大竹が突如集中打され始め、交代するもひっくり返された阪神 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年4月13日の阪神タイガースは、バンテリンドーム ナゴヤでの中日ドラゴンズとの試合でした。
きのうは延長12回を戦っての引き分けでしたが、調子が良いとされる中日を相手によくやっている方なんでしょう。
打線の調子が悪いうちは、我慢のしどころと思って凌いでいくしか無いと言う気がします。

さて、きょうのスタメンから書いていきましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)ノイジー
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)大竹 耕太郎

3番が森下、6番ノイジー、7番がキャッチャーの坂本になっています。


中日ドラゴンズ
1番(中)三好 大倫
2番(二)田中 幹也
3番(三)高橋 周平
4番(一)中田 翔
5番(左)細川 成也
6番(右)上林 誠知
7番(捕)宇佐見 真吾
8番(遊)山本 泰寛
9番(投)メヒア

14時頃からプレイボールのデーゲームでした。
中継番組の解説は森繁和さんです。
中日の選手とファンがピンク色のユニフォームを着用していますね。
中日ファンがかなり多かった観客席でした。


=== 試合経過 ===

1回表
近本が初球の内角高め148キロ直球を打ち上げたセカンドフライ。
中野がフルカウントまで粘って四球を選ぶと、森下がツーストライクから外角低めスライダーを打ったライトフライ。
大山がフルカウントまで粘って外角低いスライダーを見送っての四球で、2アウト1・2塁。
佐藤輝がワンツーから外角やや高めチェンジアップを打った右中間破る2点タイムリー2塁打で、2対0と阪神が先制します。
ノイジーがワンボールからやや内の高い直球を打ったライン際の大きいライトフライ。

1回裏
三好がワンツーから外角ワンバウンドのカットボールで空振り三振。
田中幹也がワンストライクから内角低めカットボールを打った左寄りのライトフライ。
高橋周平がワンストライクからやや外のカットボールを打った右中間のライト前ヒットでしたが、中田はワンボールからやや内の直球を打った高く上がったレフトフライ。

2回表
坂本がツーツーから真ん中直球を打ったショートゴロ。
木浪はツーワンから外角高め直球を打ったレフトファウルフライ。
大竹が粘ったツーツーからの外角高めに行ったスライダーを見逃し三振。

2回裏
細川が内角高め138キロ直球で空振り三振。(三球三振)
上林が初球の外角やや低め138キロ直球を打った右中間のライトフライ。
宇佐見がワンツーからの外角低め140キロ直球を見逃し三振。

3回表
近本がフルカウントまで粘って10球目の外角高めに行った149キロ直球をセカンドゴロ。
中野がワンストライクから内角低いナックルカーブを打ち上げた深いセカンドフライ。
森下が粘ったツーストライクから外角ワンバウンドのチェンジアップを空振り三振。

3回裏
山本泰寛が初球のやや内の低めスライダーを打ったレフト前ヒットで出塁すると、メヒアがワンストライクから一塁線にバントをして、1アウト2塁。
三好がワンストライクから内角136キロ直球を打ったバットの折れたゆるめのファーストゴロで、2アウト3塁。
田中がワンツーからの外角低めチェンジアップを打った浅いセンターフライ。

4回表
大山がワンボールからやや外の高め148キロ直球を打った1塁側ベンチ前のファーストファウルフライ。
佐藤輝がツーツーから内角高め直球を打ったをライト前ヒット。
ノイジーの打席で佐藤が盗塁失敗。
ノイジーはフルカウントになって外角低く直球外れ四球。
坂本がツーツーから内角高め直球で空振り三振。

4回裏
高橋周平がワンストライクから内角低めツーシームを打った一二塁間破るライト前ヒットで出塁しますと、中田がワンボールから真ん中低めツーシームを打ったファーストファウルフライ。
細川がツーワンからの外角のツーシームを打ったライン寄りの浅いライトフライ。
上林がツーストライクから外角高め139キロ直球を打ったサードゴロで、本塁側に送球がそれたが打者にタッチしてアウト。

5回表
木浪がワンストライクから外角高め145キロ直球を打った一二塁間のゴロで、ファーストがダイビングキャッチではじいたのをセカンドが捕るもピッチャーベースカバーしたのに1塁送球セーフで、内野安打。
大竹がスリーワンから三塁側にバントして、サードが2塁送球フォースアウトのみ。
1アウト1塁で、近本が粘ったワンツーから外角ナックルカーブを打ったファーストゴロダブルプレー。

5回裏
宇佐見がワンストライクから真ん中ツーシームを打ったバウンド高めピッチャーゴロ。
山本がスリーボールからフルカウントになってやや内のやや低めツーシームを打った一二塁間破るライト前ヒット。
メヒアがツーツーからなんとか一塁側にバントを決めて、2アウト2塁。
代打カリステがツーワンから外角直球を打ち上げた深いファーストファウルフライ。

6回表
レフトにカリステ、センターに上林、ライトに細川が入りました。
中野がワンワンから外角のナックルカーブを打った一二塁間のファーストゴロ。
森下がワンストライクから外角やや低めスライダーを打った大きなフェンス際のレフトフライ。
大山がワンワンから外角148キロ直球を打った浅め右寄りのセンターフライ。

6回裏
田中がストレートの四球で出塁すると、高橋周平がワンボールからやや内の135キロ直球を打ったライト前ヒットで、ノーアウト1・3塁。
中田がツーツーから内角直球を打ったセンター前タイムリーヒットで、2対1とされます。
細川がワンストライクからやや外の高め直球を打ったレフト前ヒットで、ノーアウト満塁。
阪神はここでピッチャーを交代、2番手の岡留英貴になります。
代打・中島がツーツーから右手に直球が当たったか死球で押し出しになります、2対2の同点。(中島に代走は後藤。)
宇佐見がツーワンから外角ボール気味やや低めツーシームを打ったレフト前タイムリーヒットで、2対3と逆転されます。(宇佐見に代走は加藤匠馬。)
山本がツーストライクから外角低めスライダーを打ったピッチャーマウンド付近のファーストフライ。
代打・村松がストレートの四球で、また押し出しになり2対4までリードされます。
安藤投手コーチがマウンドへ。
カリステは初球の真ん中やや低め146キロ直球を打ったサードゴロで2塁送球フォースアウト、1塁転送もアウトのダブルプレー。

7回表
中日のピッチャーは2番手の清水達也に交代。
キャッチャーは加藤匠馬に、センターは後藤に交代。
佐藤輝明がワンボールから真ん中150キロ直球を打ったレフトファウルフライ。
ノイジーがワンツーから真ん中低めフォークを打ったバウンド高い二遊間のショートゴロ。
代打・長坂がワンツーから内角直球を見逃し三振。

7回裏
阪神のピッチャーは3番手の浜地真澄に交代。
キャッチャーはそのまま長坂。
田中がワンボールから内角高め直球を打った浅い左寄りのレフトフライ。
高橋周平がツーツーから内角146キロ直球を打った三遊間のサードゴロで、一度、佐藤がはじいたが、拾って1塁送球アウト。
中田がワンツーから真ん中高め147キロ直球を打ったレフトフライ。

8回表
中日のピッチャーは3番手の齋藤綱記に交代。
代打・小野寺がワンツーから外角低いフォークを打った二遊間のセカンドゴロ。
代打・原口がツーストライクから真ん中低めフォークを打った一二塁間を破るライト前ヒットで、代走は小幡。
近本がツーワンから内角高め139キロ直球を打った浅いセンターフライ。
中野がツーワンからの外角やや高めスライダーを打った一二塁間のファーストゴロで、中田が1塁踏んでアウト。

8回裏
阪神のピッチャーは4番手の漆原大晟に交代。
ショートも小幡になります。
細川が初球のやや外のカットボールを打ったレフト前ヒット。
後藤が初球のバントで、キャッチャーがゴロを拾って1塁送球アウトの1アウト2塁。
加藤匠馬がツーツーから外角低いカットボールで空振り三振。
山本が初球のやや内の直球を打ったライト線のタイムリーヒットで、2対5となって、なおも2アウト1塁。
代打・大島がスリーワンからやや外のやや高めカットボールを打った浅い右寄りのセンターフライ。

9回表
中日のピッチャーは4番手のライデル・マルティネスに交代。
森下がワンツーから真ん中高めスプリットを打った浅いセカンドフライ。
大山がスリーボールからフルカウントになってがいっかう152キロ直球を打った左寄りのセカンドゴロ。
佐藤輝が内角ワンバウンドのスプリットで空振り三振。(三球三振)



2対5で阪神が逆転負けでした。

勝利投手はメヒアで、2勝1敗0セーブ。
敗戦投手は大竹耕太郎で、1勝2敗0セーブ。
セーブはライデル・マルティネスについて、0勝0敗5セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数36,293人 試合時間2時間44分

=== 戦評 ===

中日が4季ぶりの6連勝した試合になってしまいました。
サンスポによると、中日の貯金が5になったのも2020年以来なんやそうです。

中日ファンはちょっとお祭り騒ぎかもしれません。
なお、阪神は引き分けは挟んでいますが3連敗と今季ワーストですね。


きょうは初回に頑張って2つの四球を選んだあと、佐藤輝明の右中間破る2塁打で2点取って、やるかなと思わせたんですが、良かったのはほんまにそれだけ。
それでも、大竹耕太郎が凄いピッチングでずっと抑えるのかなと思っていたんですが、6回に捕まって、ピッチャーが代わっても一挙に逆転されていました。
それを覆す打線の力が無く、そのまま負ける展開でしたね。


こちら先発投手の
大竹耕太郎は、とても制球良くキレ良く立ち上がっていましたが、中盤になってばらけてきて、ストライクとボールがハッキリしてきていました。
6回裏の先頭打者に四球の後、高橋周平から始まるクリーンアップに連打を浴びて1失点したあと、さらにやられてノーアウト満塁になったところで、交代でした。
そのあとの2番手投手は岡留英貴やったんですが、若い彼にはちょっと荷が重かったらしく、四死球で2つ押し出しがあったりで3点取られまして、大竹の出した走者が帰ってきた為に記録では大竹の4失点となりました。
(おそらく、岡留が起用されたのは、きのう投げさせたリリーフ投手たちを連投させたくなかったのでしょう。)

5と0/3イニングを70球で投げ、7被安打の1与四球・無与死球、3奪三振での4失点。
5回までは非常に省エネ投球でしたが、6回裏になってほんまに急に一挙にどうしようもなく崩れました。
スポーツ報知によりますと、平田勝男ヘッドコーチは、「まあ、3回り目だよね。トップバッターのフォアボールもだけど」と指摘していたそうです。
僕もきょうは
坂本誠志郎のリードも、6回は冴えなかった気がしました。

森繁和さんも解説で言っていた記憶ですが、なんで先頭打者の田中にストレートの四球を与えたあとの高橋周平の打席で、もっと考えて慎重に配球しなかったのでしょう?
それまでにあんまり予兆が無かっただけに、ファンも首脳陣もかなり面食らったと思います。
 

 

 

 

 



むこう先発投手のウンベルト・メヒアは、球威はあるんですが、制球が良くなかったようですね。
普段はもっとまとまっているらしいのですが。

1回表に中野拓夢と大山悠輔への四球のあと、2アウト1・2塁の状況で、佐藤輝明の右中間を越えて行く2点タイムリー2塁打が出て、先制できたんですが、そのあとはなかなか得点できませんでした。

阪神側は比較的、ボール球はあまり振らず、6イニングで102球と球数を投げさせていたというのはありはしたんですが、
きょうは攻撃が作戦的にチグハグになった面もありましたね。
4回表は佐藤輝が1アウトからライト前ヒットで出るも盗塁死。
5回表は先頭打者の木浪聖也が内野安打で出るも、大竹のバントが2塁送球アウトになって、大竹本人が1塁に残ってしまった上に、直後に近本がファーストゴロ併殺に終わっていました。

あの感じのメヒアから2点しか取れないのは、いかにも今の打線の低調さとツキの無さがあるんでしょう。


この敗戦で、阪神は広島と同率の4位ですね。
最下位のヤクルトともゲーム差は0ですから。

まあ、首位の中日まで4ゲーム差しかまだ無いので、挽回は十分できますけどね。
打線の全体的な不調が、そろそろ終わってくれないかというところでしょう。

きょうのところはこのへんにします。

いつも読んでくださってありがとうございます。