手の
大竹耕太郎制球良く、キレ良く投げていましたね。
3回表にきょう投入された若手の1人、8番の中村健人の打席で、フルカウントからチェンジアップがやや甘く行って捉えられ、レフトスタンドにギリギリ入るソロホームランを打たれましたが、それ以外は失点ありません。
6イニングを97球で投げ、4被安打の1与四球・無与死球、7奪三振での1失点。
6回表にきょう投入された若手の1人、2番の
二俣翔一に12球も粘られ四球を与えてしまい、球数が増えた為でしょう、その回の終わりまでで交代でした。

8回表を投げた3番手の
ハビー・ゲラは、1アウトからまた二俣に7球粘られての四球を与えてしまいます。
菊池涼介がセフティバントで送って、2アウト2塁にされたあと、小園海斗にワンワンからのやや内に甘く行ったスライダーをセカンドの右を破るライト前タイムリーヒットを打たれ、さらにきょう投入された3人の若手の1人である末包昇大にワンワンからのやや内の高めツーシームを打たれ詰まったレフト前タイムリーヒットを打たれ、この回に計2失点。
いずれも変化球がやや甘く行きましたかね。
残念な悔やまれる投球になりました。

 

 

 

 

 



むこう先発投手の大瀬良大地は、序盤はあまり制球が良くなかったです。
この序盤のうちにもう少し得点しておきたかったのですが、中野拓夢のタイムリーによる1点しか取れなかったのが、きょうのポイントにもなるでしょうか。
中盤あたりから、大瀬良は良くなったようで、4回裏にヒット1本しか打たれておらず、その後はパーフェクトに7回裏まで行きましたね。

阪神打線でやはり目立つのはクリーンアップが打たないことです。
3~6番まではきょうは無安打。
5番・佐藤輝明と6番・森下翔太には1個ずつ四球がもらえましたが。
これではなかなか点を取っていくのは厳しいかもしれません。



きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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 -序盤でもっと点が欲しかった。

 「そら、真ん中でヒットでえへんのやから。お前、そら1点って入らへんやん」

 -大瀬良は中盤以降立ち直った。

 「おお、ちょっとよおなったけどな。最初ちょっとボール多かったしな、そんなええことなかったやろうな」

 -3度目の対戦で組み立ても変えてきた。

 「そんなん変えへんよ。そんな変わってないと思うよ」

 -打者の問題。

 「ずっというてるよ。そんな低めに来ないってな。みんな高めやろ、打ちとってるの。もう複数回言うてるよ。ミーティングでも」

 -相手チームは去年を見て。

 「そうそうそうそう、いやだから開幕前から言うてるよ。そら、攻め方を変えてくるって。でも力負けやで、高めのまっすぐを。力負けのストレート空振りやで。いやほんまそうやで」

 -1人、2人状態いいバッターが出てくれば。

 「状態ええってええことないんやからしゃあないやん。毎日そないして上がるようにやってるけど、上がらへんのはしゃあないわ、これは」

 -高めのまっすぐを対応するのに必要なことは?

 「前で打ったらええやん。簡単なことや。当たり前やんか。遅れているから空振りするんやろ。ファウルにもならんやろ?バットの軌道が合うてないんやろな、下から出てな」

 -大竹は相変わらず向こうは嫌そう。

 「まあ球数もな、ちょっと、とらえかけたけどな、何とかな、1点で抑えたけど、五回、六回ぐらいはなあ。まああそこまで投げたら先発としては十分やけどなあ」

 -石井は。

 「久しぶりに投げさせたけどな、ファームでもよかったから。そら、石井のこと言うてもしゃあないやろ」

 -ゲラは広島にまた。嫌なイメージがあるか。

 「どうかな。今日はボールいってなかったやろ、コントロール悪かったしな。あそこ打たせたらいいバッターやのにな、それがフォアボールなるんやからな。コントロール悪かったし、今日はボール走ってないなと思っていたよ」

 -今日も新井監督は粘り強く。

 「そら知らんけど、新井のことを俺が言うのもあれやけど。でも、あそこまで投げさせるやろ。向こうも2枚おるわけやから、7回まで投げたらいける、それは当たり前やから。1イニング減らしたら誰かが投げなアカンわけやから」

 -クリーンアップに奮起してほしい。

 「え? クリーンアップっていうか、4人やんか。真ん中の4人がノーヒットか。そら点入らんわな。ヒットが出るとかよりも内容が悪すぎるよな、打ち取られ方のな。そら点入らんわ。こんなんで勝つのは無理やわ、ハッキリ言うて」

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スポーツ報知が見出しで、「岡田監督、貧打にお手上げ」みたいなことを書いてましたが、まさにそのとおりでんな。
あと、ゲラはあんまり球が走ってなかったので、結局、ストライクゾーンに直球を投げきれなかったり、変化球が甘めに行くようなああいうピッチングになってしまったということのようでしたね。


まだ阪神は首位ですが、2位・巨人とは0.5ゲーム差。
最下位のヤクルトが勝ちましたので、2.5ゲーム差の間に6チームが居る大混戦ですわ、セ・リーグは!
「混セ」ですね。


きょうは機嫌も悪いので、このへんにさせてください。
いつも読んでくださってありがとうございます。