横浜M 1 - 2 清水


得点者: 5' 岡崎慎司(清水) 42' 岡崎慎司(清水) 82' 清水範久(横浜FM)

後半20分までだったら、『アウェイ戦の戦い方として適切だった。』の評価だった。

しかし、それ以降はPKを与える、足が止まるなどのとても苦しい時間が多く、手放しで喜べる内容ではなかった。反面、カウンターをしっかり狙っていくあたり、精神は屈強だったことは大変評価できる。



【良かった点】

・基点:小野

横浜は「清水の弱点がわかった」とのことだったが、恐らく、神戸と同様、本田を狙いに行く作戦だったであろう。FWと中盤の位置取りもそういう意図が見て取れた。

実際は本田を経由せず、早く小野にボールを持たせていた。これが横浜を序盤に混乱させていたものだと思う。その後の対応として、小野に人を集中させていたために、小野のディフェンス機会も増え、カードを貰ってしまったことは残念。小野はカード貰いやすいディフェンスの方法だから、何とも言えないが。


・小野へのフォロー

ボールを失わない小野はやはり素晴らしい。しかし、ボールを失わない一番大きな理由は、影で辻尾と本田が最高の援護をしていたことは間違いない。

特に辻尾は前半の攻撃意識は素晴らしく、クロス精度とスタミナが向上すれば、代表入りはすぐだろう。


・ごっつあん岡崎2本

決めたからこそ、ごっつあんと言われるのであって、むしろ心地よく思って欲しい。

ただし、もう少しコンディションを上げてもいいと思う。


・前半の守備

ブロック形成が早く、まさに全員守備を体現していた。

CBのボスナーのスピード・パワーも素晴らしかった。後半だが、GKがいないゴールを守ったシーンもあった。あの時は児玉も入っていて、GKとの連携が素晴らしいとの証明とも言える。


・西部
PKは兵藤が悪いようにも見えたが、良く止めてくれた。その他にもDFを抜けてくるシュートを止めたり、彼は海人に一度ポジションを取られたこともあり、今シーズン、闘志がすさまじい。


・山本真希

彼の動きを見て、ようやく監督の言う、『シャドー』のポジションの意味が分かった。

この布陣は非常に攻撃的なことを再認識。



【悪かった点】

・児玉

CBとSBの両方を勤めることができる素晴らしい選手だが、昔から、PKを与えていることが多い。主に手を使ってディフェンスしてしまうためだと思うが、今シーズンから、手を使ったファウルには特に厳しくとるようなので、少し改善していきたい。


・スタミナ切れ

今回の謎が一体どこでスタミナを使ったのか?

後半は全く動けていなかった。試合全体を通して、川崎戦に比べて動きが少なかったように見ているが…やはり、防戦というのは、攻勢時より消耗が激しいということか?


・小野、累積3枚目のカード

後半に、藤本淳吾と交代したが、淳吾単独ではまだ小野の役割は果たせない。

ボスナーに関してはCBを良く回している上、西部の好調が続く限りはさして問題でない気がした。


・人の遅さ

この布陣は非常に攻撃的なことを再認識したが、攻撃の遅さが気になる。

以前とは違い、ボールの位置は非常に早く上がるようになった。ただし、人数がやや少ない。人さえいれば、早さと速さを手にすることができるはず。




とは言え、中村が帰ってきた横浜をアウェイで撃破したのは大きい。

そして、小野のパスは代表の即戦力になる。ボールを失う機会数だけ見ても呼ぶべきは山瀬じゃなく、小野だった気がする。清水の選手ならば、全員が「守備への切り替えを早くする」ことは既に体得している。コンセプトの理解という面では山瀬かもしれないが、実行力は間違いなく、小野の方が優れている。

そうも感じた試合だった。

川崎 0 - 0 清水



勝てなかったが、非常に良い試合をした。フィニッシュの精度さえあれば…という感じだったが、コースを限定するなど、最後の最後まで諦めなかった川崎の執念か。

怪我人が多くても、川崎なら強い中盤を以って打開するだろうと思っていたが、これほどの重症とは…。後半の終盤まで、サッカーになっていなかった。


【良かった点】


・小野

まず、起点になる回数が飛躍的に上がったことで、良くボールが回る&選手が動く。やや低めにいることで、守備にも貢献していた。

藤本淳吾との連携の頻度が上がっていたことも評価できる。ダイレクトで崩せる選手がいよいよ出てきた。


・中盤の流動性

絶えず動くことで、本田へのケアができていた。


・岡崎の1トップ

もはや1トップと言って良かったと思う。非常にノビノビやっていた。サイドに流れて基点もできていたし、裏を積極的に狙っていた。


・守備の意識

ボールを奪われてからプレスをかけるまでの時間が非常に短縮されていた。

マークを外すこと無く、食らいついていくシーンが多く見られた。


・カウンターの速さ・早さ

神戸戦の遅さは何だったんだろうと言うくらい速い。辻尾、小野、淳吾などがサイドを完全に支配していたために、展開が容易であったことと、相手も稲本の1ボランチで中盤が薄くなりがちであったことが要因か。



【悪かった点】

・危機的なタイミングでのノーマーク

セットプレー時、速いクロスの時に、マークが外れている。フリー状態を作られたのではなく、マークについていないだけなので、守備陣の問題。特にレナチーニョ、チョン・テセにボールを集めるしかできないんだから、90分間見つめるくらいでちょうど良かった。


・消える選手たち (ヨンセン投入後10分間)

岡崎と淳吾が空気になり始める。兵働は連れ去られたに違いない。

今日の原因は分かりやすかった。岡崎はヨンセンにボールを集めると思ったのだろうが、小野、本田は低い・速いボールで繋いで崩すサッカーを目指したため。淳吾は比較的早めに戻ってきた。

ヨンセン自身も戸惑っていた気がする。


・兵働

前からちょっとトリッキーなプレイをすることが多かったが、基本的に味方が追いついていない。精度も低めなので、もっと基礎的なフィードキックの精度や・ショートパスの速度、トラップ精度を上げて欲しい。

この点では、プレーが若干臆病な山本真希の方が良い。


・カードコレクター

小野、ボスナーは累積2枚目ゲットだぜ。それぞれいなくなったら、危険。


・伊東(輝)投入

あのベンチメンバー、ポジションだったら、大前か永井じゃないのだろうか?

岡崎⇒裏  ヨンセン⇒ポスト  伊東⇒セカンドFW

の役割分担だったのだろうか?確かに大前と永井では岡崎と被ってしまうが…




~前回の注目点~

・圧倒的な中盤の力を持ったチームに対しての対応。

相手は重症患者でしたとさ。


・根性ディフェンスを破られた場合の対応。または、事前策。

根性だけで守るようなシーンは無かった!前列のプレッシングの意識、後列のマークの意識、共に素晴らしい。が、まだ甘い部分はある。


・ヨンセンへのフォロー。

ヨンセン中央の3トップは微妙すぎる。投入後10分間の停滞した時間は、それまでの時間がよかったこともあって、残念極まりない。


・連携強化。

どういうアップデートをしたのかは知らないが、強化されすぎワロタ。

清水 1 - 0 神戸


得点者:82' ボスナー(清水)


決定的なシュートでは3-6で負けていた。

西部の神がかり的なセーブ、神戸の精度、運の3つのおかげで勝てた。



【良かった点】

・藤本淳吾と小野

非常に良い連携が何回か見ることができた。しかし、その場面のほとんどは淳吾が前を向いた状態でボールを受けたため、システムの意図とは違う攻撃であるように感じる。


・西部

この西部が量産された暁には、 優勝などアッと言う間に取ってみせるわ! BY ド○ル中将



・太田

彼の最後列からのスルーパスは良いセンスを感じる。清水に足りない「速さ」を生み出すのではないだろうか?


・ボスナーが絡むFKの多様性

前節もボスナーがFKの位置まで来ていたが、今回のゴールで相手がケアすべきパターンが増えたことは間違いない。ついでに、味方も混乱するようなことが無いようにしたい。



【悪かった点】

・ヨンセンへのボール、ヨンセンからのボール

まず、配球の精度が低い。あれはイジメに近い。また、その回りにいるはずの4人が、ヨンセンから出るボールを取れない。意思と精度を高める必要がある。


・攻撃の遅さ

マイボールになってからが遅すぎる。その結果、相手に前線からプレスをかけられるという最悪なパターンに。


・根性ディフェンス

ゴール前に5~6枚の壁を作ってディフェンスするのはどうかと思う。こちらはセカンドボールも拾えない。相手はサイドでのプレーもミドルシュートもやりたい放題。まぁ、「打たせて捕る」という、阪神の下柳を意識していると思えば、安心できる。

中盤が薄い⇒ゾーンが形成できない という流れなんだろうけど、クロスが入った時ぐらいは、マンツーマンでマークくらいはして欲しい。


・クロスボールへの対応も全く出来ていない

簡単に入れさせるし、クリアは短いし、中にいる選手はフリーというサービス精神が非常に旺盛なチームであることはアピールできた。


・やはり危なかった本田

相手が薄い中盤の攻守の基点になってしまう本田を狙うのは当たり前。ここでボールを捕られたら、最終列のみで戦うことになり、得意の根性ディフェンスを使うことができない!ケア要員として、同列に小野が欲しい。

つまり、4-4-2へのシフトを希望します。実際、この場面の神戸のチャンスシーンが何回かあった。



・消える選手たち

もはや恒例。テンプレートの用意をしたいところ。



来週は川崎戦だが、4-0で負けると予想。

ただし、根性ディフェンスが発揮された場合、0-2で勝利する。


そんな来週の川崎戦においては以下の点を注目したい。


・圧倒的な中盤の力を持ったチームに対しての対応。

(主に1ボランチへのケアをどうするのか)


・根性ディフェンスを破られた場合の対応。または、事前策。


・ヨンセンへのフォロー。


・連携強化。