遠方での新たな生活
新天地での新たな生活。社員寮は、勤務施設内。自室は、応接室の真隣。ベッドとテレビと小型冷蔵庫が完備されていた。窓はあるけど、開けても物品倉庫。いかにも、勤務施設内の一室というところ。自室出てすぐ脇に、女子社員の更衣室があり、そこの洗面所を使う。自室前の通路脇に、洗濯機が置いてある。年頃の者には少々窮屈な環境だ。だけど、費用負担なく暮らせて、ご飯も食べられる。この新天地は、同じ県内とは言え、大方、自宅から県内を対角線状に端から端と離れた遠方の地。言葉使いも全く違う。そして、しばらくして冬になると、時に雪が積もるのがまた、遠方の地をより強く感じさせる。休みは連休でとらせてもらって、その都度帰省したのだった。