音楽の和音の違いは50点だった。同級生の中には100点を取る生徒がいた。かれは楽器屋の息子だから思った。が年を経て再会した時、バンドをしていて、セミプロに成っていた。
彼は絶対音感の素養があった。音楽の先生がピアノで三つの音を同時に出して、A,B.Cのどれかをテストする。真剣に聞いていても違いが分からなかった。
音楽の点はいつも普通。こればかりは努力のしがいが無かった。
人間は見ている景色の変化に敏感である。少しでも違和感があると反応する。これは危険の
察知能力で、生きる本能だ。ところが少しずつ変化する場合はその変化には気が付かない。野鳥を近くで撮影するには、遠くから少しづつ隠れ蓑を動かしながら近づく。
野生の鳥は数メートルに接近しても気づくことはない。ライオンなどのネコ科の動物は捕食する時に、地面近くに匍匐前進して、少しづつ近づき、一気に走り出して狩りをする。
一致する事を見つけることは相違を見つける事より難しい。三つの間違い探しは慣れてくると案外短時間で発見できる。技術面に特化するすると技術の進歩による相違はハッキリわかる。
電車はより早く、流線形となり、騒音も少ない。自動車はガスリンエンジンから電気駆動に。
パソコンはフリーズしていた時代からパソコンが考える生成AIとなり、そのうちのノート型
パソコンはスマホに変わる。船も客船はクルーズ船のように10万トンを超える高層マンションのように見える。
技術が進歩すると明らかに形状が替わり、その時代を読み取ることが出来る。一方、形がマイナーチェンジはあるが原理が変らないものもある。
添付の写真を見て頂きたい。これは何か? 下に説明があるがあるが1950年代にアメリカのRAND社が将来のパーソナルコンピューターのイメージをモックアップした写真である。
これを見て、質問する。これは何の写真?。機械の制御盤、ハンドルがあるから船の操舵室。などなど意見が沢山でる。スケールの大きな設備である。これを見て正解がすぐ出ることは無かっ
た。先日、この写真を仲間に見せて同様な質問をしたら即座に「パソコン」と当てられてしまった。これでは次の説明に頭が切り替えられない。内心どぎまぎしながら「同じもの」を探して
下さいと言うと「キーボード」「ディスプレイ」とまたまた正解。第三番目のパソコンと今昔の一致する変わらない技術の説明が飛んでしまった。
このテストは筑波大学大学院の授業に使ったが正解者は居なかった。正解が出るプロセスで技術開発の見方、考え方を説明する予定。初めて観察眼が鋭い人がいると感心した。
蛇足ながら、変わらない技術の事例としては「ワイパー」。大正の時代に発明された手動ワイパーは宇宙時代になってもスペースシャトルにはワイパーがついている。
ワイパーに変わる雨や車のクモリから見通しの良い景色を得る時ワイパーは必需品である。
将来、ワイパーは無くなる時代を考える。多分車の自動運転が普及すると全面のフロント
ガラスはプロジェクションマッピングで映像がリアルタイムで映し出される。雨、クモリの自然現象から回避される。車の至る所にあるカメラから映し出される景色。後の車も映し出される
ので荷物がバックミラーで邪魔されることはない。
子供の成長は変化が速い。ただ子供が変わらない癖を早くから識別できるとその後の育児に
役に立つ。…私感
de 非宇宙人
