阪神が3連勝して、アッという間にCSを優勝! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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20年以上ネットで発信し続ける大阪の阪神ファンが、ずっと観てるが故の分析をし、試合結果などの事実から、野球を観る上でのヒントをお伝えし、話し合います。

2023年10月20日の阪神タイガースは、甲子園球場でのクライマックスシリーズ・ファイナルステージの第3戦でした。
対戦相手は広島東洋カープです。


きょう夕方は天気があまり良くなく雨が心配されたんですが、試合が行われました。
まあ、さすがは「大雨降太郎」が予告先発の日だけありました。

なお、阪神は勝つか引き分けで、ファイナルステージでの勝利が決まるということでした。

どんな試合であったか、さっそくスタメンから書いて行きましょう。


スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(三)佐藤 輝明
6番(左)ノイジー
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)大竹 耕太郎

ほんまに不動の先発メンバーです。


広島東洋カープ
1番(二)菊池 涼介
2番(右)野間 峻祥
3番(遊)小園 海斗
4番(一)堂林 翔太
5番(左)西川 龍馬
6番(三)上本 崇司
7番(中)秋山 翔吾
8番(捕)坂倉 将吾
9番(投)床田 寛樹

18時頃からプレイボールのナイトゲームです。
中継番組の解説は伊東勤さん、川藤幸三さん、赤星憲広さん、戸郷翔征さんでした。
風は最初はライト方向に向けて吹いていましたが、止んだりと変わりました。

=== 試合結果 ===


4対2で阪神が逆転勝ちしました!

勝利投手は桐敷拓馬で、1勝0敗0セーブ。
敗戦投手は床田寛樹で、0勝1敗0セーブ。
セーブは岩崎優について、1勝0敗2セーブになりました。

ホームランはありませんでした。

観客数は42,642人 試合時間は3時間41分

クライマックスシリーズのMVPは木浪聖也が選ばれました。

=== 試合のハイライト ===

きょうは都合により、詳細は書けませんでした。

=== 戦評 ===


阪神ファンのみなさん、おめでとうございます!
9年ぶりの日本シリーズへの進出を決めた阪神でした。


このクライマックスシリーズは無敗で、3連勝しましたが、3戦ともわりと僅差の勝利ではありました。
勝負は紙一重ではありましたが、広島とはいくら試合をしてもなかなか負けそうにない感じはしてしまいました。

打線はぼちぼちな感じでありながらも、投手陣はシーズン通りに好調で、少し調子が悪くてもしっかり抑えていましたね。
あと、きょうの8回表あたりは野手陣の守備の良さも光っていました。
阪神ファンの歓声もレギュラーシーズン以上に大きく、球場・テレビの前での一体感も凄かったシリーズでした!


こちらの先発投手・
大竹耕太郎は、キレや制球がいまひとつやったんでしょうか、いつものような好投では無かったでしょう。
変化球なんかがあまり低く決まってなかったような感じでした。
結局、5イニングを105球で投げ、7被安打の1与四球・無与死球、3奪三振での2失点。
球数も多くなっての交代ですね。


そこからは岡田監督の「鬼の継投策」に入りましたが、これが見事に決まりまして、失点しません。
阪神の2番手投手は桐敷拓馬でしたが、6回表と7回表を投げる回またぎをして、無失点。
7回表に四球を1つ与えただけの好投でした。


8回表は3番手の岩貞祐太、4番手の石井大智、5番手の島本浩也と3人も投手をつぎ込んで、無失点で抑えました。
ここは、中野拓夢の一二塁間の空を飛んだダイビングキャッチや森下翔太の浅いフライをスライディングキャッチしたプレーなどが出て、阪神の野手が守備力の良さを発揮して、なんとか無失点で抑えた感じがありましたね。

9回表は6番手の岩崎優が登板しますが、1アウトから野間峻祥を四球で出した後、小園海斗の三遊間破るレフト前ヒットで、1アウト1・2塁のピンチになります。
ただ、堂林翔太が3球連続でチェンジアップを投じて3球での空振り三振。
西川龍馬
がスリーボールからフルカウントになってのレフトフライで終わりました。
ちょっと最後はヒヤヒヤしました。

 

 

 

 

 

 

 



むこうの先発投手の床田寛樹からは、4回裏にな2アウトからシェルドン・ノイジーと坂本誠志郎にタイムリーが出て、2得点して一時は2対1と逆転してましたね。
6回裏にも2アウトから坂本にまたタイムリーが出て、1得点でき、阪神が1点リードしました。

結局、6イニングを3失点の内容で、7回裏からは2番手の矢崎拓也に交代でした。

また、
この矢崎が広島側としては誤算で、近本光司に対する申告敬遠を含む3連続四球などあって、押し出して阪神が1得点。(4対2とリードを広げます。)
たまらず押し出しの直後にピッチャーは3番手の大道温貴に交代しますが、またきょうも広島側は故意四球で失敗していますね。

きょうの得点はこれだけでしたが、今季の阪神投手陣にとっては、これで十分というところでしたでしょう。


きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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 -桐敷はああいう使い方もできる。

 「シーズン通りやん。後半の、一回早かったからな(笑い)。大竹が」

 -リリーフ陣

 「点取られたんかな、取られてないよな?みんな自分の仕事をしたんちゃう?」

 -打つ方が。

 「まあなあ、ずうっと向こうの方がヒット多かったんちゃうか。まあ、バッターは難しいからな結局な、流れをずうっとやってたらあれやけど、また今度は1週間やから、そらみんながいい調子になって臨めたらええけど、なかなかな、それはゲームなってみな分からんからな、バッティングに関してはな」

 -坂本がいい仕事。

 「そらなあ、下位というか、どこにチャンスね、決まったアレじゃないから、どこでも点取れるいうのは今年1年ずっとあったからね。チャンスでまわってきた、そこでタイムリー出たら、そら点入るよな。チームそら勝つよな、あの辺で点取れたら」

 -取られた後に取った。

 「そうやなあ、1点取られんと、点入れへん気持ちやわ、そんな展開やな同じような展開やもんな、3試合とも」

 -集中力か?

 「点は取られるからな、全部抑えられへんからな。これはビッグイニング作らんから。1点ずつやから、9イニングの中ではしょうがないことよ、そのぐらいの点数はな。一気に3点、4点になってしまうと攻撃陣も大味になってしまうけど、1点だから、先頭出たらバントで得点圏に送れるというか、そういうゲームの流れが多かったから、それほど先に点取られてもあんまり思わんかった」

 -主導権を握らせなかった。

 「そうよな、先発ピッチャーが点取られてもそのあとはみんな0点に抑えてるわけやからな。シーズンもそんな感じやったしな、勝ち越したら逃げ切れるというかな、そういうゲーム展開やったよな」

 -久々の短期決戦。

 「紙一重やと思うよ。守り勝ちかな。はっきり言うて」

 -八回も森下が好守。

 「ちょっと一、二塁で後ろ下がっとったからな。2点差で後ろのランナー同点という感じやから」

 -四球が7つ。

 「どんどん来るの分かってたからな、ミーティングでも早打ちしてええて言うてたからな。見極めろと。接戦なったらこれんようなるいうことやんか。同点で後半行くとな。簡単にストライクとれないということやろ」

 -チームは強くなったか。

 「うまいこと点とったと思うよ。チャンスらしいチャンスなかったやん。ないとこで点取れたからな、やっぱりな。誰がポイントでまわってくるか分からんわけやから、今日の坂本にしろな、そこで少ないチャンスでエエ仕事したから、あんなヒットの数で相手を上回ったんちゃうかな」

 -先発は固定。

 「変える必要ないからな。今日は三者凡退で終わったらノイジーのところで岩崎入れよと思ったけど、9番まで回ったからな。小野寺キャッチボールしとったよ」

 -珍しい?

 「それが普通やろ。接戦でいろんなこと起こってたらあれやけど、絶対代走いる選手もいないし、CSなってもベンチで一緒にやってたで、みんな。出てないからやってないんじゃないからな。ベンチに入っている以上は戦闘員やな」

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ほんまに少ないヒットで点は取る、先に動いて行く継投策もすごくハマるで、岡田監督としましては、采配もかなりうまく行った気がしたことでしょう。
確かに、強い野球をこのシリーズでもやれたのが、このシリーズでの負け無しで優勝した勝因でしょう!
ほんまに素晴らしいです。
まあ、正直言うと今季のこのチームは、最低限の点を取って投手力で勝つのが基本ですので、それがしっかりと表れたということも言えます。
欲を言えば、もっと打って点取って欲しいですがね。

日本シリーズでもこんなふうにうまく行くか?
そこらへんはやってみないとわかりませんが、どうなるか楽しみです。

GIF2020

きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。