才木が打たれ、打線が繋がらず、でも佐藤輝はよく打った阪神! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2024年3月17日の阪神タイガースは、バンテリンドーム ナゴヤでの中日ドラゴンズとのオープン戦でした。
バンテリンドームでの3日間続くカードの最終日になります。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(遊)木浪 聖也
3番(左)前川 右京
4番(指)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(右)森下 翔太
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(二)髙寺 望夢
9番(一)小野寺 暖
先発投手 才木 浩人

きょうは佐藤輝と森下が戻ってきていて、中野がスタメンに居ません。
代わりに髙寺が8番セカンドで、木浪が2番ショートとなりました。
あと、大山が指名打者で、9番ファーストには小野寺が入ります。


中日ドラゴンズ
1番(中)三好 大倫
2番(二)辻本 倫太郎
3番(右)細川 成也
4番(一)中田 翔
5番(左)ディカーソン
6番(指)高橋 周平
7番(三)石川 昂弥
8番(捕)宇佐見 真吾
9番(遊)村松 開人
先発投手 メヒア

13時30分からプレーボールのデーゲームでした。
中継番組の解説は亀山つとむさん、福留孝介さんでした。


=== 試合経過 ===

1回表
近本が初球の真ん中高め149キロ直球を打った浅い右中間のライトフライ。
木浪がワンストライクからやや外の高め150キロ直球を打った右寄りのセカンドゴロで、スライディングキャッチで捕り、1塁送球アウト。
前川がツーツーから内角高めスライダーを打ったサードへの小フライ。

1回裏
三好がワンツーからの内角高い直球で空振り三振で、辻本がワンツーから内角ワンバウンドのフォークを空振り三振。
細川がワンストライクから外角高め152キロ直球を打ったライト線の2塁打でしたが、中田がワンストライクから外角やや高めスライダーを打った大きなレフトフライ。

2回表
大山がワンツーから内角高い直球を空振り三振でしたが、佐藤輝がフルカウントまで粘って真ん中低め150キロ直球を打ったセンター右寄りオーバーの2塁打でチャンスになります。
ただ、森下がスリーボールからフルカウントになって内角直球を打ったやや大きいレフトフライで、坂本がツーストライクからの外角直球を打ったセンター正面へのライナー性フライ。

2回裏
ディカーソンがストレートの四球で歩くと、高橋周平がツーボールからのやや内高め149キロ直球を打ったライト線破る2塁打でノーアウト2・3塁のピンチになります。
石川昂弥がワンツーからの外角高め直球を打ったライト前タイムリーヒットで、0対1とされてなおもノーアウト1・3塁。
宇佐見がツーストライクから真ん中低めフォークを打った二遊間のショートへのハーフライナーで木浪が走りながらジャンピングキャッチ。
村松がワンボールから真ん中直球を打った大きめのライトへの犠牲フライで、0対2とされてなおも2アウト1塁でしたが、このあとは三好がフルカウントになって外角高め150キロ直球を打ったランエンドヒットの掛かったショートゴロで、1塁送球アウト。

3回表
髙寺がツーツーから外角高めスライダーを見逃し三振。
小野寺が「ハッピーバースデー」と歌われながら打席に入ると、ツーツーから真ん中スライダーを打った三遊間のショートゴロで、1塁にワンバウンド送球、アウト。
近本がツーツーからの外角高め150キロ直球を打った左寄りのセンター前ヒットで出ますが、中野の打席で初球、近本が盗塁成功。
中野はワンワンから外角低めチェンジアップを打ったわりとゆるいバウンドのピッチャーゴロでしたが、メヒアの捕球ミスのエラーで、2アウト1・3塁にしましたが、前川がツーワンから内角高め148キロ直球を打ち上げた右寄りの深いセカンドフライ。

3回裏
辻本がワンワンから外角高め147キロ直球を打った右中間のセンターフライでしたが、細川がスリーワンからの高めに外れた四球。
ただ、中田が初球の外角の高め149キロ直球を打った大きなセンターフライ。
ディカーソンがツーストライクからやや外の低いフォークを打った一二塁間のゆるめセカンドゴロで、1塁送球アウト。

4回表
大山はワンツーから外角低めスライダーを打った二遊間のゆるめショートゴロ。
佐藤輝がワンワンから真ん中やや低めチェンジアップを打ったやや左寄りかライトフライ。
森下がワンワンから内角やや高め直球を打ったレフト線破る2塁打で、2アウト2塁になりますが、坂本がツーストライクから外角低めスライダーを打ったゆるめのショートゴロで、この回も得点できません。

4回裏
高橋周平がツーボールからやや外の高め147キロ直球を打ったライト前ヒットで出ると、石川昂弥が初球の外角高め149キロ直球を打った左中間の大きなセンターフライ。
さらに宇佐見の打席で高橋が盗塁失敗。
結局、宇佐見はツーツーからの真ん中ワンバウンドのフォークを空振り三振。

5回表
髙寺がフルカウントから外角に高くスライダーが外れて、四球。
小野寺の打席で2球目に髙寺が盗塁しようとするも2塁送球タッチアウトの判定。
阪神側がリクエストするも、ビデオ検証でも判定は覆らず。
小野寺が粘ったワンツーからフェンス寄りのファーストファウルフライ。
近本がストレートの四球で出ますが、木浪がツーストライクから内角低め直球を打った一塁線のゆるめファーストゴロ。

5回裏
村松からワンボールからの外角直球を打ったレフト前ヒット。
三好がワンボールからやや外の高め直球を打った一二塁間をゴロで破るライト前ヒットで、ノーアウト1・3塁。
辻本がワンツーから外角低めフォークを打ったサードゴロで、併殺崩れの間に1失点で、0対3でなおも1アウト2塁。
細川が内角147キロ直球を打ったレフト前ヒット。
内野手・捕手が集まります。
中田がワンボールから外角146キロ直球を打った三遊間の打球でスライディングキャッチしようとしたショートのグラブをはじいたレフト前ヒットとなり、1アウト満塁。
ディカーソンがワンツーからやや内の高め148キロ直球を打ち上げた深いサードへのファウルフライ。
高橋周平がツーワンからやや内高い直球を打った浅いライトフライ。

6回表
中日のピッチャーは2番手の田島慎二に交代。
また、中日は大きく選手が代わりました。
先頭の前川がワンワンからやや外低めシンカーを打ったライト線破る2塁打でチャンスを作ると、大山が粘ったフルカウントから四球を選んで、ノーアウト1・2塁。
さらに佐藤輝明がワンツーからやや外のやや低め141キロ直球を打ったセンター前ヒットで、ノーアウト満塁としますが、森下がワンストライクから外角低めスライダーを打ち上げたファーストフライで、インフィールドフライが宣告されます。
坂本がワンツーからやや内の低めシンカーを打ったサードゴロで、5・4・3の併殺となってチェンジ。

6回裏
阪神のピッチャーも2番手のハビー・ゲラに交代。
石川昂弥がツーストライクから内角やや低めスライダーを打った左中間のレフト前ヒットのあと、宇佐見がピットチャーゴロでしたが、2塁送球してショートの木浪が捕球ミスのエラー。(宇佐見に代走・加藤匠馬)
村松がワンワンから一塁線のバウンド高いバントで、1塁送球アウトの1アウト2・3塁。
三好がツーストライクから内角高め155キロ直球を打ったサードへのファウルフライ。
中島がツーボールからの外角スライダーを打ったゆるい三塁線のゴロで、ゲラが素手で捕って1塁に投げようとするも滑ったのか投げられず、タイムリー内野安打で、0対4になります。
ゲラが足を痛めた感じがあったのでしばらく投球練習させてもらったあと、2アウト1・3塁で、後藤がツーワンから真ん中高め153キロ直球を打ち上げた深めのショートフライ。

7回表
中日のピッチャーは3番手の土生翔太に交代。
髙寺がワンツーから真ん中低いフォークで空振り三振。
小野寺がワンボールから外角148キロ直球を打ったショートゴロ。
近本がツーストライクから内角低いフォークを打った一塁線のファーストゴロ。

7回裏
阪神のピッチャーは3番手の石井大智に交代。
さらにキャッチャーは藤田で、センターは植田になりました。
石垣がフルカウントまで粘って真ん中低め149キロ直球を空振り三振。
鵜飼がワンツーからやや外の高めスライダーを打ったショートゴロ。
高橋周平がツーワンから内角150キロ直球を打った深いサードフライ。

8回表
中日のピッチャーは4番手の齋藤綱記になりました。
木浪がツーストライクから真ん中低めスライダーを打った右寄りのセカンドゴロ。
前川が外角ボール球低めスライダーで空振り三振。(三球三振)
大山がフルカウントからの四球で出ますが、佐藤輝明が初球の内角低め144キロ直球を三遊間を速いゴロで破るレフト前ヒット。
森下がツーストライクから真ん中低めスライダーを打ち上げた深いセカンドフライ。

8回裏
阪神のピッチャーは4番手の石黒佑弥となりました。
石川昂弥がワンボールから真ん中高い146キロ直球を打ったバックネット前のキャッチャーファウルフライ。
加藤匠馬がツーツーから内角高めカットボールを見逃し三振。
村松がワンストライクから真ん中やや高めカットボールを打ったライト前ヒット。
三好がワンツーから真ん中ワンバウンドのフォークで空振り三振。

9回表
中日のピッチャーは5番手の松山晋也になりました。
植田がワンワンからやや外のやや低め149キロ直球を打った三塁線のサードゴロで、ワンバウンドのジャンピングスローでアウト。
山本泰寛の好プレーでしたね。
髙寺がワンツーからやや外の低めフォークを見逃し三振。
小野寺がツーツーからやや内の高い151キロ直球で空振り三振。



0対4で阪神が完封リレー負けでしたね。

勝利投手がメヒアで、1勝0敗0セーブ。
敗戦投手が才木浩人で、0勝2敗0セーブ。

ホームランはありませんでした。

観客数30,618人 試合時間2時間48分

=== 戦評 ===

調子の上がらない才木浩人が打たれ、打線が繋がらず、完封リレー負けになった阪神でした。
まあ、打線をしっかりと本番さながらに組んだ上で、繋がらなかったなら打線の組み方とかに心配も出て来るでしょうが、きょうはそういうわけもないです。
点が入らないと、ゲームを観ていたファンは少し寂しかったのは否めないでしょうが。


こちら先発投手の才木浩人は、1イニング目はそれでもわりと球が走っていたのか、まあまあな印象でしたが、2イニング目に抑えが効かないのか高めにボール球が多くなり、その後くらいから集中打を浴び始めます。
直球でファウルや空振りが取れてなかったので、球が走っておらず、球質もあまり良くなかったのではないかと解説されていました。
きょうの感じですと、ちょっと持ち味である球威で押していくようなピッチングは無理っぽい気がしました。
5イニングを78球で投げ、8被安打の2与四球・無与死球、3奪三振での3失点。
まあ、彼は発熱があったので、2週間ぶりの登板と少し間隔が空いているのもあるんで、やや調整が遅れている可能性があります。
日刊スポーツによりますと、本人は「今日投げて次も投げて、多分全然問題ないと思う」と力強く話したそうですが、ファンとしては心配になるでしょう。

2番手投手の
ハビー・ゲラは、悪くは無かったですが、ノーアウト1塁の状況で、ピッチャーゴロになったんですが、併殺を狙った2塁送球をショート木浪聖也がこぼしてしまうエラーがあって、ピンチになってしまってました。
そこから送りバントをされたあと、2アウト2・3塁まで行くんですが、
中島宏之がほんまにゆるい三塁線のゴロで、ゲラが素手で捕球も少し滑ってどこにも投げられない、不運なタイムリー内野安打になりまして、1失点。
このとき少し足を痛めた感じがあったんですが、大丈夫のようで2球ほど試投したあとそのまま投げて、後藤駿太をショートフライに打ち取ってチェンジでした。
1イニングを2被安打の無与四死球、無奪三振での1失点ですが、ゲラにとっては運の悪いことが2つもあったので、気の毒でした。
日刊スポーツによりますと、本人は「打たれるべくして打たれたヒットもあった。シーズン前にピンチを背負いながらの投球ができたのはいい経験」とわりと冷静に振り返っていたそうです。

きのうもリリーフで投げ、1失点していた4番手の
石黒佑弥は、制球やや悪く、少し球が上ずっていたんでしょうが、球威がきょうはあったのか、無失点に抑えていました。
1イニングを1被安打の無与四死球、2奪三振での無失点。

 

 

 

 

 

 



阪神打線はきょうはチームで6安打でした。
きのうは休養やったらしく欠場していた佐藤輝明が4打席3安打とすごく目立ちました!
1打席目なんかは2塁打を放ちましたし、なかなかものですね。

佐藤輝明はときどき休ませた方が良いのか?
日刊スポーツによりますと、本人は「しっかりバッティングフォームを見直して臨みました」と落ち着いた様子で振り返っていたそうです。
さらに、フォームなどは「(どう固めるか)まだ分からないですけどね。絶対、フォームは崩れていくので。毎日同じ感じでは打てないので、どうやったら同じ感じで打てるかと」考えているところやと話していたようです。
残りのオープン戦5試合については、「しっかりバッティングフォームを確認しながら、いい当たりを打てるように頑張ります」と誓ってもいたようですね。

他には、
前川右京と森下翔太にもそれぞれ4打席で2塁打が1つのみ、あとは近本光司に1本だけヒットが出ていましたので、全然、打たなかったわけでもなかったですね。
点を取れるほど繋がらなかったですけどね
まあ、きょうは収穫としては、むこうの開幕ローテには入るであろう
メヒアがどんな感じかがよくわかったでしょうから、次はしっかり打って欲しいですね。


きょうは現時刻で、
岡田彰布監督の一問一答の記事が配信されてないようなので、このへんにしておきましょう。
いつも読んでくださってありがとうございます。