伊藤将が完封勝利!審判団とも岡田監督は和解したよう | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2023年8月20日の阪神タイガースは、横浜スタジアムでの横浜DeNAベイスターズとの試合でした。
きょうは先発投手がこちらが伊藤将司でむこうがバウアーということで、投手戦になりそうでした。
ただ、きょうもかなり暑いので、17時頃から始まる薄暮ゲームとは言え、そこが心配なところでした。

さっそくスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)ノイジー
6番(三)佐藤 輝明
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)伊藤 将司

森下が3番ライトに戻り、ノイジーが5番レフト、佐藤輝明が6番サードです。
木浪も8番ショートに戻っています。


横浜DeNAベイスターズ
1番(左)佐野 恵太
2番(右)大田 泰示
3番(中)関根 大気
4番(二)牧 秀悟
5番(一)ソト
6番(遊)大和
7番(捕)伊藤 光
8番(三)林 琢真
9番(投)バウアー

宮﨑がスタメンにもベンチにもいません。

17時頃からプレイボールの薄暮ゲームです。
中継番組の解説は鳥谷敬さんでした。

=== 試合結果 ===


2対0で阪神が完封勝ちしました!

勝利投手は伊藤将司で、8勝4敗0セーブ。
敗戦投手はバウアーで、9勝4敗0セーブ。

ホームランはありませんでした。

観客数は33207人 試合時間は2時間49分

=== 試合のハイライト ===

2回表
1アウトからノイジーが一二塁間を速いゴロで破るライト前ヒットで出ますと、佐藤輝明が初球のやや外の152キロ直球を打ったセンターフェンス直撃の2塁打となり、1アウト2・3塁。
坂本が初球、セフティスクイズが一塁側にファウル。
3球目もセフティスクイズなんですが、三塁側にファウル。
結局、坂本はヒッティングで前進守備のサードゴロになり、3塁走者が三本間に挟まれタッチアウトで、2アウト1・3塁。
木浪はワンボールから真ん中低い156キロ直球を打ったファーストの左を速いゴロで破ったタイムリー2塁打で、1対0と阪神が先制し、なおも2アウト2・3塁。
続く伊藤将司は空振り三振。

3回表
1アウトから中野がストレートの四球で出て、森下はワンワンからランエンドヒットの掛かった高く上がった深いショートフライ。
大山が外角高め直球を打ったライト前ヒットで、2アウト1・2塁。
ノイジーが深いライン際のファーストファウルフライ。

4回表
先頭の佐藤輝明がワンストライクから内角高めカットボールを打った詰まったセンター前ヒットを放つと、続く坂本が送りバントをして、1アウト2塁にします。
木浪はセカンドゴロでしたので、2アウト3塁で打席は伊藤将司でしたが、ワンボールからの真ん中154キロ直球を打った右寄りのセンター前タイムリーヒットで、2対0とします。

7回裏
1アウトから牧秀悟がツーツーからのやや外のチェンジアップを打った三遊間を破るレフト前ヒットで出塁すると、ソトも外角低めチェンジアップを打ったセンター前ポテンヒットで、1アウト1・2塁のピンチになります。
しかし、続く大和がワンストライクからの真ん中カットボールを打ったショートゴロダブルプレー(6・4・3の併殺ゴロ)で、チェンジとなります。

9回裏
2アウトから牧がツーツーからの外角低めチェンジアップを打ったライト前ヒットで出塁すると、続くソトが初球の外角ツーシームを打った大きなフェンス際のライトフライで、ライト森下がジャンピングキャッチして試合終了でした。

=== 戦評 ===


これでマジックを26に減らし、貯金も24とした阪神です。
広島も勝ちましたので、2位・広島との差は7のままですね。


暑い中、ほんまの投手戦となったこの試合の両先発投手に拍手を送りたくなるくらいでしたが、結局は、伊藤将司がDeNA打線に3塁を踏ませない素晴らしいピッチングでの完封勝利!
伊藤将司は自分でタイムリーヒットも打っていました。

僕らも嬉しいですが、本人も嬉しかったことでしょう。


こちら先発投手の
伊藤将司キレ良く制球良くテンポ良く。
甘いところに行っても打者のタイミングがなかなか合いませんでしたね。

それだけ配球や投げるタイミングなど、工夫していたのでしょう。
結局、9イニングを114球で投げ、6被安打の1与四球・無与死球、3奪三振での無失点。
打たせて取るピッチングですが、各イニングの先頭打者を出すことが無かったですね。

バウアーが感情を露わにするタイプなのに対し、伊藤将司はあんまり表情に感情を出しませんね。
そこは対照的でした。

あと、きょうはこのところフル稼働でお疲れ気味のリリーフピッチャーが登板しませんでしたので、休むことができましたね。
これも大きなことでしょう、伊藤将司のお手柄です!


 

 

 

 

 

 

 

 

 


むこう先発のバウアーは、150キロ以上は出せる球威がありながら、制球がわりと良く、多彩な球種で攻めてきていました。
さすがはサイ・ヤング賞受賞投手ではあったんですが、ときおり痛打されていましたね。
直球もけっこう阪神打線に打たれていた印象です。

特に、4回表、伊藤将司にチームの2点目を取るタイムリーヒットを打たれたのは大きかったでしょう。
154キロの直球とは言え、真ん中に行ってましたからね。
まあ、伊藤将司の方もよく打ったんですが。



きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
デイリースポーツからの引用です。

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 -伊藤将はこの時期の完封。

 「いやいや、大したもんや、なあ」

 -みんなを救った。

 「(リリーフ陣が)2日休みになったな(笑)フフ。きょう、明日と」

 -最近は中盤でつかまる試合もあった。

 「最近は勝ち運ついてな、勝つようになったけど、最初のほうはな。後ろが打たれて。だからちょっとな、いいピッチングしてるのに、なかなか勝ちがつかんいうのはあったからな。(6回で交代して)3つ(負け)で、まだあと1つなんよ。伊藤にはゆうてあるけどな。2つは返したったけどな。6回で交代してな。3つ落としとるからな。でもきょうはそんなん、関係なしで。もう、な。8回のときに、球数とかいろんなな、考えたらこれはもう完封やな、一人やなとゆうてて。任すぞってゆうた」

 -現状では一番頼りになる投手。

 「一番安定してるよ。まあ、めぐり合わせで日曜日になってるからな。これはまた、な。あれやんか。5試合な、2(試合)、3(試合)、2(試合)、3(試合)になるからな。まあ、ちょっと変えてってもいいかなとは思うけどな」

 -ローテのアタマに。

 「アタマっていうか、もう、そんなこと考えんで、普通通りやったほうがええかもわからんよな。アタマっていう意識は、他のピッチャーが打たれているわけでもないからな。おーん」

 -伊藤将は打つ方でも自分を救った。

 「おーん、なあ」

 -もともと打撃もいい。

 「パンチショットって言うとったんや、おまえ。パンチショットせえって。最後、打たんでええって言うとんのに、“バット振ったら当たってしまいました”って言いやがって。アホかっておまえ、疲れるだけやのに。先頭バッターやのに。バット振ったら当たってしまったらしいわ。ホンマに」

 -9番があれだけ打つと。

 「いやいや、そら8番、9番の2点やから。そやろ?おーん」

 -最後の打席は三振を指示?

 「そらそうや。一塁に出たらバントをさせてたけどな。1点でも多い方がええのやけど」

 -木浪が起用に応えた。

 「なあ。そら打たんとな。また。おーん。まあ、こういう時もあるよな。でもな。8、9(番)で。1、2(番)が全然出えへん時もあるしな。そらな。1年間、そういう形もあるしな。そういうときにな、下位打線で打点を挙げられるのは、そらやっぱりええ流れの証拠やわな」

 -昨日の小幡の活躍もあって木浪は刺激もあったか。

 「まあ、燃えるというか、だから打率とか見ても、普通にやっても2割8分くらい打ってるわけやからな、おーん。打たないバッターがこういう時だけ打つんじゃないからな、ずっと安定して打っとるから、別にそれは普通にやっとんちゃう、おーん」

 -休ませるタイミングと使うタイミングが当たっているが心理面か?

 「ええピッチャーの時に外してるやん(笑)」

 -屋外ビジターは3勝3敗。

 「3勝3敗でええわって言わんとったらよかった」

 -1勝2敗でもいい?

 「そらなあ、おーん、まあ数字上やけどな。まあでも、両方とも初戦負けてな、それであと五分で持ち堪えたいうのはな、だいぶ力ついてきたんちゃうかな、そういう意味でも」

 -今日で今季の対DeNA勝ち越しが決まった。

 「ああそう。まあ、もう、もう今はそんな計算してないけどな」

 -今日はバウアーの150キロ台ばかりをヒットにしているが直球に狙いを?

 「ああそう。いや、そうでもないよ。そんなに、まあ3回目やけど、2回ともそんな抑えられてない。ヒットは打ってるんよな。オレはそんな完璧に抑えられたっていうのはないよな。1点、2点くらいは取れとったから」

 -今日、NPBからセ・リーグの杵渕統括が来た。

 「まあ、オレの言うたことが、ちょっとは検討することになったんちゃう」

 -向こうも理解を。

 「そうそうそう。だから(審判と)握手したんよ(笑)そら、普通に考えたらそうやんか。どう考えても、そうやんか。あれをオッケーいうたら、皆、あの練習するよ。皆、座り込んでボール取るよ。そんなん、当たり前のことやろ」

 -そういう意味ではリーグも迅速に対応した。

 「明日かなと思ったんよ。今日、日曜日やからな。わざわざ、今日来たから、トップのアレがなあ。そら、来るいうことはやっぱり、なあ、何かあったいうことやからな。あれじゃアカンっていうな」

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伊藤将司には「大したもんやなあ」と言っていた岡田監督でした。

NPBからも回答が来て、審判団とも仲直りを一応したのも良かったですね。
コリジョンルールは本塁だけで無く、全塁上で適用されるようにしないと、審判が自分の自由裁量で妙な解釈をすることがあると、こないだわかったわけですから、そこをしっかりと検討すべきですね。

今までもああいう野手などがブロックした状態になったときにアウトになったケースはどの程度合ったか知りませんが、ルールブックに書いてないのやとしても、慣習上、そういうのはいけないことになっているはずなのに、なんでわざとで無ければ良いとか勝手なルールをここで出してくるのか、全くわかりません。
コリジョンルールができる以前から、本塁以外でのブロックはダメやったはずですので。

前も言いましたように、タイミングがアウトの時はブロックした形になってしまっても仕方が無いですが、タイミングがセーフの時は故意でなくともブロックされていたらセーフにすべきですわ。
そうでないと、最後にはみんなズルして、ブロックしますよ。
ルールでしっかりとそうしないとダメでしょう。

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きょうはこのへんにしときましょう。

いつも読んでくださってありがとうございます。