大山の4番の仕事でサヨナラ勝ちしたが、木浪の痛恨のエラーでもつれた試合! | 暴れ犬・二郎の阪神タイガース観察日記 ある大阪の阪神ファンの記録

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2023年8月22日の阪神タイガースは、京セラドーム大阪での中日ドラゴンズとの試合でした。
きょうから3週間、週休2日になる阪神。

今週、来週、来々週と月曜と木曜が休みになるんですね。
楽なのは楽なんですが、そのあとが7連戦があり、その次は8連戦になると言う、なぜかその後が少ししんどい日程となっています。

さて、きょうのスタメンから書いて行きましょう。

スターティングメンバー
阪神タイガース

1番(中)近本 光司
2番(二)中野 拓夢
3番(右)森下 翔太
4番(一)大山 悠輔
5番(左)ノイジー
6番(三)佐藤 輝明
7番(捕)坂本 誠志郎
8番(遊)木浪 聖也
9番(投)西 勇輝

3番ライトは森下で、5番レフトはノイジー、6番サードが佐藤輝になっています。


中日ドラゴンズ
1番(中)岡林 勇希
2番(左)大島 洋平
3番(三)カリステ
4番(右)細川 成也
5番(一)宇佐見 真吾
6番(捕)木下 拓哉
7番(二)村松 開人
8番(遊)龍空
9番(投)涌井 秀章

18時頃からプレイボールのナイトゲームです。
中継番組の解説は真弓明信さん、桧山進次郎さんでした。

=== 試合結果 ===


4対3と阪神がシーソーゲームをサヨナラ勝ちしました!

勝利投手は島本浩也で、4勝2敗0セーブ。
敗戦投手は田島慎二で、1勝2敗0セーブ。

ホームランはありませんでした。

観客数は36,110人 試合時間は4時間25分

=== 試合の流れ ===

2回表
先頭の細川がバットの折れたライン寄りのレフト前ヒットで出塁しますと、宇佐見が三塁線を速いゴロで破るレフト前ヒットでしたが、ノイジーがお手玉して宇佐見も2塁に進み、ノーアウト2・3塁。
木下拓哉はスリーワンからの四球で、ノーアウト満塁。
村松が一二塁間の逆シングルで捕ったファーストゴロで、2塁送球フォーストのみ。
0対1となって、なおも1アウト1・3塁。
龍空がワンツーから内角直球を見逃し三振。
涌井が外角ボール球低めスライダーを空振り三振。(三球三振)

2回裏
先頭の大山がワンツーから外角やや高め直球を打った右中間の2塁打でチャンスを作ると、ノイジーがショートゴロで1アウト2塁。
佐藤輝明がフルカウントになってやや内高め150キロ直球を打った高く上がった左中間のレフトフライ。
坂本がサードゴロで得点できずでした。

3回表
岡林が一二塁間を鋭く破るライト前ヒットで出塁すると、大島は外角ボール球高めの直球に空振り三振。
カリステがワンボールから内角やや高めシュートを打ったバットの折れたレフト線破る2塁打で、1アウト2・3塁。
細川がツーツーから外角やや低め直球を見逃し三振。
宇佐見はワンツーからの内角やや高めスライダーを打ったセカンドゴロで、失点しませんでした。

3回裏
木浪が粘ってからセンター前ヒットを打つと、西勇輝が初球、一塁線にバントを決めて1アウト2塁。
近本がセンター前ヒットで1アウト1・3塁。
中野の打席で初球に近本が盗塁したあと、中野は浅めのレフトへの犠牲フライで、1対1の同点にします。
2アウト2塁で、森下がバットの折れたマウンド付近のショートフライでスライディングキャッチ。

4回裏
先頭の大山がスリーワンからの四球で出ますと、ノイジーが大きな左中間のレフトフライ。
佐藤輝明がワンボールから外角シュートを打ったセンター前ヒットで、1アウト1・2塁。
坂本はツーツーから外角スライダーを見逃し三振。
木浪が一二塁間破るタイムリーライト前ヒットで、2対1で阪神が逆転してなおも2アウト2・3塁。(ライトの悪送球で走者が進みました。)
西勇輝はセカンドゴロでした。

5回裏
2アウトから森下が粘った四球で出ますが、大山が浅めのセンターフライ。

6回表
1アウトから細川がセンター前ヒットで出塁すると、宇佐見も右寄りのセンター前ヒットで、1アウト1・3塁。
木下がショートゴロでしたが木浪が持ち替えるときにお手玉したエラーで、1失点して2対2となって、なおも1アウト1・2塁。
代打・川越がフルカウントになって2塁後方の深めショートフライ。
代打・後藤駿太がライト前タイムリーヒットで、2対3と中日に逆転されます。

なおも2アウト1・3塁で、代打・加藤翔平が告げられると、阪神もピッチャーを交代、2番手の桐敷拓馬になりました。

加藤翔平はゆるめのサードゴロで、1塁送球アウトでした。

6回裏
中日のピッチャーは2番手の松山晋也になりました。
先頭のノイジーが右寄りのセンター前ヒットで出ますと、佐藤輝明がワンツーからやや内の高め直球を空振り三振。
坂本が一塁側にバントを決める2アウト2塁にすると、木浪がフルカウントまで粘って内角低いフォークで空振り三振。

7回表
1アウトから大島がセンター前ヒットを打ちますが、カリステがツーワンから外角高めツーシームを打ったセカンドゴロダブルプレーでした。

7回裏
糸原が代打でコールされると、中日のピッチャーは3番手の左腕・齋藤綱記になりました。
代打の代打ミエセスが粘って四球を選んで、代走は熊谷。
近本が3球で空振り三振で、中野も空振り三振。
しかし、森下が初球の外角シュートを打った左中間に落ちるタイムリー2塁打。(熊谷の好走塁がありました。)
3対3と同点として、なおも2アウト2塁。
大山はワンボールからの申告敬遠で、2アウト1・2塁。
ノイジーが高く打ち上げたレフトフライ。

8回表
阪神のピッチャーは3番手の石井大智になりました。
細川がライトフライ、宇佐見がスリーワンから打った大きな右中間のセンターフライでしたが、木下がストレートの四球。
ただ、溝脇がワンツーから外角低いフォークで空振り三振。

8回裏
中日のピッチャーは4番手の清水達也に交代。
先頭の佐藤輝明がスリーワンからの四球を選んで歩きますと、坂本が一塁線に強いバントでしたが、1アウト2塁。
木浪も四球を選んで、1アウト1・2塁。

ここで中日はピッチャーを交代、5番手のフェリスになりました。

代打・原口がツーツーから外角低いスライダーを空振り三振。
近本がファーストファウルフライ。

9回表
阪神のピッチャーは4番手の岩崎優になりました。
先頭の石垣が右中間の大きめライトフライ、代打・鵜飼が外角直球を空振り三振、岡林がスリーボールからフルカウントになってやや内のスライダーを打ち上げたショートフライ。

9回裏
中日のピッチャーは6番手の藤嶋健人になっていました。
2アウトから大山が初球を打った左寄りのレフト前ヒットで出ますが、ノイジーがファーストの左をゴロで抜けるライト前ヒットで、2アウト1・3塁。(ノイジーに代走・島田)
佐藤輝明の打席でワンボールから島田が2塁に行くと、直後に佐藤は申告敬遠になって、2アウト満塁になりましたが、坂本が左寄りのセンターフライ。

10回表
阪神のピッチャーは5番手の加治屋蓮でした。
先頭の大島がストレートの四球で出ますと、カリステが2球目までバントの構えから見送ってツーボール。
3球目はヒッティングでファウル。
4球目は三塁線にセフティバントがファウル。
5球目はヒッティングでセカンドゴロで、2塁送球フォースアウト、1塁転送はセーフ。
細川がストレートの四球で、1アウト1・2塁。

ここで阪神はピッチャー交代、6番手の島本浩也に交代しました。

宇佐見がフルカウントまで粘って真ん中ワンバウンドのフォークをハーフスイングで空振り三振でしたが、木下がスリーボールから申告敬遠で2アウト満塁。
溝脇がツーツーからやや外の低めフォークを打った三遊間のゆるめサードゴロで、1塁送球アウト。

10回裏
中日のピッチャーは7番手の田島慎二でした。
2アウトから近本がセンター前ヒットで出ますと、中野が近本を警戒するあまり、スリーワンからの四球。
森下がフルカウントまで粘って四球で2アウト満塁とすると、続く大山がツーワンからやや内のスプリットを打ったレフト前タイムリーヒットを放って、4対3と阪神がサヨナラ勝ちでした!



4対3と阪神がシーソーゲームをサヨナラ勝ちしました!

ヒーローインタビューは島本浩也と大山悠輔が受けました。

=== 戦評 ===


今季8度目のサヨナラ勝ちで、3連勝とし、マジックを25に減らした阪神でした。
6回表に木浪聖也のタイムリーエラーが出て逆転されたときは、かなり暗いムードになりかけたと思いますが、今季はほんまに打線も反発力というか粘りというかありますね。
7回に追いついて、延長10回に2アウトからなんとかチャンスを作ってサヨナラ勝ちという強さでした。
中日はビジターゲームでの連敗をまた止められませんでしたね。
敵地では13連敗と球団ワースト記録に並びました。


こちら先発投手の
西勇輝全体的に球が高いし、キレもさほど無いと解説されました。
それでも、3回あたりからテンポが良くなってきて、ノッて来た感じがありました。
ただ、6回表になって打たれ出し、不運なことに木浪聖也のタイムリーエラーがあったりで、2失点して逆転されました。
5と2/3イニングを92球で投げ、7被安打の1与四球・無与死球、5奪三振での3失点。
まあ、木浪のエラーが無ければ、勝利投手になる権利を持って2番手に交代となるはずでしたが、そこはとても気の毒でした。
 

 

 

 

 

 

 

 

 



むこう先発の涌井秀章制球がわりと良く、腕が振れていましたが、キレはもうひとつでしたでしょう。
4回裏に、阪神に2対1と一度逆転されたんですが、6回表に中日が2対3と再逆転したので、勝ち投手の権利を得て降板という状況でした。
ただ、7回裏に阪神は森下のタイムリー2塁打で、1塁走者の熊谷敬宥がよく走って、3対3と同点のホームを踏んだので、また振り出しに戻しました。
結局、延長10回裏に2アウトから近本のヒットが出たところから四球などで満塁のチャンスを作って、大山が最後にサヨナラタイムリーを打ったという形で勝ちました!
チームで11安打、9つの四球を選んでの、最終的にはサヨナラ勝ちでした。

きょうはここで
岡田彰布監督の一問一答をご覧下さい。
スポニチからの引用です。

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<テレビインタビュー>

 ――最後はサヨナラ勝ち。どう見ていた。

 「いやいや、やっぱりゲッツーのとこやね。あそこで、ちょっと安心したかもね。木浪もね。あまりにもね、打球が緩かったから。バッター木下だしね。まあでも、ピッチャーも含めてね、リリーフ陣も、よく踏ん張ったしね。その前もね、ツーアウトランナーなしからだからね。最後もね。やっぱり、出してはいけないフォアボールもあったけど、こっちもちゃんとフォアボールを選んだ、いうことかな。やっぱりね」

 ――チームは9つの四球を選んだ。シーズン序盤からできている。

 「だから、そうですねえ。大事なとこで、ボールを振らないっていうか。だから、そういう、なんか、ベンチもそういう雰囲気というかね。そういう応援の仕方してるから。ボールを選んだ時が、一番喜んでるわ。みんなね」

 ――試合の流れはどう見ていたか。

 「いやいや流れはやっぱり、あのゲッツーがポイントだったけどね。西も、まあまあ良かったからね。あそこ、ゲッツーで1点で抑えてたら、もうあそこで交代さそうと思ってたから。でもまあ、これはね。やっぱりみんな、ブルペンを含めて、野手も、もう残ってなかったけどみんなの力じゃないですかね」

 ――代打の代打のミエセスが四球。

 「最初は糸原でいこうと思ったけどね、まあ同点に追いついたら(相手守護神)マルティネスが来ないからね。だからやっぱり、あの回くらいで行ってほしかったですね」

 ――サヨナラ勝ちは8度目。

 「もっとすっきり勝った方がいいんじゃないですかね。追いついたサヨナラはいいけどね」

 ――今週は木曜日が試合がない。長期ロード最後の週をどうしめくくりたいか。

 「(20日DeNA戦で)伊藤(将)が1人で投げきってくれたおかげでブルペンもけっこう元気だし、もう1試合、みんなで頑張れば、また1日空くのでね。明日も、そういう形でやっていきたいですね」

<ペン記者囲み>

 ――四球は大事なところで選ぶのが大事と話していた。

 「そやなあ、もう延長なって、その」

 ――ベンチのムードはシーズン序盤と変わってきたか。

 「いやいや、今の方が声出るな、シーズンの最初よりもな。やっぱりそれは、みんな分かってることであって、最後も四球、四球やで、2番、3番のな、そういうことやんか。あれ近本だけやもんな、ヒット。満塁なったけど」

 ――森下も久しぶりに当たりが戻った。

 「いやいや、3打席目、もしチャンスやったら代打行こうと思ってたよ。ランナーなしで、あそこ四球選びよったからなあ。それでちょっと我慢したんよ…で、4打席があった」

 ――代走の熊谷も速かった。

 「ああ、まあ、その前に走れんかったからなあ。うーん。でも、ここは、(外野の)間いって、バウンドが跳ねるからね。まあ2アウトだったら、打ってゴーだから。まあ、同点に追いつけばというのがあったからね」

 ――島本は宇佐見を三振に取ったところでコーチがマウンドへ。

 「うん。いや、満塁でもええ言うたんよ。木下嫌やったら。勝負にいってね。だから、別に逃げてのあれはフォアボールではないからな。勝負いって、いいところをな、ほんのちょっとボールになって、3ボールになったから申告敬遠でも、それは最初から、満塁で溝脇でええ言うてたから」

 ――6回のピンチで登板した桐敷がイニングまたぎで好投した。

 「おお、あそこでなあ。あそこも細川までいったら右に代えてたけど、うまいことゲッツー取ってなあ」

 ――終盤はやるべきことができた。

 「そうやなあ。まあ、やるべきことって、フォアボールはあかんけどな。延長入ってからのフォアボールはあかんわ。まして先頭とかな。その辺やなあ。まあ、向こうも。こっちが勝つ時はそうなんやけどなあ」

 ――島本の働きが大きかった。

 「いやいや、今日は島本が本当に頑張ったよ。宇佐見には、いつも打たれとったからな。あそこは島本しかなかった、はっきり言うて」

 ――岩崎も安定。

 「まあ、そらもお。同点やったら、表を0点に抑えておけばいいし」

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試合時間は4時間半近かったし、試合展開的にもしんどいゲームでしたが、最後は勝ちきって嬉しい岡田監督でしょう。
こちらも四球を5つも出しましたが、むこうは倍近い9つ出したことも、勝負の差が付いた部分かもしれません。
やはり四球は怖いですね。
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きょうは時間が無くなりましたので、このへんで。

いつも読んでくださってありがとうございます。