数年前のこと・・・
日本を代表する超大手有名企業の花形で働いていて
世界的に有名な方や政府の要人とも面識のある女性がおり
彼女は退職後、そのスキルを活かし、とある講師の仕事をしていた。
書籍も何冊か出しており
経営者の集まりなんかでも講演会を行なう
とにかく、一言でいって「スゴイ人」なんである。
その方からある日
良い話があるからと
われわれ夫婦にお声がかかり
(もともと夫と面識があった)
え!?
えええ???
なんだろ??
と、不思議に思いつつも、嬉しさマックスで二人で出向いたのだった。
が
お会いしてみたところ
その方が平素説いているお話ではなくて
「儲かる金融商品ありまっせ!」
っていう、儲け話だった・・・
え??
えええ???
本業とまったく別件であるにも関わらず、滔々と語る女史
とどまるところ知らず。
いつになったらこの話は終わるのか?と思っていたが、エンドレス・・・
3時間はたっていたが、なおも すさまじい集中力の女史だった
最初はスゴイ方だし、これは千載一遇の有り難いお話である
って、思っていたんだが
話終わらず、オラは疲労困憊モード⇒思考力低下
夫は興味を示していたが
オラはもう「早く帰ってほしい」願望マックスとなり、スゴイ方に対して大変大変失礼極まりないとは思ったんだが
もはやそんな礼儀なんぞ気にかける思考力もなくなってしまっていて
「オラの目を見るがイイ!」
「目をそらさずに、見るがイイ!」
という、わけわからん、ガン見モードで女史の目をジーーーーーッ まさにロックオン
で
目ぇからビーーーーーム照射
すると
なんか女史の目が泳ぎまくってきた
そして間もなくお開きとなった。
よくわからんが、目が泳いでいた時点でもうこの話はナシだなと思った。
相手は本当びっくりするくらいステイタスあるスゴイ方なんだが
夫にも、この話にはのらない方がいいと思うと伝えたのだった。
それから数年
今頃になって、なぜか唐突にあの時のことを思い出し
そーいえば、あの会社の金融商品ってその後どうなったんだろ?
ということで、ググったら
出資者から集団訴訟とかされ
昨年末に金融庁から営業停止処分を受けていたことを知ったのだった
やっぱりな・・・
と。
オラは金融知識はまったく詳しくない、ド素人なわけだが
いや、だからこそ
どういうお金が使われているのか?とか、出金方法とか、わからないことがあった場合の問い合わせ先や方法、退会方法といった基本的なことを聞いたんだが
なぜか曖昧にかわされていたので、不思議でならなかったんである。
その道のプロとか、ステイタスある人とか、有名人とか、これまでの実績とか、そういうスゴイ人がいうことだから間違いない!って信じるより
自分を信じる。
千万人と雖も吾往かん
せんまんにんといえどもわれいかん
あらためてそう思った。
とくにいまの時代は自分軸で生きていくことが大切だと思う。
が
いまだにオラは「どうしてだよぅ」と納得しきれないことがある。
じつはオラ
ホリエモン信者なんである。
というのも
彼こそ「自分軸」の権化、「千万人と雖も吾往かん」の教祖様ともいえる大人物だからだ。
だが
最近のホリエモンが提唱することには、オラ的にクエスチョンマークがつくことばかり・・・
信じられない思いが増すばかりの昨今。
やはり
どんなに信望しきっていたホリエモンが唱えることであっても
オラは自分軸のほうを優先したいと思うのである。