良いはずの中日の守護神候補などを打ち込んだ阪神! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年3月16日の阪神タイガースは、きのうに引き続き、バンテリンドーム ナゴヤでの中日ドラゴンズとのオープン戦でした。
きょうは、3万人以上のファンが詰めかけて、大盛況でのオープン戦となった感じです。
実際、応援合戦もすごかったみたいです。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)前川 右京
4番(一)大山 悠輔
5番(左)ノイジー
6番(三)糸原 健斗
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)小幡 竜平
9番(指)ミエセス
先発投手 大竹 耕太郎

きょうはきのう苦言を呈されていた佐藤輝明がベンチスタートですね。


中日ドラゴンズ
1番(中)三好 大倫
2番(二)山本 泰寛
3番(左)細川 成也
4番(指)中田 翔
5番(一)カリステ
6番(三)石川 昂弥
7番(右)鵜飼 航丞
8番(捕)木下 拓哉
9番(遊)辻本 倫太郎
先発投手 髙橋 宏斗

先頭打者以外はみんな右打者。

14時頃からプレイボールのデーゲームでした。
中継番組の解説は権藤博さんです。


=== 試合経過 ===

1回表
先頭の近本がワンツーからの真ん中やや低めスプリットを打ったライト前ヒットで出ますと、中野が粘ったツーツーから内角低い153キロ直球を打ったランエンドヒットの掛かったセカンドゴロで、1塁送球アウトの1アウト2塁。
前川がワンツーから外角低め154キロ直球を見逃し三振でしたが、大山がストレートの四球で、2アウト1・2塁。
ノイジーもスリーワンからの四球で、2アウト満塁になったあと、糸原がツーストライクから外角高め直球を打ったレフト前タイムリーヒットで、1対0と阪神が先制して、なおも2アウト満塁。
坂本がフルカウントになって真ん中やや高め直球を打ったランエンドヒットの掛かったショートゴロで、1塁送球アウト。

1回裏
先頭の三好がワンツーからの内角140キロ直球を打った左中間のセンターフライ。
山本泰寛がスリーワンから外角ツーシームを打った大きめライトフライ。
細川がスリーワンからのやや外のツーシームを打ったショートゴロ。

2回表
小幡がフルカウントまで粘って真ん中高め153キロ直球を打ったセンター前ヒットで出ますが、ミエセスが内角のスプリットを打ったサードゴロダブルプレー。
近本はワンツーからの内角ナックルカーブで見逃し三振。

2回裏
先頭の中田翔がワンストライクから内角137キロ直球を打った高く上がったライン際のレフトファウルフライ。
カリステがフルカウントまで粘って真ん中低いチェンジアップを打ったキャッチャーゴロ。
石川昂弥がワンボールから真ん中低めチェンジアップを打ったレフトスタンドにギリギリ入ったソロホームラン。
1対1と同点になります。
鵜飼がツーワンから外角高めツーシームを打った左中間のセンター前ヒット。
木下がワンツーから外角低め直球を打った一二塁間を破るライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
辻本がワンツーからの内角低め137キロ直球を見逃し三振。

3回表
中野がツーワンから内角やや高め153キロ直球を打った大きなフェンス近くのライトフライでしたが、前川がストレートの四球。
大山がスリーワンから真ん中高めカットボールを打った三遊間を速いゴロで破るレフト前ヒットで、ノイジーがワンストライクから外角のナックルカーブを打った右中間のライト前ヒットを放ち、1アウト満塁になります。
糸原がツーワンからの内角直球を打ったファーストゴロで、ホーム送球フォースアウトのみ。
坂本がツーワンからの真ん中高め直球を打った少し下がって捕ったレフトフライ。

3回裏
三好がツーワンからやや内の135キロ直球を打ったライト線破る2塁打。
山本がツーツーから内角カットボールを打ったゆるめショートゴロで、1塁送球アウトの1アウト3塁。
細川がツーツーから内角高め140キロ直球を打ったライト前タイムリーヒットで、1対2と中日が勝ち越して、なおも1アウト2塁。
中田がフルカウントから内角高め137キロ直球を打ったランエンドヒットの掛かったピッチャーゴロで、ダブルプレーになりました。

4回表
中日のピッチャーは2番手の橋本侑樹に交代。
小幡がツーツーからの外角スライダーを打った一二塁間のファーストゴロで、ピッチャーがベースカバーしてアウト。
ミエセスがツーストライクからの外角低いフォークを空振り三振。
近本がフルカウントまで粘ってやや内の低めスライダーを見逃し三振。

4回裏
カリステがワンワンから外角直球を打った速いサードゴロ。
石川昂弥がワンワンから内角のスライダーを打ったバットの折れたショートゴロ。
鵜飼がツーツーから内角直球を見逃し三振。

5回表
中野がワンワンから外角やや高めスライダーを打ったライトフライ。
前川がフルカウントになって外角やや高めスライダーを空振り三振。
大山がツーワンからの内角直球を打ったキャッチャーファウルフライ。

5回裏
木下がツーツーから真ん中低いチェンジアップを打ち上げた深いセカンドフライで、辻本がツーツーから真ん中低めチェンジアップを打ったを深めファーストファウルフライ。
三好がスリーワンからの四球でしたが、山本がワンワンからの内角低めスライダーを打ったライトライナー。

6回表
中日のピッチャーは3番手の勝野昌慶に交代。
キャッチャーも加藤匠馬に交代
ノイジーが初球の外角151キロ直球を打ったセカンドゴロ。
糸原がツーワンから真ん中150キロ直球を打った右寄りのレフトフライ。
坂本がフルカウントまで粘って低めに直球が外れて四球。(代走は熊谷。)
小幡の打席でワンバウンド投球のときに熊谷は2塁を狙うも、はじいたのを捕手が拾って2塁送球セーフの判定。
中日側がリクエストしてビデオ検証すると、判定覆ってタッチアウト。

6回裏
阪神のピッチャーは2番手の漆原大晟になりました。
キャッチャーも長坂に、レフトが小野寺に、サードは熊谷に交代。
細川がツーワンからの真ん中148キロ直球を捉えたレフトポール際の大きなソロホームラン。
1対3にされました。
中田はワンボールからの真ん中カットボールを打ったセンターフライ、カリステが初球のやや外の低めカットボールを打った右寄りのレフトフライ。
石川昂弥がフルカウントまで粘ってやや外の低めカットボールを見逃し三振。

7回表
中日のピッチャーは4番手の清水達也に交代。
ファーストには石垣が入ります。
小幡がツーツーから外角低め直球を見逃し三振。
ミエセスが内角高い直球を空振り三振。(三球三振)
近本がワンボールから外角150キロ直球を打った大きめのセンターフライ。

7回裏
阪神のピッチャーは3番手の石黒佑弥に交代。
鵜飼がワンツーからの内角やや低め147キロ直球を打った一二塁間を破るライト前ヒット。(代走は尾田。)
加藤匠馬がワンボールからの一塁側のバントで、1アウト2塁にされます。
中島がフルカウントまで粘っての四球で、代走は村松。
1アウト1・2塁となったあと、三好がツーツーからの内角低めカットボールを打ったセカンドゴロで、2塁送球フォースアウトのみとなって、2アウト1・3塁。
山本がスリーワンから浮いた直球を見送られ四球で、2アウト満塁にされると、細川が初球の真ん中低めカットボールを打った三遊間のショートゴロで、2塁送球セーフの内野安打。
1失点して、1対4とされます。
中田はワンボールから外角低めカットボールを打った三遊間のショートゴロで、1塁にワンバウンドのジャンピングスローでアウト。

8回表
中日のピッチャーは5番手の松山晋也に交代。
守備もかなり交代。
中野がツーストライクから内角高めカットボールを空振り三振でしたが、前川がスリーワンからやや外の153キロ直球を打ったレフト前ヒットで出ますと、大山はスリーワンからの四球で、1アウト1・2塁。
小野寺がツーストライクからやや外の低いフォークを打ったライト前タイムリーヒットで、2対4とし、なおも1アウト1・3塁になります。
長坂がスリーワンからの四球で、1アウト満塁。
コーチがマウンドへ。
熊谷がツーツーからの真ん中高め153キロ直球を打った浅いライトファウルフライ。
小幡がツーツーからの真ん中高め152キロ直球をセンターフライ。

8回裏
阪神のピッチャーは4番手の岡留英貴に交代。
セカンドに髙寺が入りました。
石垣がスリーワンから真ん中やや低め148キロ直球を打った左中間破る2塁打。
石川昂弥がフルカウントまで粘って外角低め146キロ直球を見逃し三振。
尾田がフルカウントになって外角高め147キロ直球を空振り三振。
加藤匠馬もワンボールから外角スライダーを打った当てただけみたいなセカンドゴロ。

9回表
中日のピッチャーは6番手のライデル・マルティネスになりました。
ミエセスが粘ったワンツーから外角低いスライダーを空振り三振。
植田がフルカウントまで粘って真ん中直球を打ったレフト前ヒットで出ますと、髙寺がワンツーからのやや外の低めスプリットを打った一二塁間破るライト前ヒットで、1アウト1・2塁。
前川が初球のやや外の低めスプリットを打った一二塁間を強烈に破るライト前タイムリーヒットで、3対4とします。
大山がワンワンからの外角151キロ直球を打った強めのショートへのゴロで、6・4・3のダブルプレーになりました。



3対4で阪神が負けました。

勝利投手は髙橋宏斗で、1勝1敗0セーブ。
敗戦投手は大竹耕太郎で、0勝1敗0セーブ。
セーブはライデル・マルティネスについて、0勝0敗1セーブ。

ホームランは石川昂弥が1号ソロ(2回)、細川成也が2号ソロ(6回)でした。

観客数30,510人 試合時間3時間18分


=== 戦評 ===

結局、佐藤輝明や森下翔太は欠場して、休んだ形となったオープン戦でしたが、若手がそこそこ頑張って、終盤に守護神候補やセットアッパー候補から点を取ったのは良かったオープン戦となりました。
中日側としても、そこらへんで少し不安が出てきてしまった感じが大きそうですかね。

まあ、
制球の良くなかった中日側の先発投手・髙橋宏斗から、もっとしっかりと点を取っておけば、試合展開がだいぶ違ったようなところもありましたが、きょうもあんまり競り負けたとかを考えるのではなく、個々の選手の調子を上げて行ければ良いというオープン戦でしたでしょう。


こちら先発投手の
大竹耕太郎は、制球がもうひとつでキレも良いとは思いませんでしたが、それでも5イニングを85球で投げ、5被安打の1与四球・無与死球、2奪三振での2失点でしたので、今季2度目登板としてはまずまずなんでしょう。
日刊スポーツによりますと、本人は「外低めの強い真っすぐをもう1回見直して。前半より後半の方ができていた。その精度だったり球の威力だったり。そのへんを突き止めて、やっていきたい」と振り返っていたそうです。
さらに、次回登板(23日のオリックス戦の予定)に向けて、「今日のピッチングを踏まえて、もちろん100点ではない。まだまだ上げられると思うし、上げなきゃいけない」と話していたそうです。

6回裏を投げた、こちらの2番手投手やった
漆原大晟は、細川成也に大きなソロホームランをレフトポール際に打たれていました。
打たれたのはそれだけでしたが、アピールしたい彼としては痛い被本塁打でしょう。

無与四死球、1奪三振での1失点。

3番手投手の
石黒佑弥直球にキレがあるし、スライダーにもキレはあるということでしたが、きょうは緊張したのか制球が良くなく、1イニングを投げましたが2被安打で2つも四球があって、1イニングを無奪三振での1失点。

8回裏を投げた4番手の岡留英貴は、きょうは球速も制球もイマイチでしたのでしょう。
最初に、カウントを悪くして左中間を破られる2塁打を先頭バッターに打たれましたが、あとはなんとか抑えました。
まあ、この時期のオープン戦の終盤は、本番と違ってあんまりむこうも打てる戦力を出してきたりはできませんから、そういうのもあるとは思います。
1イニングを1被安打で無与四死球、2奪三振での無失点。

 

 

 

 

 



打線の方は、きょうは10安打と2桁安打でしたね。
きょうはそのことよりも、中日側がセットアッパーや守護神にしようとしてる松山晋也やライデル・マルティネスから1点ずつ取ったのがまあまあでしょう。
終盤でしたから、大山悠輔以外はレギュラーメンバーでもないのに得点できましたからね、そこは評価しても良いと思います。

きょうは最も目立って活躍したのは
前川右京でしょう。
5打席で2安打1四球の1打点。

9回表にマルティネスからタイムリーヒットを放ったのは素晴らしいと思いますし。
岡田監督も言っていましたが、打つほうでは使ったら活躍する選手なんでしょうね。

守りなども含めてトータルでどうなるかが、問われるような気がします。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
スポニチからの引用です。

=======

 ――大竹は5イニング投げた。

 「4回ぐらいからやな、ようなったんわな。コントロール悪いしのお、高めばっかりいくしな。4、5は良かったよな。球数少なかったから5回まで」

 ――状態はもうちょっと。

 「状態ってまだ2回目やんか。2イニング投げて、お前。2回目の登板やで。まあ、まだ投げなあかんからな、そらな。ちょっと、まだボールもいってなかったしな、ストレートな。4回ぐらいちょっとリズムもテンポもやっとようなってきたって感じやな4回、5回でな」

 ――来週の京セラで長いイニングというイメージか。

 「まあ、そら投げると思うけどなあ。予定ではな。まあまだ分かれへんからな、そらな。投げ終わった後とかな、いろいろ」

 ――中日の印象は。

 「印象なんかないよ、まだ。そんなん昨日、右左でなあ、こんだけツープラトンでやるわけやから」

 ――2軍では門別が投げた。

 「見とったよ、ずっと。またホームラン打たれとったけどなあ。まあまあ普通ちゃうか。最後まで見てないけどな、何回投げたか知らんけど。4回ぐらいまで見とったけど」

 ――判断は開幕ギリギリまで。

 「してない、してない。全然してないよ、そんなん。してないよ」

 ――2人とも最後まで見極めた上で、開幕ギリギリで決める。

 「そうやん。まあこれはもう雨で流れた分やからな、昨日今日はなあ、おーん。千葉の…」

 ――佐藤輝のベンチスタートは。

 「ベンチスタートて、使わなかっただけやんか。なんでや。使わなあかんの? なんでそこまで言わなあかんの。選手起用まで言われたらかなわんわ」

 ――前川は打つ方でアピール続いているが。

 「おーん。あんま使ってなかったからのう」

 ――やっぱり打力は魅力ある。

 「いやいや、使こうたら打つよ、外野が激しいからなあ、それだけや」

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佐藤輝については、どうして欠場したのか気になるところかもしれませんが、まあ、岡田監督も実際には考えあってのことなんでしょう。


きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。