リブログ記事去りゆく者・・・・コロナウィルスと共に
我が家の浴室前の木に巣をつくり、卵を温めているのか、微動だにしなかった小鳥。時に居なくなるも、戻ってきては、まるで人形かぬいぐるみかといった、やはり同じポーズを見せていた。 我が家にやってきたコロナウィルスにより、家族全員外出制限となる中、雛の誕生。自宅待機前、長女と次女に、「こっち見てみ‼ 鳥が、巣をつくっとるで‼」と誘うも、「そんな時間はない」「面倒臭い」と、つっぱねられ、夫と長男と私の3人で、その成長に目を細めながら、ほほえましく、その姿をのぞいてきた。生まれたての雛の、か細い泣き声。だんだんその泣き声も、力強くなっていった。ピーピー鳴きながら大きく開けた雛達の口に、外から帰ってきたばかりの親鳥は、くちばしづたいに何か食べさせる。そんなに上向いて、首が痛くなったりしないのかな?そう感じながら観察した。その様子を見る、毎日の楽しみ。雛達は、みるみる大きくなっていく。羽の色味も、みるみる濃くなっていく。家族の自宅待機期間終了、コロナ陽性者 本人の隔離期間終了、やれやれ、やっと仕事再開、登校再開と、家族それぞれいつもの日常に戻りつつあった今。今日の雛達の様子を見る。ところが、雛達は成長し、巣からはみ出して落ちてしまうのではと心配していた矢先、巣で親鳥を待つ雛達の姿はなくなっていた。我が家から、コロナウィルスと共に鳥達もまた去っていったのだった。周辺が糞だらけの、もぬけの殻となった、鳥の巣だけが、そこに残されている。