繋いで繋いで15得点!大竹も立ち直り勝利投手に! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年4月20日の阪神タイガースは、甲子園球場での中日ドラゴンズとの試合でした。
きのうはほんまの快勝でした阪神。

きょうは中日の先発投手が大野雄大という経験ある好投手でしたが、どんな試合となりましたか?
さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)ノイジー
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)大竹 耕太郎

6番レフトがノイジーで、7番キャッチャーが坂本ですね。


中日ドラゴンズ
1番(右)岡林 勇希
2番(二)田中 幹也
3番(三)カリステ
4番(一)中田 翔
5番(左)細川 成也
6番(遊)山本 泰寛
7番(中)上林 誠知
8番(捕)加藤 匠馬
9番(投)大野 雄大

14時頃からプレイボールのデーゲームでした。
中継番組の解説は藪恵壹さん、赤星憲広さん、野口寿浩さんでした。
きょうもチケットは完売なんでしょう。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の岡林がツーストライクから真ん中高め139キロ直球を打った二遊間のバウンド高いセカンドゴロで、ランニングスローで間一髪アウト。
田中幹也がワンツーから内角スライダーを打ったピッチャーのグラブをはじいてサードの方に転がった内野安打。
カリステが初球の外角低め138キロ直球を打った二遊間をゴロで破るセンター前ヒットで、1アウト1・2塁。
中田は初球の外角ツーシームを打ったセカンドゴロダブルプレー。(4・6・3の併殺ゴロ。)

1回裏
近本がスリーワンからの四球で出ますと、中野がバントをしようとしてスリーボールからフルカウントになってヒッティングで、外角高め138キロ直球を打ったランエンドヒットの掛かったバウンド高めセカンドゴロ。
1アウト2塁で、森下がツーワンから外角ツーシームを打ったサードゴロで、1塁送球アウトと走者が動けない。
しかし、大山がツーストライクから真ん中高め143キロ直球を打ったショートの右を速いゴロで抜けるセンター前タイムリーヒットで、1対0と阪神が先制!
佐藤輝がフルカウントまで粘って外角カットボールを見逃し三振。

2回表
細川が初球の外角133キロ直球を打ったレフト線破る2塁打でいきなりのピンチになると、山本泰寛がワンツーから真ん中高めカットボールを打った一塁線破るタイムリー2塁打で、1対1と同点になります。
上林がツーツーから真ん中140キロ直球を打った一二塁間破るタイト前ヒットで、ノーアウト1・3塁。
加藤匠馬が初球、セフティスクイズもファウル。
2球目が外角やや高めスライダーを打ったバウンド高いセカンドゴロで、1塁送球アウトとなって、1対2と中日に逆転されて、1アウト2塁。
大野雄大がワンツーから外角カットボールを打ったピッチャーゴロで、2塁走者が二三塁間に挟まれタッチアウトで、2アウト1塁。
岡林がツーツーから内角やや低めカットボールを打った、右中間のライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
安藤投手コーチがマウンドへ。
田中がワンストライクから内角やや高めスライダーを打った浅いライトフライ。

2回裏
ノイジーがスリーワンからの四球で、大野がかなり悔しがります。
坂本がワンツーからの真ん中フォークを打ったレフト前ヒットで、ノーアウト1・2塁。
木浪もワンストライクから外角低めカットボールを打ったライト前ヒットで、ノーアウト満塁。
投手コーチがマウンドへ。
大竹がツーツーから内角高め143キロ直球を打ったピッチャーのグラブをはじいた方向の変わったライト前タイムリーヒットで、2対2の同点。
近本がツーツーから外角カットボールを打った右中間のセンターフライで、犠牲フライとなって3対2と阪神が逆転して、1アウト1・3塁。
中野がスリーワンから外角低く外れて四球で、1アウト満塁。
ここで中日はピッチャー交代、2番手の梅野雄吾になりました。
森下がワンボールから真ん中高め147キロ直球を打った三遊間を鋭いゴロが破るレフト前タイムリーヒットで、4対2としてなおも1アウト満塁。
大山が初球の真ん中高い146キロ直球を打ったレフトへの犠牲フライで、5対2としてなおも2アウト1・3塁。
佐藤輝が初球の内角やや高め147キロ直球を打ったライト線の深いところにライナーが落ちたか2点タイムリー2塁打。
7対2となってなおも2アウト2塁。
ノイジーがフルカウントまで粘って四球で、2アウト1・2塁。
投手コーチがマウンドへ。
坂本が初球の真ん中高め146キロ直球を打ったサードゴロですが、サードのカリステが後逸するエラーでレフトまで抜けて、8対2として、なおも2アウト1・2塁。
木浪がファーストゴロで、自分で1塁踏んでアウト。

3回表
カリステがワンツーから外角低めツーシームを一塁線のファーストゴロ。
中田がツーツーからやや外高めのチェンジアップを打ったレフト前ヒットで出塁すると、細川がワンワンからやや内高めスライダーを打った浅めのライトフライ。
山本がツーワンから真ん中低めツーシームを打った右寄りのレフトフライ。

3回裏
中日のピッチャーは3番手の土生翔太に交代。
大竹がツーツーからの外角直球を見逃し三振。
近本がツーストライクから外角ワンバウンドフォークを空振り三振。
中野がツーツーから真ん中低いスライダーで空振り三振。

4回表
上林が初球の真ん中低めチェンジアップを打ったファーストゴロ。
加藤匠馬が粘ったツーツーから外角ボール気味高いカットボールを空振り三振。
土生がツーツーから外角高め136キロ直球を空振り三振。

4回裏
森下がワンツーから外角低いスライダーを空振り三振でしたが、大山がスリーワンからの四球で出塁。
佐藤輝がワンワンからやや内のスライダーを打った浅いライトフライ。
ノイジーがフルカウントまで粘って真ん中スライダーを打ったセンター前ヒットで、大山が3塁まで行ったので2アウト1・3塁。
ノイジーには代走・前川。
坂本がスリーワンから外角低め直球を打ったピッチャーライナー。

5回表
レフトに前川が入ります。
岡林がツーワンから真ん中のツーシームを打った浅い右中間のライトフライ。
田中がツーワンから真ん中高め直球を打ったセンター前ヒット。
カリステがワンツーから内角高め139キロ直球を打ったファースト後方のセカンドフライ。
中田がツーワンから外角高め直球を打ったファースト後方のかなり深いセカンドフライ。

5回裏
木浪がツーツーからやや内の149キロ直球を打ったピッチャーゴロで、ピッチャーが1塁近くまで走ってトスのアウト。
大竹はワンツーから内角低め直球を見逃し三振。
近本がワンボールから真ん中低め145キロ直球を打ったかなり高く上がったセンターフライ。

6回表
細川が外角ボール球のチェンジアップを空振り三振。(三球三振)
山本がワンワンから真ん中やや低めチェンジアップを打ったサードゴロ。
上林がワンツーから外角低めカットボールを打ったレフトフライ。

6回裏
中日のピッチャーは4番手の橋本侑樹に交代。
キャッチャーも木下拓哉になりました。
中野はワンボールから真ん中高め149キロ直球を打った高く上がったセンターフライ。
森下がフルカウントまで粘って四球を選ぶと、大山がワンストライクからやや外の高め150キロ直球を打ったライト線のポール近くに落ちた2塁打で、1アウト2・3塁。
佐藤輝がワンツーから内角150キロ直球を打った右中間のライトへのライナー性フライ。
3塁走者は自重。
前川がツーワンから内角低めスライダーを打った一二塁間でダイビングしたセカンドのグラブをはじいてライトまで抜けるライト前2点タイムリーヒット。
10対2とします。
坂本は初球の内角148キロ直球を打ったをサードライナー。

7回表
木下がワンワンから真ん中低めカットボールを打った強いサードゴロ。
代打・辻本が初球の外角低め134キロ直球を打ったバウンド高いショートゴロで、木浪がランニングスロー。
岡林がツーワンから内角低めチェンジアップを打ったバットの折れたセカンドゴロ。

7回裏
中日のピッチャーは5番手の勝野昌慶に交代。
木浪がツーツーから外角ワンバウンドのフォークを空振り三振でしたが、代打・小幡がフルカウントになってよく選んだ四球。
近本がワンワンから真ん中やや高め直球を打った右中間のライト前ヒットで1アウト1・2塁になりますが、続く中野が一二塁間を破るライト前タイムリーヒットで、11対2としまして、なおも1アウト1・2塁。
森下がツーストライクから外角低めスライダーを打った二遊間のショートゴロで、2塁にバックトスしてフォースアウト、1塁転送はセーフで、2アウト1・3塁。
大山がツーツーから内角高めスライダーを打ったショートの後ろに落ちたタイムリーヒットで、12対2としてなおも2アウト1・2塁。
佐藤輝がワンツーから内角153キロ直球を打った三遊間破るレフト前タイムリーヒットで、13対2になりまして、なおも2アウト1・2塁。
前川がワンツーからやや外のやや高めフォークを打った右中間破る2点タイムリー2塁打。
15対2として、なおも2アウト2塁。
坂本がワンボールから真ん中低め151キロ直球を打ったサードゴロ。

8回表
阪神のピッチャーは2番手の漆原大晟に交代。
ショートも小幡に交代しました。
代打・村松が粘ったツーツーから真ん中フォークを打った大きめのライトフライ。
カリステがワンワンから内角高めナックルカーブを打った二遊間のセカンド小フライ。
中田はツーワンから外角低めフォークを打ったサードゴロ。

8回裏
中日のピッチャーは6番手の松山晋也に交代。
守備もセカンドに村松、ファーストは宇佐見になりました。
代打・梅野隆太郎がツーツーから外角低いフォークで空振り三振。
小幡はワンストライクからやや内のやや高めフォークを打ったレフトフライ。
近本がツーワンから外角高め151キロ直球を打ったショートライナーで山本がジャンピングキャッチ。

9回表
阪神のピッチャーは3番手の浜地真澄になりました。
細川はツーツーからやや内のカーブを打った低いライナーのサードライナー。
山本が粘ったツーツーからやや外の直球を打ったライトライナー性のフライ。
上林がツーツーから内角高め150キロ直球を打ったセカンドの前へ落ちてボテボテになって、中野が右手で取り損ねた内野安打。(バットも折れていました。)
木下拓哉が初球の外角147キロ直球を打ったライトフライ。



15対2で阪神が大勝しました!

勝利投手は大竹耕太郎で、2勝2敗0セーブ。
敗戦投手は大野雄大で、1勝1敗0セーブ。

ホームランはありませんでした。

観客数42,584人 試合時間3時間16分

=== 戦評 ===

きのうに続いての首位・中日に対する大勝でした!
これで、阪神は今季初の5連勝とし、今季最多の15得点でした。

これだけ得点したんですが、ホームランによるものはきょうは無く、繋いで繋いでの攻撃によるものでしたね。
きょう巨人が広島戦で負けたので、阪神は2位に一応、浮上もできました。

投手力の良いはずの両チームが、きょうは序盤に乱打戦になりましたね。
両軍の先発投手の制球が良くありませんでした。

阪神側の大竹耕太郎は立ち直り、7回まで投げましたが、中日側のピッチャーは後半にも失点して、さらに大量得点差になって行きました。
阪神側はチームで14安打と先発全員安打を記録するほど打ちまして、一方的な阪神の勝利という感じでしたね。


こちら先発投手の
大竹耕太郎は、立ち上がりは制球が思ったようではなかったでしょう。
甘かったり高かったりしたので、2失点していた2回表はどうなるかと思いましたね。

キレもあんまり感じませんでした。
ただ、
こちらのビッグイニングが2回裏にあった後は落ち着き取り戻しました。
点差が開いた為に、中日打線のの粘っこさも消えたようで、だんだん大竹の術中にハマる感じもしましたか。
結局、失点したのは2回表だけで、7イニングを97球で投げ、8被安打の無与四死球、3奪三振での2失点のみ。

 

 

 

 

 

 


むこう先発の大野雄大は、今季は手術明けなんやそうですが、スピードが手術前よりはやや落ちていて、変化球が多めの投手になっていたようです。
きょうの登板では制球はあまり良くなく、初回から2イニング連続で先頭打者に四球を与えます。
甘かったり高かったりで、1回に1失点、2回も2点取られ後に、さらに四球を中野拓夢に与えたところで、交代でした。

結局、2回裏には阪神打線はタイムリーや犠牲フライ、エラーまでもあって7得点できまして、この時点で8対2としまして、阪神が中日を大きく突き離します。

その後、阪神が再び得点したのは、6回裏でしたね。
中日のピッチャーは4番手の左腕の
橋本侑樹に交代していましたが前川右京のライト前2点タイムリーヒットで、2得点。前川は今季公式戦では、左腕とは初めて対戦して、結果が出ましたね。)
7回裏にも、中日の投手は5番手の
勝野昌慶になってましたが、1アウトからの小幡竜平の四球から始まって、中野拓夢、大山悠輔、佐藤輝明、前川とタイムリーヒット(前川は2点タイムリー2塁打)が出る猛攻で、5得点して、15対2までリードを広げます。
ほんまにこの回も打線がなかなか止まりませんでした。

結局、1番目立って打ったのは大山悠輔で、5打席あっての3安打で1犠飛・1四球の3打点。
きょうは毎打席、何かしら仕事をしていますね。
あとは、きょうは2打席2安打で4打点を挙げた
前川、5打席2安打ですが3打点挙げた佐藤輝明なんかも目立っていました。
きょうは、1~5番打者のみんなに打点がありますから、みんなが凄いですけどね。


それと言えることは、きょうは得点できたイニングの最初の走者は、全て四球で出塁した走者でした。
4回裏だけ得点できてませんが、他はみんな四球から始まっての繋いで繋いでの得点ができていましたからね。
ちょっと特徴的でした。



さて、きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

 -本当によく打った。

 「ねえ。何といったらええか。なんか1週間くらい前がウソみたいですけどね」

 -スタメン全員安打。今季最多14安打、今季最多15得点。

 「まあ、ね。この3試合ぐらい前からかね。やっと、2桁、ヒットがで出して。昨日もいったけど、ね。これでふっきれたんじゃないかといったんだけど、そういう感じでね。きょうは、四球も絡んで、去年のいいときのね、得点パターンというか。そういう攻撃できましたね」

 -タイガースらしいつながる野球があった。

 「やっぱり、ボール球を振らないっていうのは、みんな選んで選んで、やっぱりそこじゃないですかね」

 -中軸が仕事をした。

 「そうですね、もうね、やっと3人が2割の大台に乗ったので、良かったですね」

 -前川も4打点。初めての左投手との対戦だった。

 「そうですね、ノイジーは昨日ちょっとね、走塁で足、膝を打ったので、あまり無理をさせないようにして、まさか左と当たると思わなかったけど、ちょうどいい機会だったし、どういうバッティングをするか楽しみだったんですけど、あとの打席も本当にうまく打ちましたよね」

 -左投手への対応をどう見た?

 「いやいや、これからまた左でもいこうかなという気になりますよね、はい」

 -3日前と比べて何が変わった。

 「いやいや、どういう、ねえ、兆しはあったんですけどね、徐々に、あんな長く続かないと思ってたんで、徐々に兆しはあったんだけど、やっぱりボールの見極めじゃないですかね。やっぱりタイミング取れるようになって、ボールの見極められるようになったっていうか、そこが一番じゃないですかね」

 -大竹が2勝目。

 「いやいや、ほんと、まあねえ、逆転されたりでねえ、ちょっとあの、ランナー出て力むとボールが高くなるというかね、だから大竹の緩急というかね、そういう持ち味をちょっとなくして力勝負みたいな感じにね、なるんで、三回からもうね、緩急で自分のピッチングしろって言ったんですけどね。それからやっと持ち味が出たんじゃないですかね」

 -大竹本人のコメントにも監督に遊びを持って投げろと言われたと。

 「ちょうどねえ、2回、なんかこう、ねえ、そんなストレート速くないからな、そんな力勝負してもね、自分の持ち味というのがね、特徴生かさないといけないからね、もっと遊べ、遊んで投球しろって言ったんでね」

 -監督から言われた。

 「いやいや、安藤コーチに言って、安藤コーチから指示したと思いますね」

 -結果的に7回まで投げるごとにらしさが。

 「だから球数多かったから今日は6回まで行けるかなという感じだったんだけど、7回までね、行ってくれたんで、まあ後ろのピッチャーもねずっと、結構、この3日間ぐらいは休んでるんだけど、まあ、ねえ、いつでも行ける態勢ではあったんだけどね、7回まで行ってくれたらもう十分ですね」

 -投打噛み合ってきた。

 「ああ、そうですねえ。本当にゲームの中でいい結果が出だすと、そんなもんなんでしょうね、野球って」

 -2カード連続勝ち越し、5連勝。

 「いやいや、まだそれは1試合1試合やるだけなので。そんな簡単じゃないですね、はい」

 -明日に向けて。

 「ちょっと雨がね、予報が悪いみたいなんだけど、才木はぜひやりたいと言ってたんでね。まぁ、できると思うので、先発が勝ち星つきだしたので、才木ももうついてるんだけど、今度また2勝目狙ってもらいたいですね」

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大竹が2回を投げ終えたあたりで、首脳陣からアドバイスを受けたという話は、大竹がヒーローインタビューでもしていたという部分。
「遊んで投げろ」という言い方が岡田監督らしいし、思いきった表現が、さすがですね。
実際、大竹は良くなりましたから、ナイスなアドバイスということやったんでしょう。
メンタルや考え方の大事さですね。



きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。