有り難い話 | 負けるが勝ち犬

負けるが勝ち犬

40歳を前に突然会社を辞めてしまった女、独身。しかし、ここからが真骨頂の「リアルタイムサクセスストーリー!」…勤労意欲をなくすこと1年10カ月。のち、不惑にして東京デビューの荒技に出るも、2年後の春にリストラに!またまた崖っぷち~!

わが故郷、この冬はめちゃくちゃ雪が少ないらしい。

 

まったく雪がなくてびっくりした!

と、先日帰省していた兄も驚いていた。

地元の友人知人からのラインでも時おりその話題がある。

 

ともあれ

雪が少なくて今年の冬は過ごしやすいのだろう。

と、思っていたら・・・

 

母曰く

「雪が積もると荒れ放題の畑とかが隠れるのだが、いまだむき出しのままで汚い。景観が悪い」

「土埃も舞ってくる」

と、ボヤキ節。ノムさんか!

 

えぇえ、そんなの雪かきの苦労とか極寒の日々を思えば全然楽勝じゃん!!

なぜそこで「あぁ嬉しい!助かるわぁ!」ってならないのか、わが母よ。

と、思ったけど

農作物のこととか考えるとやっぱ冬に雪がないのは大問題なわけで

内容はどうあれ、結果的に母の意見は正しかったりする。

 

ともあれ

いつもあるもの、あって当然なもの、あるはずだと思っているものって

なくなったときにその有り難さがわかる。

というヤツか、これも!?

 

一方

(話変わるが)

昨年末から続いていたわが住まいの外壁工事

鉄骨の足場が組まれ、シートで覆われ

部屋には日差しが入り込まないし

工事はうるさいし

洗濯外に干せないし

駐車場狭くなるし

窓越しに作業スタッフいるし

等々

もう、すんごい不便でストレスだったんだが

そんな日々にもピリオドが打たれ

ある朝、外に出てみたら仮設トイレが撤去され、やけにきれいで広々した駐車場が視界に広がった。

とたん

 

解放感やすがすがしさより、なんだかものすごくさみしい感じに包まれてしまったオラ。

 

あると思っていたものがなくなっているこの空虚感つうかなんつうか

あの不便な日々さえ、やはり有り難いものだったのか・・・と。

 

いや

いやいや

 

親子そろってドMなのかも・・・笑い泣きあせるあせるあせる