今季の開幕戦は完封リレー負け!若干ツキも無い阪神 | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年3月29日の阪神タイガ-スは、東京ドームでの読売巨人ジャイアンツとの試合でした。
きょうが今季の開幕戦となります。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)前川 右京
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)青柳 晃洋

予想通りのスタメンですね。


読売巨人ジャイアンツ
1番(中)佐々木 俊輔
2番(遊)門脇 誠
3番(右)梶谷 隆幸
4番(一)岡本 和真
5番(三)坂本 勇人
6番(捕)大城 卓三
7番(左)丸 佳浩
8番(二)吉川 尚輝
9番(投)戸郷 翔征

戸郷は初の開幕投手なんやそうです。

18時15分頃からプレイボール予定のナイトゲームです。(少し開始は遅れました。)
中継番組の解説は高橋由伸さん、赤星憲広さんでした。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の近本が粘ったツーツーからの外角低いフォークを打った深いショートフライでしたが、中野がワンワンから内角直球を打ったセカンドの頭を越えるライト前ヒット。
森下がワンツーから外角直球を見逃し三振のあと、大山がスリーボールからフルカウントになって外角低め直球で空振り三振。

1回裏
佐々木が初球のやや外のツーシームを打ったゆるめセカンドゴロ。
門脇がスリーボールからフルカウントになって内角143キロ直球を打った浅いレフトフライ。
梶谷がワンツーから外角146キロ直球で見逃し三振。

2回表
先頭の佐藤輝がワンワンから外角フォークを打ったセカンドゴロでしたが、前川がツーツーから外角低めカーブを打った三遊間をゆるいライナーで破ったレフト前ヒットで出塁。
坂本誠志郎がワンツーから内角低め145キロ直球を打った右中間のライトフライ。
木浪が初球の真ん中やや低め144キロ直球を打った右中間のライトフライ。

2回裏
岡本がツーストライクからやや外の低めスライダーを打った捕ったあとフェンスにぶつかった大きなレフトフライ。
坂本勇人がツーツーから真ん中高め143キロ直球で空振り三振。
大城がワンボールから真ん中高めツーシームを打った高く上がったピッチャーマウンド付近のファーストフライ。

3回表
青柳が真ん中やや高めのスライダーを打ったレフト線寄りの大きいレフトフライ。
近本がワンワンから外角やや高め144キロ直球を打った一二塁間をライナーで破ったライト前ヒット。
中野が初球の三塁線のセフティバントで、キャッチャーが拾ってどこにも投げられない内野安打。
森下が初球のやや外の高め直球を打った右中間のライトフライで、ライト梶谷がダイビングキャッチして1塁送球すると、中野が戻れずダブルプレー。

3回裏
丸がワンツーからやや外のやや高め144キロ直球を打った一二塁間をゴロで破るライト前ヒットのあと、吉川尚輝が一二塁間のゆるめセカンドゴロで、1塁送球アウトの1アウト2塁。
戸郷がツーツーから外角ボール球低いスライダーでハーフスイングの空振り三振でしたが、佐々木が粘ったワンツーから詰まった三塁側のゆるいピッチャーへのゴロで、内野安打。
2アウト1・3塁で、門脇がスリーワンからの四球で、2アウト満塁。
安藤投手コーチがマウンドへ。
梶谷がワンツーからカットボールが外角やや低めに行って空振り三振。

4回表
大山がツーツーから内角やや高めフォークを見逃し三振。
佐藤輝がフルカウントまで粘って内角低いフォークで空振り三振。
前川がフルカウントまで粘って内角に直球外れ四球でしたが、坂本誠志郎が初球の外角143キロ直球を打った浅いセンターフライ。

4回裏
岡本が初球の真ん中低めスライダーを打ったライトフライ。
坂本勇人がフルカウントまで粘って外角ボール球になった低めスライダーで空振り三振。
大城がツーツーから外角低め直球を打った三遊間を低いライナーで破ったレフト前ヒットでしたが、丸がワンストライクから外角低めシンカーを打った強いファーストゴロ。

5回表
木浪が粘ったワンツーから内角低めスライダーを打ったライトフライ。
青柳が外角低いスライダーを空振り三振。(三球三振)
近本が粘ったツーツーから10球目の真ん中直球を打った大きなライトフライ。

5回裏
先頭の吉川尚輝がワンボールから内角直球を打ったライトフェンス直撃の2塁打でピンチになると、戸郷の打席でセットに入ろうとして動きを止めたということらしいボークで、ノーアウト3塁になります。
戸郷はワンワンからないっかうツーシームを打ったバウンド高めピッチャーゴロで、青柳が1塁に走りながら1塁にトスして、1アウト3塁。
佐々木がワンボールからセフティスクイズもファウル。
結局、佐々木はワンツーからの内角低めシンカーを打った右寄りのショートゴロで、ホーム送球もセーフとなる野選となって、0対1と巨人が先制。
阪神側がリクエストもビデオ検証して、判定は覆らず。
門脇がセフティバントをしたがファウル。
結局、ワンストライクから外角ツーシームを打ったバウンド高めのピッチャーゴロで、1塁へツーバウンド送球アウトのツーアウト2塁。
梶谷がフルカウントまで粘って内角142キロ直球を打ったライトスタンドに入る2ランホームラン。
0対3とされます。
岡本がツーツーから内角直球を打ち上げた浅い左中間のレフトフライ。

6回表
中野がツーツーから外角高め144キロ直球を打ったレフトライナー。
森下が何度もレフトにホームラン性の当たりを打ってファウルになったあと、フルカウントから内角低い直球見送って四球。
大山が初球の真ん中低め141キロ直球を打った左中間の大きいセンターフライ。
ここで巨人は投手コーチがマウンドへ行く。
佐藤輝は初球の真ん中低めフォークを打ったサードファウルフライ。

6回裏
阪神のピッチャーは2番手の島本浩也に交代。
先頭の坂本勇人がワンツーから真ん中高め141キロ直球を打ったセンターフライ。
大城がワンツーから外角低めスライダーを打った大きめレフトフライ。
丸が初球の外角低めカーブを打った右中間の浅めに落ちたライト前ヒット。
吉川尚輝がツーワンから真ん中スライダーを打ったランエンドヒットの掛かった一二塁間破るライト前ヒットで、2アウト1・3塁。
代打・長野がツーツーから外角低いフォークを引っ掛けたバウンド高いショートゴロで、1塁送球はアウト。

7回表
巨人もピッチャーを2番手の西舘勇陽に交代。
先頭の前川がツーワンからやや内の高めカーブを打ち上げた三塁側のキャッチャーファウルフライ。
坂本誠志郎がワンツーからの外角直球で空振り三振。
木浪が初球の外角150キロ直球を打った速い打球のサードゴロ。

7回裏
阪神のピッチャーは3番手の漆原大晟に交代。
佐々木がワンストライクから真ん中低いフォークを打ったセカンドゴロ。
門脇がツーツーから外角直球を打ったピッチャー返しのセンター前ヒット。
梶谷がワンツーから真ん中低いフォークを打ったバットの折れたサードゴロダブルプレー。

8回表
巨人のピッチャーは3番手の中川皓太に交代。
ノイジーが初球の外角シュートを打ったバットの折れたセカンドゴロ。
近本はツーストライクから外角高め直球を打った三遊間のショートゴロでしたが、門脇がはじいたエラーで、1塁に出塁。
中野はワンボールからやや外の146キロ直球を打ったセンターフライ。
森下がワンストライクから内角低め147キロ直球を打った高く上がったセカンドフライ。

8回裏
阪神のピッチャーは4番手の加治屋蓮になりました。
岡本が初球、抜けた変化球が左脇腹くらいに当たった死球。
坂本勇人が内角高め146キロ直球を打った右中間の浅いところに落ちたライト前ヒットで、ノーアウト1・3塁。
大城がワンストライクから真ん中やや低めフォークを打った三遊間の深いショートフライ。
丸がワンボールから内角のカットボールを打った左中間の浅いところに落ちたレフト前ポテンタイムリーヒットで、0対4です。
なおも1アウト1・2塁で、吉川尚輝がツーワンから外角のカットボールを打った深いレフトフライ。
泉口がフルカウントまで粘って内角低めフォークを空振り三振。

9回表
巨人のピッチャーは4番手の大勢に交代。
大山がワンツーから外角低いフォークで空振り三振。
佐藤輝が真ん中157キロ直球を空振り三振。(三球三振)
前川がツーストライクから内角ワンバウンドのフォークを空振りしたが捕手が後逸した振り逃げで、2アウト1塁。
坂本誠志郎がツーワンから真ん中高め直球を打ったサードゴロで、2塁送球フォースアウト。
試合終了でした。



0対4で阪神が負けました。

勝利投手は戸郷翔征で、1勝0敗0セーブ。
敗戦投手は青柳晃洋で、0勝1敗0セーブ。

ホームランは梶谷隆幸の1号2ラン(5回)のみでした。

観客数42,071人 試合時間2時間50分


=== 戦評 ===

きょうは巨人の梶谷隆幸が3回表の阪神の大チャンスでダイビングキャッチしたファインプレーをしたり、5回裏にはライトに大きな2ランホームランを放ったり大活躍でした。
結果的にそれにやられた感じの試合展開でしたでしょうか。

基本的には投手戦になりましたが、巨人も勝ちパターンの継投には自信が持てるようで、結局のところ阪神は1点も取れないで終わり、阪神は8回裏に加治屋蓮が1失点して、4点差となった完封リレー負けでした。


きょうの阪神の先発投手・
青柳晃洋は、5回裏に先頭打者に2塁打を打たれたあと、ボークを取られてしまって3塁に行かれ、調子が狂いましたかね。
あのボークは、後からビデオで観ても、どこがボークなのか非常にわかりにくい種類のものでしたので、ツイてなかったかもしれません。
スポーツ報知によりますと、坂本誠志郎「サイン交換してヤギ(青柳)がちょっと動いちゃって、一連の動きに入らないといけないところをちょっと動いちゃったのが一連じゃないというふうにとられて、ボークになった」と状況を説明していたそうです。
「そこはちゃんと確認してやらないといけない」としていたそうですが。

その後に内野ゴロのホーム送球の野選で1失点のあと、逆にきょうはツイているらしい梶谷隆幸にライトスタンドに大きな2ランを打たれての3失点。
この回の終わりまでのピッチングとなりました。
5イニングを91球で投げ、5被安打の1与四球・無与死球、5奪三振での3失点。
スポーツ報知によりますと、本人はボークについて、「僕は何で取られたか、よくわかんないですけど。あれがボークっていうならボークだと思いますし。結局、あそこはバントで送られたのと一緒なので。その後しっかり抑えれなかった自分の実力不足」と話していたそうです。

 

 

 

 

 

 



打つ方は、きょうはチームで4安打の無得点でしたが、クリーンアップが無安打なのが良くなかったですね。
3番の森下翔太はホームラン性のファウルを何度も打ったり、右中間の梶谷に捕られた大きな当たりとかあったので、そんなに調子に問題は無さそうでしたが、4番の大山悠輔は4打席で3三振。
5番の佐藤輝明も2三振と良くない。

大山は特に捉えたような当たりが左中間に飛びましたが、ホームランにはなりませんで、センターフライでしたし、なんかかなり僕としても心配です。
やはり阪神は野手の層は薄いので、レギュラーメンバーが1人でも欠けちゃうと、代わりがあんまりいません。
特に4番打者ですからね、ますます代わりは難しい。

困ったもんです。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

=======

 -紙一重の試合。

 「なあ。流れ変わったな、梶谷のところな」

 -あれが抜けていたら大違い。

 「そら、大違いやろ」

 -青柳は球は走っていた。

 「おお、そんな悪なかったと思うけどな。自分で、ちょっとボークもなあ。あれなあ。もったいなかったけど」

 -その後も集中力切らさず投げた。

 「まあな、結局、梶谷になったからのお。あのホームラン痛かったけどなあ。1点じゃのお、ぜんぜんな、そらわからんかったけどな」

 -次の1点を防ぐために、木浪のバックホームの判断は。

 「いやいや、そらバックホーム態勢やから、そら当たり前やから」

 -2点目をとりに巨人が走者を進めてきたが。

 「ああ、だからそれ言うてるやん、メンバーが走るメンバーがあるからやってくるいうのはだいたいのお」

 -中盤以降、戸郷も立ち直った。

 「全然立ち直ってないやろ、おーん。そんなええことないと思ったけどな、おーん。まあでもな、あっこからやったけどな、ホームランが大きかったよな、おーん。まあ100いっとったからな、六回までやな思っとったからな。1点と3点の違いやわな、投げんのも」

 -西舘を含めて巨人の勝ちパターンは手ごわそうか。

 「いや、そらない。まだそんなん1試合でお前(笑)」

 -大山と佐藤輝が打たないと。

 「大山はちょっとなあ。踏ん張れてないなあ」

 -突貫的に出場した。

 「どっしり振れてないもんな。ストレートにな」

 -センターフライもスタンドまで行ってもおかしくなかった。

 「そら万全じゃないなあ。今日のスイングを見とったら、万全じゃないよな。そら、フリーバッティングのボールと違うからのう。まあでも、今日に合わせてたわけやからのう」

 -前川はいいものを見せてくれた。

 「だってええものっていうか、打つと思っているから右ピッチャーで使うって言うてるんやから。ええもんじゃない。それは。普通。そうやろ?」

 -大山は使いながら。

 「ちょっと明日の状態見な分からへんなあ。もう最後もちょっとなあ」

 -そんな悪いか

 「そらあ試合出てなかったんやから」

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やはり大山については心配と言っていた岡田監督でした。
前川右京は2回表に戸郷翔征からうまくレフト前にヒットを打っていて、4回表も四球を選んでいましたから、まあまあの打撃やったと思いますが、これくらい「普通」やでということ。
あと巨人のリリーフピッチャーは、きょうはうまく行ったからと言って、今後、ずっとシーズン通して大丈夫かという保証は全然無いですからね、確かに。
そこはまだわからんとのことでした。

実績を残していたメンバーでもないわけですから、そらそうでしょう。


きょうは負けましたのでこのへんにしときましょうか。

いつも読んでくださってありがとうございます。