2024年4月21日の阪神タイガースは、甲子園球場での中日ドラゴンズとの試合でした。
きのうまで5連勝中でした阪神は、きょうはどんな試合をしましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。
スターティングメンバー
阪神タイガース
1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)ノイジー
7番(捕)梅野 隆太郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)才木 浩人
いつものオーダーですね。
6番レフトはノイジー、7番キャッチャーは梅野隆太郎です。
中日ドラゴンズ
1番(右)岡林 勇希
2番(二)田中 幹也
3番(三)カリステ
4番(一)中田 翔
5番(左)細川 成也
6番(中)上林 誠知
7番(捕)木下 拓哉
8番(遊)山本 泰寛
9番(投)松葉 貴大
ずっと雨が少し降る天候でした。
気温も低めでした。
14時頃からプレイボールのデーゲームの予定でしたが、降雨の為に試合開始は遅延しました。
阪神園芸が土を撒いたり、吸水の作業をしたりしていましたが、結局、14時53分過ぎに試合は開始されました。
中継番組の解説は福留孝介さん、俊介さんでした。
チケットは完売なのやそうです。
=== 試合経過 ===
1回表
先頭の岡林がスリーボールからフルカウントになって内角やや低め直球を空振り三振で、田中幹也が外角低いスライダーをハーフスイングの空振り三振。(三球三振)
カリステがワンボールから真ん中149キロ直球を打ったショートの右を抜けたセンター前ヒットでしたが、中田がワンツーから外角ワンバウンドのフォークで空振り三振。
グラウンド整備が少し行われる。
1回裏
近本はツーツーから外角のカットボールを打ったセンター前ヒットで出ると、中野が
ツーワンからの送りバントで、1アウト2塁。
森下がストレートの四球で、1アウト1・2塁。
大山がツーツーから外角低めツーシームを打ったピッチャーゴロダブルプレーでした。
2回表
細川が初球の真ん中高め147キロ直球を打った左寄りのセンターフライ。
上林がツーツーから真ん中高め148キロ直球を空振り三振。
木下拓哉がワンツーから内角低めフォークを空振り三振。
2回裏
佐藤輝がワンストライクから内角高めスライダーを打ったファーストゴロ。
ノイジーがワンツーから外角低めツーシームを打ったバウンド高い二遊間のショートゴロ。
梅野隆太郎がスリーワンから四球を選びますが、木浪がワンボールからの真ん中高め136キロ直球を打った左寄りのセンターフライ。
3回表
山本泰寛がスリーワンからの四球で出塁すると、松葉がワンワンから一塁線にバントで、1アウト2塁にされます。
岡林がワンツーからやや内の高めカーブを打ったショートゴロで、2塁走者は動けず。
田中はワンストライクから外角高め149キロ直球を打った左寄りのセカンドゴロ。
3回裏
先頭の才木がツーツーから真ん中の139キロ直球で見逃し三振。
(このころ、雨が少し強くなったそうです。)
近本がワンワンから内角ツーシームを打った一二塁間をゴロで破るライト前ヒット。
中野がフルカウントまで粘って内角に抜け気味のカットボールをハーフスイングの空振り三振。
森下がツーストライクから外角チェンジアップを打った左寄りのセカンドゴロで、2塁にトスしてフォースアウト。
少しグラウンド整備をする。
4回表
カリステがワンボールから真ん中高め147キロ直球を打った二遊間をゴロで抜けるセンター前ヒット。
中田がツーボールから真ん中低め147キロ直球を打った右中間のセンターフライで、カリステが2塁に向けてタッチアップすると、カリステはオーバーランしてタッチアウトの判定。(カリステが滑りすぎた。)
中日側がリクエストしてビデオ検証も判定覆らず。
細川がフルカウントまで粘って外角スライダーを打ったセカンドゴロ。
4回裏
大山がツーツーから外角やや低め136キロ直球を打ったショートゴロ。
佐藤輝がツーボールから真ん中カットボールを打った一塁側のゆるめファーストゴロ。
ノイジーがスリーワンから外角ツーシームを打ったライトフライ。
またグラウンド整備。
5回表
上林が粘ったツーツーから外角直球を打ったセンターフライ。
木下拓哉がワンワンから外角低めスライダーを打ったライトフライ。
山本がワンツーから外角ワンバウンドのカーブを空振り三振。
5回裏
(このへんでまた雨が強くなってきました。)
梅野がフルカウントまで行って内角高く変化球外れ四球。
木浪がバントをしようとしますが、2つファウルにしてヒッティングに切り替え。
ツーツーとなって真ん中低めカットボールを打ったセカンドゴロダブルプレー。
才木がツーワンからやや外のツーシームを打ったセカンドライナー。
(ゲームは成立しました。)
通常のグラウンド整備です。
たくさん砂が撒かれたそうです。
6回表
松葉がワンツーからやや外の高めスライダーを空振り三振。
岡林がツーツーから真ん中低めフォークを打ったピッチャーゴロ。
田中がツーツーから外角高め148キロ直球を打ったピッチャー返しの足もとを抜けたセンター前ヒット。
カリステがツーツーから外角スライダーを見逃し三振。
6回裏
近本がワンワンから外角チェンジアップを打った右中間の浅いセンターフライ。
中野がワンストライクからがいっかうチェンジアップを打った三遊間ゴロで破るレフト前ヒット。
森下が初球の外角低めツーシームを打った強くショートの左を抜けたレフト前ヒットで、1アウト1・2塁。
大山がワンツーから外角低いチェンジアップを空振り三振。
佐藤輝明がスリーボールからフルカウントになってやや外のスライダーを捉えたライトスタンドにギリギリ入る3ランホームラン!
3対0と阪神が先制します。
ノイジーがワンストライクから真ん中やや低めチェンジアップを打ったピッチャーゴロ。
グラウンド整備を行います。
水の浮いている箇所が散見されます。
7回表
レフトに植田が入ります。
中田がワンツーから外角直球を打った大きなライトフライ。
細川がワンボールから外角高めスライダーを打った左寄りのショートゴロ。
上林がツーワンからやや外高い直球を打った高く上がったサードフライ。
降雨コールドゲームが宣告されました!
3対0で阪神が完封勝ちです!
勝利投手は才木浩人で、2勝1敗0セーブ。
敗戦投手は松葉貴大で、1勝1敗0セーブ。
ホームランは佐藤輝明の3号3ラン(6回)のみでした。
観客数42,590人 2時間10分
=== 戦評 ===
7回表終了でのコールドゲームです。
雨中の試合も勝ちまして6連勝として、首位にも浮上した阪神でした。
首位とは行っても、大きく喜ぶにはまだまだ早すぎる時期なんですが、ほんまに1週間前にはこうなると全く思ってませんでしたね。
一寸先は闇という言葉もありますが、光がえらく差すときもあるもんですね。
しかし、ほんまに雨の中で足場が悪く、いつ中断するかもわからないゲームでしたが、なかなかの投手戦になりました。
ボールの跳ね方もいつもとは違いましたね。
阪神園芸がグラウンド整備もときどき行いながらでしたから、なかなか大変でした。
試合終了間際は、どこも足場が結構悪く、選手の走り方も安全にという感じでしたんで、コールドゲームになったのは仕方が無いでしょう。
結局、6回裏に出た佐藤輝明の効果的な3ランホームランが効いて、降雨コールド勝ちとなった試合でした。
こちら先発投手の才木浩人は、直球は走っているという解説でした。
雨の中、上手く投げていましたが、岡田さんが言うように、よほど調子は良かったのでしょう。
7イニング97球で投げ、3被安打の1与四球・無与死球、8奪三振での無失点。
投手も打者も互いに足場は悪かったわけですが、しっかり投げることができました。
7回コールド勝ちですので、このゲームは記録上、完封勝利したことになります。
中日スポーツによりますと、本人はグラウンド状態が悪いので、「なんとかフライとか打たせるようにしたいなと思った」そうですが、「ちょっとゴロが多くなっちゃって申し訳ないなと思いましたけど、まあまあ三振も取れて」と自らの力投を喜んでいました。
「梅野さんがすごいうまく配球してくれて、何とか抑えられてよかった」と捕手・梅野隆太郎に感謝もしていました。
むこう先発左腕の松葉貴大はチェンジアップなどの変化球が多いピッチャーです。
走者が出ても、ゴロを打たせて、うまくゲッツーで抑えていたりしていました。
ただ、6回裏に佐藤輝明が3ランを打ちましたので、それで負け投手になってました。
佐藤輝はグラウンド状況の悪い中、足場が悪くてもライトスタンドまで運ぶバッティングがよくできましたよ。
打ったのはスリーボールからフルカウントになってからのスライダーで、ライトスタンドにギリギリ飛び込んだ一打でした。
日刊スポーツによりますと、ヒーローインタビューでは本人は、打ったときの感触について、「んー、まあちょっと当たり、弾道が低かったので。入るとは思わなかったんですけど。なんとかギリギリ入って良かったです」と話していました。
また、最近ヒットが続いている要因については「まあでもね、ずっとピッチャーが粘ってくれてるんで。なんとか野手で点取っていこうっていう気持ちが、ヒットにつながってるんじゃないかと思います」と言っていました。
きょうはここで岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。
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-雨でコンディションが悪い中、勝利した。
「きょうはもう、才木が一番やりたかったみたいでね。だからまあ、ねえ。それに値するピッチングをしてくれましたし。何とかね、序盤の、こういう状況だから、1点でもね、先、先、先と思ってね、初回からバント使ったんだけど」
-才木は足場も手先も気になるところで、うまく投げた。
「下が悪いんでね、コントロールとか色んな面で、あれですけど。普段どおりのね。まあ、本人がやりたいやりたい言ってたからやっぱりよっぽど調子もいいし、投げたかったんじゃないですか」
-それと佐藤輝が1番いいものが出ましたね。
「そうですね、だから、まあね、これ、いつ止めてもね、いいような、もうグラウンド状態だったし。あそこ3ランっていうね、3点が大きかったですね、やっぱりね」
-こういう雨の試合、勝負どころ、どういう感じで踏んでらっしゃったんですか。
「いや、もう、まず、もう5回までね、とにかく5回まで。こっちに最初のイニングでもとにかく1点でもと思って。だからもうね、無理やり木浪にもバントさしたいんですけどね。うん、だからまだ後攻なんでね、その辺はちょっと楽なんですけど、本当ね、1点じゃどうなってたかもわからないし。砂を入れるいうことだったんですけどね、本当スリーランていうのはね、やっぱりおおきかったと思いますね」
-この雨の中、もう甲子園、黄色いポンチョもぎっしり満員で、最後まで皆さん残ってましたけども、いかがでしたか。
「いやいや、予報はね、悪いのはあったけど、とにかく今日は園芸さんにも今日は絶対やるという、そういう気持ちがあったからね、みんなやっぱりプレーにもね、それは才木にも表れてたんじゃないですかね」
-10試合連続2得点以下をくぐり抜けチームが抜けた。
「まあピッチャーはね、ずっと頑張ってるんで、やっぱり一人一人の成績なんですけどね、みんながヒット1本ずつポンポンと出だすとつながりも出てくるし、うまくフォアボールとかも絡んでくるんで、いい時のそういうつながりというか、それが、これはもうほんと、ゲームの中のきっかけなんですけどね、出ましたね」
-この時点だが引き分け挟んで6連勝、首位に立った。
「まあ全然それはね、まだまだ、20試合、21試合ですからね、7カードだから21だから、まあ。去年はねえ、去年は5月貯金3つで行ったのを、その3つをねえ、4月ですか、今年もまだそらねえ、早く出たかなという、そういうくらいの感じですね」
-表情から見て首位という座り心地は悪くない。
「いやまあ、それはそうですけどね。やっぱりこれはねえ、10試合しのいで、ある程度5分で戦ったのが、そこで辛抱したのが、やっぱりピッチャー頑張ってるのに野手がちょっと不甲斐なかったので。野手の奮起がこの3、4試合のいい結果になってると思いますね」
-雨の中で応援したファンに。
「もう、スタンド見たの試合前ですけど、みんな早くからスタンドにいて。だから今日はファンのためにも、お客さんのためにも絶対やるという気持ちでいてたんでね。まあ、いい試合をね、雨の中寒かったと思いますけど、見せられて本当に良かったと思います」
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岡田監督は才木のことも褒めていましたが、珍しく「きょうのスリーランは大きかった」と佐藤輝のことも褒めてましたね。
雨なのにお客さんも大熱狂で、ほぼ帰っていなくて、最後まで頑張っていたように見えた試合でした。
雨でもまさに熱気あふれる甲子園球場でした。
きょうはこのへんにしときましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。